
心底、こんな大統領を選んでしまったアメリカ国民が不憫であり、こういう首相を選んだスぺイン国民を見習いたい。
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何十人もの警護兵を殺してベネズエラのマドゥロ大統領夫妻を拉致した鮮やかな手並み。
イランのハメネイ師ほか指導者たちをまとめて殺した見事な手口。
さすが第二次大戦後、戦争で最も人を殺してきた暗殺国家アメリカ合衆国でも史上最悪の大統領と言われるトランプ大統領です。
毒殺なら天下一というロシアのプーチン大統領にも真似のできない電光石火の作戦でした。

ウクライナ戦争5年目へ。国際社会で法の支配を破壊するプーチン大統領とトランプ大統領に抵抗するのは、国内で立憲主義を破壊する高市早苗首相に対抗するのと全く同じ意味を持つ。
しかし、その後のことは何も考えていないトランプ大統領。
2月28日にイラン攻撃を開始しておきながら、中東の米国人に退避勧告を出したのは2日後の3月2日。
いまだ数千人のアメリカ人が現地に取り残されており、しかも、ルビオ国務長官が支援を求める人に電話をするよう呼びかけたホットラインでは一時、
「米国政府による出国や避難の支援に頼らないでください」
という自動音声が流れていたそうで、取り残された人々は激怒しています。
さすが、自分ファーストの第一人者、トランプ大統領です。

トランプ米大統領とイスラエルのネタニヤフ首相が国際法違反のイラン攻撃で小学生たちを殺し、最高指導者ハメネイ師を殺害。国連安保理が機能しないなら国連総会が「平和のための結集」決議を。
しかも、トランプ大統領は自分が殺したハメネイ師の後継者に次男が選ばれそうだと聞いて、
「頼りない」
と評し、受け入れられないとして
「イランに調和と平和をもたらせる人物を望む」
と述べ、後継者の指名には
「私が関わらなければならない」
と語ったというのです。
何を言うとんの、このオヤジだけは(-_-;)。
そもそもお前が招いた混乱だし、少なくともお前だけには他国の指導者を選ぶ権利・権限なんてないし、だいたいお前が一番頼りないねん!

うちでは珍しい「お前」呼ばわりをとうとうされたドナルド・トランプ。
さて、トランプ大統領にイラン攻撃への協力を求められ、圧力をかけられ、苦悩するヨーロッパ諸国の中で、スペインのぺドロ・サンチェス首相が胸のすくような素晴らしい演説をしました。
スペインもトランプ大統領からイラン攻撃のために基地を貸すように言われたのですが断固拒否。
うろたえたトランプ大統領はスペインとの貿易を全面停止にすると脅迫しました。
どうせまた「タコ」(トランプはいつもビビッて逃げる)やろ。
脅されたサンチェス首相曰く
『スペイン政府のこの状況に対する立場は、明確かつ一貫している。
ウクライナでも(パレスチナ自治区)ガザでも私たちが維持してきた立場と同じだ。
第一に、私たち全員を守る、特に最も脆弱な存在である民間人を守る国際法の違反を許さない。
第二に、紛争と爆弾だけで世界の問題を解決できると考えることに反対する。
そして最後に、過去の過ちを繰り返すことに反対する。
要するに、スペイン政府の立場は「戦争反対」という言葉に集約される。』
ね?!素晴らしいでしょう!!
