
森友学園事件についての、佐川元理財局長の証人喚問は、50回以上
「刑事訴追を受ける可能性があるので、お答えできない」
と佐川氏が繰り返して、実りの少ないものになってしまいました。
でもですね、佐川氏の証言でおかしいのは、文書改ざんについて自分は知らない、関わっていない、答えられないと言いながら、安倍首相と昭恵夫人が
「関わっていない」
ことは明らかと断言できるところなんですね(笑)。
なんで、自分は知らないことのはずなのに、安倍夫妻が森友学園への国有地払い下げにかかわっていないことだけは断言できるのか。まさに、それを言うように言い含められて証人喚問に出てきたことは明らかでした。


自民党の丸川議員の「安倍昭恵夫人は関わっていなかったんですね」「安倍首相は関わっていなかったんですね」という強引な誘導尋問(質問の中に答えを入れてしまう質問)は酷かったですね。
誘導尋問は裁判では敵性証人や反対尋問でしかできないんですけどね。

この「当時の理財局長」というのが迫田英典氏。
時系列で見るだけでも、安倍夫妻が森友学園への国有地格安払い下げに関与している疑いは濃厚。
さて、さかのぼること二日前、森友学園が開校を目指していた小学校「瑞穂の国記念小学院」(当初は「安倍晋三記念小学院」にしようとしていた)の名誉校長を昭恵夫人が務めていた問題をめぐり、安倍首相は2018年3月26日の参院予算委員会で、共産党の辰巳孝太郎議員に対して
「あくまでも名誉校長であり、国有地の売却や学校認可の手続きに関わっていない」
「また、妻が名誉校長を務めているところはあまたの数あるわけだが、それそのものが、今まで行政等に影響を及ぼしたことはない」
と答弁していました。
ところが、わずか二日後の3月28日の参院予算委員会で共産党の小池書記局長が、この「名誉校長」について
「いったいどこの学校や保育園なのか」
と問いただすと、たいへんなことになりました(笑)。
面白いので、J-CASTニュースの描写をそのまま引用します。

引用開始
「あの、すみません、ちょっと訂正させていただきますが、名誉校長ではなく名誉職、ということでありまして...」
などと、資料を見ながら「名誉職」の件数が55件だったことを明らかにした。小池氏が重ねて「名誉校長、名誉園長はどこですか?」と質問すると、安倍氏の答弁はグダグダになってしまった。
「ちょっと待ってください?校長と...えー、校長と園長ということであればですね、これは現在の段階でございませんが、つまり、私が意図的に間違えたわけではなくて、言い間違えでございますので、校長と園長ということで、今、いきなりご質問がございましたので、それは間違いであったということでございまして、会長職等の件は計55件でございまして、おそらく校長とか園長ということについては、他にはないのではないか...、後援会、そういう児童養護施設等の後援会長のようなものはございますが、校長と園長というものは他にはないのだろうと思います」
つまり、「『瑞穂の国記念小学院』以外に名誉校長や園長はない」という答弁のようだが、小池氏は間髪入れずに「違いますよ!ほら、今、(事務方から)指摘されてますから。今、後ろからメモ来てますから」。
安倍氏はしどろもどろになりながら2つの学校名を挙げた。
「これは時間稼ぎではなくてですね、(一覧表を見ながら)このように沢山あるものでございますから...その中で見ますと...あと2つあったわけでございますが、すでに辞めているということであります。これはあのー、学校としては御影インターナショナルとですね、えー、あっ、あのー、えー、瑞穂の国記念小学院ですか?はい」
「御影インターナショナル」とは、加計学園が運営する認可外保育施設の「御影インターナショナルこども園」のことを指すとみられ、小池氏は
「『あまたある』って言ったけど、ふたつなんですよ!で、そのふたつは、ひとつは森友学園ですよ。もうひとつは加計学園ですよ。モリカケじゃないですか!何が『行政をゆがめてない』だ!国政調査権の発動が必要だ」
と声を荒らげていた。
引用終了

嘘はつけないものだというか、このしどろもどろな答弁が、まさに安倍首相が昭恵夫人の森友学園への特別な関与について胡麻化そうとしていたことを、何より雄弁に物語っています。
この26日の審議では、安倍首相は昭恵夫人が森友学園の名誉校長になった動機について、昭恵氏が小学校の教育理念に
「賛同して一時期、名誉校長を務めていた」
「名誉校長である以上、より良い学校になればいいと期待している立場だ」
「こういう人が名誉校長になっていれば信頼性が上がる、あるいは他の多くの人も趣旨に賛同するかもしれないと理解したということ。私もそう思う。」
と説明しています。



