
靖国神社は心の問題として、これまでずっと続けてきた終戦記念日の靖国神社の参拝を防衛相になっても続けるか否か表明しようとしなかった稲田朋美防衛相は2016年8月13~16日の日程で、自衛隊の拠点があるアフリカ東部のジブチを訪問することを防衛省が12日発表しました。
稲田氏は衆院議員に初当選した翌年の2006年以来、毎年、15日に靖国神社を参拝してきましたが、外遊の予定を入れて15日の参拝を見送ることで、中国や韓国の反発を避けたうえで、海外の自衛隊部隊を訪問することで自身のタカ派支持者をも納得できる苦肉の策を取ってきたと言えます。

稲田氏は12日、就任後初めて石川県の航空自衛隊小松基地を視察し、隊員に訓示し、次の視察先となるジブチについて、記者団に対し、
「海賊対策で非常に困難な任務に携わっている第一線だ」
と、訪問の意義を強調しました。

また、靖国神社の参拝については
「靖国の問題は心の問題で安倍内閣の一員として適切に判断したい」
と述べるにとどめましたが、信仰の自由は内心の問題で誰も止められませんが、参拝の自由は他の人の信教の自由を守るための政教分離原則に抵触すれば許されません。
つまり、とかく中韓両国との外交問題で語られがちな閣僚の靖国参拝問題ですが、憲法遵守の問題でもあるのです。
玉ぐし料などを私費で支払っても、国の大臣が公用車を使い、参拝者名簿に大臣の肩書まで書けば完全に公式参拝であり、一宗教である靖国神社を特別扱いしたものであって、政教分離原則に違反し違憲です。
ですから、行政改革担当相のときも靖国神社参拝を辞めようとしなかった稲田大臣をここでストップ出来た意義は大変大きいと言えるでしょう。

就任以来、内外で右翼政治家と書かれ、それを警戒した質問をされ続けたので、さすがの稲田氏も風向きが悪いとわかったのでしょう。
しかし、ジブチの部隊を訪問するという予定を無理やりに入れましたが、保守派の支持者はそんなことでごまかされるんですから、たわいないですね。
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稲田防衛相 あすからジブチ 海賊対策で派遣の海自視察
8月12日 18時46分 NHK

防衛省は、稲田防衛大臣が就任後、初めての外国訪問として13日から4日間の日程で、ソマリア沖の海賊対策のために派遣されている海上自衛隊の部隊を視察するため、アフリカのジブチを訪れると発表しました。
防衛省によりますと、稲田防衛大臣は、13日から16日までの4日間の日程で、ソマリア沖の海賊対策のために派遣されている海上自衛隊の部隊を視察するため、アフリカのジブチを訪問します。
稲田大臣の外国訪問は就任後初めてで、ジブチにある自衛隊の活動拠点を訪れるほか、哨戒機に搭乗して監視活動を行っている海域を視察するということです。
稲田大臣は、例年終戦の日の8月15日に靖国神社に参拝しており、石川県小松市で、記者団が「15日が近づいているが、大臣の参拝の予定はいかがか」と質問したのに対し「靖国の問題というのは心の問題であって、私自身としては、安倍内閣の一員として適切に判断していきたいと思っている」と述べました。
稲田防衛相 靖国参拝見送り ジブチ訪問 首相も私費で玉串料奉納へ
稲田朋美防衛相は12日、終戦記念日の8月15日の靖国神社(東京・九段北)参拝を見送る方針を固めた。13~16日の日程で、海賊対処活動のため自衛隊を派遣しているジブチを訪問する。極東国際軍事裁判(東京裁判)のA級戦犯が合祀されている靖国神社を繰り返し参拝してきた稲田氏の防衛相就任に中韓両国が反発していることを考慮したとみられる。安倍晋三首相も参拝せず、自民党総裁として私費で玉串料を奉納する見通しだ。
首相は、9月初旬に中国で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合に合わせて習近平国家主席との会談を調整しており、これに配慮する必要があると判断したとみられる。第2次安倍政権発足後の2013年以降と同様の対応となる。
稲田氏はこれまで終戦記念日の靖国参拝について明言を避けてきたが、12日の航空自衛隊小松基地(石川県小松市)視察後には「安倍内閣の一員として適切に判断していきたい」と記者団に強調した。ジブチ訪問には「非常に困難な任務に携わっており、まさしく第一線だ。その様子を視察し、がんばっている隊員を激励したい」と述べた。
稲田氏は、アフリカ東部ソマリア沖アデン湾で海賊対処活動を続ける部隊を激励すると共に、自衛隊による国際貢献の必要性をアピールする考えだ。13日に日本を出発し、16日に帰国する。日程的に重なる公務を優先させる形を取り、靖国参拝を望む支持層の理解も得たい意向とみられる。
稲田氏は行革担当相時代の14年、サンフランシスコ講和条約が発効し、日本が主権を回復した4月28日と終戦記念日の8月15日にそれぞれ参拝。自民党政調会長時代も15年4、8月、16年4月に欠かさず参拝してきた。
[ スポーツニッポン 2016年8月12日 19:10 ]
稲田防衛相ジブチ訪問…15日の靖国参拝見送り
稲田氏は、航空自衛隊小松基地(石川県小松市)で記者団に、「(ジブチの自衛隊員は)非常に困難な任務に携わっている。その様子を視察し、頑張っている隊員を激励したい」と語った。
稲田氏は、行政改革相や自民党政調会長時代も含めて15日の終戦記念日に毎年靖国神社を参拝していたが、ジブチ訪問に伴い、今年は見送ることになる。稲田氏は記者団に対し、「靖国問題は心の問題だ。安倍内閣の一員として適切に判断していきたい」と述べるにとどめたが、目を潤ませ、言葉に詰まる場面もあった。
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