これぞ法の支配の精神。
ロシアのプーチン大統領もイスラエルのネタニヤフ首相も、そしてアメリカの大統領もよく耳をかっぽじいて聞きやがれ。


トランプ大統領に罵倒されたゼレンスキー大統領に対して、スペインのサンチェス首相は、英語やウクライナ語、スペイン語で「ウクライナ、スペインはあなたたちを支える」と宣言。
ゼレンスキー大統領とトランプ大統領が首脳会談で決裂!「彼はプーチン大統領についてあれこれネガティブなことを言う必要はない」と言い切る親露派のトランプ氏は、和平ではなくウクライナの資源だけを狙っている。
この歴史に残るサンチェス演説はまだまだ続きます。
『だからこそスペインはこの災厄に反対する。
政府の役割は人々の生活を向上させ、問題の解決策を提供することであり、生活を悪化させることではないと理解しているからだ。
その使命を果たせない指導者たちが、自らの失敗を隠すために戦争を利用し、さらにいつも通りの少数の者たちの懐を肥やすことは、絶対に許されない。
世界が病院の建設を止め、ミサイルを生産するとき、利益を得るのは彼らだけだ。』


ウクライナとガザで対応を変えるヨーロッパ各国のダブスタは完全に失敗だと喝破したサンチェス首相。
社説で「中露朝の連携 世界秩序の担い手になり得ぬ」と煽る読売新聞に説得力なし。ウクライナとガザでの欧米のダブスタを「21世紀の国際政治で最も暗いエピソードの一つ」と言うスペイン首相の爪の垢を煎じて飲め
『そして私たちのような他の者は、一貫した行動を取り、ウクライナ、ガザ、ベネズエラ、グリーンランドについて語る時と同じ価値観を、今こそ守らねばならない。
問題は私たちがアヤトラ(イランの宗教指導者)を支持するか否かではない。(宗教指導者を)誰も支持しない。スペイン国民はもちろん、スペイン政府も決して支持しない。
問題は、私たちが国際法の側に立つか否か、つまり平和の側に立つか否かだ。
スペイン社会は常にイラクのサダム・フセイン独裁政権を非難してきたが、それはイラク戦争への支持を意味しなかった。
なぜならそれは違法であり、不正義であり、解決を掲げた問題のほとんどに真の解決をもたらさなかったからだ。
同様に私たちは、特に女性を含む市民を抑圧し卑劣に殺害するイラン体制を非難する。
しかし同時に、この紛争を拒否し外交的、政治的解決を求める。』

2025年9月にイスラエル軍のガザ侵攻を理由に、イスラエルの国際スポーツ大会への参加を禁止するよう呼び掛けたサンチェス首相。
ハマスはとうに壊滅状態なのにイスラエル軍がガザ市に地上侵攻開始。国連の独立調査委がイスラエルがガザでジェノサイドを行なったと認定するも、トランプ大統領は「ハマスは地獄の代償を払うことになる」。
イランの独裁政権による人権弾圧、特に女性差別は本当に酷いものでした。
しかし、サンチェス首相は言います。
『違法行為に対して別の違法行為で応じることはできない。
それは人類の大惨事につながるからだ。』
ロシアのプーチン政権による国際法違反のウクライナ侵略に対して、法の支配を無視し、侵略しているロシアではなく侵略されているウクライナの非ばかりをあげつらってきた親露派陰謀論者たち。
トランプ大統領が国際法は要らないと宣言して他国を威嚇し、ネタニヤフ首相らと共に武力行使するたびに快哉を叫んできた、無法者の親米右翼のトランプ信者たち。
こういう人々こそ、サンチェス首相の
「第一に、私たち全員を守る、特に最も脆弱な存在である民間人を守る国際法の違反を許さない。」
「問題は、私たちが国際法の側に立つか否か、つまり平和の側に立つか否かだ。」
という法の支配、すなわち国際法順守と国際協調主義こそが、結局は人々を守るという真実を直視すべきなのです。

「カッコいいとはこういうことさ」from「紅の豚」より
参考記事 やはり国際人権派の村野瀬代表に先を越された!
