
2013年2月9日に新大久保で行われた「不逞鮮人追放!韓流撲滅 デモ in 新大久保2013/2/9」と称するデモは、極右集団「新社会運動」が主催し、同じくこれも悪名高い「在日特権を許さない会(在特会)」が協賛したものでした。
このデモは、「風紀を乱す5万人の韓国人売春婦を日本から叩きだせ!いまだに韓流にハマる日本の汚物=韓流バカも出て行け!」などと主張し、「朝鮮人殺せ殺せ」「朝鮮人をガス室に送れ」などとシュプレヒコールしながら、旭日旗を掲げる人や冒頭の写真のように
「良い韓国人も悪い韓国人もどちらも殺せ」
というプラカードや
「朝鮮人 首吊レ 毒飲メ 飛ビ降リロ」
「ハヤククビツレ チョウセンジン」
とするプラカードを掲げていました。
これが今の日本、東京でつい先だって起きた現実なのです。
日本も批准している人種差別撤廃条約はその4条で人種差別の扇動を法律で禁じるよう求めていますが、日本政府はこの条文には留保を付けて実施してきませんでした。その理由は
「正当な言論を萎縮させる危険を冒してまで、処罰立法を検討しなければならないほど、現在の日本で人種差別の扇動が行われているとはいえない」
というものです。このように多くの先進国には刑事罰規定のついた人種差別禁止法があるにもかかわらず、日本政府は必要がないとして制定を見送ってきたのです。
人権委員会設置についても、国際的に見ても各国に国内人権機構が置かれるようになり、1994年には国連においても国内人権機構が拠るべき基準(これは,「パリ原則」と呼ばれています。)が総会において採択されました。我が国は1999年に自由権規約(B規約)委員会から、政府からの独立性を有する国内人権機構の整備について勧告を受け、その後も今日まで各種人権条約の委員会等から同様の勧告等をたびたび受けていますが、いまだに設置に至っていません。

そんな中、2013年2月18日にNHKツイッター公式アカウントが以下のようなツイートを流し、ネットウヨクにより「炎上」しました。極右は自分たちの表現の自由は極大化して行使するのに、他人の表現にはことのほか神経質です。
なぜ安倍総理は辞めたのか、および、ネットウヨクによる安倍自民党総裁押しが気色悪い件
さて、ホロコーストで有名なユダヤ人迫害などを行なったナチズムのもと、大日本帝国などと同盟を結んで世界大戦を引き起こしたドイツでは、刑法で「民衆扇動罪」を設け、ナチス下のホロコーストの事実を否定するような言動も禁じています。このような民主主義の基盤をくつがえすような表現や結社は認めないというあり方は「闘う民主主義」と呼ばれています。
3月14日には有田芳生氏(民主)、平山誠氏(みどり)ら有志国会議員による抗議集会が国会で開かれ、「日本でもヘイトスピーチ規制を議論すべきでは」との意見も相次ぎました。
しかし、わたしは、実は、闘う民主主義の立場は取っていません。
たとえ差別的表現でもそれは思想の自由市場で淘汰されるべきであると考えています。許される表現と許されない差別的表現を区別するのは困難で、国家権力の恣意的介入があり得ます。国家に「良い表現」と「悪い表現」を取捨選択する権限を認め、国民の手元に届く表現をコントロールさせるべきではないと思っているのです。そんなことをすれば国家権力にとって都合の悪い表現が国民に届かなくなる危険性があります。
わたしは、さまざまな表現がすべて「市場」に出てきて、市民の知るところとなれば、人々は差別的な表現は取り上げないはずだと考えているわけです。ですから、人権委員会設置法案も法務省の外局として作るという今の案には反対です。法務省管轄の刑務所内での人権侵害をも対象にする以上、せめて内閣府の下の独立行政委員会にしなければ認めるべきではないと考えています。
しかし、在特会などの現実を見ると、私のような感覚は楽天的な性善説、ユートピア思想で、非現実的なのかもしれませんね。
日本政府は前述のように「正当な言論を萎縮させる危険を冒してまで、処罰立法を検討しなければならないほど、現在の日本で人種差別の扇動が行われているとはいえない」としていますが、もう規制が必要なほど人種差別の扇動が行なわれていると見た方が正しいような気もします。
在日の方がたくさんお住まいになっている東京の新大久保や大阪の鶴橋などに行って朝鮮人殺せなどと叫ぶ輩は、めちゃめちゃに取り締まって、ボッコボコに重罰に課せられればいいのに、と思わないでもないです。
極右は自分で自分の首を絞めているのです。
自らの首を絞める嫌韓流デモ

写真は新大久保での2013年2月17日の反韓デモに対する対抗言論。「在特隊」=「在日外国人と特別仲良くなって世界各国のめっちゃ美味しいモノを食べまくり隊」だって(笑)。行動する右翼に比べて、表現するリベラルな方たちの高潔なこと!ぜひ、一般市民の方々には思想の自由市場で、こっちの在特会を選んでいただきたいものです。
たとえば、皆さんが仕事の関係かなんかで中国に住んでいて、「良い日本人も悪い日本人もどちらも殺せ」というプラカードを掲げた反日デモが自分の住む町で行われたら、生きた心地がしないと思いませんか?
