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元FOXテレビの司会者でトランプ大統領候補からの信頼も厚い熱烈なトランプ信者として知られるタッカー・カールソン氏は、2024年2月8日にロシアのプーチン大統領との単独インタビューの内容を公表しました。
この中で、プーチン氏はウクライナに武器支援を行ってきた米国を非難し、
「もし本当に戦いを止めたいのなら、武器供与を止めよ。数週間で戦争は終わり、何らかの合意が得られるだろう」
などと自説を繰り返しました。
また、カールソン氏から北大西洋条約機構(NATO)加盟国のポーランドにロシア軍を派遣するシナリオを想像できるかと尋ねられ
「ポーランドがロシアを攻撃する場合だけだ。ポーランドやラトビアなどに何の関心もないからだ」
と答えました。
侵略開始までは、プーチン大統領はウクライナに対しても攻め入ることはないと言っていましたがね(-_-;)。
そして、プーチン大統領が求める通り米国などNATO諸国がウクライナへの軍事支援を止めたら、ロシア軍がウクライナ全土を占領して戦争は終わり、ゼレンスキー政権に代わるロシア政府の傀儡政権が樹立される、という意味では「戦争は終わり、何らかの合意が得られる」でしょうね、それは。


トランプ氏は今年11月の大統領選挙でカールソン氏を副大統領候補にとも言ったことがあり、二人は一心同体。
今回のインタビューはトランプ氏がプーチン氏に特使を送ったともいえる。
ウクライナを侵略しているロシア政府のプーチン大統領が「戦闘は悲劇だ。ただ、ロシア側が和平交渉を拒否したことは一度もない」「私たちはどのようにしてこの悲劇を止めるのか考えなければならない」(呆)。
さて、2022年2月24日のウクライナ侵略開始以来、プーチン大統領が西側諸国のメディア関係者の公式なインタビューを受けるのは初めてで、約2時間に及ぶインタビューをクレムリンで受けるなど、トランプ派のカールソン氏を厚遇するロシアの姿勢が目立ちました。
ちなみに、カールソン氏は米FOXニュースの政治番組の人気司会者だった人ですが、侵攻開始当初からロシア支持を表明してウクライナを批判しています。
カールソン氏はいわば、自分が今年の米大統領選で当選したらウクライナへの支援は止める、そうすればロシアとウクライナの戦争は即時に終わると公言しているトランプ大統領候補の代弁者です。


トランプ前大統領は、共和党の候補者選びに向けて2023年8月23日夜に開かれた主要候補によるテレビ討論会を欠席、代わりにカールソン氏のインタビューを受けてこれを公開した。
トランプ氏がついに発狂。選挙演説で「大統領には免責特権を与えなければならない。トルーマンを見てみろ。広島、長崎。特権がなければ彼は原爆を投下しなかっただろう」と、自分にも免責特権を与えろと言い出す。
そして、カールソン氏はトランプ氏が敗れた2020年の米大統領選挙について、投票集計機の不正操作によってトランプ氏の勝利が盗まれたとする陰謀論を広め、FOXが集計機メーカーに約7億8750万ドル(約1200億円)の和解金を支払う原因をつくったため、2023年4月に降板させられたという札付きの親トランプ陰謀論者です。
今回、カールソン氏だけがプーチン大統領への単独インタビューに成功してプーチン氏が勝手な主張をしまくった出来事を見れば、ウクライナを侵略しているロシア軍に即時撤退を求めず侵略されているウクライナに即時停戦を求め、欧米日にはウクライナへの支援を止めろと主張することが、結果としてプーチン大統領とトランプ大統領候補の完全に思惑通りの言動をして彼らを利しているのがよくわかります。


「【個人的神回です】及川幸久さんXNEWS【タッカー・カールソンがロシアに】プーチンにインタビューか?ディープステートがパニック!」より(敢えてリンクは貼らない)。
親トランプ・プーチン陰謀論者のインタビューを、DS陰謀論者がシェアして再生回数を稼ぐというカオスな陰謀論者の世界。
トランプ信者Qアノンが反ワクチン陰謀論から親露派陰謀論へ。そして東京大学の研究は反ワクチン陰謀論者が参政党支持になる傾向を指摘。一般に「熟慮性が低い」という陰謀論者にどう対処するか。
ところで、ロシアでも来月3月に大統領選挙が予定されています。
プーチン大統領は最大の政敵として内外にその名を知られているナワリヌイ氏は刑務所に入れ、しかもナワリヌイ氏らのグループが反プーチンの候補を応援するという運動を始めると、モスクワの弁護団や支援者が容易に行けない北極圏の刑務所にナワリヌイ氏を突然移送してしまいました。

