旧原子力安全委員会の委員長だった班目春樹氏のロングインタビューがフジテレビで行われたのが話題になっています(今なら動画でご覧になれますが、突拍子もない、笑っちゃいけないところで笑うので、こちらが心配になるくらいです)。
いずれ削除されてしまうと思うので、記録のために記事にしておきます。
さて、班目氏といえば、今の田中俊一原子力規制委員会委員長と同じく特異なキャラで、原子力安全委員会のくせに
「我々は、安全性の確認は求められていない」
だとか放言をしまくったので有名です。

また、班目委員長が三菱重工業から400万円、安全委員会全体で1億円という原子力マネーもちゃっかり受け取っていたことが明らかになっています。

そもそも、原子力安全委員会は原子力ムラのメンバーで作られており、東京電力福島第一原子力発電所の事故で、放射性物質の広がりを予測する文部科学省の「緊急時迅速放射能影響予測システム(SPEEDI)」というコンピューターシステムが「機能」しませんでしたが、その大きな責任は原子力安全委員会にあります。
彼らは菅内閣官邸にこのシステムがあることも知らせず、利用すべきだという進言もしませんでした。
さらに、国の原子力安全委員会の作業部会は、甲状腺の被ばくを避けるヨウ素剤の取り扱いに混乱が生じたとして、今後も迅速な対応につながるか疑わしいとして、ヨウ素剤の服用を指示するかどうかの判断に予測システムは使わないことを決め、空気中の放射線量など別の指標を導入することになりました。
自分たちが故意または過失で活用しなかったのに、今後は混乱を避けるため利用もしないなんて言語道断です(先週、自治体の判断で使っていいことになったが、国はやはり使わない)。

事故直後から原子力安全委員会と保安院とで、責任のなすりつけ合いがひどかったわけですが、今も班目氏は菅直人元首相や保安院に全責任を負わせて、自分は他人事です。
フジテレビのインタビューではこんな風に言っています。

『班目氏は、「格納容器の中は、窒素置換になっていて、酸素がないから、水素がいくら出てきても、爆発はしませんということを申し上げたんですね」と語った。
しかし、その数時間後、1号機の建屋が、水素爆発を起こした。』
班目氏は、「『わあ、しまった!』と思った。これは強く記憶してます。建屋まで(水素が)出てきてしまえば、普通の空気ですので、爆発の可能性がある。菅総理に説明する時に、そのことまで言わなかったことは、大失敗だったとは思うんですが、わたし自身は、間違ったことは言っていないと思っているんです」と語った。
そして、班目氏は「(『班目委員長は、水素爆発はないと言ったじゃないか。しかし爆発が起きたじゃないか。この辺りから、菅首相と、あるいは首相官邸と班目氏との信頼感が揺らぐというような空気になったのか)なんとなく、あの爆発の映像を見せられてから、菅総理からは、信用されなくなったなというのは、ひしひしと感じました」と語った。
『重要な局面で、専門家としての役割を十分に果たせなかった班目氏の失態。
それは、結果として、のちに「暴走」とも指摘された、菅首相ら官邸主導の原発対応を招く一因となる。
班目氏は、「あんな人を総理にしたから罰が当たったのではないかと、運命論を考えるようになっている」と語った。
「運命論」と、どこか、人ごとのように5年前を振り返る班目氏。』

酸素がなければ水素が爆発しないなんて当たり前です。
菅元首相だって東工大出身ですから、そんなことはわかっているわけです。
それと、前提が違ってしまったら
「水素爆発は起こりうる」
ということとは全く別でしょう。酸素がなかったら燃焼しないのに、酸素は燃えませんとアドバイスしているのに近い。
むしろ、こんな原子力ムラの村人を、原子力安全委員会の委員長に任命した民主党政権の任命責任は重く、
「あんな人を委員長にしたから罰が当たったのではないか」。
参考記事
kojitakenさんの「きまぐれな日々」さんから
東電原発事故でも「歴史修正主義」に走る自民党の厚顔無恥
関係記事
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| 共同通信社原発事故取材班 (著), 高橋 秀樹(編著) (著) |
