
上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。
江藤拓農林水産大臣が2025年5月18日の講演で、
「私はコメを買ったことはありません。
支援者の方々がたくさんコメをくださるので、もうまさに売るほどあります」
と発言し、これが世襲ならではの消費者感情を逆撫でする話しぶりだとして大きな批判を浴びました。
石破首相は当初江藤大臣をかばおうとしたのですが、あまりの世論の反響に慌てふためいて、事実上の更迭、江藤大臣は5月21日朝に辞任しました。
その代わりが選りによって、これまたもっと世襲の小泉ポエミー進次郎氏。
石破首相は小泉氏の人気にすがろうとしているのかもしれませんが、かえって自民党の人材払底をさらけ出す結果となっています。



不安しかない。
小泉進次郎氏が自説の解雇規制緩和=首切り自由論に、既に日本はG7の中でも解雇しやすい国と突っ込まれて「解雇の自由化なんて全く考えていません」と反論し、自分が何を主張しているかもわかっていないことが判明
そもそも、今の日本で最大の問題は物価高。
これに対応するということで各党が手を変え品を変え参院選に向けた公約つくりをしているわけですが、その物価高の象徴と言えるのがコメ価格高騰です。
これは他の品目の物価高とは違う面があり、ウクライナ戦争と円安によるエネルギーなど輸入品の値上がりはあまり関係なくて、これまでの自公政権の減反など農業政策の拙劣さが去年の不作をきっかけに一気に噴出したものです。
まだ主食にしている人も多いコメが、高いどころかなかなか買えない品薄で多くの国民が困窮する中で、米騒動に直接責任のある世襲議員の農林水産大臣が、わしは選挙民からコメをもらってるか大丈夫なんだよね~、ただ
「黒い石とか入っている。家庭内精米をした上で精米機に持って行く」
と、むしろ玄米でもらうと石が入ってて精米に持っていく前に取り除かないといけないから有難迷惑なんだよね~的なゴーマンかましたわけですから、それは
「庶民感覚からずれている」
「消費者の苦悩がわかっていない」
と誰が見ても怒り心頭に発するのは当然です。

スベったどころじゃない。
江藤大臣は発言を撤回して
「ウケを狙って強めに言ったが、ピント外れだった」
と言い訳し、さらに「売るほどある」という表現については
「宮崎弁的な言い方」
とまた地元民を馬鹿にするような意味不明の釈明をして火に油を注ぎました。
まあ、まさに自民党のザ・世襲議員の品質と品格を体現したのが江藤氏と言えますね。
もう石破政権が発足してから8カ月経つんですが、いまだにピクッとも米の値段が下がらない自公政権のこの無能ぶりもむべなるかなです。

政治家がよく使う、女性配偶者をダシにする「妻から怒られた」というエクスキューズが一番嫌い。

ようこんな面白い画像作るな~www
なので、この記事の表題ではよほど、
「立憲民主党・日本共産党・れいわ新選組・社会民主党は恐れずに内閣不信任案を出せ!」
と言い切ろうと思ったのですが、「政局ならなおさらここ」のkojitakenの日記さんが機先を制して
野田佳彦も玉木雄一郎も政局センスが非常に悪い。特に野田。内閣不信任案を出すのは命懸けでなければならないのに、覚悟が全く感じられない
という記事をアップしてくださっていましたので、危うく踏みとどまりました。
その記事の中で古寺多見さんが
「だから内閣不信任案を出す方も命懸けでなければならないのである。そして今は出すべき時ではない。
このことは、いかに宮武嶺さんに反対されようが、弊ブログは昨年秋の衆院選が終わって以来ずっと書き続けてきたことだ。」
とまで書いて、立憲民主党などが安易に内閣不信任案を出したら絶対ダメだとおっしゃる理由を私なりにまとめると
