
これからもぜひ一日一回、上下ともクリックしてくださると大変うれしいです!!!
個人的に言うとわたくしの最大の趣味の一つがスポーツ観戦で、野球のWBCとサッカーのワールドカップでは思いっきりナショナリストになりまして、もう、日韓戦なんて血管ブちぎれそうになるくらい日本を応援するんです(笑)。
そんなわたくしですから、先日のサッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会リーグ戦初戦の日本・ドイツ戦はもちろん最初から最後まで絶叫しながら観戦しまして、侍ジャパンがW杯史上初めて逆転勝ちするという奇跡に深夜の雄たけびを上げて脳溢血を起こしそうになってましたw
ちなみに、日本のリーグ戦3試合のテレビ放映日程は仕事用のGoogleカレンダーにバッチリ記入して、そこには仕事を入れないようにしていますwww



堂安、浅野、伊東のパツキン軍団が最高に良かった!森保監督、疑っててごめんなさいm(__)m
ところが、東京オリンピックは招致運動の時から安倍晋三首相が「アンダーコントロール」つって噓つきまくり。
コロナ禍で菅政権が強行するわ、商業主義丸出しだわ、電通出身の高橋元専務理事が賄賂もらいまくりだわ、心からスポーツの試合を応援するマインドを持てなくなりました。
北京の冬季五輪も中国共産党政府の数々の人権蹂躙を思えばその国威発揚に手を貸すのはいかがかと思うし、カタールW杯もカタール市民の人権問題や同性愛者に対する弾圧など大問題が指摘されています。
もう純粋にスポーツ観戦を楽しめる日々は戻ってこないのかなと悲しいです。
最初から大嘘かまして誘致した東京オリンピック。安倍ちゃん、もうあきらめて返上しよ!!浮いたお金と人材はすべて新型コロナ対策に。


東京五輪不正招致疑惑で海外メディアが「電通」の名を出して報道する中、沈黙する日本のマスコミ。
【#東京五輪汚職事件】東京地検特捜部が森喜朗元東京オリパラ組織委会長・元首相を参考人として数回任意取り調べ。その疑惑の森氏の胸像建立計画。安倍国葬といい、生身の人間の神格化は最悪の差別の温床。
金にまみれた商業五輪の象徴。東京地検特捜部が東京オリパラ組織委の高橋元理事(電通)を受託収賄罪で逮捕。安倍首相の大嘘演説に始まり、新国立競技場、コロナ拡散、森差別発言とまさに「呪われた五輪」だった
さて、前述の日本対ドイツ戦の試合開始前、ドイツの出場選手11人が右手で口を覆って集合写真に写りました。
多様性や差別撤廃を訴える「One Love」と書かれたキャプテンマークの着用を国際サッカー連盟(FIFA)が認めなかったことに対する抗議でした。
同性愛者などへの差別反対を表現した「One Love」の腕章は、カタールでの人権問題に抗議する狙いで、イングランドやドイツなど7チームの主将が今大会中に着ける予定だったそうです。


しかし、FIFAが11月21日になって、腕章を着けて試合に出ればイエローカードを出すなどの「制裁を科す」と通告したため、各チームは着用を断念し、ドイツの選手たちはFIFAに抗議するため、日本戦の前に「口を封じられた」とのジェスチャーで写真撮影に臨んだんですね。
さらに、選手たちだけではなくドイツサッカー連盟はキックオフ直後にツイッターで、
「私たちは腕章を使って、ドイツ代表が掲げる多様性や互いを尊重するという価値観を示したかった」
とツイートし、口を覆った集合写真も投稿した上で、
「政治的な主張をしたかったわけではない。ただ、人権は何にも譲れないもの。腕章を認めないことは、私たちの声を認めないことと同じだ。私たちは自分たちの立場を貫く」
と訴えました。
素晴らしいですね!
