
ウクライナ侵略戦争でトランプ政権がウクライナ軍が撤退して非武装地帯を作ると「提案」したが、そこに「ロシア国家親衛隊」 を置くというプーチン政権(呆)。
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ロシアがウクライナを侵略しているウクライナ戦争は明日2026年2月24日で丸4年。
トランプ米大統領が本当にロシアとウクライナを和平に導けると思っているのかどうかももはやわかりませんが、少なくともロシアのプーチン大統領は停戦する気が全くありません。
ロシアは2月23日を「祖国防衛の日」と名づけていて、今日の祖国防衛の日もプーチン大統領はロシア国民に向けてビデオメッセージを出したのですが、ウクライナとの停戦や和平については一言も触れませんでした。
逆にその中身は、
「私たちは、国際情勢の展開を考慮しつつ、特別軍事作戦で得られた戦闘経験に基づき、陸海軍を強化する大規模な取り組みを継続していきます」
「核戦力の発展が最優先事項だ」
と特別軍事作戦=ウクライナ戦争と軍拡をさらに進めるという話に終始しています。
ウクライナ戦争の停戦を阻害しているのはプーチン政権そのものなのです。


続けられるはずがないと思っても続けてしまうのがプーチン大統領。
小泉悠氏「ロシア軍のウクライナ戦争継続は1年が限度」。「2025年のロシアの国防関連予算は約13兆4909億ルーブル(約25兆円)で平時の4倍と途方もない額だ。もう長く続けられない。」
そして、このプーチン大統領のメッセージの中に
「ロシアの各民族が団結して特別軍事作戦にあたっている」
とロシア軍を称えて、引き続きウクライナでの作戦を継続する姿勢を示す部分があったのですが、実はロシア軍として戦っているのは他国から騙されて前線に送り込まれた「ロシアの各民族」以外の人も多いのです。
ケニア政府は、ロシア軍に1000人を超えるケニア人雇い兵が勧誘されていたとの報告書をまとめて公表しました。
その大半がだまされて渡航し、ウクライナ軍との戦闘の前線で戦っているそうです。
ウクライナのシビハ外相は2月21日、声明で
「ロシアはアフリカの雇い兵を使い捨てにしている」
と非難しました。

プーチン大統領が言っていることは2022年2月の開戦から首尾一貫して全く変わっていない。
米ウ首脳会談を前に、ロシアのプーチン大統領が「ウクライナが平和的解決を望まない場合、直面する全ての問題を『特別軍事作戦』という武力で解決する」と脅迫し、キーウに無差別攻撃。

ロイター「ウクライナ紛争、ロシア側にケニア人1000人超勧誘=情報機関」より
たとえば、読売新聞の
『訪露したケニア人陸上選手、「仕事」とだまされ遺体転がる戦場へ「サインしたのは死刑宣告書だった」…軽んじられる契約兵の命』
に物凄い話が載っています。
ケニアのプロの陸上選手として、2025年8月にロシアの陸上団体主催のアフリカ諸国のスポーツや文化を紹介するペテルブルクでのイベントに招待されたエベンス・キビット選手がイベント後に
「月給2500ドル(約38万円)で警備員の仕事」
と聞いてサインしたんだそうです。
苦しい経済状況で娘(16)を育てる身には、魅力的な提案だったというのですが、海外に娘を送り出して円安の中四苦八苦しているうちも他人ごとではありません。

ところが、キビット選手が
『連れて行かれた「職場」は軍事基地。訓練に参加させられ、5日後には行き先も告げられないまま、どこかの林に連れて行かれた。戦場だった。
部隊では言葉が通じず、上官や他の隊員との会話はない。背中を強く押されると、それが前進の指示だった。腐乱した露軍兵の遺体があちこちに転がり、頭上にはドローン(無人機)が飛び交う。逃げ道はなかった。』
というのです。
キビット選手は「運良く」ウクライナ軍の捕虜になりましたが、
『露政府は捕虜交換で自国民のみを要求し、外国人の出身国政府も身柄を引き取りたがらないという。キベットは「自分がサインしたのは死刑宣告書だった」と悔いる。「それでも、足を失わずに生き残った。ケニアでまた走りたい」と目を赤くした。』
ということです。
可哀そうに。。。。