そして、安倍昭恵夫人が、その学校の信頼性を高めるために名誉校長や園長になったのは、たった二つ。森友学園と加計学園だけなのです。
さらに、昭恵夫人付の国家公務員が財務省に問い合わせのファックスまで入れています。
ところが、財務省は文書改ざんの中で、昭恵夫人と安倍首相が出てくるところを全部削除しているのです。
これは、是が非でも、昭恵夫人の証人喚問をすべきでしょう。
刑事罰が科される「推定無罪」が原則の刑事裁判でさえ、直接証拠がなくても状況証拠が積み重ねられれば「有罪」判決が下されます。
まして、刑事手続きではなく政治責任ということで言うなら、もう安倍首相が内閣総辞職をすべき状況証拠はそろいすぎるほどそろっていますね。
よろしかったら大変お手数とは存じますが、上下ともクリックしてくださると大変うれしいです!
安倍晋三首相は26日午後の参院予算委員会で、森友学園が建設を予定した小学校の名誉校長に夫人の昭恵氏が一時就任したことに関し、学園の信用度を向上させるのが目的だったとの認識を示した。「学園の信頼性を高める。妻もそのように理解していた」と述べた。
首相発言は、昭恵氏が首相夫人の立場や影響力を意識して、学園側に協力したことを認める内容だ。野党側は問題の真相解明に向け、昭恵氏の証人喚問が必要だと訴えた。首相は、昭恵氏が小学校の教育理念に「賛同して一時期、名誉校長を務めていた」と説明。「名誉校長である以上、より良い学校になればいいと期待している立場だ」と語った。
安倍首相「妻の名誉校長は学園信頼性のため」
行政がねじ曲げられたとは考えていない
[東京 26日 ロイター] - 安倍晋三首相は26日午後に参院予算委員会で行われた財務省の決裁文書改ざん問題の集中審議で、昭恵夫人が学校法人森友学園の名誉校長を務めたことに対する行政への影響を問われ、学園の信頼性が高まるとの認識があり、自分もそう思うと説明する一方、行政がねじ曲げられたとは考えていないと答弁した。質問者は辰巳孝太郎委員(共産)。
首相は、昭恵夫人が森友学園が小学校を建設することを応援していた立場かと問われ、「妻は名誉校長を引き受けたわけで、そうなればいいと期待する立場だった」と答えた。ただ「その認可には関わっていない」と繰り返すとともに「他の役職もたくさん引き受けているが、(行政に)影響を及ぼすことはなかった」とした。
またその経緯について「一度名誉校長を引き受けることを断ったが、籠池氏がすでに名誉校長就任について紹介し、引き受けてもらわないと困ると言われた。そういう経緯を説明しないと積極的に引き受けたという印象になりかねない」と主張した。
昭恵氏自身が名誉校長を引き受ける際に、首相夫人としての影響力を理解していたのではないかと問われ、安倍首相は「こういう人が名誉校長になっていれば信頼性が上がる、あるいは他の多くの人も趣旨に賛同するかもしれないと理解したということ。私もそう思う。しかし同時に、行政がねじ曲げられる、行政そのものに影響を与えるとは考えていない」と説明した。
(中川泉)
昭恵氏の名誉職 教育系は「森友」「加計」のみ 首相「あまたある」2日で訂正