第一に、内閣不信任案を今の少数与党状況の下で出すと、本当に可決される可能性が十分ある(自民党内でも高市早苗一派が造反して賛成する可能性さえある)
第二に、ところが衆参同時選挙になったら、自民党も減るが立憲民主党も大幅に減り、一番増えるのは国民民主党である。そうすると、解散総選挙でうちでサイコパス政治家とまで呼んでいる国民民主党の玉木雄一郎代表が内閣総理大臣になる可能性もある
第三に、石破首相が解散せず内閣総辞職を選んでも、、高市氏や玉木氏が内閣総理大臣になる危険性がかなりある
というわけなんです。
これは相当な説得力がありますよね。
石破氏がどんなにダメ宰相でも高市氏や玉木氏の方がそれに輪をかけて危険なのは認めざるを得ませんから、それでうちでも「内閣不信任案」を入れた表題にするのは辛うじてやめました。
極右女性政治家のみじめな醜態。高市早苗氏がトランプ氏周辺から面会を打診されたが「遠慮しました」とアピールw 誹謗と中傷の人杉田水脈氏が竹内元県議の自死について「私も誹謗中傷されていた」と被害者面ww
国民民主党の玉木雄一郎代表が参院比例候補に求める「確認書」が酷い。緊急事態条項導入の改憲、原発の必要性を認めることを要求し、「党是である『対決より解決』の姿勢で政治活動に臨む」と与党へのすり寄りを強制
現在の議席数の推定です。https://t.co/nkN4RnNoOx pic.twitter.com/J0VLTdashk
— 三春充希(はる)⭐未来社会プロジェクト (@miraisyakai) May 20, 2025
立民の獲得議席数予想は「昨年の衆院選での比例ブロック44から、現在は31に落ちている。」
参考記事 kojitakenの日記さんより
野田佳彦も玉木雄一郎も政局センスが非常に悪い。特に野田。内閣不信任案を出すのは命懸けでなければならないのに、覚悟が全く感じられない
逆に、うちが立憲民主党の野田佳彦代表が内閣不信任案決議を出すことに腰が引けているのを批判し続けているのは、そんなやる気のなさだから立憲民主党の支持率が上がらないことが最大の理由です。
今まさに解散総選挙になったら立憲民主党は大敗するというけれども、じゃあいつになったら総選挙になっても大丈夫なくらい立民への期待は高まるのか、このまま石破自公政権と対立姿勢を鮮明に出さないままだとジリ貧だろう、というわけです。
そして、企業・団体献金禁止や選択的夫婦別姓制度など重要法案でなに一つ成果を挙げられないのも野田氏の煮え切らない態度に原因があることも、本気で内閣不信任案を出して一気に政権交代を狙うくらいの構えを出せ、という根拠です。
あとは、立民などが内閣不信任案を出しても国民民主党や日本維新の会が自民党を必ず救って可決されないだろう、そうすると石破政権と対決する立民と、やはり第2・第3自民党だった維新や民民というように、それぞれの政党の性格がくっきり浮かび上がるということ。
そして、石破茂という人は相当なヘタレなので内閣不信任案が可決されても自民党議員が多数落選する解散総選挙は絶対選べないだろうということもあります。
でも、政治の世界に「必ず」とか「絶対」がないのもよくわかります。
そして、あの古寺さんに
「立民(や民民)の党利党略以上に、清和会の力がまだ落ち切っていないからだ。
機が全く熟していない。
衆院選なんか、もっと清和会を徹底的に干し上げまくったあとでなければならない。」
と言われちゃうと、「内閣不信任案を出せ!」という記事を書けなくなりました。
石破首相よりヘタレやん、オレ!(笑)。
うぬぬぬぬ、でもなあ、少数与党の通常国会という絶好のチャンスに、去年秋の総選挙で与党が負けた原因の政治とカネの問題も解決せず、30年以上も女性の権利を侵害し続けている夫婦同姓強制制度も手つかずで、それであと国会は一か月で終わりだなんて。
悔しすぎるんですよ!古寺さん!!