ロシア軍がウクライナの各都市に最大規模の空爆をして教育機関や産科医院などで民間人を殺戮。ウクライナ兵士の捕虜を射殺。カソリック教会の活動を禁止。プーチン大統領の政敵ナワリヌイ氏を北極圏の刑務所に移送
また、2023年12月20日に平和と民主主義を掲げるリベラル派のエカテリーナ・ドゥンツォワ氏が立候補を表明したところ、中央選挙管理委員会は同氏から必要書類を受理したことを認めていたにもかかわらず、3日後の12月23日には書類に不備が見つかったとして無所属での出馬を認めないことを決めました。
プーチン大統領にとって邪魔な政敵は毒殺される、シベリア送りになる、そして生きていても立候補もできない。
これが親露派陰謀論者がウクライナより上と称えるプーチン政権下のロシアの「民主主義」です。


ロシア軍の兵士を確保するために中絶の権利を否定。プーチン大統領の政敵ナワリヌイ氏は移送され行方不明。リベラル派の大統領候補は立候補禁止。このプーチン政権の人権侵害がウクライナ侵略を可能にしている。
そして、ロシア中央選挙管理委員会は2024年2月8日、ウクライナ侵攻反対を訴えて3月の大統領選挙への立候補を目指すボリス・ナジェージュジン氏を候補者登録しないと決めました。
提出した10万人の署名のうち9千以上が無効だったというのがその大義名分で、これで大統領選候補者はプーチン大統領と政権に協力的な「体制内野党」からの計4人で決まりました。
ナジェージュジン氏は記者会見で、
「数十万人が署名したのは間違いない」
と述べ、最高裁判所に訴える考えを示しましたが選挙におよそ間に合いませんし、プーチン政権の強権体制の下では決定が覆る可能性はほぼないとみられています。

ところで、親露派や反米こじらせ派は、ウクライナ政府が今年の大統領選挙をしないのは、ゼレンスキー大統領から解任されたザルジニー司令官の立候補を恐れてのことだ、民主主義に反すると主張しています。
しかし、ドイツに空襲を受けていた第二次大戦中はイギリスでさえ10年間も総選挙はできなかったし、大統領選挙を全土でやれば人が集まる投票所がロシア軍による空爆の格好の標的になるのは明らかです。
サルジニー氏だって軍司令官だったんですから、毎日毎日ロシア軍に全土が攻撃されている今、ウクライナで大統領選挙をできるだなんて思っていないでしょう。
ウクライナに不可能な選挙を強いるならば、むしろプーチン氏とそのシンパしか立候補できないロシアの大統領選に関しても何か一言あってしかるべきではないですか。
【#ロシア大統領選 “反戦候補”の出馬認めず】
— 報道ステーション+土日ステ (@hst_tvasahi) February 8, 2024
ウクライナ侵攻に“反対”の立場で、プーチン大統領の対抗馬だった #ボリス・ナジェージュジン氏 について、ロシアの選管は立候補を認めない決断を下しました
大統領選の立候補に必要な“署名”について
「署名の中に死者の名前」… pic.twitter.com/1PXmu6PR7g
そもそも、10万人の署名を集めないと大統領選に立候補できないという制度がロシアならではで、提出する署名には署名者の名前や住所などを記載する必要があり、署名簿をロシア選管に提出すれば、署名した人は反プーチンだということでプーチン政権からどんな仕打ちを受けるかわからないわけです。
そこで、そもそも政権批判派が立候補できない壁になっているのがこの10万人署名制度なので、プーチン政権による反政権派への弾圧が一段と強まる中、唯一反戦を訴えるナジェージュジン氏の署名集めは難航すると見られていました。
ところが実際には、同氏の侵略反対の主張に賛同する市民が列をつくり、20万人分以上の署名が集まったのです。


ボリス・ナジェージュジン氏を支持する署名をするために列をなす人々/Evgenia Novozhenina/Reuter

時事通信「ウクライナ侵攻に反対候補の支持署名に列 ロシア大統領選」より
ナジェージュジン氏本人も大統領選本選では
「10%以上が私に投票するだろう」
と自信を示していました。
しかし、ウクライナ侵略を「国民の圧倒的多数が支持している」と主張するプーチン政権には反戦を掲げるナジェージュジン氏の得票は「反対票」となりますから、ネットの支持率32%はもちろん、たとえ10%の得票であっても受け入れ難かったわけです。
そこで、プーチン政権寄りのジャーナリストたちはナジェージュジン氏について
などと批判を強めてきましたが、とうとうロシア選管は同氏を立候補させる危険は冒さなかったわけです。
最終的にロシア中央選管が候補者登録を認めたのは、現職プーチン氏と政権に協力的な「体制内野党」であるロシア共産党、自由民主党、「新しい人々」からの計4人。
プーチン氏の当選は既定路線、これがロシア政府と親露派が誇るロシアの民主主義です。