ウクライナの戦争捕虜収容所で屋外から室内へと戻るロシア軍兵士たち(1月29日、ウクライナ西部リビウ郊外で)=関口寛人撮影
これまでうちのブログでは何度もロシア政府が他国民を騙したり強制してロシア軍に入れてしまった話を書いてきましたが、なぜプーチン政権がそこまでしないといけないかというと、とにかくロシア軍の死傷者が多すぎるんですね。
米シンクタンクとして有名な戦略国際問題研究所(CSIS)によると、2022年2月以降、ロシア軍は約120万人の死傷者を出しています。
同じく米シンクタンク戦争研究所(ISW)が独自調査したところ、2025年ロシア軍が新たに占領したのは252集落に留まり、2026年に入ってからの戦果は領土572平方キロメートル、19集落に過ぎないそうです。
ロシア軍はこのわずかな前進を続けるため高い代償を払っていて、CSISによると2025年1月1日~12月9日にかけ約4669平方キロメートル(ウクライナ領土の0.77%)、ISWによると5600㎢制圧したのですが、そのために死傷者は39万1270人も出してしまったとのこと。
つまり1日当たり13~15平方キロメートル前進しているけれども、1平方キロメートル当たりの死傷者は83人、1日1,000人だというのです。

NHK『ウクライナとロシア 2026年 戦争の行方は?』より
最初からウクライナと和平などする気がないプーチン大統領が「ロシアは軍事的手段で自らの歴史的領土を解放する」と語り、ウクライナはロシアの歴史的領土だと宣言(呆)。
プーチン政権は約8割を支配しているドネツク州の残り2割からウクライナ軍が撤退してロシア軍に引き渡すことを和平協議の大前提にしています。
ドネツク州の残り2割にはウクライナの強力な陣地がいくつもあり、今のままのペースで行けたとしても、2万6500㎢のドネツク州全部を占領するのには何年もかかり、ロシア軍にはさらに数十万人の死傷者が出ることになります。
それを「和平」協議によって無傷で侵略してしまいたいというのがプーチン政権の狙いなわけです。
しかし、和平協議が成立しても、ロシア政府はNATO加盟国の軍隊がウクライナの安全保証のためにウクライナ領に入ることは許さないとしています。
つまり、プーチン政権が和平協議でドネツク州全部を得ればそれで戦争を終えてくれるという保証はどこにもないのです。

ロシアのプーチン大統領が年末の記者会見でもウクライナ侵略戦争について「我々は人々の死について責任があるとは考えていない。なぜなら我々がこの戦争を始めたわけではないからだ」とうそぶく(呆)
関連記事

『気がつけばロシア軍の弾よけに 「移民兵」となったアフリカ人の後悔』(朝日新聞)。『要塞と化したザポリージャ原発、意に沿わない従業員には拷問も…ロシア軍の占領続けば「大事故に」』(読売新聞)。
ロシアに金で買われた北朝鮮軍兵士2人がウクライナの捕虜に。「訓練を実戦形式で行う」と騙されロシアに行かされたことが判明。「ここで暮らしたい」「帰れと言われれば帰るが」(涙)
参考記事
NHK
JBプレス
ウクライナ戦争5年目の現実、ロシア軍死傷者は120万人超へ、データが暴く「大国の衰退」とプーチンの罠
編集後記

2026年2月の世論調査の結果。
自国兵士の命を顧みない「肉ひき器」戦術でロシア軍がチャシウヤールの東端地区を制圧したが、3カ月で10万人損耗。自国民の命さえ一顧だにしないプーチン政権が占領地でウクライナ人を犠牲にするのは必然だ。
先ほどの読売新聞の記事にはウラジオストク出身のロシア人ピョートル・オグリさん(33)の話も出てくるのですが、
『上官の命令は、どんなに無謀なものでも絶対だった。従わない兵士は木に縛り付けられ、数日間放置された。真夜中の任務を拒否した兵士には、無人機で手りゅう弾を投下して殺害。上官は隊員を遺体の周りに集め、「逆らえばこうなる」と言ったという。』
『捕虜となり手を拘束された際、ウクライナ兵に食事を口に運んでもらったことに感動し、涙が出た。「捕まれば斬首されると聞いていたが、違った。ロシア兵を死に導いているのはロシアだった」』
と記事は結ばれています。
これほどまでに人の命が軽い、自国民が100万人死傷しても戦争を止めないプーチン・ロシアに占領されたくないとウクライナ市民が考えるのは無理もないでしょう。
ウクライナ戦争について「たかが領土」と言っていたのに、今になって一言もコメントしないできない「今こそ停戦を」一派の伊勢崎賢治氏らの罪は本当に重いと思います。
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プーチン大統領が作戦継続の姿勢示す ウクライナとの停戦協議に触れず
2/23(月) 10:04配信
テレビ朝日系(ANN)
ロシアによるウクライナ侵攻から24日で丸4年となるのを前に、プーチン大統領は「軍の強化を続ける」などと、作戦を継続する姿勢を示しました。
プーチン大統領が作戦継続の姿勢示す ウクライナとの停戦協議に触れず
プーチン大統領
「私たちは、国際情勢の展開を考慮しつつ、特別軍事作戦で得られた戦闘経験に基づき、陸海軍を強化する大規模な取り組みを継続していきます」
プーチン大統領は23日未明、ビデオメッセージを発表し、ロシアの安全保障のため「核戦力の発展が最優先事項だ」と述べました。
また「ロシアの各民族が団結して特別軍事作戦にあたっている」と軍を称え、引き続きウクライナでの作戦を継続する姿勢を示しました。
ウクライナとの停戦協議には触れていません。
24日はウクライナ侵攻から丸4年の節目となります。
ロシアでは23日が「祖国防衛の日」とされていて、この日のメッセージでプーチン氏から今後に向けた方針が示されるのではと注目されていました
テレビ朝日報道局
ウクライナ紛争、ロシア側にケニア人1000人超勧誘=情報機関
Humphrey Malalo
2026年2月20日午前 11:49 GMT+92026年2月20日更新