物価高には全く対処できず、農林水産大臣は俺んちにはコメは売るほどあるもんね~といい、野党がこぞって消費税減税などと歳入を減らすことばかり言っているのに大軍拡で何兆円も歳出を増やし、社会保障関連の予算は「地獄逝こう」=自国維公でよってたかって確実に減らすというこの石破自公政権。
このままではいけないのも確かです。
もし野田代表が内閣不信任案を出さないまま、そして企業団体献金禁止も選択的夫婦別姓もがむしゃらに勝ち取れないまま国会が終わって、参院選で負けたら、立民に代表選をさせて、もっと闘う姿勢のある代表を選ぶ。
これだけは絶対に必要だと思います。
創立者の枝野幸男氏の人気が地に落ちている今、野田氏を代表から追い落とせるまともな代表候補が今の立民にいるのかというのがまた問題で、本当にため息ばかり出る。
が、まあ、自民も民民も負けさせるくらいあと二か月頑張ればいいか!
立憲民主党の野田代表が参院選の公約に、食料品の消費税率を原則1年間に限って0%に引き下げ、その後、給付や所得税の控除を行う「給付付き税額控除」に移行する案。実現不可能なポピュリズム公約だ。
参考記事
村野瀬玲奈の秘書課広報室さんより
編集後記
なお、村野瀬代表の上記記事に、江藤大臣が選挙民からコメをもらっているのは収賄罪にはならないのかという疑問が出ていたのですが、日本の汚職の罪はすんごく成立要件が厳しくて、公務員がその職務に関して=職務権限の範囲内で賄賂を受け取ったり(収受)、賄賂を要求したり、賄賂の約束をした場合に成立することになっています。
単に有権者から貰い物をしたというだけだと賄賂にはならないんです。
他方、これは上脇先生も「考えたこともなかった」とおっしゃっていたのですが、選挙民からコメをもらった、では政治資金規正法違反にはならないんですね。
それこそ政治とコメではなく、政治とカネの問題を規律するのが同法なので。
元に戻ると、この問題は私も前から気になっていたのですが、収賄罪の成立要件を緩和しないと日本の政治は良くならないと思ってます。
また書きますです。
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江藤農林水産大臣は「コメは買ったことがない」などと発言した責任を取りたいとして、石破総理大臣に辞表を提出しました。
江藤農林水産大臣は、今月18日の講演で「私はコメは買ったことがない。支援者の方々がたくさんコメをくださり、売るほどある」などと発言しました。
その後、陳謝して撤回したものの、立憲民主党など野党側は、極めて不適切で資質が問われる発言だなどと批判を強め、不信任決議案の提出を検討することで一致していました。
こうした中、江藤大臣は、21日午前、総理大臣官邸で石破総理大臣と会談しみずからの発言の責任を取りたいとして、辞表を提出し、受理されました。
このあと、江藤大臣は記者団に対し「いま、国民がコメの高騰に大変苦労している中で、所管の大臣として極めて不適切な発言をしてしまった。国民に心からおわび申し上げたい」と述べ改めて陳謝しました。
そのうえで「今後まさにコメの価格が正念場を迎える。私が引き続きトップを務めることが適切であるかと言えば、私ではいけないのではないかと考えた」と述べました。
後任に小泉進次郎氏起用の意向 石破首相
石破総理大臣は、江藤大臣の後任に、自民党の小泉進次郎・前選挙対策委員長を起用する意向を固めました。
石破総理大臣としては、閣僚経験があり、党の農林部会長を務めるなど、農政分野にも明るい小泉氏を起用することで、体制の立て直しを図り、引き続き、コメの価格安定に取り組むねらいがあるものとみられます。
小泉進次郎氏 最新情報はこちら

「国民の気持ちを逆なで 取り返しつかない」
江藤農林水産大臣は農林水産省に戻ったあと記者団の取材に応じ、「米価高騰をなんとか抑え込まなければいけない責任を負っている所管大臣として、国民の気持ちを逆なでするようなことを言ってしまったのは取り返しのつかないことだ。政策を前に進める上でも私が身を引くのが正しいということを自分で判断した」と述べました。
「県連会長は退任する」