It wasn’t about making a political statement – human rights are non-negotiable. That should be taken for granted, but it still isn’t the case. That’s why this message is so important to us.
— Germany (@DFB_Team_EN) November 23, 2022
Denying us the armband is the same as denying us a voice. We stand by our position. pic.twitter.com/tiQKuE4XV7
さて、11月23日の日本チームがブラジルに次ぐ優勝回数を誇るドイツに奇跡の勝利をおさめた夜、日本共産党の中野区議会議員である羽鳥だいすけ氏がこの件に関する
「ドイツ代表、試合前の写真撮影で口塞ぐ 腕章禁止に抗議」
という毎日新聞記事を引用して
「日本とドイツのサッカー協会の差を見せつけられちゃうし、日本代表は勝っちゃうしで、残念というほかない。」
と書いたんですよ。
そしたら、日本中が祝福ムードで盛り上がってるのに水を差すなと、羽鳥議員の名前や「日本嫌い」「中野区議」などがトレンドワードとなって、羽鳥氏のツイッターにも猛烈な反論が寄せられ、今見たらまだ「日本共産党」がトレンドになってます。
日本とドイツのサッカー協会の差を見せつけられちゃうし、日本代表は勝っちゃうしで、残念というほかない。 https://t.co/xlhSBzVxWj
— 🇺🇳羽鳥 だいすけ・中野区議会議員(日本共産党)💙💛 (@HatoriDaisuke) November 24, 2022
羽鳥議員はそれでもめげずにさらに
この意見も前の意見も私個人の意見ですが、日本代表の戦いはすごいと思いますし、ものすごい努力をされたと思います。しかし、「日本代表を応援し、その勝利を喜んでいなければ日本人に非ず。そう考えてないなら黙っていろ」という空気の中で、「日本が勝ってよかった」とはとても思えません。 https://t.co/KU01e8mtzq pic.twitter.com/eX7QH2vH4G
— 🇺🇳羽鳥 だいすけ・中野区議会議員(日本共産党)💙💛 (@HatoriDaisuke) November 24, 2022
と論陣を張って頑張っていたのですが、今見に行ったらこんな風に謝らされてしまっていました。
天皇制問題や自衛隊問題で同調圧力に屈し続けてきた日本共産党の上層部から圧力があったのではないかなと思えてしまいます。
多くの方からご指摘がありまして現在は以下のように思っています。
— 🇺🇳羽鳥 だいすけ・中野区議会議員(日本共産党)💙💛 (@HatoriDaisuke) November 24, 2022
選手のみなさんは、努力を重ねフェアプレイで全力を尽くして戦ったわけで、その双方に対して敬意を払うことが政治に携わるものとして当たり前の態度でした。「日本代表が勝って残念」という言動は間違いでした。申し訳ありません。 https://t.co/yl3rQTaQIQ
さて、ロシアによるウクライナ侵略を機に日本でもナショナリズムが勃興し、岸田政権の軍拡路線を支持する市民が増えている中、たかがサッカーの問題だと、政治と分けて熱中している場合ではないのかなと危機感を持たざるを得ません。
私も、ドイツ戦後にドイツチームが口を塞ぐパフォーマンスをしていたことを知り、ドイツチームやドイツサッカー協会の決然たる人権擁護の姿勢と比べて、何の問題意識もなさげな日本選手や日本のサッカー協会に失望しました。
そのことを端的に表現した議員が袋叩きに逢って結局謝らされてしまう日本社会の同調圧力、ナショナリズムは凄まじすぎて非常に危険です。