実際、関東大震災直後の東京において、朝鮮の人たちに対する流言飛語=デマが飛び交い、多数の朝鮮人の方々が日本人の手で虐殺された歴史もあるのです。2013年2月24日に行われた大阪・鶴橋のデモでは「鶴橋大虐殺をするぞ」といったコールも出たということです。
もう、それは表現の枠を超えて物理的脅威です。対象とされている方々はどんなにか恐ろしいでしょうか。そんな危険な表現は法律で取り締まるべきだという意見も十分理解できるところです。
ところで、反原発運動への弾圧事件が続く大阪で、在特会メンバーの「被害届」を理由に、大阪府警公安第三課が2月中旬、従軍「慰安婦」問題に取り組む市民団体への家宅捜索を強行しています。
右翼と警察が昔から「良い仲」なのは周知の事実です。国家権力を恣意的に濫用する警察や地方自治体も追及しなければなりません。そして、国家権力とグルになって他人の人権を侵害する人たちに、人権擁護法案に反対して表現の自由を叫ぶ資格はないというべきです。
朝鮮学校の高校無償化排除は法の下の平等違反 北朝鮮核実験強行の日にあえて訴える
朝鮮学校生 無償化凍結停止に国家賠償請求訴訟提訴 法の下の平等原則違反!
参考記事
Afternoon Cafeさんより
心底恥ずかしい憎悪犯罪(ヘイトクライム)の意図的な放置(1)
村野瀬玲奈の秘書課広報室さんより
極右グループによる東京・新大久保のコリアンタウンでの暴力威嚇行為
人権侵害の差別主義者ほど人権保障を訴える。自分だけの。
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排外主義的な主張を掲げる市民団体が「韓国人を殺せ」などと連呼するデモが、最近、各地で繰り返されている。差別的な表現の規制をめぐる議論も起きている。
韓流の街、東京・新大久保。2月の休日、日の丸や旭日旗を掲げた約100人が、シュプレヒコールとともに通り過ぎた。韓国から竹島の奪還を、という訴えに「射殺しろ」「殺せ」と物騒な言葉が混じる。
別の日のデモでは「朝鮮人首吊れ」「良い韓国人も悪い韓国人も殺せ」といったプラカードも見た。
こうしたデモを主催するのが、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)などの団体。竹島や歴史問題で日韓の対立が激しくなったこともあり、ここへ来て活動は過激化している。
こうした動きに、14日には有田芳生氏(民主)、平山誠氏(みどり)ら有志国会議員による抗議集会が国会で開かれ、「日本でもヘイトスピーチ規制を議論すべきでは」との意見も相次いだ。
■刑法の適用困難
人種や宗教など、ある属性を有する集団に対し、おとしめたり暴力や差別をあおったりする侮辱的表現を行うことを、ヘイトスピーチ(憎悪表現)と呼ぶ。
特定の個人や団体への攻撃ならば、名誉毀損(きそん)罪や侮辱罪になる。だが、相手が「朝鮮人」「韓国人」と言うだけでは抽象的すぎて、刑法の適用は難しい。
日本も加盟する人種差別撤廃条約は、その4条で、人種差別の扇動を法律で禁じるよう求めている。だが日本政府はこの条文には、留保を付けてきた。
「正当な言論を萎縮させる危険を冒してまで、処罰立法を検討しなければならないほど、現在の日本で人種差別の扇動が行われているとはいえない」。これが政府の考え方だ。
■独は「民衆扇動罪」
ヘイトスピーチを厳しく処罰する国もある。ドイツは刑法で「民衆扇動罪」を設け、ナチス下のホロコーストの事実を否定するような言動も禁じた。英国やカナダにも規制法がある。
一方、米国は日本と同じ条文を留保。ヘイトスピーチ規制の市条例を連邦最高裁が違憲とした例もあり、議論は揺れている。