学校法人「森友学園」を巡る問題に関し、安倍晋三首相の妻昭恵氏が務めていた会長職などの名誉職が計五十五件だったことが二十八日、分かった。このうち、教育機関の名誉職は「森友学園」の小学校と「加計(かけ)学園」の認可外保育施設の二件で、すでに辞任した。首相が二十八日の参院予算委員会で明らかにした。首相は二十六日の参院予算委では、昭恵氏が務めていた教育機関の名誉職を「あまたの数がある」と説明していたが、二十八日にわずか二件と訂正した。 (清水俊介)
昭恵氏は、森友学園が開校を予定していた「瑞穂の国記念小学院」の名誉校長と、加計学園が運営する「御影インターナショナルこども園」の名誉園長を務めていた。いずれも両学園を巡る問題が国会で取り上げられた後に辞任している。
首相は二十六日の答弁で「妻が名誉校長を務めているところがあまたの数あるが、行政に影響を及ぼしたことはない」と説明したが、二十八日には「名誉校長ではなく名誉職。言い間違っていた」と訂正し、教育機関は二つだったと明らかにした。共産党の小池晃氏は「あまたあると言ったが二つで、一つは森友、一つは加計だ」と批判した。
首相は昭恵氏の名誉職について「もう一度チェックし、すでに辞めたものがあるが、ほとんどの名誉職を辞退することにしている」と説明した。森友学園への国有地売却に関する決裁文書改ざんを巡り、佐川宣寿(のぶひさ)前国税庁長官が証人喚問で首相や官邸の指示を否定したことについては「これまでも、書き換えは全く指示していないと申し上げてきた通りだ」と、重ねて自らの関与を否定。佐川氏の証言については「政府は論評を控える。国民の皆さんが判断することだ」と話した。
改ざんを巡って捜査が進んでいることなどを挙げて「確たるものを得た中で、政府としてけじめをつけていくことは当然だ」とも語り、責任を明確にする考えを示した。内閣総辞職や衆院解散は否定した。
文書改ざんに関しては、財務省の太田充理財局長が内部調査で改ざんの構図が解明し切れていないと説明した。「複数の人間で相談した可能性もあるし、指示命令(系統)が一本の可能性もある。構図が明らかになっていない」と釈明。改ざんの責任者についても「『私が責任者だ』と普通の人間は言い難い。認定は非常に難しい」と話した。
昭恵夫人の名誉校長「あまたある」→結局「2件」と首相 「モリカケじゃないですか!」野党憤慨
安倍晋三首相が2018年3月28日午前の参院予算委員会で、安倍昭恵夫人をめぐる答弁を事実上修正する場面があった。
安倍氏は、3月26日の参院予算委員会で、昭恵夫人が名誉校長を務めている学校は「あまたの数ある」が、それが「今まで行政等に影響を及ぼしたことはない」と主張。だが、結局、いわゆる「モリカケ」の2件だった。
「妻が名誉校長を務めているところはあまたの数あるわけだが」
森友学園が開校を目指していた小学校「瑞穂の国記念小学院」の名誉校長を昭恵夫人が務めていた問題をめぐり、安倍氏は3月26日の参院予算委員会で、共産党の辰巳孝太郎議員に対して
「あくまでも名誉校長であり、国有地の売却や学校認可の手続きに関わっていない」
「また、妻が名誉校長を務めているところはあまたの数あるわけだが、それそのものが、今まで行政等に影響を及ぼしたことはない」
などとして、国有地売却への影響はなかったと改めて主張していた。
ところが、3月28日の参院予算委員会で共産党の小池書記局長が「名誉校長」について「いったいどこの学校や保育園なのか」と質すと、安倍氏は
「あの、すみません、ちょっと訂正させていただきますが、名誉校長ではなく名誉職、ということでありまして...」
などと、資料を見ながら「名誉職」の件数が55件だったことを明らかにした。小池氏が重ねて「名誉校長、名誉園長はどこですか?」と質問すると、安倍氏の答弁はグダグダになってしまった。
「ちょっと待ってください?校長と...えー、校長と園長ということであればですね、これは現在の段階でございませんが、つまり、私が意図的に間違えたわけではなくて、言い間違えでございますので、校長と園長ということで、今、いきなりご質問がございましたので、それは間違いであったということでございまして、会長職等の件は計55件でございまして、おそらく校長とか園長ということについては、他にはないのではないか...、後援会、そういう児童養護施設等の後援会長のようなものはございますが、校長と園長というものは他にはないのだろうと思います」
「モリカケじゃないですか!何が『行政をゆがめてない』だ!」
つまり、「『瑞穂の国記念小学院』以外に名誉校長や園長はない」という答弁のようだが、小池氏は間髪入れずに「違いますよ!ほら、今、(事務方から)指摘されてますから。今、後ろからメモ来てますから」。
安倍氏はしどろもどろになりながら2つの学校名を挙げた。
「これは時間稼ぎではなくてですね、(一覧表を見ながら)このように沢山あるものでございますから...その中で見ますと...あと2つあったわけでございますが、すでに辞めているということであります。これはあのー、学校としては御影インターナショナルとですね、えー、あっ、あのー、えー、瑞穂の国記念小学院ですか?はい」
「御影インターナショナル」とは、加計学園が運営する認可外保育施設の「御影インターナショナルこども園」のことを指すとみられ、小池氏は
「『あまたある』って言ったけど、ふたつなんですよ!で、そのふたつは、ひとつは森友学園ですよ。もうひとつは加計学園ですよ。モリカケじゃないですか!何が『行政をゆがめてない』だ!国政調査権の発動が必要だ」
と声を荒らげていた。
よろしかったら大変お手数とは存じますが、上下ともクリックしてくださると大変うれしいです!