ウクライナ紛争、ロシア側にケニア人1000人超勧誘=情報機関
ウクライナ紛争でロシア側として戦うためにケニア人1000人超が勧誘されたことが、ケニア情報機関が今週議会に提出した報告書で分かった。写真はウクライナでロシア側として戦闘に参加しているとみられるケニア人の親族らが、ロシア国内のケニア人全員に対する説明責任を求めるデモに参加する様子。ケニア・ナイロビで19日撮影(2026年 ロイター/Monicah Mwangi)
[ナイロビ 19日 ロイター] - ウクライナ紛争でロシア側として戦うためにケニア人1000人超が勧誘されたことが、ケニア情報機関が今週議会に提出した報告書で分かった。当局の従来の推定の5倍に上る。
18日に報告書を読み上げた議員は、人身売買組織と結託した不正な当局者ネットワークの存在を指摘し、「これまでに1000人超のケニア人が勧誘され、ロシア・ウクライナ戦争に参加するために出国した」と述べた。
リクルーターは元兵士や警察官、失業者を標的にし、月額約35万ケニアシリング(2715ドル)の給与と最大120万シリング(9309ドル)のボーナスを約束していた。
ケニア政府は昨年11月、200人超の国民がウクライナでロシア側の戦闘に参加しているとの見方を示していた。一方、ウクライナは同月、領内で30カ国超のアフリカ諸国民約1400人がロシア側の戦闘に参加しており、一部はだまされて勧誘されたとしていた。
報告書によると、2026年2月時点で89人のケニア人がウクライナの前線に配置され、39人が入院、28人が行方不明となっている。
在ナイロビのロシア大使館は19日、ウクライナでの戦闘にケニア人を違法に勧誘した事実はないとして関与を否定。ただ、外国人が自発的にロシア軍に参加することは可能だと述べた。
訪露したケニア人陸上選手、「仕事」とだまされ遺体転がる戦場へ「サインしたのは死刑宣告書だった」…軽んじられる契約兵の命
2026/02/18 05:00 読売新聞
#ウクライナ情勢
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倉茂由美子
【キーウ=倉茂由美子】ウクライナ侵略を続けるロシア軍は、多数の戦死者を出しながらも、兵士を次々と送り込み戦闘を優位に進めている。前線では強引な勧誘で集めた契約兵らの命を軽んじる扱いが横行する。捕虜となった露軍兵らが、兵士が「使い捨て」にされている実情を明かした。
「スポーツイベントに参加しに来たのに、戦場に連れて行かれるなんて」。露軍兵として捕虜になったケニア出身のエバンス・キベット(35)は1月下旬、ウクライナ西部リビウ郊外の戦争捕虜収容所で、力なく語った。母国ではプロの陸上選手だった。