人々の尊厳を守るため、表現の自由をどれだけ制約できるかは難しい問題だ。日本では戦前の言論統制の経験もあり、憲法学者には消極論が多い。
在特会側は批判に対し、「中国や韓国の反日デモでは、もっとひどいことを日本人に投げつけている」と反論。規制論についても、「何をヘイトとするか、基準が確立していない」としている。(石橋英昭)
◇市民から抗議を
『デモとは何か』の著書がある五野井郁夫・高千穂大准教授(国際政治学)の話 五輪招致や日中韓自由貿易協定などを考えれば、彼らのデモが国益を害するのは間違いない。まずは市民が抗議の意思表示をし、やめさせる努力をすべきだろう。
法規制となると、政府に都合の悪い言論を権力側が恣意(しい)的に「ヘイト」とする恐れもある。表現の自由への制約の前に、できることは多くあるだろう。
朝日新聞デジタル 2013年3月16日
続く「嫌韓デモ」 国会で排外・人種侮蔑デモ抗議集会開催
2013.03.16 zakzak
ここ最近、全国各所で「嫌韓デモ」が行われている。一部のデモでは、あまりに激しい口調のヘイトスピーチ(人種、皮膚の色、国籍、民族など、ある属性を有する集団に対して貶めたり暴力や差別的行為を煽動するような侮辱的表現を行うこと ※龍谷大学法科大学院教授・金尚均氏による定義)や罵詈雑言の書かれたプラカードが掲げられることもある。
たとえば、2月9日に東京・新大久保で行われたデモでは日の丸や旭日旗を掲げ、「朝鮮人をガス室に送れ」というシュプレヒコールや「朝鮮人 首吊レ 毒飲メ 飛ビ降リロ」と書かれたプラカードを掲げる人が出た。2月24日に行われた大阪・鶴橋のデモは「鶴橋大虐殺をするぞ」といったコールも出た。
デモの参加者の論理としては、「数々の特権を持った在日韓国・朝鮮人によって、日本人が虐げられている」「在日韓国・朝鮮人の多くは反日の思想を持っているにもかかわらず、日本に居座り続けている。早く祖国へ帰るべきである」「少数民族である在日韓国・朝鮮人が日本の政財界やメディアを牛耳っており、多数派である日本人が虐げられている。これはまさに南アフリカのアパルトヘイトと同じ構図である」といったものがある。
しかし、この動きに反対する集会が3月14日、参議員会館で行われた。「排外・人種侮蔑デモに抗議する国会集会」と題されたこの集会は、参議員議員の有田芳生氏らが中心になって呼びかけられた。有田氏は前出のデモを「異常」と2月26日にツイッターで発言し、国会でもこの問題を取り上げることを表明しており、それが実行される形となった。
会の冒頭で有田氏は「放っておけばよい、という声もあるが、看過できない状態になっている」「『殺せ』などの発言は表現の自由の一線を超えた」などと、集会を呼びかけた理由を解説。その後、これらのデモに詳しいジャーナリストの安田浩一氏による基調報告や、弁護士の上瀧浩子氏や前出の金氏によるヘイトスピーチに対する法律的解釈も議論された。
そして、デモの映像を観たという右翼団体・一水会最高顧問の鈴木邦男氏は「映像を見て非常に悲しくなりました。日の丸の旗が可哀想だと思いました。日の丸は日本の優しさ、大和の国の寛容さを表すもの。それが排外主義的なものに使われている。日の丸が泣いていました。血の涙を流していました」と愛国者の立場からの疑問も呈された。
会の最後には「集会宣言」が行われ、「私たちは韓国や北朝鮮との間の国際問題を原則に基づいて解決をはかっていく。しかし在日韓国・朝鮮人などを差別し侮蔑する行為は、公共の平穏を乱し、人間の尊厳を傷つけるもので、決して許されるものではない。私たち集会参加者は、排外主義、レイシズム(人種差別)の広まりを押しとどめる意志をここに表明し、これからも行動していく」と締めくくられた。