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震災から4年が経過し、災害の記憶が風化しつつある今こそ、事故を振り返る証言資料を残す作業が必要だ。
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国際原子力ムラ=核兵器と原発を推進する利益共同体。IAEAやICRPといった国際機関が、放射能の影響を小さく見せ、自らに不都合な事実を隠蔽している。日本には「国際」が付くと信用する傾向があるが、福島第一原発事故を経験した後でさえも『ICRPの基準』というだけで、放射能の影響が過小評価されても疑問に感じないという事態が起きている。
本書では、国際原子力ムラ形成の歴史的経過や政治的文脈を明らかにし、その実像を暴く。
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| ソランジュ・フェルネクス (著), 竹内雅文 (翻訳) |
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本書は、この貴重なチェルノブイリ人民法廷の全記録である。
「元々は、地質学者になりたかったのです―」。鉱石採集が大好きだった少年は、「核の平和利用」のキャンペーンに呑み込まれ、原子力開発の夢を追うようになった。だが、いち早くその詐術と危険性に気づき、その後、原発をなくすための研究と運動に半生を捧げてきた工学者・小出裕章は、三・一一から三年が経過しようとしている今、何を思うのか。そして、過去からの膨大な負債に苦しむであろう一〇〇年後の人々に「こんな事故を起こした時代に、お前はどう生きたのか」と問われる場面を想像しながら述べた言葉とは?
最近、鳩山元首相の人気が物凄いことをコメント欄で知ったのですが、
はっきり言って、菅直人が消費税増税さえ持ち出さなければ、と惜しまれてなりません。
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03/08 18:47 FNN
震災5年、あの日から今へ。8日は、福島第1原発事故の発生当時、原子力安全委員会のトップとして、首相の緊急視察にも同行した人物に、事故対応の問題点を聞きました。その証言からは、現在にも通じる原子力行政の課題が見えてきています。
FNNの単独インタビューに応じたのは、原子力安全委員会の班目春樹元委員長。
当時の菅首相らに助言をする立場だった、原発事故対応のキーマン。
班目氏は、「(今、一番、強く感じられる感情、どういう思い?)相変わらず10万人近くの人が、避難を続けているわけですよね。そういう人たちに対する申し訳なさで、いっぱい」と語った。
東日本大震災は、原発を取り巻く、「つくられた安全神話」をのみ込んだ。
その後、首相官邸の原子力災害対策本部に招集されたのが、原子力安全委員会のトップを務めていた班目氏。
震災の翌朝には、菅首相の原発視察に同行した。
班目氏は、「菅さんがする質問に答えられるのは、わたししかいないということで。政治家の方たちは、わたしを、『何でも相談室』扱いされる感じなんですね」と語った。
その中で、事故対応に大きな影響を与える重要な問いかけとなったのが、「水素爆発はあるのか?」との質問。
班目氏は、「格納容器の中は、窒素置換になっていて、酸素がないから、水素がいくら出てきても、爆発はしませんということを申し上げたんですね」と語った。
しかし、その数時間後、1号機の建屋が、水素爆発を起こした。
班目氏は、「『わあ、しまった!』と思った。これは強く記憶してます。建屋まで(水素が)出てきてしまえば、普通の空気ですので、爆発の可能性がある。菅総理に説明する時に、そのことまで言わなかったことは、大失敗だったとは思うんですが、わたし自身は、間違ったことは言っていないと思っているんです」と語った。
そして、班目氏は「(『班目委員長は、水素爆発はないと言ったじゃないか。しかし爆発が起きたじゃないか。この辺りから、菅首相と、あるいは首相官邸と班目氏との信頼感が揺らぐというような空気になったのか)なんとなく、あの爆発の映像を見せられてから、菅総理からは、信用されなくなったなというのは、ひしひしと感じました」と語った。