羽鳥議員に関する初期報道を見た時には、私の中にも「わざわざ今言わなくてもええのに」という自己内会話が起こりましたが、今は、こういうことを公然と言える自由を大事にしなければと改めて思います。
誰もが口を塞がれる世の中にしないために。

あとですね、羽鳥議員は私が3年前のがんで入院した時から夢中になっている大人気アニメ・マンガの「鬼滅の刃」の遊郭編にも、以下のように敢然と抗議していまして、この時も袋叩きに逢ったそうなんです。
『この前、『鬼滅の刃 遊郭編』の感想を話していたときに、話していた相手が「炭治郎は鬼が人を殺すことにはすごく怒るのに、人が人を虐げてる遊郭には何も言わないのが違和感しかない」と言っていたのが、とても興味深い感想だなとその時思いました。それに対しては』
『宇髄さんが炭治郎たちを遊郭に連れて行く時に、「ここは男と女の欲望が交わる場所だ」みたいに言っていたことに現れているように、作者自身に遊郭に対して「女の人にとって酷い場所だったけど、見初められたら解放される場所」程度の認識しかないからなんじゃないか、と思いました』
これも正論ですね。
ワールドカップにしても鬼滅の刃にしても、「それはそれ、これはこれ」で楽しめてしまうわたくしは、自分がそれでいいのか問われるなと感じています。
日本でナショナリズムがここまで高まっている中、野球やサッカーでナショナリズム満開で日本チームを応援するのはもう「贅沢」なのかもしれません。
これからもぜひ一日一回、上下ともクリックしてくださると大変うれしいです!!!
「サッカー日本代表が勝っちゃうしで、残念」大炎上の共産党・羽鳥区議、過去には『鬼滅の刃 遊郭編』に噛みついたことも
2022年11月24日 18時15分 NEWSポストセブン
11月23日、サッカーW杯のグループリーグでは、日本が2対1で優勝候補ドイツに逆転勝利。日本中が熱狂に包まれるなか、ツイッターの投稿をめぐって炎上騒動が起きている。日本共産党の羽鳥だいすけ・中野区議が11月24日、自身のツイッターで、「サッカーワールドカップドイツ代表、試合前の写真撮影で口塞ぐ 腕章禁止に抗議」という毎日新聞の記事紹介ツイートを引用した上で、こうつぶやいた。
〈日本とドイツのサッカー協会の差を見せつけられちゃうし、日本代表は勝っちゃうしで、残念というほかない〉
毎日新聞の記事は、ドイツの選手たちが多様性などを訴える腕章の着用を禁じたFIFAに抗議し、その行動をドイツ・サッカー連盟が支持する声明を出したというもので、羽鳥氏はその行動に対する共感を示したかったのだろう。だが、日本の勝利に水を差すような発言に、SNSは大炎上。「政治とスポーツは関係ない」「日本のサッカーファンを敵にしたな」といった批判の声が相次いでいる。
実は羽鳥氏はこれまでにも、人気アニメに噛みついたことでプチ炎上したことがあった。今年3月25日のツイートである。
〈この前、『鬼滅の刃 遊郭編』の感想を話していたときに、話していた相手が「炭治郎は鬼が人を殺すことにはすごく怒るのに、人が人を虐げてる遊郭には何も言わないのが違和感しかない」と言っていたのが、とても興味深い感想だなとその時思いました。それに対しては〉
〈宇髄さんが炭治郎たちを遊郭に連れて行く時に、「ここは男と女の欲望が交わる場所だ」みたいに言っていたことに現れているように、作者自身に遊郭に対して「女の人にとって酷い場所だったけど、見初められたら解放される場所」程度の認識しかないからなんじゃないか、と思いました〉
このツイートにも「舞台が大正時代の作品へその問題意識を持ち出すのは無理があるのでは?」などのコメントがつき、多くの批判が寄せられる事態となった。エンターテイメントの世界に政治を持ち込むのは考えものだ。
日本勝利「残念」の中野区議、再度否定的考え「『勝ってよかった』とは思えません」
11/24(木) 22:15配信
デイリースポーツ