村野瀬玲奈の秘書課広報室さんより
「人道的正論を堂々と述べてくれる人はこの好戦的世界で貴重です。その一例が、スペインのペドロ・サンチェス首相です。サンチェス首相が何を言ったか、記録しておきましょう。」
スペインのペドロ・サンチェス首相がスペイン国民を代表して述べた、アメリカ・イスラエルによるイラク攻撃への批判「戦争反対」
アメリカとイスラエルはイラン攻撃において国際法違反だと指摘する田村智子・日本共産党委員長。田村さんの方が首相にふさわしいと思う。
編集後記

ダボス会議でカナダのカーニー首相が「大国に迎合して安全を買うことはできなくなった」と脱アメリカ宣言演説(全文掲載)で喝さいを浴び、トランプ大統領が激怒。高市「トランペット」早苗首相はどうする?(笑)。
前にご紹介した、トランプ大統領に隣国でありながら決然と批判演説をしたカナダのカーニー首相でさえ、今回のアメリカによるイラン攻撃は支持しています。
それだけイランでの独裁・弾圧は酷かったんです。
しかし、国際法違反の行為は誰が誰にやっても許さない。
サンチェス首相の今回の宣言は一国のリーダーとしてあるべき姿。
高市早苗首相にはとてもこんな姿勢は望めないので、政権交代させていくしかないですね。
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中東からの米国人の退避遅れ、後手の対応が目立つトランプ政権に批判…ホットラインかけても「政府の支援頼らないで」
2026/03/06 16:13 読売新聞
淵上隆悠
【ワシントン=淵上隆悠】情勢が不安定化している中東からの米国人の退避が遅れている。後手の対応が目立つトランプ政権に批判が集まっている。
米国のトランプ大統領(5日)=AP
米イスラエル両軍の激しい空爆を受けているイランは、ドローン(無人機)などで報復攻撃を行っている。標的は湾岸諸国にある米軍基地や米大使館などだが、被害はホテルや空港などの民間施設にも及んでいる。
米国務省は5日、戦闘が始まった2月28日以降、約2万人の米国人が中東から帰国したと明らかにした。しかし、米メディアはまだ数千人が現地に取り残されていると報じ、政府の不手際を指摘している。
例えば、ルビオ国務長官が支援を求める人に電話をするよう呼びかけたホットラインでは一時、「米国政府による出国や避難の支援に頼らないでください」という自動音声が流れた。カタールについて、国務省が訪問の再考を求める「レベル3」に引き上げたのは3月1日で、それまでは日本と同じ「レベル1(通常の注意)」だった。
国務省が中東の15か国・地域に退避勧告を出したのは3月2日。戦闘が3日目に入って空域の閉鎖が進んだ中での発令には、「現政権の戦略と計画がゼロであることを示す明白な証拠だ」(民主党上院議員)といった声が上がる。4日に記者団から対応のまずさを問われたトランプ大統領は、「すべてがあっという間に起きたからだ」と釈明した。
挽回したいトランプ政権は、4日に最初のチャーター機が中東から米国に向けて出発したと発表し、「地域全体に増便する」と強調した。ルビオ氏らは、ホットラインも24時間体制で対応していると繰り返している。
トランプ氏、ハメネイ師の後継選びに「私が関わる」 イラン側は反発
米国とイスラエルによる軍事攻撃で殺害されたイランの最高指導者ハメネイ師の後継者をめぐり、トランプ米大統領は5日、候補とされるハメネイ師の次男は「受け入れられない」との考えを米メディアに明らかにした。後継者の選定には自らが関与する必要があるとも主張した。
イラン側はハメネイ師の後継者選びを急いでいる模様で、候補には次男のモジタバ・ハメネイ師らが浮上している。
米アクシオスによると、トランプ氏はこの次男が選ばれる可能性が高いことを認めた上で、「頼りない」と評し、受け入れられないとの考えを示した。「イランに調和と平和をもたらせる人物を望む」と述べ、後継者の指名には「私が関わらなければならない」と語ったという。
