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菅首相「幹部は死んだっていいんだ。俺も行く」 東電の福島原発からの撤退を止めるため本社に乗り込む


 

 水素爆発が相次ぎ福島第1原発事故が危機的状況に陥っていた2011年年3月15日未明、菅直人首相(当時)が東京電力本店に乗り込んだ際の「60(歳)になる幹部連中は現地に行って死んだっていいんだ。俺も行く」などとの発言を、東電が詳細に記録していたことが2012年3月15日、分かりました。

 菅氏の東電訪問は政府の事故調査・検証委員会の中間報告などでも触れられています。

 また、菅氏が撤退を踏みとどまるよう求めた発言と、対策統合本部の設置について、福島原発事故独立検証委員会(民間事故調)は「(危機対応として)一定の効果があった」と評価しています。

 今回発見された記録からは、東電が第1原発から全面撤退すると考えた菅氏が、東電に、できる限りの取り組みと覚悟を迫っていたことがはっきりとわかります(幹部に死ねといっているわけではないので、そこは突っ込むところじゃないと思います)。

 記録によると、本店2階の緊急時対策本部に入った首相は、政府・東電の事故対策統合本部の設置を宣言しました。そして、

「このままでは日本国滅亡だ」

「プラントを放棄した際は、原子炉や使用済み燃料が崩壊して放射能を発する物質が飛び散る。チェルノブイリの2倍3倍にもなり、どういうことになるのか皆さんもよく知っているはず」

「撤退したら東電は百パーセントつぶれる。逃げてみたって逃げ切れないぞ」

と迫ったのです。そして、菅前首相は東電の事故対応について

「目の前のことだけでなく、その先を見据えて当面の手を打て」

「無駄になってもいい。金がいくらかかってもいい。必要なら自衛隊でも警察でも動かす」

と、改善を求めたのでした。

 

 私の学友には東大から官僚になった人が多いのですが、彼らを通じて、官僚が菅前首相をいかに邪魔にして、あの手この手で悪評を流し、邪魔をしたかを垣間見ました。

 このことはかえって、官僚に愛される野田首相より、菅前首相がよほどまともな証拠ではないでしょうか。

 原発推進派や小沢支持者はもちろんのこと、一般には菅前首相については評価しないばかりか原発事故拡大の張本人と思っている方も多いと思いますが、私は安倍・麻生・鳩山・野田氏ら最近の総理大臣があのとき首相だったら、と思うとぞっとします。

 まさしく日本は滅びていたんじゃないか。

 お腹が痛くなって首相を辞めてしまった安倍元首相は、普天間基地移設問題も放り出した鳩山元首相とともに、今、地下式原発議連(笑)の顧問です。

 原発再稼働に狂奔する野田首相や日本語を読むのも危うい麻生元首相でも、どうにもならなかったでしょう。

 福田氏を含め、これらの首相では、脱原発宣言や浜岡原発停止要請もなかったはずです。

 管政権にはミスや問題も多く、私も菅氏を権力の亡者妖怪だ(失礼!)と、ずいぶん批判しましたが、相対的にはこの10年~20年で最も良い首相だったと思います。

 野田首相はどじょうだなんだのと親しみやすさが喧伝されました。官僚と、それに誘導されたマスコミのイメージ操作に騙されていないか、常に冷静で慎重なチェックが我々自身にも必要です。

菅直人内閣総理大臣 国連総会での演説 脱原発部分を抜粋 2011年9月24日

菅直人首相退陣正式表明 さらば非世襲総理 この20年で最もまともな首相だった 追伸あり


 

我々はとことん官僚に騙されているのではないか。と疑ってみましょう。

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2012年3月16日付け中国新聞 幹部は死んだっていい俺も行く 菅首相、原発危機的状況で東電に

 水素爆発が相次ぎ福島第1原発事故が危機的状況に陥っていた昨年3月15日未明、菅直人首相(当時)が東京電力本店に乗り込んだ際の「60(歳)になる幹部連中は現地に行って死んだっていいんだ。俺も行く」などとの発言を、東電が詳細に記録していたことが15日、分かった。

 菅氏の東電訪問は政府の事故調査・検証委員会の中間報告などでも触れられているが、記録からは、東電が第1原発から全面撤退すると考えた菅氏が、かなり強い口調でできる限りの取り組みと覚悟を迫っていたことがうかがえる。

 記録によると、本店2階の緊急時対策本部に入った首相は、政府・東電の事故対策統合本部の設置を宣言。「このままでは日本国滅亡だ」「プラントを放棄した際は、原子炉や使用済み燃料が崩壊して放射能を発する物質が飛び散る。チェルノブイリの2倍3倍にもなり、どういうことになるのか皆さんもよく知っているはず」と強い危機感を示した。

 さらに「撤退したら東電は百パーセントつぶれる。逃げてみたって逃げ切れないぞ」と迫った。

 東電の事故対応について「目の前のことだけでなく、その先を見据えて当面の手を打て」「無駄になってもいい。金がいくらかかってもいい。必要なら自衛隊でも警察でも動かす」と、改善を求めた。

 15日未明の段階では、2号機も水素爆発の恐れがあった。状況説明に対し、菅氏が「何気圧と聞いたって分からないじゃないか」といら立つ場面もあった。

 菅氏は対策本部に大勢の東電社員がいるのを見て「大事なことは5、6人で決めるものだ。ふざけてるんじゃない。小部屋を用意しろ」と指示、勝俣恒久かつまた・つねひさ会長ら東電トップと対応を協議した。

 菅氏が撤退を踏みとどまるよう求めた発言と、対策統合本部の設置について、福島原発事故独立検証委員会(民間事故調)は「(危機対応として)一定の効果があった」と評価している。

 今月14日の国会の事故調査委員会では、菅氏の東電訪問時の映像(音声なし)が残っていることが明らかになった。

 




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