反原発運動への弾圧事件が続く大阪で、今度は極右団体「在日特権を許さない市民の会」(在特会)メンバーの「被害届」を理由に、大阪府警公安第三課が二月中旬、従軍「慰安婦」問題に取り組む市民団体への家宅捜索を強行。「傷害」被疑者として市民四人に出頭を求めたことが明らかになった。
強制捜査を受けたのは、「日本軍『慰安婦』問題・関西ネットワーク」。共同代表の西村寿美子さんによると、「『慰安婦』を強制した証拠があるなら出してほしい」という橋下徹大阪市長の暴言に反証するため、昨年九月二三日、元「慰安婦」の被害女性を韓国から招いて証言を聞く集会を大阪市内で開いた。その際、妨害活動をしていた「在特会」の一人が会場のある建物に侵入したが、参加者が制止し、集会は混乱なく終了した。
ところが、集会から半年近くも経った今年二月一三日、押し出されて負傷したとする「在特会」メンバーの「被害届」をもとに、府警は制止した四人を一方的に「傷害被疑者」とし、個人宅や関係事務所など五カ所を家宅捜索する一方、集会主催者である同ネットワークの連絡事務所も強制捜査し、西村さんら共同代表三人に事情聴取を求めた。
「在特会」は、在日朝鮮人への侮蔑・憎悪発言を各地で繰り返す“札付き” の極右排外主義集団。関西ネットワークが毎月一回、JR大阪駅周辺で取り組む「慰安婦」問題の宣伝活動に対しても数十人から一〇〇人を動員し、過激な妨害活動を四年以上続けている。
「被疑者」とされ任意出頭を要求された四人のうち、六〇代のAさんは筆者の取材に対し「在特会は集会参加者を撮影し、罵詈雑言を貼り付けてネットに流すので、当日は撮影を止めるよう求めた。会場に入ろうとした一人を制止したが、乱暴はしていない」と明言する。さらに「容疑は傷害なのに刑事部ではなく公安三課(過激派担当)が動き、容疑に無関係な集会主催者にまでガサ入れするのは、被害者と加害者を逆転させ、国策に反する市民運動を恫喝するもの」と怒りを隠さない。
関西ネットワークは二月二二日、大阪市役所で記者会見し、「在特会」の妨害活動に便乗した大阪府警の弾圧と、これを容認し令状を発行した大阪地裁の不当性を批判し、四人の逮捕・起訴は絶対に認めないよう訴えた。会見にはアムネスティ日本支部の担当者も同席し、「今回の捜査は、政府当局による人種差別の支持や助長に該当する可能性すらある」などと警告する日本支部声明を発表した。
ネットワーク会員らは会見後、大阪地裁に抗議文を提出したが、大阪府警曽根崎署では警備課などの数十人が入館を阻み、抗議文の受け取りを拒否した。
大阪では昨年一〇月以降、脱原発運動に参加した市民が威力業務妨害などで相次ぎ逮捕される異常事態が続いている。
主な事例は(1)関西電力本店前抗議行動(一〇月五日)で一人(2)大阪市の汚染がれき処理説明会(一一月一三日)で四人(3)10・5関電前抗議行動関連で一人(逮捕は一一月一六日)(4)JR大阪駅周辺の街頭活動(一〇月一七日)で三人(逮捕は一二月九~一一日)と、三カ月間で延べ九人が逮捕され、六人が起訴された。いずれも公安三課が指揮する計画的弾圧だ。
逮捕されたのは運動の中心的人物で、大阪拘置所に勾留中の韓基大さん(四六歳)の場合は、(2)と(4)で逮捕・起訴されたのに加え、今回の「在特会」事件でも「傷害被疑者」の一人とされた。支援者らは「脱原発運動に続き、従軍『慰安婦』問題の運動にも威嚇の網を広げることで、市民が怖がって近寄らなくなるのをねらっているのではないか」と警戒する。