江藤農林水産大臣は総理大臣官邸で記者団に対し「私が自民党宮崎県連の会長にとどまることは大変申し訳ないし、来たる参議院選挙にも決していい影響を与えない。県連会長は退任する」と述べました。
「後任には農業政策を前に進めてもらいたい」
江藤農林水産大臣は「これからの5年間で農業の構造改革を進めるためロケットスタートする思いでやってきた。予算の規模を確定し青写真を描くまでは正直やらせてほしかった。後任の大臣には政策を前に進めてもらいたい」と述べました。
「国民の信頼損なってしまった」
江藤農林水産大臣は、辞任の意向を固めたタイミングについて「早い段階から考えていたが石破総理から『引き続き頑張りなさい』と厳しく叱責されながらも激励され『それなら頑張ろう』という気持ちになった。しかし、米価を下げるためには国民の信頼が欠かせず、その信頼を損なってしまったということであれば、身を引くことが国民にとってもいいことだと判断した」と述べました。
「今後コメ価格が正念場 私ではいけないのでは」
江藤農林水産大臣は「今後まさにコメの価格が正念場を迎える。私が引き続きトップを務めることが適切であるかと言えば、私自身ではいけないのではないかと考えた」と述べました。
「石破首相『決断を了とする』」
江藤農林水産大臣は「石破総理大臣からは『あなたの決断を了とする』というようなことを言われた」と述べました。
「不適切な発言 心からおわび」
江藤農林水産大臣は「石破総理大臣に辞表を提出した。いま、国民がコメの高騰に大変苦労している中で、所管の大臣として極めて不適切な発言をしてしまった。国民に心からおわび申し上げたい」と述べました。
石破首相「任命責任はすべて私にある」
石破総理大臣は、江藤農林水産大臣の辞表を受理したことについて、政策を停滞させないための判断だと説明し、責任は任命権者の自身にあると陳謝しました。
石破総理大臣は21日朝、江藤農林水産大臣と会談し「コメは買ったことがない」などと発言した責任を取りたいとして提出された辞表を受理しました。
このあとの参議院本会議で立憲民主党は「コメの高騰で苦しむ国民生活に思いをはせることができない大臣に農政をつかさどる資格はなく辞任は当然で遅きに失した。1度は続投させると明言したが最終的に辞任に至ったのはなぜか。任命責任をどう考えているのか」とただしました。
これに対し石破総理大臣は「江藤大臣から農林水産行政の遂行に悪影響を与えたくないという思いで、職を辞したいと申し出があり、国民生活を最優先に重要課題の解決に停滞があってはならないという観点から辞職を認めることとした」と説明しました。
その上で「任命責任はすべて私にある。重く受け止め国民の皆様に改めて深くおわびを申し上げる。大変申し訳ない」と陳謝しました。そして「内閣として一層の緊張感を持って諸課題の解決にあたっていく」と述べました。
林官房長官 「極めて不適切 国民におわび」
林官房長官は、午前の記者会見で「江藤農林水産大臣の発言はコメの価格が高い中で消費者と生産者の双方に配慮を欠き、極めて不適切なものだ。改めて国民に大変申し訳なく、政府として深くおわび申し上げる」と陳謝しました。
その上で「江藤大臣から『職を辞したい』という申し出があり、石破総理大臣としては、国民生活を最優先に、農林水産行政に停滞があってはならないという観点からこれを了解した。内閣としていっそうの緊張感を持って政権運営にあたっていきたい」と述べました。。
自民 森山幹事長「世論などを見て決断か」
自民党の森山幹事長は、党本部で記者団に対し「江藤大臣は本当にコメ価格対応について真摯(しんし)に努力し、みずからの責任で問題に決着をつけたいという強い気持ちでいたことは間違いない。ただ、やはり世論などを見て決断したのだろう。みずからが身をひくことが今後の対応として大事だという判断で辞任の意思表明をしたと思う」と述べました。
その上で、夏の参議院選挙を含めた今後の選挙への影響について「コメの価格がどうなっていくかということと関係があり、国民の理解をいただける価格になるように努力する。備蓄米の放出は国有財産を売っている訳なので、そこで赤字が出るようなことは、相当慎重でなければいけない。ただ、少し高い価格で落札されていることも正直な話なので、しっかり見極めていく」と述べました。
