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大阪市役所と市職労の不祥事は必ず続々と発覚する だからといって橋下維新の会を支持することは出来ない


 

 (講談社現代新書) [新書]

 


 

 2011年11月の大阪市長選で、落選した平松邦夫前市長の後援会への参加を市職員に徹底させる内部文書が作成されていたことが分かりました。文書は市が管理 する職員名簿を使って、後援会への紹介カードの配布・回収を確認する内容でした。

 文書を入手した大阪維新の会市議団は2012年2月6日、市交通局に対し調査を要求し、同局では事実関係の調査に乗り出すことを決めました。

 この文書には、市労連側の指示として「紹介カードを提出しない等の非協力的な組合員がいた場合は、今後不利益になることを本人に伝 え、それでも協力しない場合は各組合の執行委員まで連絡してください」などとの注意事項が書かれていました。

 これはひどい!

 しかし同時に、今回見つかった内部文書「知人・友人紹介カード配布回収リスト」はA4判34枚に、約1800人の市交通局職員の氏名や、交通局内部で管理している市側しか知り得ない7けたの職員番号などが記載されていました。

 そこで、市労連側は「文書に関与していない。事実無根」と全面否定しており、橋下市長も慎重な調査を指示しています(組合の関与は別にしてもプライバシー侵害・秘密情報漏洩としては大問題!)。

  橋下市長は、民主党の衆院議員が2006年に起こした「偽メール問題」を引き合いに、「組合側が(リスト文書の)フォントが違うと具体的に否認しており、それなりに根拠がある」と述べ、慎重に事実関係を調査する考えも示しています。

 なかなか冷静ですね。

 (中公新書ラクレ) [単行本]

吉富 有治 

 

 

 ただ、この問題の組合関与などの確証が出るまでおくとしても、大阪市役所というところは、上の本にも書いてあるように、他の都道府県の同じ公務員からみても本当にひどい組織だというのは関西人にとっては半ば常識です。

 特に環境局・交通局・水道局といった現業職員のモラルの低さは異常といっていいでしょう。

 なにしろ、職員数4万人に対し、ここ数年、毎年20人程度の職員が窃盗犯や薬物犯、その他の暴力事件で逮捕されるというというのは異様です。

 民間のみならず、およそ一般の組織ともかけ離れた実態を如実に表していると思います。

 私は兵庫県民ですし、どこの政党とも労働組合ともなんの関係もありませんが(だいたい労働事件をやらない)、そんな私にでも、大阪市の職員組合は既得権擁護に固執しており、一般家庭にまでFAXが普及した時期においても、「書類を運ぶ職員の削減につながる」として、FAX導入に反対し続けたというもはや都市伝説みたいな信じがたい実話が伝わってきています。

─自治体革命への道 [単行本]

 

 

 そして、上の本に書いてあるように、大阪(特に市)独特の問題として、同和利権の問題があります。

 過去の大阪市長選でも、同和利権団体が集票マシーンとして機能し、彼らの逆差別権益を侵す市長の就任・続投を阻んできたと言われています。

 このブログでも、橋下維新の会を厳しく批判はしても、「対案」として対立候補の平松前市長を積極的に推すことも出来ませんでした。それは、平松氏に人員削減数を維新の会と競うような態度や、生活保護切り捨て姿勢があったことがまず原因です。

 しかしそれに加え、平松氏の前の関元市長にも多くの問題がありましたが、関市長は、交通局改革など市役所改革を提唱した側面があり(必ずしも民営化は良くありませんが)、平松前市長はその前の関市長の続投を阻むため、組合等が中心となって擁立した候補である側面がありました。

 また、関西電力の有力株主として脱原発の株主提案をすることも、平松前市長は拒絶しました。

 それに比べれば、橋下現市長の脱原発依存(平松氏が作ろうとした天然ガス発電所敷地にカジノ誘致を考えるなど、不徹底ですが)、同和利権解体、市職労の腐敗摘発などは、私も支持できる政策です。