安倍首相や橋下市長らが戦時性暴力の事実を「自虐史観」と一蹴する風潮の中、「在特会」の民族差別攻撃は「朝鮮人 首吊レ 毒飲メ 飛ビ降リロ」など常軌を逸した内容に過激化している。こんな活動を放置しつつ、市民団体を狙いうちするような恣意的捜査がまかり通るなら、大阪は世界に嘲笑されよう。
(村上恭介・ジャーナリスト、3月1日号)
日比谷公園、都がデモ制限 市民「集会の自由に反する」
【西本秀】東京都が、官庁街に隣接する日比谷公園をデモ行進に利用することに制限を加え始めた。反発する市民団体が、これまで通りの利用を認めるよう裁判に訴えている。
都が、対応を変えたのは今年8月から。従来、デモ隊は公園の一角に集まり、出発してきたが、都はこれを禁止し、集まる会場として園内の日比谷公会堂や大音楽堂を有料で借りるよう求めるようになった。
突然の変更に、市民団体側は「集会の自由を侵害する」と反発する。首相官邸前で抗議行動を続ける市民団体「首都圏反原発連合」(反原連)のメンバーは先 月30日、都が公園内の一時使用を認めるよう、東京地裁に行政訴訟の一環である「仮の義務付け」を申し立てた。仮の義務付けは、時間が迫り、早急な判断が 必要な時などに用いる、行政事件訴訟法の制度だ。
申立書などによると、反原連は今月11日、公園周辺で1万人規模のデモを計画しており、先月26日、公園を管轄する都東部公園緑地事務所に一時使用を申請したが許可されなかった。事前の交渉で公会堂などを借りることも考えたが、別の予約が入っていたという。
反原連が3月に数千人、7月に数万人のデモをした際は、現場にある都公園協会の窓口に届け出て、公園の一角から出発できた。これまで他団体も同じ手続き でデモをしており、申し立てた反原連の男性メンバー(39)は「公園はだれもが自由に無料で使える場所のはず。国会や官庁に近い日比谷公園で、デモを制限 するのは集会や表現の自由に反する」と訴える。
一方、東京都側は地裁に出した意見書などで、使用を認めてきたのは、現場の公園協会の「誤った処理」だったと主張する。公会堂など施設以外では以前から集会を禁じており、8月から徹底した、とする。
現場の対応を都が見直したきっかけは、ツイッターなどで呼びかけた、7月の反原連のデモの人出に驚かされたからだという。朝日新聞の取材に、都東部公園 緑地事務所は「参加人数も予測できず、一般の利用者への影響も大きい」とする。11日には園内で菊花展や農産物フェアなどがあり、「混乱を避ける必要もあ る」と説明する。
ただ、混乱を懸念して一時使用を一律に禁止した結果、9月に東京電力に向けて計画されていた100人規模のデモなども中止に追い込まれている。
東京地裁は2日、都側の主張を認めて反原連側の申し立てを却下した。地裁は、1万人規模の雑踏が生じ、「具体的危険性が見込まれる」とした。反原連側は即日抗告し、週明けにも東京高裁が判断を示す。
朝日新聞デジタル 2012年11月4日06時00分
差別はネットの娯楽なのか(10)―不逞鮮人追放!韓流撲滅 デモ in 新大久保「良い韓国人も 悪い韓国人も どちらも殺せ」
2013.02.11 03:30:59 記者 : ガジェ通ウェブライター カテゴリー : 政治・経済・社会 タグ : rindaウェブライター李信恵

旧正月を控え、3連休の初日である2月9日に、またしても新大久保で新社会運動主催、在特会協賛での反韓デモが行われると聞いた。前回、1月12日に行われたデモについて記事にしたこともあって、このことがとても気になっていた。
しかし、前回の記事について桜井誠会長が激怒しているらしく、現地に行くことは混乱を起こすことにもなりかねない、かえって地域に迷惑をかけるのではないかとして、知人たちからは上京をやんわりと止められていた。