ナジェージュジン氏が立候補できていたら反プーチン・ウクライナ戦争反対派の存在が目に見える形になるところだった。
ロシア軍はウクライナへの侵略を開始してからの2年弱で、現役の地上兵力のうち87%、31万5千人以上の死傷者を出して失った。それでも戦争を継続できるプーチン大統領の専制支配はもはや奴隷制だ。
さて、そんなプーチン大統領には国際刑事裁判所(ICC)からウクライナの子どもたちを大量に強制連れ去りしているジェノサイド条約違反容疑で2023年3月に逮捕状が出されています。
さらに、国連子どもの権利委員会は2024年2月8日に、ロシア政府に対し子どもたちの強制移送は国際法に違反していると訴え、占領したウクライナの地域からの子どもたちの強制移送をやめ、家族の元に戻すように要求しました。
また、国連子どもの権利委はロシアに関する報告書の中で、子どもたちの身元特定して戻れるようにするため、ロシア政府がウクライナから連れ去られた正確な人数と所在に関する情報を提供すべきだと指摘しました。
そして、同委員会はウクライナ国籍を奪われた子どもがいないことをロシア政府が保証し、子どもの身元や名前と家族関係を維持すべきだと言及しています。



リボワベロワ全権代表は子どもの権利担当だが、ロシアに連行されたウクライナの子どもたちを洗脳する取り組みについて公然と語っていた。
国際刑事裁判所が戦争犯罪容疑でプーチン大統領らに逮捕状発令。国連人権理事会が殺害・性的暴行・子どもの連れ去りなどロシア軍の戦争犯罪があったとする調査報告書を公表。橋下徹氏、伊勢崎賢治氏らは沈黙。
国際刑事裁判所(ICC)から子どもの連れ去り容疑で逮捕状が出ているロシアの「子どもの権利」担当のリボワベロワ大統領全権代表が「ウクライナから子ども70万人以上を受け入れた」と言い出した(恐)。
また、この国連子どもの権利委は、ロシア政府がウクライナへの侵略に関する組織的なプロパガンダを学校で流しているとして、学校を政治化したり軍事化したりしないようロシアに要求し、政府方針に沿わない意見を表明した子どもの迫害もやめるよう求めました。
ちなみに、ウクライナから強制連れ去りされた子どもたちの多くはロシアへ、一部はロシアの友好国であるベラルーシにも移され、そこでも洗脳教育を受けています。
しかし、ロシア政府は紛争地域から弱い立場の子どもたちを保護しているだけだと主張しています。
ロシア政府が国連憲章とハーグ陸戦法規などに違反して強制併合したウクライナ4州をロシア軍が占領し続ける限り、子どもたちの強制連れ去りや洗脳は続きます。
国連総会が何度も圧倒的多数で可決してきたように、ロシア政府とロシア軍に対しては、ウクライナからの即時・無条件・完全な撤退を求めることだけが真っ当な立場です。


