重点措置下で政府が求めている大規模イベントの人数制限を撤廃する方針も了承した。これまで上限撤廃に必要だった参加者全員の検査による陰性証明を不要とする。大声を出さないなど一定の感染対策の実施が前提となる。

 黄川田仁志内閣府副大臣は分科会で、多くの地域で感染の減少が継続していると指摘。「今後は社会経済活動の維持とのバランスを意識しながら、どのような対応が必要かを考えることが重要になる」と述べた。

 政府は、今回の考え方を踏まえて21日に期限を迎える東京、大阪、愛知など18都道府県の措置の扱いを判断する。これまでは、新規感染者が減少傾向で、医療の負荷の低下が見られていることが解除の条件だった。

 新たな考え方では(1)新規感染者が微増、高止まりでも病床使用率などの医療負荷が軽減する見通し(2)病床使用率などは50%以上で推移しているが、新規感染者は減少傾向―のどちらかの条件を満たしていれば解除できるとしている。

 多くのメンバーが政府側が示した考え方に賛成したが、一部から反対意見も出た。メンバーの一人、大竹文雄・大阪大特任教授は会合終了後に取材に応じ、オミクロン株の重症化リスクが本当に重点措置の根拠を満たすほど高いのか疑問があると指摘。「条件なしに重点措置は終了すべきだ」と訴えた。