重要な局面で、専門家としての役割を十分に果たせなかった班目氏の失態。
それは、結果として、のちに「暴走」とも指摘された、菅首相ら官邸主導の原発対応を招く一因となる。
班目氏は、「あんな人を総理にしたから罰が当たったのではないかと、運命論を考えるようになっている」と語った。
「運命論」と、どこか、人ごとのように5年前を振り返る班目氏。
班目氏は、「(唯一の専門家として、もうちょっとできなかったか。この点はどうか?)ですから、あの時、ずっと、わたし1人なんですよ。少なくとも図面ぐらいは、保安院が持っているでしょと。持って来てよとか、いろんな要求はしてるんですけど、それに対して、答えがないというか。持ってきてくれない」と語った。
班目氏が、自らの対応が不十分となった原因として挙げたのが、原子力安全・保安院。
当時、原発の安全規制に関わる組織としては、原発を推進する立場である、経済産業省の官僚を中心とした原子力安全・保安院と、内閣府の審議会の1つで、専門家集団としての原子力安全委員会の2つがあった。
班目氏は、「原子力安全・保安院の人というのは、審査とか検査についてくわしくても、原子力が溶けてしまったその後に、どうしたらいいかは、習っていないんですよね。お役人の世界は、決められたことだけをやっていればいい。そういう風潮は、結構、強いと思います」と語った。
一方で、保安院側は、政府事故調のヒアリングの中で、班目氏について、「少し楽観的な意見であった。海水注入が開始されたとの報告が入り、班目委員長が『バンザイ、助かった』と興奮し、妙にハイテンションになっていた印象がある」と証言している。
ぎりぎりの状況にありながら、互いに不信感を抱いたまま、十分機能しなかった2つの組織。
あれから5年。
原子力安全委員会は、経産省のもとから切り離された原子力安全・保安院と再編され、原子力規制委員会、原子力規制庁の2つの組織に衣替えしたが、5年前の教訓は、生かされているのか。
班目氏は、「(現在のチェック体制。班目氏はどう見ている?)保安院と安全委員会の関係が、今どうなったかというと、規制庁と規制委員会の関係になっているのではという気もします。(独立性を高めた原子力規制委員会の判断に基づいて、再稼働も相次いでいるという状況だが、とすれば、その点も、やや心配ということ?)安心しきった途端に、とんでもないことになりますから、そういう意味でいくと、まだまだ、しなければいけないことが、たくさんある」と語った。
2016.03.11 リテラ

「あんな人を総理にしたから天罰が当たったんじゃないかな、というふうに、このごろ運命論を考えるようになっちゃってますよ(笑)」
“原発事故は菅直人を総理にした国民への天罰”──。そんな耳を疑う発言をしたのは、東日本大震災時に原子力安全委員会(現・原子力規制委)の委員長だった班目春樹・東京大学名誉教授だ。
3月8日放送の『みんなのニュース』(フジテレビ)のインタビューVTRでのこと。福島第一原発事故の後、班目元委員長は、政府に専門家として助言する立場として、地震発生翌日の菅直人首相(当時)の原発視察に同行するなどしていた。だが、フジのインタビューで当時の事故対応や助言の内容について問われた班目元委員長は、頭に手をやりながらのけぞりざまに“原発事故は天罰”と大爆笑しながら語ったのだ。
思わず言葉を失ってしまう暴言である。そもそも班目元委員長は、原発事故の“A級戦犯”のひとりだ。3月12日の朝、菅首相とともに福島原発の視察へ向かった班目元委員長が、ヘリのなかで「大丈夫、水素爆発はおこらない」と言い続けていたことは有名な話だ。ご存知のとおりその数時間後、1号機で水素爆発が起きた。政府対応の初動が遅れたのは、こうした班目元委員長の発言が原因のひとつだったとも言われているが、しかし、班目氏は番組でこのことについて伊藤利尋アナに問われると、こう弁解したのだ。
「『わあ、しまった!』と思った。これは強く記憶しています。建屋まで(水素が)出てきてしまえば、普通の空気ですので、爆発の可能性がある。菅総理に説明する時にそのことまで言わなかったことは大失敗だったとは思うんですが、わたし自身は、間違ったことは言っていないと思っているんです」