自民 小野寺政調会長 「本人が決断 重く受け止めている」
自民党の小野寺政務調査会長は、東京都内で記者団に対し「江藤大臣はコメ問題に正面から熱心に取り組んでいたので大変残念だ。1つの発言で国民に不信感を持たれたことで本人が決断したので、そのことを重く受け止めている」と述べました。
また、小泉氏の起用について「農林水産大臣の経験はないが、党の農林部会長としての経験はある。今、国民が期待するコメ問題について一刻も早く成果を上げていただきたい」と述べました。
自民 石井参院国対委員長 「更に高い緊張感のもと国会運営」
自民党の石井参議院国会対策委員長は記者団に対し、江藤大臣の辞任について「参議院選挙の前でもあり、閣僚の失言は大きく影響してくる。更に高い緊張感のもと国会運営をしていきたい。国民の主食であるコメが高騰し、流通が行き届いていないことに対し、非常に危機感を持って対応していかなければならない」と述べました。
また、小泉氏の起用について「国民も不安視している中、メリハリのある対応をしてくれると確信している。党の農林部会長の経験もあり、農政に明るいと思うので、農林水産大臣の職がしっかりと務まるものと確信している」と述べました。
公明 斉藤代表 「政権運営に大きな痛手」

公明党の斉藤代表は、国会内で記者団に対し「今回の発言はコメの価格が高騰し、国民の不安と不満が大きく高まっている時に極めて不適切で、到底許されるものではない。国民の気持ちに寄り添わない姿勢が問われていたわけで、けじめとして当然の決断だ。大臣の辞任は大変重く、政権運営に大きな痛手になると思うが、与党としてしっかり支えていきたい」と述べました。
また、小泉氏の起用について「農協改革で実績があり、発信力があるので大変期待する。農政や石破政権への信頼を回復させることが第1の使命だ」と述べました。
立民 野田代表 「事実上の更迭 当然だ」

立憲民主党の野田代表は、記者団に対し「事実上の更迭だと思うが、ある意味当然だ。そもそも『コメは買ったことがない』とか『売るほどある』などのことばは、主食のコメが急騰して苦しんでいる国民の生活に対する配慮も何もなく、国民感情を逆なでする発言だった。また、その後の一連の釈明も反省がないように思えた」と述べました。
その上で「石破総理大臣は常に一手遅く、説明責任が求められてくるのではないか。後任は小泉氏と報道で承知しているが、コメの価格は高止まりしたままであり、価格形成や流通の改善など大事なテーマがあるので、徹底した審議を進めていきたい」と述べました。
立民 水岡参院議員会長 「自民党政治の問題点あらわに」
立憲民主党の水岡参議院議員会長は、党の参議院議員総会で「江藤大臣は国民におわびしたいと陳謝したようだが、それくらいしか言うことがないのかと非常にがっかりする。自民党の森山幹事長も、林官房長官も、石破総理大臣も農林水産大臣経験者であるのにいまの内閣がコメの価格高騰の問題にきちんと対応していないのは自民党政治の問題点があらわになっている」と述べました。
その上で「われわれは常に与党と対じしているが、こうした『更迭劇』は日本の政治にとって極めて損失が大きく、残念極まりない。政治の停滞も出てくるが、こうしたことにどう向き合い、どう対応していくのか与党に厳しく求めていく」と述べました。
立民 斎藤参院国対委員長 「任にあったかどうか疑問」
立憲民主党の斎藤参議院国会対策委員長は、記者団に対し「江藤大臣は、コメの価格の適正化に汗をかいていたのは事実だと思うが、結果は伴っておらず適時・適切な対策が打てていない。そもそも農林水産大臣としての任にあったのかどうか甚だ疑問だ。国民生活に思いをはせることができない大臣だったことは明らかで、辞任がずるずると延びたことで国会の日程にも影響が出ていて石破総理も含め官邸と自民党が協議して早期に決断すべきだった」と述べました。
維新 岩谷幹事長「極めて不適切な発言で辞任は当然」