NHK 「【動画】マリウポリから届いたSOS 孤児がロシアに強制連行か」より
ロシア政府の言論弾圧が続いている。プーチン政権批判したバンドのライブ会場に治安部隊突入。LGBT運動を「過激派」に認定。ウクライナの子ども2442人を連れ去りベラルーシ国内でロシア愛国心再教育。
イスラエル・パレスチナ戦争から見えてくるウクライナ戦争の真実。「たかが領土」ではなくイスラエル政府の強制入植もロシア政府の4州併合も違法。侵略しているロシアに対して即時撤退を要求するのは当たり前だ。
プーチン政権は停戦の条件として、
1 ウクライナの非ナチ化=ゼレンスキー政権の打倒
2 ウクライナの非軍事化=武装解除
3 ウクライナの中立化=NATO加盟断念
4 ロシアが強制併合したウクライナ4州とクリミア半島は当然返さない
を絶対条件にしていますから、ロシアとウクライナ双方の合意による停戦は、実はウクライナ政府がロシア政府の要求を丸呑みして実質的な無条件降伏を受け入れるしか実現しようがありません。
それ以外にどうやったら両国が停戦、それも即時停戦なんてできるのか、戦争開始以来2年を経過しようとする今も即時停戦派は説明できないままなのです。
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ロシアのプーチン大統領(左)と米保守派の元テレビ司会者タッカー・カールソン氏(AFP時事)
米元看板司会者、プーチン氏にインタビュー 一方的見解に懸念も
カールソン氏によると、インタビューは6日、モスクワのクレムリン(大統領府)で収録された。約2年前のウクライナ侵攻開始以来、プーチン氏が西側諸国のメディア関係者の公式なインタビューを受けるのは初めて。インタビューは通訳を介して約2時間に及び、カールソン氏を厚遇するロシアの姿勢が目立った。
カールソン氏は米FOXニュースの政治番組の人気司会者だったが、昨年4月に降板させられた。侵攻開始当初からロシア支持を表明し、ウクライナを批判。2020年の米大統領選を巡り、投票集計機の不正操作によってトランプ前大統領の勝利が盗まれたとする陰謀論を広め、FOXが集計機メーカーに約7億8750万ドル(約1200億円)の和解金を支払う原因をつくった。
(CNN) ロシアの首都モスクワの中央選挙管理委員会は8日、来月行われる大統領選への立候補に必要な数の署名を提出した反戦を掲げる「市民イニシアチブ」党の元下院議員、ボリス・ナジェージュジン氏の立候補は認められないとの判断を下した。
中央選管は候補の資格審査と候補者登録を行う。同選管によると、ナジェージュジン氏が集めた有効な署名は9万5587人分で、立候補に必要な10万人分を下回ったという。
選管の作業グループが署名を検証し、署名の15%超が無効なもので、候補者登録で許容される5%を超えていると指摘した。
ナジェージュジン氏は「数十万人が実際に署名したのは間違いない」と述べ、選管の判断は不服だとして最高裁に訴える考えを示した。また選管の規定についても異議を唱えた。
だが今回の選管の判断は、多くの反戦活動家と同じようにナジェージュジン氏が政治の舞台から追いやられることを示している。ロシアの大統領選については、外国の政府などは形式的なものとみている。
ナジェージュジン氏は反戦を掲げ、プーチン大統領の政策に公然と異議を唱えており、ウクライナ侵攻に反対する唯一の大統領候補と自らを位置付けていた。
ナジェージュジン氏の立候補に必要な署名については、国内だけでなくロンドンからパリ、旧ソ連構成国ジョージアの首都トビリシまで、各地でボランティアが在外ロシア人の署名を集めた。
選管の判断について、大統領府のペスコフ報道官は8日、「中央選管から聞いたのは、無効な署名が多かったということだ。従って、重要な基準が満たされていない」と述べた。
国連、ロシアにウクライナからの子ども強制移送をやめるよう要求
ロイター
2024年2月9日午前 1:07
国連、ロシアにウクライナからの子ども強制移送をやめるよう要求
国連子どもの権利委員会は8日、ロシアに対し、占領したウクライナの地域からの子どもたちの強制移送をやめ、家族の元に戻すように要求した。2021年4月撮影(2024年 ロイター/David W Cerny)
[ジュネーブ 8日 ロイター] - 国連子どもの権利委員会は8日、ロシアに対し、占領したウクライナの地域からの子どもたちの強制移送をやめ、家族の元に戻すように要求した。強制移送は国際法に違反していると訴えた。
ウクライナ政府によると、2万人の子どもが家族や保護者の同意なしにウクライナからロシアへ連れ去られた。国際刑事裁判所(ICC)は昨年3月、ウクライナからの子どもの不法な移送の疑いでロシアのプーチン大統領と同国子どもの権利担当大統領全権代表のマリヤ・リボワベロワ氏に対する逮捕状を出した。
これに対しロシアは、紛争地域から弱い立場の子どもたちを保護しているだけだと主張している。
子どもの権利委はロシアに関する報告書の中で、子どもたちの身元特定して戻れるようにするため、ロシア政府がウクライナから連れ去られた正確な人数と所在に関する情報を提供すべきだと指摘。ウクライナ国籍を奪われた子どもがいないことをロシアが保証し、子どもの身元や名前、家族関係を維持すべきだと言及している。
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子どもの権利委のアン・スケルトン委員長は、1月のスイス・ジュネーブでのロシア代表団との協議が「すれ違っていた」と発言した。
2024年2月9日 6:16
【ジュネーブ共同】国連の子どもの権利委員会は8日、ロシア政府与党がウクライナへの侵攻に関する組織的なプロパガンダを学校で流しているとし、学校を政治化したり軍事化したりしないようロシアに要求した。政府方針に沿わない意見を表明した子どもの迫害もやめるよう呼びかけた。
ロシアがウクライナの子どもを連れ去っている問題を巡っては、ロシアが「7千人の子どもが(ウクライナから)退避した」と主張しており、国連側の認識と異なると指摘。「正確な人数や身元などの情報が報告され、家族の元に帰されねばならない」と強調した。(共同通信)
上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。