 自由と人権を守る立場から、下の本で有名になった「ハシズム」批判はしますが、じゃあ、私が大阪市民なら平松氏に入れるかというとそれも難しい問題だったのです。


 

[単行本]

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 そう、確かに橋下氏なら大阪市役所と市職労の腐敗に切り込めるかも知れない。

 しかし、だからといって、私が橋下・維新の会を支持できないのは、上の本に書いてあるように、その基底に「自由と人権」の軽視があるからです。

 そして、橋下維新の会が勝ち続ければいずれその弊害は国政にも及びます。だから、大阪W選挙でストップすべきだったのです。それほどの脅威を私は去年から感じていました。

 彼らが多数者として勢いを増せば増すほど、見えにくい少数者の人権侵害が増えるでしょう。

 そもそも、人権とは人が人たるが故に、生まれながらにして有する権利です。多数決でも奪えない基本的人権です。現代立憲民主主義とは多数決によっても奪えない個人個人の人権を最大限尊重することに本質があります。

 それに、橋下氏はことあるごとに民意、民意といいますが、彼でさえ、先の大阪市長選挙では59%の支持を得たに過ぎず、41%には反対されているのですから、とても圧勝とは言えません。

 そして、彼に反対した41%の福利を図っていくのも首長の仕事なのです。

 そして、もちろん、59%の人も、どれか一つ、たとえば彼の脱原発依存姿勢や同和利権解体に賭けたのかも知れず、下の本にあるような教育基本条例など他の政策を支持しているとは限りません。

 なのに、自分が選挙に通れば、自分の全政策が全部支持されたことになり、全部強行して良いのだなどというのは詭弁というより、騙しです。


 

[単行本]

 

 

 そして、上の本でも指摘されているように、橋下維新の会の世界観・人生観は貧しいですね。

 教育委員会などと教育基本条例の修正論議が続いていますが、結局、学区を廃止して、全中学生にテストをして序列化するのだそうです。

 橋下市長は

「受験はいままでと変わらないが、自分がどの学校にいけるか把握したうえで進路を決定しないといけない。今までは序列化や点数化はだめといっていたがそんな建前はやめましょう」

などと言っていますが、これから国政をも牛耳っていこうとするこの国のリーダーの教育観・人生観としてはいかにも貧相です。まるで、進学塾の先生です。

 一国のリーダーには、もっと豊かな人生観や教育理念をもってことに臨んで欲しいのです。

 下の本にあるように、彼らは教育目標を首長が作り、各校で目標を達成できない教員に処分をすることにこだわっていますが、その目標って結局生徒の学力テストの点数を上げること以外にないのではないですか?

 そんな学校は、「勉強あって教育なし」です。塾であって教育の場ではありません。

憲法違反・法律違反だらけの大阪維新の会「教育基本条例」案 教育に本当に必要な「基本」は・・・

[単行本]

 

 


 下の本の題名が言い得て妙なのですが、橋下氏は「仮面の騎士」ではないでしょうか。

 たとえば、賢そうでいて、無能なブレイン。

 

大阪府市統合本部に結集した橋下市長・松井府知事と特別顧問の無能と無謀

橋下維新の会のブレインは実に優秀だ!特別顧問堺屋太一氏が世界に誇れる大阪10大名物を提案!

違憲違法の教育基本条例(免職をあきらめたようですが、停職でも最高裁判例では違法)。

最高裁判決によれば橋下維新の会の教育基本条例は「処分は重過ぎて社会観念上著しく妥当性を欠く」となる

いまだにカジノ誘致にこだわっていること。

橋下流「自由な対話」と「民主主義」の結果が、液化天然ガス発電所建設予定地にカジノ誘致なのか

他人のミスには厳しいのに、府知事時代の大阪府の赤字拡大や自分の府庁移転断念問題の失策にはほおかむり。

松井大阪府知事と橋下大阪市長の維新の会コンビが当選なら「大阪」は破産する

橋下大阪市長に府庁舎購入の損害96億円返還請求を求める住民訴訟提起 大阪都構想で追及を逃れられるか?