日本維新の会の岩谷幹事長は、記者団に対し「物価高に苦しむ国民の気持ちを全く理解していない極めて不適切な発言で辞任は当然だ。支援者からコメを受け取っているという発言も含めて自民党の物や金に対する意識は、あまりにも国民の意識とかい離している。辞任して終わりではなく、江藤氏や任命責任のある石破総理には引き続き、説明責任を果たすことを求めていきたい」と述べました。
その上で「コメの不足や価格高騰は構造的な問題がありコメに対する政策そのものを転換すべき時に来ている。規制改革による農業の構造転換をこれからも主張していく」と述べました。
国民 玉木代表「判断が遅い印象は否めない」

国民民主党の玉木代表は、記者団に対し「一度、石破総理は江藤農水大臣の続投を指示したわけだが、たちどころに辞任ということになり、ちぐはぐな感じで、判断が遅い印象は否めない」と述べました。
その上で「後任の大臣には、これまでできなかったコメの値段を適正な価格に引き下げることで速やかに結果を出し、小手先の改革ではなく抜本的な農政改革、とりわけコメ政策の見直しにしっかり取り組んでもらいたい」と述べました。
共産 小池書記局長 「辞任が遅すぎ 徹底追及」

共産党の小池書記局長は、記者団に対し「辞任が遅すぎる。コメの価格が上がって暮らしは大変でコメ不足も深刻だということに国民の怒りがマグマのようにたまっていたことを政府はあまりに軽視していたということだ。結果として農政に対する不信感をあおることになり石破総理の任命責任や辞任を引き延ばした責任は重大で徹底追及しなければいけない。コメの価格対策として国民が納得のいくものを打ち出すことを求めて論戦していく」と述べました。
れいわ 山本代表 「国の買い取りでコメ増産を」
れいわ新選組の山本代表は「マヌケな大臣が辞任しても次のマヌケが大臣になるだけ。一律の現金給付で消費者を支え、国の買い取りでコメの増産を進めるほかない」とするコメントを出しました。
発言から陳謝、会見までの経緯

問題となった江藤農林水産大臣の発言は、今月18日、自民党佐賀県連が佐賀市内で開いた「政経セミナー」で講演したものでした。
江藤大臣は精米せずに玄米のままであれば備蓄米の流通を加速できるという趣旨の話をする中で、「私はコメは買ったことはありません、正直。支援者の方々がたくさんコメをくださる。売るほどあります、私の家の食品庫には」などと述べました。
この発言ついて、19日正午すぎ、江藤大臣は記者団の取材に応じ「玄米でもぜひ消費者の方々には手に取ってほしいということを強調したかったのでそういう言い方をした」と釈明しました。
そして、実際には定期的にコメは買っていると説明し、「私の実態と違うような言い方をしてしまってお騒がせしたことは大変遺憾に思っている。会場も盛り上がっていたので、ウケを狙って強めに言ったが、売るほどはないというのが妻からの話だった」と述べました。また、「消費者の方々に対する配慮が足りなかった」と陳謝しました。
さらに、19日夜になって、石破総理大臣と会談したあと記者団の取材に応じ、「石破総理大臣から、大変厳しくお叱りをいただいた。しっかり全面的に反省し、何としてもコメの価格が下がるよう、引き続き努力をするよう言われた」と述べ、みずからの発言を撤回し、陳謝したうえで、大臣の職務を続ける考えを示しました。
その後、20日の閣議のあとの会見でも「私自身思うところがあるが、備蓄米の放出を決断した本人でもあるので、最後まで、私が責任をとるところまでやらせてもらいたい」と述べたほか、その後に行われた参議院農林水産委員会でも「総理大臣と官房長官から最後まで責任を果たせと言われた以上、どのような批判を浴びても歯を食いしばって最後までやり遂げるのが私の今やるべきことだと心に決めた」と述べるなど繰り返し職責を果たす考えを示していました。
江藤農林水産大臣 経歴
江藤拓農林水産大臣は、衆議院宮崎2区選出の当選8回で、64歳。
建設大臣などを務めた父親の故・江藤隆美元衆議院議員の秘書を経て2003年の衆議院選挙で初当選しました。
2018年10月に当時の安倍内閣で総理大臣補佐官に起用され、翌年9月の内閣改造で農林水産大臣として初入閣しました。
その後も自民党の総合農林政策調査会長や衆議院災害対策特別委員長などを歴任し、去年11月、石破総理大臣から再び農林水産大臣に起用されました。