日本共産党所属で東京・中野区議会議員の羽鳥だいすけ氏が24日午後6時過ぎに自身のツイッターに新規投稿。午前10時前の投稿に続き、サッカーW杯カタール大会でドイツを下す金星を挙げた日本代表に対して「『日本が勝ってよかった』とはとても思えません。」と否定的にコメントした。
【写真】物議の投稿「日本代表は勝っちゃうし」
羽鳥氏は午前の投稿で「ドイツ代表、試合前の写真撮影で口塞ぐ 腕章禁止に抗議」というネット記事を引用。「日本とドイツのサッカー協会の差を見せつけられちゃうし、日本代表は勝っちゃうしで、残念というほかない。」とつづっていた。
日本中が祝福ムードで盛り上がる中での逆張りの投稿はネット上で大きな話題に。羽鳥氏の名前や「日本嫌い」「中野区議」などがトレンドワードとなった。羽鳥氏のツイッターにも多くの反論が寄せられていた。
この状況の中で羽鳥氏は夕方になって再度投稿。自身に寄せられた、共産党に対する否定的な意見、「そんなに日本が嫌いですか?」という問いかけ、日本を出て行けと迫る投稿などのスクリーンショットを、アカウント名などを隠さずに掲載した。
コメントでは「この意見も前の意見も私個人の意見ですが、日本代表の戦いはすごいと思いますし、ものすごい努力をされたと思います。」とまずは代表チームに敬意を示した。続けて「しかし、『日本代表を応援し、その勝利を喜んでいなければ日本人に非ず。そう考えてないなら黙っていろ』という空気の中で、『日本が勝ってよかった』とはとても思えません。」とコメントし、あくまで代表の勝利には否定的なスタンスを貫いた。
自身に寄せられた否定的な意見に対抗してのコメント掲載。ただ、午前の投稿では多様性などを訴える腕章の着用を禁じたFIFAに抗議したドイツ代表と、何の姿勢も示さなかった日本代表を比較した上で日本が勝ったことを「残念」としていた。午後の投稿では、多様性やドイツ代表のスタンスについての言及はなく、日本国内の“祝勝ムードの強い圧力”に反論した形となった。
サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会1次リーグE組で23日に日本と対戦したドイツの選手たちが試合前の写真撮影で口を塞ぐポーズを取り、多様性などを訴える腕章の着用を禁じた国際サッカー連盟(FIFA)に抗議した。
腕章は多様性や差別撤廃を訴えるためのもので、「One Love」の文字とともに鮮やかなハートが描かれていた。イングランドやドイツ、オランダなど欧州7チームの主将が着用予定だったが、FIFAは21日に警告など競技上の制裁を選手に科すと発表し、各国が着用を断念していた。
ドイツ・サッカー連盟は公式ツイッターで選手が口を塞いだ様子の写真を掲載し、「(腕章を)認めないことは私たちの発言を認めないのと同じことだ」と選手を支持する声明を出した。【岩壁峻】
20日の開幕を前に、4年に1度の祭典が異様なムードに包まれている。22大会目にして初の中東開催となるサッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会は、スタジアム建設などを巡って劣悪な環境下に置かれた外国人労働者の多くが犠牲になったとして、出場国から抗議が相次いでいる。
「#BOYCOTT QATAR2022」
10月末のドイツ1部リーグ、ブンデスリーガ。日本代表主将の吉田麻也選手が所属するシャルケの本拠地スタジアムを訪ねると、こう大きく書かれた横断幕が目に飛び込んできた。
ブンデスリーガの広報担当者は「このような横断幕は他のスタジアムでも掲げられ、珍しくない。ドイツ国内でこれまでも議論されてきた問題」と話す。<picture>
</picture>
きっかけは昨年2月の英紙ガーディアンの記事だ。カタール大会のインフラ整備を巡り、インドやパキスタンなどからの出稼ぎ労働者の死者数が、カタール大会の開催が決定した2010年からの10年間で6750人以上と報じたのだ。
抗議のユニホーム
直後に開かれたW杯欧州予選では、抗議を示すチームが相次いだ。ドイツ代表はアルファベット1文字が白色で大きく書かれた黒地のシャツを着て11人が肩を組んで横に並び、「HUMAN RIGHTS」(人権)と示して抗議した。