イラン側は、こうした姿勢に強く反発している。
ベネズエラを例示
トランプ氏は3日、ハメネイ師の後継者について「我々が考えていた人物のほとんどは(攻撃で)死んでしまった」と述べた上で、体制内の穏健派を認める余地を残す考えを示唆している。
この日トランプ氏は、南米ベネズエラの例に言及した。米国は今年1月の軍事作戦でマドゥロ大統領を拘束した後、副大統領だったロドリゲス暫定大統領と協力関係を築いている。イランでも、ハメネイ師が敷いた反米が基調の保守強硬路線と一線を画す人物をトップに据えたい考えとみられる。
トランプ氏は5日にあった催しでは、イランでの作戦終結後には反米政権が続くキューバに注力する考えを示した。社会主義体制への不満から米国に来た移民らに向け、「あなた方がキューバに戻るのは時間の問題だ」と述べ、キューバでの政治的変化を目指す考えを示唆した。
ただ、今回の軍事作戦の目標をめぐっては、ヘグセス国防長官は「いわゆる体制転換の戦争ではない」と否定している。政権内で明確な作戦目標が共有されているのかについて、問題視されそうだ。
ヘグセス氏は5日の記者会見で、作戦状況について「着実に進展している」と強調した上で、「イランは我々が続けられないよう願っているようだが、それは悪い誤算だ」と述べた。
地上侵攻に「立ち向かえる」
作戦を指揮する中央軍のクーパー司令官は、直近72時間で米軍の爆撃部隊はイラン内陸部の200カ所近い標的をたたいたとし、B2爆撃機は地下に設けられた弾道ミサイル発射装置を狙って数十発の貫通爆弾を投下したと明らかにした。この24時間のイランの反撃状況を作戦初日と比べると、弾道ミサイルで90%、ドローン(無人機)で83%減ったという。
一方、イランのアラグチ外相は5日、米NBCのインタビューで、米国とイスラエルに「停戦は求めていない」と述べた。ハメネイ師の後継となる最高指導者の選考に、トランプ米大統領が関わる可能性が取りざたされていることをめぐっては「完全にイラン国民の問題で、誰も干渉できない」と拒否した。
米国が地上侵攻した場合について、アラグチ氏は「我々は待っている」とし、「立ち向かえる自信がある。米国にとって大惨事になるだろう」と主張した。
昨年6月に続いて、核協議を進めるなかで攻撃を受けたことから「交渉のたびに、その最中に米国は攻撃してきた。だから、我々から停戦の要求もなければ、米国との交渉を求めることもない」と主張した。
イランはイスラエルだけでなく、湾岸諸国への攻撃を続けている。アラグチ氏は「我々は周辺国、イスラム教徒の国を攻撃していない」としたうえで「米国人、米軍基地、米国の施設を攻撃してきた。残念なことに、それらは周辺国の領土にある」と語った。
スペインのサンチェス首相が4日、イラン情勢について行ったテレビ演説の日本語訳の全文は次の通り。(スペイン政府が発表した英語訳をもとに翻訳)
◇
おはようございます。
中東で高まる危機に関するスペイン政府の立場と、私たちが実施している措置についてお知らせする。
ご存じの通り、先週土曜日(2月28日)、米国とイスラエルがイランを攻撃し、これに対しイランは地域内の9カ国と、欧州国家のキプロスにある英国基地を無差別に爆撃して応酬した。
何よりもまず、イラン政権による違法な攻撃を受けた諸国に対し、スペイン国民の連帯の意を表明したい。
その後も敵対行為は継続し、むしろ激化しており、住宅、学校、病院で数百名の死者を出している。さらに国際的な株式市場の暴落、航空網とホルムズ海峡の混乱を引き起こした。この海峡はつい最近まで世界のガス、石油の総量の20%が通過していた。
今後何が起こるかは、誰にもわからない。最初の攻撃を仕掛けた者たちの目的すら不明確だ。