江藤大臣は、コメの価格高騰が続く中、去年12月の会見では、備蓄米の放出の可能性について「基本的には市場価格に国が介入することは正しいことだと思っていない」と述べ、慎重な姿勢を示していました。
しかし、ことし1月の会見では方針を転換し、「農林水産省として安定的に食料を供給する義務がある」と述べ、コメの安定供給のために備蓄米の活用を検討する考えを示しました。
そして、ことし3月、備蓄米の入札を2回にわたって行い、あわせて21万トンの放出に踏み切りました。
しかし、備蓄米の放出後もコメの価格高騰は続き、4月には、石破総理大臣の指示を受けてことし夏まで毎月、備蓄米の放出を実施すると表明しました。
さらにその後もスーパーでのコメの平均価格は前の年の2倍程度の水準が続き、放出された備蓄米が十分に行き渡っていないといった声が上がっていることも受けて、先週には、流通の円滑化に向けた改善策を発表していました。
先週土曜日にNHKの「サタデーウオッチ9」に出演した際は、「消費者が求めているのはやはり価格の低下で、それができていないことについては、重く責任を感じている」と述べました。
その上で、「国民の期待に応えていけるのか」と問われたのに対し、「応えていきたいと思っている」と述べていました。
自民党の小泉進次郎 前選挙対策委員長は、総理大臣官邸で石破総理大臣と会談したあと記者団に対し、江藤農林水産大臣の後任に起用することを伝えられたと明らかにしました。
江藤農相 辞表提出の最新情報はこちら

小泉氏は記者団に対し「国民が日々、一番不安に感じているコメの高騰に対してスピード感を持って対応できるよう全力を尽くす。『コメ担当大臣』だという思いで集中して取り組みたい」と述べました。
その上で「今この局面で大事なことは組織や団体にそんたくしない判断をすることだ。『族』とか『非主流派』とかを抜きにして、コメの価格の高騰やマーケットに足りているかという不安を解消したい」と強調しました。
一方、コメ政策をめぐっては「今までの政策に十分効果があればこういったことになっていない。今までの反省を農林水産省がどう総括しているかを聴いた上で次の政策を打ち込んでいきたい。消費者目線でコメ政策を進めていると思ってもらえるよう、政策でお返ししたい」と述べました。
石破首相「課題山積 全力で取り組んでもらいたい」
また、石破総理大臣は記者団に対し「小泉氏には現下のコメ価格の高止まりの状況に鑑み、特に消費者に安定した価格でコメを供給できるよう強力に取り組みを推進することと、随意契約を活用した備蓄米の売り渡しを検討することを指示した」と明らかにしました。
その上で「コメ価格の高止まりなど農林水産行政の課題が山積する中、強力なリーダーシップとこれまでの経験のもと解決に向け全力を挙げて取り組んでもらいたい」と述べました。
そして小泉氏を起用する理由について「党の農林部会長や水産総合調査会長を務めるなど農業についても水産業についても経験や見識、改革に向けた情熱を持っているのが小泉氏だと考えた」と説明しました。
一方、コメ政策をめぐっては「備蓄米の放出に至っているがコメの価格は下落していないことを考えると構造的なものかもしれない。そのことに答えを出していくことは容易ではないが、消費者の困窮した状況を早急に改善することと、コメ政策を変えていくことの2つを両立させることが重要だ」と述べました。
小泉氏の経歴
小泉氏は、衆議院神奈川11区選出の当選6回で、44歳。
2009年の衆議院選挙で父親の小泉純一郎・元総理大臣のあとを継いで立候補し、28歳で初当選しました。
2019年に安倍内閣で戦後3番目の若さとなる38歳で環境大臣として初入閣し、菅内閣でも再任されました。
去年9月には初めて党の総裁選挙に立候補し、決選投票には進めませんでしたが1回目の投票では、最も多い75票の議員票を獲得して全体の3位につけ、存在感を示しました。
そして、石破政権の発足に伴い、党の選挙対策委員長に起用されましたが、直後の衆議院選挙で敗北した責任をとりたいとして辞任しました。
上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。