ドイツ代表のキミヒ選手(バイエルン・ミュンヘン)は海外メディアに「W杯をボイコットするには10年遅かった。サッカー選手として僕らにも一定の責任があり、自発的にシャツを着て訴えた」と語った。ドイツ・サッカー協会はW杯のボイコットには反対だが、代表チームの抗議行動は容認。ノルウェー、オランダでも同様に選手たちが訴えた。
国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」などは、労働実態をつかもうと調査し、若くて健康な労働者が突然死に至ったケースが少なくなかったと報告する。6~8月の気温は40度を超えるカタールで、猛暑の中で長時間の重労働を強いられていたとし、国際サッカー連盟(FIFA)に対し、基金を設立して補償すべきだと訴える。
一方、カタール大会の組織委員会は14年以降に業務中の事故で3人、業務以外で35人が亡くなったと説明。「労働者の健康と安全に関して常に透明性を保ってきた」と報道内容を否定するが、過少申告との見方が根強くある。<picture>
</picture>
抗議は各地に広がる。
デンマーク代表のウエアを製作する同国のスポーツメーカー「ヒュンメル」は、胸部分のメーカーのロゴとデンマーク・サッカー協会のエンブレムを、ユニホームの色と同系色にして目立たなくした。写真共有アプリのインスタグラムに「何千人もの人々の命を奪った大会の最中に、私たちの存在を目立たせたくはない」と記し、普段使う赤と白に加え、「喪」を意味する黒色ユニホームも製作した。
フランスではパリなどの複数都市が、公共の場に大型スクリーンを設置した観戦イベントを、抗議のために行わないことを決めた。
「妥協できる範囲超えかねない」
オーストラリア代表の選手16人は10月末、SNS(ネット交流サービス)でカタールの労働環境や性的少数者の権利に関する人権問題を懸念し、カタール政府に改善を求める動画を公開した。
LGBTQなど性的少数者の権利に対しても関心が高まる。イスラム教国のカタールでは法律で同性愛が禁じられ、最高刑は死刑となっている。
イングランドやドイツ、オランダなどの代表の主将は、多様性や差別撤廃を訴えるため、W杯では「One Love」と書かれ、鮮やかな色のハートが描かれた腕章をつける予定だ。ドイツ代表主将のノイアー選手(バイエルン・ミュンヘン)は「どこの出身であろうと、どんな姿をしていようと、誰を愛していようと、サッカーはすべての人のためにあり、我々のスポーツは世界中で差別や排除に直面している人々のために立ち上がるべきだ」と海外メディアにコメントしている。
イスラム圏での大会期間中にこうした抗議が相次げば、混乱も予想される。国際政治学と中東地域研究が専門の立命館アジア太平洋大の吉川卓郎教授は「解決できる人権問題もあるだろうが、その中でもLGBTQについては難しい。(ムスリムの人々が)妥協できる範囲を超えかねず、想像以上に批判が集まっていると受け止めているのでは」と動向を注視している。<picture>
</picture>
新たな価値模索するスポーツ界
スポーツ界は長年、差別撲滅に取り組んできたが、イスラム圏で開かれるサッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で性的少数者らの権利が守られるのかなど、一朝一夕に進まない現状がある。一方で近年は競技団体やチーム、選手が社会的な意義を発信する動きが活発化し、ある種の生き残り策になっている。
象徴的なのが国際オリンピック委員会(IOC)だ。五輪人気に陰りが見える中、国連との連携を深めるなどし、積極的に社会の変革と五輪を結びつけようとしている。