 [単行本(ソフトカバー)]

 

 

 

 

結局、箱物行政・公共事業重視の旧態依然たる経済政策。

大阪市を解体する維新の会の大阪都構想は、大阪市の財源を奪ってカジノや土木事業につぎ込むための口実だ

思いつきで物を言ったり実行したりするので、あとで周りが迷惑する性格上の欠点。

松井・橋下・大阪維新の会の教育「改革」で15歳の春が泣く 来春大阪の中学卒業生2000人が高校に行けない

高圧的な独裁と言われる政治手法。

橋下府知事・維新の会 大阪市職員を大阪都構想への賛否で選別開始 もはや「ハシズム」=恐怖政治

私利私欲を計る危険性。

橋下徹氏は権力欲を満たすためには自身のお子さんまで利用する。「絶対的な権力は絶対的に腐敗する」

などなど、橋下・維新の会の問題点を挙げれば切りがありません。

 橋下維新の会の、脱原発依存など二つや三つの政策を支持できるからと言って、とても応援できる存在ではありません。


 

 [単行本]  

 

 

 それでも、大阪市職労や各局の腐敗ぶりを知るにつけ、「毒をもって毒を制する」ということで、橋下維新の会を支持する方々の気持ちもよくわかります。

 これらの組織の悪行はこれからもいくらでも膿が出てきますから、そのたびに橋下人気は高まるでしょう。

 しかし、それは橋下維新の会の政治集団としての機能の一部でしかありません。

 それでも、冒頭の本や、上の本で指摘されているような、橋下維新の会の底流に流れる、自由と人権の軽視=非人間的本質は、結局、少数者だけでなく、多くの人々を不幸にするだろうという気持ちは揺らがないのです。

 かつての小泉改革。つい先日の民主党の圧勝。

 抗しがたい流れがあるとき、その流れに乗ってしまえば地獄を見ることを、日本人は何度も経験したはずです。上の二つの本にあるように、激しい生存競争だけ肯定していては、誰の居場所もなくなってしまいます。

 冷静になって、流れに棹さして頂きたい。少なくとも、流れに逆らう人がいたら、なぜそんなエネルギーをいることをしているのか、想像力を働かせていただきたいと思います。

 

 

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「全中学生に統一テスト」府立高の学区撤廃で

2012.1.31 11:41 産経新聞
大阪府と大阪市の府市統合本部で、撤廃方針が決まった府立高の通学区(普通科)。工業・商業などの専門学科は、すでに撤廃されている(大阪府ホームぺージから)

大阪府と大阪市の府市統合本部で、撤廃方針が決まった府立高の通学区(普通科)。工業・商業などの専門学科は、すでに撤廃されている(大阪府ホームぺージから)

 大阪府と大阪市の府市統合本部で、府立高校の通学区を撤廃する方針を決めたことについて、 橋下徹大阪市長は31日、「府内全域の中学生が参加する統一テストが必要になる」とする認識を示した。報道陣の取材に答えた。府市統合本部では、平成26 年度から現在4学区ある府内の学区を撤廃する方針を示している。撤廃をめぐっては「中学校の進路指導などで現場が混乱する」「議論が不十分」とする意見も あがっていた。

 橋下市長は「受験はいままでと変わらないが、自分がどの学校にいけるか把握したうえで進路を決定しないといけない。今までは序列化や点数化はだめといっていたがそんな建前はやめましょう」と述べた。

 一方、松井一郎知事は同日、府と市の特別顧問、堺屋太一氏が提唱した大阪の「10大名物」実現に向け、個々の計画を具体化させるプロジェクトチームの創設 を検討していることを明らかにした。ファンドを創設するなどして、民間からプロジェクト実現に向けた資金を集め、公金は投入しない方法を検討するという。

 




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