あくまで自分に責任はない、というつもりらしい。だが班目氏といえば、東日本大震災直後も「想定を超えた。想定が悪かった」、2007年の中越沖地震で柏崎刈羽原発が停止した際にも「これ以上考えられないような想定を大きく超える揺れが起きた」などと、つねに“想定外”を強調、政府の御用学者としてのふるまいに終始してきた人物だ。しかし、福島第一原発の事故が本当に“想定外”だったかというと、そんなことはない。それは、他ならぬ班目元委員長自身が過去に出廷した裁判で証明しているのだ。
2012年5月11日(金) しんぶん赤旗
班目安全委員長ら24委員に
三菱重工業など24企業・団体
内閣府の原子力安全委員会や原子力委員会、経済産業省原子力安全・保安院の委員や審査委員として、中立的な立場で原子力行政に意見を述べる立場にある大学教授ら24人が、原子力関連の企業・団体から2006年度~10年度の5年間(一部は11年度分も含む)で計1億965万円の寄付を受けていたことが10日、本紙の調べで明らかになりました。寄付を受けた学者には、安全規制機関トップの原子力安全委員会・班目(まだらめ)春樹委員長をはじめ要職者が多数おり、原発マネーが日本の原子力の審査組織にまん延していることが浮き彫りになりました。
原発業界からの寄付は、本紙が委員らの所属する大学への情報公開請求で入手した資料で判明しました。
寄付を受けていたのは、原子力安全委員会や原子力委員会、原子力安全・保安院の意見聴取会の委員24人。寄付したのは、「原発利益共同体」の中核団体「日本原子力産業協会」(原産協会)に加入する三菱重工業など24企業・団体です。
こうした寄付は、企業や団体などから「研究助成」名目で大学を経由して、指定した教授らに届く仕組み。
原子力安全委員会(5人)では、班目委員長が委員就任前の2009年度まで原子炉メーカー三菱重工業から400万円を受領。代谷(しろや)誠治委員も、2団体から計320万円を受けていました。
さらに同委員会内に設けられた二つの専門審査会では、12委員が寄付を受けていました。
このうち岩田修一委員(東京大学大学院教授)には、核燃料の調達をする三菱商事や日本核燃料開発など3社から計480万円、酒井信介委員(同)には原子炉メーカーの日立製作所など4社から計370万円の寄付。室蘭工業大学大学院教授の岸徳光委員には、北海道電力とグループ企業の北電総合設計が計950万円を寄付しています。
原子力委員会で、東京電力福島第1原発事故後の原子力政策の基本方針を話し合う会議の委員3人にも計1989万円の寄付が。プルサーマル導入をめぐって各地の国主催のシンポジウムで、安全性を強調していた山名(やまな)元(はじむ)京都大原子炉実験所教授は、原産協会の地方組織、関西原子力懇談会や東北原子力懇談会などから寄付を受けていました。
また原子力安全・保安院内に置かれた小委員会や意見聴取会の委員14人にも寄付がありました。
業界から寄付を受けた委員には、委員を兼任したり、会議の座長を務めるなど、要職者が目立ちます。
寄付する側では、三菱重工業が2267万円と最多。原産協会が1504万円と続きます。
2016/3/ 9 19:09 JーCASTニュース
東京電力福島第1原発事故から丸5年が経つのを前に、事故直後に首相官邸などで事故対応の助言役だった人物の「自作マンガ」が、ツイッターなどで波紋を広げている。4コママンガの体裁で事故当時を振り返る内容で、東電、官邸のメンバー、メディアなどあらゆる関係者に批判の矛先を向けている。とりわけ激しく非難されているのが事故当時首相だった菅直人氏だ。
マンガははっきり言って上手ではなく、菅氏にあたる人物は終始「のっぺらぼう」で描かれる。「いまだにあの顔を思い出すだけで気分が悪くなる」というのがその理由だ。マンガでは、菅氏の受け答えを「○○の一つ覚え」、事故直後の原発視察でヘリから降りる様子を「マッカーサー気取り」などと終始酷評している。
マンガでは、菅元首相の原発視察を「マッカーサー気取り」だと非難している
マンガは「私情を入れ、人の悪口も含め、感じたことを吐き出す手段」