2014年には五輪憲章を改定し、差別を禁じる項目に「性的指向」の文言を追加した。16年リオデジャネイロ五輪では欧州の難民危機を受けて難民選手団を結成し、IOCのバッハ会長は「難民の希望の象徴となる」と語った。21年の東京五輪では、海洋プラスチックごみが国際問題化する中、国連の提唱する「持続可能な開発目標(SDGs)」を推進した。
社会の矛盾や差別に目を向ける、「物言うアスリート」も注目を集める。
テニス女子の大坂なおみ選手は優勝した20年全米オープンで人種差別に抗議するため、試合ごとに別の黒人犠牲者の名前入りマスクを着けた。<picture>
</picture>
東京五輪でも人種差別に抗議を示す場面があった。サッカー女子の英国―チリ戦では、選手たちが試合前に片膝をついた。世界的に広がった「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命は大事だ、BLM)」運動に共感を示す行為で、女子日本代表「なでしこジャパン」も同調した。
今年2月の北京冬季五輪をめぐっては、新疆ウイグル自治区での少数民族に対する中国の抑圧など人権に関する懸念が高まり、米プロバスケットボールNBAの選手が「北京五輪にノーを」などと書かれたシューズを履いてプレーし話題となった。
宇都宮大の中村祐司教授(スポーツ行政学)は「多様性を尊重する動きがスポーツ界で広がることは、世界で分断が進む中、転換するチャンスとなるだろう。選手が自らの考えをあらゆる形で示すことを競技団体は受け入れ、大会終了後には互いに議論を深める場を設けるべきだ」と話している。【村上正、丹下友紀子】

画像提供,GETTY IMAGES
日本との試合前に口を手で覆ってチーム写真を撮影したドイツ代表選手たち
サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会で、ドイツ代表選手らが23日、日本との試合前の写真撮影で、口を手でふさいだ。ハンジ・フリック監督は、「FIFA(国際サッカー連盟)が沈黙を強いているとのメッセージを伝えるため」だったと説明した。
今大会では、ドイツなど欧州7チームが、社会の多様性と包括性を促進するため、「OneLove」と書かれた腕章をキャプテンマークとして着用する予定だった。
しかしFIFAは、「OneLove」腕章を着けた選手には警告を出すと注意した。
この日のドイツ選手の行動は、こうした経緯を受けたもの。ドイツに対する懲戒処分は予定されていない。
日本戦でドイツのマヌエル・ノイアー主将は、FIFAが用意した差別撤廃を訴える腕章を着けた。試合は1-2で日本に敗れた。
ドイツのフリック監督は試合後、「私たちが発したいと思っていたサインであり、メッセージだった。FIFAが私たちを黙らせているというメッセージを伝えたかった」と述べた。
FWカイ・ハヴェルツ選手も、「正しい行動だった」と振り返った。
「もちろん、こうして声明を出すのは私たちにとって大事なことだ(中略)私たちは試合で何ができるのかを示したと思う」
「どこであろうと私たちが応援すると示すのは正しい行動だと思うが、FIFAがそれを難しくする」
画像提供,REX FEATURES
ドイツのナンシー・フェーザー内相(右)は、ドイツ対日本の試合を「OneLove」の腕章を着用して観戦した。左はFIFAのジャンニ・インファンティーノ会長
ドイツサッカー連盟(DFB)は、「政治的な声明を出そうというものではなかった」とツイート。
「人権は譲れないものだ。当然のことだが、まだそうなっていない。だから、このメッセージが私たちにとっては大事なのだ」と続けた。
「渦中の腕章を否定することは、私たちの発言を否定するのと同じだ。私たちは自らの立場を貫く」
DFBはまた、「私たちは自分たちで選んだキャプテンマークを使うことで、ドイツ代表チームが掲げる価値観の多様性と相互尊重を支持したいと思った」と表明した。
その上で、「他の国々と一緒になって発信したいと思っていた」と述べた。
FIFA警告の合法性を問題視
DFBでは、腕章を着用した選手に制裁を科すというFIFAの警告が合法かどうか、調べを進めているという。