しかし、(最初の攻撃を仕掛けた)推進者たちが言うように、これは長期化する可能性のある戦争であり、多くの犠牲者が出るかもしれない。経済面でも世界規模で深刻な影響を及ぼす可能性があることに備えなければならない。
スペイン政府のこの状況に対する立場は、明確かつ一貫している。ウクライナでも(パレスチナ自治区)ガザでも私たちが維持してきた立場と同じだ。
第一に、私たち全員を守る、特に最も脆弱(ぜいじゃく)な存在である民間人を守る国際法の違反を許さない。
第二に、紛争と爆弾だけで世界の問題を解決できると考えることに反対する。
そして最後に、過去の過ちを繰り返すことに反対する。
要するに、スペイン政府の立場は「戦争反対」という言葉に集約される。
イラク戦争に巻き込まれた欧州
世界も欧州もスペインも、すでにこの状況を経験してきた。
23年前、別の米国政権が私たちを中東戦争に巻き込んだ。当時、サダム・フセインの大量破壊兵器を排除し、民主主義をもたらし、世界の安全を保証するための戦いと名目上は説明された。しかし現実には、振り返ってみると逆効果をもたらした。それはベルリンの壁崩壊以来、私たちの大陸が経験した最大の不安定化の波を引き起こしたのだ。
イラク戦争はジハーディスト(聖戦主義者)のテロの急増、東地中海における深刻な移民危機、エネルギー価格の全般的な上昇、ひいては生活必需品の価格や生活費の上昇を引き起こした。
これが当時の欧州人への「アゾレス・トリオ」(編集注:2003年3月にポルトガル領アゾレス諸島でイラク開戦をめぐり会談したブッシュ米大統領、ブレア英首相、スペインのアスナール首相の3人)による贈り物だった。より不安定な世界と、より劣悪な生活だ。
確かにイラン戦争がイラク戦争と同様の結果をもたらすかは、現時点で判断するのは早すぎる。イランの恐るべきアヤトラ(宗教指導者)政権の崩壊につながるのか、それとも地域の安定化をもたらすのか。
しかし確かなのは、そこからより公正な国際秩序が生まれることも、賃金の上昇や公共サービスの改善、環境の健全化がもたらされることもないということだ。
現時点で予見できるのは、経済の不確実性の増大と石油、ガス価格の高騰だ。
だからこそスペインはこの災厄に反対する。政府の役割は人々の生活を向上させ、問題の解決策を提供することであり、生活を悪化させることではないと理解しているからだ。
その使命を果たせない指導者たちが、自らの失敗を隠すために戦争を利用し、さらにいつも通りの少数の者たちの懐を肥やすことは、絶対に許されない。世界が病院の建設を止め、ミサイルを生産するとき、利益を得るのは彼らだけだ。
中東にいるスペイン人 必ず祖国へ連れ帰る
こうした状況下で、(スペインの)進歩的な連立政権は他の紛争や国際危機と同様の対応を取る。
まず第一に、中東にいるスペイン人を支援し、彼らが望むならば祖国へ帰還する手助けをする。外務省と軍は昼夜を問わず避難作戦を調整中だ。
同地域の空域が安全でないこと、空港網が攻撃で深刻な打撃を受けていることから、作戦が極めて困難であることは明らかだ。だが同胞のみなさんは確信していい。私たちはみなさんを守り、必ず祖国へ連れ帰る。
第二に、スペイン政府は、この紛争が経済に影響をもたらす可能性に備え、家庭、労働者、企業、自営業者を支援するためのシナリオと、可能な措置を検討している。
我が国の経済の活力と、政府の財政政策の責任ある取り組みのおかげで、スペインは現在、この危機に対処するために必要な資源を持っている。
私たちには能力があり、政治的意志もある。パンデミック、エネルギー危機、そして最近の関税危機のときと同様に、関係者と手を携えて対応する。
第三に、平和と国際法の順守を推進する国々とは、これまで通り協力する。必要な外交的・物的資源をもって支援する。
私たちは欧州の同盟国と協調し効果的な対応を図る。ウクライナとパレスチナという、決して忘れてはならない二つの地域において、公正で永続的な和平を実現するため、引き続き取り組んでいく。