そんなある日、ツイッター上で「レイシストしばき隊 隊員募集」といったつぶやきを見た。これは、「金曜官邸前抗議」のスタッフの一人であり、同名の本の著者である野間易通さんが結成し、呼びかけたものだった。
在特会などのレイシストは、新大久保での反韓デモ後、「お散歩」という形を取りながらデモの許可を得ていない商店街などに侵入し、暴言を吐いたり店舗や韓流ファンの日本人に嫌がらせをしたりすることがある。
「レイシストしばき隊」は一見物騒な名称とは裏腹に、反韓デモ自体は放置し、非暴力だという。その目的は、レイシストがデモ終了後にそうした行動に出た場合にいちはやく止めに入り、地域の安全を守るというものだった。
名称を巡っての誤解もあり、しばらくの間は賛否両論が飛び交った。在日コリアンからも否定的な意見が相次いだ。でも、私はこのつぶやきを見て面白いと思い、野間さん自身から直接話を聞いてみたかった。
私が野間さんを初めて見かけたのが、3年前の2月26日に代々木公園で行われた朝鮮学校無償化除外を反対するデモの時だった。なので、因縁のようなものを勝手に感じていたことも背景にある。
そして、取材させてほしいと申し込んだ。しかし、残念ながら返事はNOだった。できるだけ活動の内容については、秘密にしたいとのことだった。その代り、当日に時間を取ってもらえることにはなった。
だが、当日は野間さんにほぼ時間がなく、会話はほんのあいさつ程度に終わった。私が取材前までにつかんだ「レイシストしばき隊」の情報は、野間さんがツイッターでつぶやいた
「警視庁からしばき隊への問い合わせがあったので、総人員500名、ロケットランチャー5台、AK-47が30丁、MP5が50丁、青龍刀部隊20名超と答えておきました」
「警視庁警備課『どこに集合すんの?』しばき隊『規定時刻に300名が落下傘で降下する』」
といったものだけだった。
そして、直前に合流したジャーナリストの安田浩一さんとともに、デモ隊の集合場所である大久保公園に向かった。大久保公園を出発した在特会は、職安 通りへ向かった。その間、私は南北に走るイケメン通りを通り抜けた。「レイシストしばき隊」は、この通りに在特会らを入らせないようにするらしい、という のは途中で耳にした。
そして、大久保通りでデモ隊が来るのを待った。大久保交番の前で、カメラを構えようとすると白いダウンベストを着て自転車に乗った年配の男性と目が合った。男性は突然、「朝鮮人は出て行ったらいい、ゴキブリだ」と大声で云いながら通り過ぎた。
その直後、デモ隊がやってきた。その中でコールしていた男性が「自分は大阪から来たが、大阪の鶴橋にもコリアタウンがある。夜になったらレイプが多 発する」と叫んでいた。私は小さいころからずっとその街を知っているが、そんな話は初耳だ。そういうデマを振りまくために大阪から来たのか、それとも恥を 重ねに来たのだろうか。
ツイッターでその後、話題になっていたプラカードや横断幕の「良い韓国人も悪い韓国人もどちらも殺せ」「害虫駆除」などは、撮影した写真にはっきり と写っている。私はデモ隊と反対側にいたにもかかわらず、だ。それを持った人々はカメラを持つ私に向かってそれを掲げた。マスクの人はさておき、多くの人 はカメラに笑顔を向け得意そうに笑った。その笑顔を見て、背筋が凍るような気持ちになった。
目の前にいた中年の女性たちは、ヘイトスピーチを繰り広げるデモ隊の男性について、「いくら正しいことを云っても、あの巻き舌じゃあかえって。 ね?」と話していた。「発言の内容は問題にしないの?」と、問いかけたい気持ちを、ぐっとこらえた。絶望はどこにでも転がっている。