DFBのメディアディレクターのシュテフェン・シモン氏は、「FIFAは多様性と人権を象徴する腕章の使用を禁止した」と指摘。
「FIFAはこの問題を、スポーツ制裁という強力な脅しと結びつけたが、制裁の具体的な内容は示していない」とした。
シモン氏は独メディア「ビルト」に、DFBとしてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に連絡したと説明。ノイアー主将が27日のスペイン戦で、「OneLove」腕章をつけられることを望んでいると述べた。
一方、デンマークサッカー協会のヤコブ・イェンセン最高経営責任者(CEO)は、「OneLove」腕章の着用を予定していた7チームが、今後の法的対応に関して協調していると述べた。
しかし同CEOは、この問題をCASに持ち込むのは「不可能」だと主張。CASに行く前に、FIFA内で申し立てをする必要があると説明した。
こうしたなか、ドイツのスーパーマーケットチェーンのレヴェは、DFBとの広告契約を停止した。FIFAと距離を置くのが狙いとされる。
主将により異なる見解
「OneLove」のキャンペーンは、多様性と包括性を促進し、差別に反対するメッセージを打ち出すものとして、サッカーの2020年欧州選手権(ユーロ2020)開幕を前にオランダで始まった。
そのオランダの代表チームのMFダフィ・クラーセン選手は、ドイツの抗議行動を称賛。「ドイツは自分たちの意見を表明するため、独自の方法を見つけた」と述べた。
一方、スイス代表のグラニト・ジャカ主将は、24日のカメルーン戦では同様の抗議行動はしないと説明。「私たちはルールを受け入れるだけだ」、「今はサッカーに集中しなければならない」と話した。
イングランド代表のGKジョーダン・ピックフォード選手は、チームとしてはハリー・ケイン主将に「OneLove」腕章を着けてほしいと思っていたと明かした。しかし、「決定はチームや選手がどうこうできるものでなくなった」と述べた。
カタールでは、同性同士の関係や、同性同士の関係を促進することは犯罪とされている。
こうしたなか、元イングランド代表のアンドロス・タウンゼント氏は、カタールで見られるLGBTQ+(性的マイノリティー)の権利に対する姿勢への抗議について、「少し落ち着かない気分だ」と表明した。同国の姿勢はイスラム教のシャリア法に基づくものだとし、外国人が他国に来てその国の信仰を尊重しない行動を取ることに違和感を示した。
「OneLove」腕章をめぐっては今年9月、欧州サッカー連盟(UEFA)のネーションズリーグとW杯カタール大会で、欧州10チームの主将が着用する予定だと発表された。10チームは、イングランド、ウェールズ、ベルギー、デンマーク、フランス、ドイツ、ノルウェー、スウェーデン、スイス、オランダ。
そのうち、ノルウェーとスウェーデンはW杯カタール大会に出場していない。また、フランスのウーゴ・ロリス主将は、カタールに「敬意を表したい」として、「OneLove」腕章は着けないと表明した。
アラブ諸国は否定的
ドーハで取材しているBBCのシャイマ・ハリル記者によると、今回のドイツの行動に対して、アラブ諸国はほぼすべてが否定的に反応しているという。
また、アラビア語のハッシュタグ「ドイツ-日本」がトレンドになり、多くの人はドイツ代表選手らのジェスチャーを「侮辱的」「挑発的」などと批判しているという。FIFAに対して、選手にもっと圧力をかけるよう求める声も出ているという。
そうしたことをふまえてハリル記者は、今回のW杯をめぐっては、特にLGBTをめぐる論争において、2つの並行世界が併存しているように感じられるとし、その緊張感が今大会の底流になり続けていると伝えた。
これからもぜひ一日一回、上下ともクリックしてくださると大変うれしいです!!!

社会・経済ニュースランキング

</picture>
</picture>