直ちに敵対行為の停止を
最後に、政府はこの戦争の停戦と外交的解決を引き続き要求する。
ここで強調したいのは、適切な言葉は「要求」だということだ。
スペインは欧州連合(EU)とNATO(北大西洋条約機構)、そして国際社会の一員だ。この危機は私たち欧州人、ひいてはスペイン国民にも影響を及ぼす。
だからこそ米国、イラン、イスラエルに対し、手遅れになる前に停止するよう、最大限の責任ある対応を要求しなければならない。
何度も言ってきたが、改めて繰り返す。
違法行為に対して別の違法行為で応じることはできない。それは人類の大惨事につながるからだ。
20世紀の第1次世界大戦が始まる前の1914年8月(編集注:第1次大戦は1914年7月に開戦)、当時のドイツ首相が「第1次大戦はどう始まったのか」と問われた。彼は肩をすくめてこう答えたという。「私も知りたいものだ」と。
大きな戦争は往々にして、制御不能になった連鎖反応、誤算、技術的失敗、予期せぬ出来事によって勃発する。
だからこそ私たちは歴史から学ぶべきだ。何百万人もの運命を、ロシアンルーレットのように賭けてはならない。
この紛争に関わる国々は、直ちに敵対行為を停止し、対話と外交の道を選ぶべきだ。
私たちが国際法の側に立つか否か
そして私たちのような他の者は、一貫した行動を取り、ウクライナ、ガザ、ベネズエラ、グリーンランドについて語る時と同じ価値観を、今こそ守らねばならない。
問題は私たちがアヤトラ(イランの宗教指導者)を支持するか否かではない。(宗教指導者を)誰も支持しない。スペイン国民はもちろん、スペイン政府も決して支持しない。
問題は、私たちが国際法の側に立つか否か、つまり平和の側に立つか否かだ。
スペイン社会は常にイラクのサダム・フセイン独裁政権を非難してきたが、それはイラク戦争への支持を意味しなかった。なぜならそれは違法であり、不正義であり、解決を掲げた問題のほとんどに真の解決をもたらさなかったからだ。
同様に私たちは、特に女性を含む市民を抑圧し卑劣に殺害するイラン体制を非難する。
しかし同時に、この紛争を拒否し外交的、政治的解決を求める。
このような私たちを、考えが甘いと非難する者もいるだろうが、考えが甘いのは暴力こそが解決策だと考えることだ。考えが甘いのは、民主主義や国家間の尊重が廃虚から生まれると信じることだ。あるいは無分別で卑屈な追従こそが、指導力だと考えることだ。
私たちの立場は決して考えが甘いのではなく、むしろ一貫していると考えている。
私たちは、世界の害となる行為や、私たちの価値観や利益に反する行為に、単なる報復への恐れから加担することはない。
なぜなら私たちは自国の経済的、制度的、そして道徳的な強さに絶対的な自信を持っているからだ。そしてこのような時こそ、スペイン人であることをかつてないほど誇りに思う。
私たちは困難を認識している。しかし、未来は決まっているわけではないことも知っている。
多くの者が当然のこととして受け止めている暴力の連鎖は、完全に回避可能であり、人類はアヤトラ(宗教指導者)の原理主義も戦争の惨禍も乗り越えられるのだ。
この希望を私たちだけが抱いていると言う者もいるだろうが、それもまた真実ではない。
スペイン政府は共に立つべき者と、共に立つ。
私たちの父や祖父が憲法に刻んだ価値観と共に立つ。
スペインは欧州連合の創設原則と共に立つ。
国連憲章と共に立つ。
国際法と共に立つ。
それゆえに、国と国民の平和と平和的共存と共に立つのだ。
私たちはまた、同じ考えを持つ多くの政府と共に立つ。
戦争と不確実性ではなく、より多くの平和と繁栄をもたらす未来を求めている欧州、北米、中東の数百万の市民と共に立つ。
なぜなら前者はごく少数の者だけが利益を得るからだ。
そして後者は私たちすべてに利益をもたらす。
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