ウクライナの戦争捕虜収容所で過ごすエバンス・キベット。母国の家族を思い、帰郷を願っている(1月29日、ウクライナ西部リビウ郊外で)=関口寛人撮影
昨年8月、露団体主催のアフリカ諸国のスポーツや文化を紹介するイベントに招待され、露西部サンクトペテルブルクを訪れた。これまでも国外の試合などに招かれてきたが、ビザ取得に時間を要し、渡航が実現しないことも多かった。だが今回は、すぐにビザが発給された。
イベントには約20人のアスリートが参加し、キベットはケニアでの食事やトレーニングなどを紹介した。終了後、1人のロシア人男性に声をかけられた。「仕事を紹介するよ」。空港で出迎えてくれた人物で、主催者側の信頼できる人だと思った。ロシア語の書類は読めなかったが、「月給2500ドル(約38万円)で警備員の仕事」と聞き、サインした。苦しい経済状況で娘(16)を育てる身には、魅力的だった。
連れて行かれた「職場」は軍事基地。訓練に参加させられ、5日後には行き先も告げられないまま、どこかの林に連れて行かれた。戦場だった。
部隊では言葉が通じず、上官や他の隊員との会話はない。背中を強く押されると、それが前進の指示だった。腐乱した露軍兵の遺体があちこちに転がり、頭上にはドローン(無人機)が飛び交う。逃げ道はなかった。
ロシア、兵動員の手段選ばず
ロシア軍の契約兵となったケニア人陸上選手のエバンス・キベット(35)は、命令通りに敵地に向かって歩いた。すると、ウクライナ軍のドローン(無人機)が爆弾を落とし始めた。部隊は散り散りになり、キベットも無我夢中で走った。少しして周りを見ると、誰もいない。無線機も与えられておらず、戦場の真ん中で迷子になった。
露軍とウクライナ軍がどっちの方向かすら分からない。だが、ここでのたれ死に、足元で散乱する遺体のようにはなりたくないとの一心で歩き続けた。
3日間さまよい、疲れ果てた時、無人機が再び飛来した。走って逃げ、発見した 塹壕ざんごう に飛び込むと、そこにはウクライナ兵がいた。「殺さないでくれ」。両手を上げるキベットに、兵士らは水を差し出したという。

ウクライナの戦争捕虜収容所で屋外から室内へと戻るロシア軍兵士たち(1月29日、ウクライナ西部リビウ郊外で)=関口寛人撮影
露政府は捕虜交換で自国民のみを要求し、外国人の出身国政府も身柄を引き取りたがらないという。キベットは「自分がサインしたのは死刑宣告書だった」と悔いる。「それでも、足を失わずに生き残った。ケニアでまた走りたい」と目を赤くした。
◇
「虚偽の容疑で、『禁錮18年』か『前線』かの選択を迫られた」。露軍入隊の経緯を語るのは、ウズベキスタン出身のズフラディン・ユルドシェフ(31)だ。
昨年8月、仕事を得て住み始めた露中部カザンで、薬物所持と警官への暴行容疑で逮捕された。過去に警察からの賄賂の要求を断りトラブルになったことはあったが、薬物など身に覚えがない。「警官の復讐だ」と気づいたが、外国人労働者の自分が何を言っても無罪になる見込みはないと考え、契約兵になることを選んだ。「前線なら逃げるチャンスはある」と思った。
露軍は、刑期を免除するなどの条件で受刑者を戦場に派遣してきた。対象を徐々に拡大し、犯罪者を兵力補充の「草刈り場」としており、ユルドシェフのケースもその一例とみられる。配属先は最も危険な突撃部隊だった。
9月、ウクライナ東部ポクロウシク周辺の前線で、「1人で敵地へ進め」と命じられた。「無人機が誘導し、危険があれば守る」と言われたが、実際に攻撃を受けて負傷すると、無人機は去っていった。無線で基地に連絡しても無視され、助けは来ない。「捨てられた」。絶望した。
ウクライナ軍の無人機に向かって降伏のポーズをすると、攻撃はやみ、兵士が来て拘束された。
母国では幼い4人の子と妻が待つ。「戦争が終わるまでここにいる。そしてもう二度とロシアには戻らない」と決意している。
◇ 非道な扱いは外国人兵士に対してだけではない。ロシア極東ウラジオストク出身のピョートル・オグリ(33)は、負傷して入院した病院から抜け出し、脱走兵となった。捕まると、完治していない状態で前線に戻され、昨年7月、突撃部隊に入れられた。懲罰として、地面に掘った穴に十数人と一緒に放り込まれ、閉じ込められたという。
上官の命令は、どんなに無謀なものでも絶対だった。従わない兵士は木に縛り付けられ、数日間放置された。真夜中の任務を拒否した兵士には、無人機で手りゅう弾を投下して殺害。上官は隊員を遺体の周りに集め、「逆らえばこうなる」と言ったという。
矛先が自身に向いたこともある。貴重品は上官に預けることになっていたが、銀行口座から無断で55万ルーブル(約100万円)が引き出された。発覚を防ぐためか、上官は部隊の兵士に、「(オグリが)生き残ったら殺せ」と殺害命令を出したという。その兵士から後日打ち明けられた。
捕虜となり手を拘束された際、ウクライナ兵に食事を口に運んでもらったことに感動し、涙が出た。「捕まれば斬首されると聞いていたが、違った。ロシア兵を死に導いているのはロシアだった」(敬称略)
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