最初はツイッターで実況でもしようかと思っていたが、いざデモを見たら動画の何万倍も酷すぎて何も出来なかった。呆然としていたら、直前に知り合っ た韓国料理店のオーナーに「大丈夫か?」と声を掛けられた。その途端、道端で号泣してしまった。一人ぼっちで取り残されたような気分にもなったし、人間は どこまでも残酷になれるという、それが本当に怖かった。
しばらくして落ち着いた後、気を取り直してデモを最後まで追いかけた。
在特会の関係者とみられる人物が、ずっと私を映していたので、私も映し返してみた。
当然、私はその人を映した動画や写真を公開するつもりはない。ブレノこと松本修一は、自身ら在特会の活動を撮影した動画をネット上にたびたび公開し ていた。それは一種の暴力であり、差別に加担する行為として京都朝鮮学校の裁判でも追及された。そのことについて、何一つ学ばない人たちが目の前にいた。
この日、在特会のデモを見て、怒り、悲しむ日本人に何人も出会った。「レイシストしばき隊」に参加していた数人とも、途中で話すことができた。皆、 デモを目前にして怒りを隠しきれない様子だった。それが嬉しいと思う反面、怒ることより恐怖が先に来た自分だけが、どこか取り残されているような気分にも なった。
安田さんには、デモが終了後「名指しされなかった?大丈夫?」と声を掛けられた。心配していただいたにもかかわらず、「名指しされなくても、すべて 自分のことに聞こえた。そうでしょ?」と云ってしまった。まるで八つ当たりみたいだった。今考えると、とても申し訳なかったと思う。
そして、「レイシストしばき隊」の活動はここからが本番になるのだが、女性の参加は禁止(在特会関係者は弱い立場の者を狙うのが得意)ということ や、外国籍であるのが自分ひとりだけであり、万が一トラブルが発生した時に逮捕という不安があったのでその場を離れることにした。
帰り道の新宿の交差点で、和服でデモに参加していた人が別の参加者と談笑しながら目の前を通り過ぎた。「朝鮮人を殺せ」と叫ぶデモにわざわざ和服で参加した彼にとって、いったいこのデモはなんだったのか。「殺したい朝鮮人は目の前ですよ」と声を掛けたかった。
私は在特会と差別に関して、やっぱり冷静に語れない。感情的になるし、また冷静に語ろうとする人に対しても、憤りのような憎しみに似たものを感じる。語る前に、一度ちゃんと傷ついて、黙って一緒に泣いて欲しいと思うのだ。そのために記事を書いているのかもしれない。
大阪の自宅に戻った瞬間、京都の裁判などにもかかわる東京の知人から電話があり、新大久保に行ったことについて怒られると思ったが「お帰り、御苦労さん」と云われて、安心してまた泣いた。
「レイシストしばき隊」は、9日は無事にレイシストたちの「お散歩」を阻止した。そして10日には前日の効果もあって「お散歩」自体が行われなかったという。
私は9日から10日に日付が変わる時、「それにしても、新大久保の上空からレイシストしばき隊の落下傘部隊が次々と地上に降り立った時は、本当に圧 巻だった」とつぶやいた。これはもちろん冗談だが、2日間にわたって新大久保の街には、「レイシストしばき隊」をはじめ、安田さん、新大久保に関わる 人々、多くの人々の善意が降り注いだと思っている。
次回の出動は、17日。
(李信恵)
画像: 不逞鮮人追放!韓流撲滅 デモ in 新大久保 デモ隊より
※SAPIO2013年2月号
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ネット出自の草の根保守層にとって安倍首相は“強さ”の象徴
2013.01.27 07:00