マンガを描いているのは、事故当時は原子力安全委員会の委員長を務めていた班目(まだらめ)春樹・東大名誉教授だ。班目氏は、自らが理事を務めるNPO法人「パブリック・アウトリーチ」のウェブサイトの中に自分のページを開設し、これまでの講演資料などを掲載している。
そして、現在、主要コンテンツになっているのが4コママンガで、原発事故に関するものだけでも全78話が収録されている。15年秋には掲載が始まっていたようだが、震災発生5年を目前に再び注目が集まっている。
サイトに掲載されている「まえがき」によると、班目氏にとってマンガとは、普段文章を書くときとは全く逆の「私情を入れ、人の悪口も含め、感じたことを吐き出す手段」。原発事故関連のマンガは大きく「官邸などでの体験」「メディアとの攻防」「国会での体験」の3つのシリーズに分かれ、そのうち51話を「官邸などでの体験」が占めている。「まえがき」では
「これはあくまでマンガですから、事実だと主張するものではありません。そもそも私はずっと眠らせてもらえなかったので、記憶が飛んでしまっているのです。でもあの場の雰囲気はこんなものだったのではないかと思います」
と一応は断ってはいるものの、マンガでは菅氏に対する恨みや侮蔑の感情がむき出しになっている。例えば「総理の質問あれこれ」と題した作品では、事故直後に視察に向かったヘリでのやり取りを再現。
菅氏の「出力はいくらなんだ?」という質問に班目氏が答える中で、「だからなんだというんだ?」という班目氏の「心の声」が描かれる。「ところで東工大にも専門家はいるか?」という質問には、「心の声」が
「なんだ!この質問は!このおっさん東工大の○○こぼれだったっけ」
と憤った。
「マッカーサー気取り」と題した作品では、事務方からヘリの中で
「到着したらまず総理が降りますからしばらく待ってください」
と伝えられたとして、菅氏がビデオカメラを前にヘリを降りる様子を
「マッカーサーの真似をしたかったんですかね?カメラまで同行させているとは!この人といると腹が立って腹が立って...」
と振り返った。それ以外にも、
「あの人のテンパりっぷりは大変なものでした。総理の資質として絶対必要なのは沈着冷静さだと思うのですが・・・こんな人でもなっちゃうことは議院内閣制の問題点の一つですね」
「急に吉田(昌郎=まさお)所長と話せと言われたときはびっくりしましたね。まさか官邸が直接所長に指示を出しているとは思っていませんでしたから。そんなことをしては絶対ダメです」
などと菅氏への批判が多数つづられている。
菅氏が総理になったから「天罰が当たったんじゃないかな」
菅氏は、東電が全面撤退すると官邸に伝えてきたと受け止めたため、激高(東電は撤退の意向を否定)。11年3月15日の早朝5時半過ぎに東京・内幸町の東電本店に乗り込んで
「撤退したら東電は100%つぶれる。逃げてみたって逃げ切れないぞ」
などと演説した。この演説についても、班目氏のマンガでは
「怒りをぶつければ人は動くと思ってる人を総理にしちゃダメでしたね。聞いた者の心を傷つけ、まったく共感を呼ばない史上最悪の演説だったのではないでしょうか」
と嫌悪感をあらわにしている。
このマンガは、津田大介氏がツイッターで
「これは色々な意味でヤバいな......。全く知らなかった」
と紹介して拡散され、
「マンガのユルさがすごい破壊力」
「まるで他人事で責任転嫁ばかり」
などといった反応が多く寄せられている。
班目氏は3月8日にフジテレビで放送されたインタビューでも、苦笑いしながら
「あんな人を総理にしたから天罰が当たったんじゃないかなと、この頃運命論を考えるようになっちゃってます」
と話した。フジテレビでは、この場面に
「『運命論』と、どこかひとごとのように5年前を振り返る班目氏」
というナレーションを入れて伝えていた。
J-CASTニュースは3月9日、「パブリック・アウトリーチ」に電話をしたが、18時30分まで留守番電話のままだった。
よろしかったら大変お手数とは存じますが、上下ともクリックしてくださると大変うれしいです!
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