以下の内容はhttps://raymiyatake09.hatenablog.com/entry/2025/11/03/103128より取得しました。


ネトウヨによる「無内容な高市早苗アゲ」=「サナ活」が横行し、女性やフェミニストやリベラルに高市首相誕生を喜べと強要する「高市ハラスメント」が起こっている。

マジかよ(-_-;)。

絶対人工的なブームですよね、これ。

というか存在しないやろ、このブーム。

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 Facebookで高市早苗首相批判の記事をシェアすると、それに同意してくださるコメンテーターに

「リベラルのくせに、なぜ日本初の女性首相の誕生を素直に祝えないのか」

とか

「フェミニストなら女性総理が生まれたこと自体をまず寿ぐ(ことほぐ)べきだ」

みたいな難癖をつける人が目立つんです。

 何が起こっているんだろうと首をかしげていたのですが、うちからリンクさせていただいている

志葉玲さんの

『「髙市ハラスメント」―女性達に「喜べ」と強要する醜悪さ/暴力性』

村野瀬玲奈の秘書課広報室さんの

無内容な高市早苗アゲ (メモ) #高市いらん #高市やめろ

kojitakenの日記さんの

日本で「かわいい」「外交でがんばってる」「陽キャ外交」として持ち上げられる高市早苗が、東南アジアでは「女性政治家」よりも“属国的ふるまいの象徴”として揶揄されている (樺島万里子氏のX)

で謎が解けました(アップ時間順)。

トランプ大統領が「この女性は勝者だ」と言いながら高市早苗首相の肩を抱くシーンに対する強烈な違和感。これは男尊女卑の象徴だ。

 

 

 これは、自民党のネトサポなど高市早苗のネトウヨ親衛隊が、まず「サナ活」を始動して、クラウドワークスまで使って「無内容な高市早苗アゲ」をやる。

 同時に、高市首相を批判するリベラル・左派に対して、リベラルならフェミニストなら「右も左も関係なく」まず高市首相の誕生それ自体を喜べと強要する。

 そして、一部の脆弱な精神のリベラル左派がその建前論に負けちゃって、ネトウヨのサナ活に同調する、という情けない事態が起こっているわけです。

 道理で、日本で一番有名なフェミニストの一人である上野千鶴子東大名誉教授が朝日新聞で言い訳する

『上野千鶴子さんが語る「初の女性首相」 うれしくないと書いたのは』

なんて情けない記事が載るわけです。

 リベラルもフェミニストも気をしっかり持て!

 

トランプ大統領に呼ばれて飛び跳ねて喜ぶ高市ジャンピング早苗首相の「涙ぐましい接待外交」を「故安倍晋三元総理との友情を介して、初対面にもかかわらず、和やかにスタートを切れたことは何よりです」と褒めたたえる立憲民主党の野田佳彦代表も心底情けない政治家だ。

 

 

 気鋭の国際派ジャーナリストの志葉玲さんは

『日本初の女性首相として髙市早苗氏が就任したことへ多くの女性達から「彼女は私たちを代表していない」「素直に喜べない」といった声が上がっている。

 そして、こうした女性達に対し、主に保守層から「女性首相の誕生を喜べないフェミニストはおかしい」と揶揄する動きが見られるが、「喜べ」と強要することは、女性の声を無視するハラスメントに他ならない。』

と書いておられますが、この同調圧力に無意識のうちに屈したリベラル・左派やフェミニストの方々が一部おられることが問題です。

 

この札付きのプラットホーム「アゴラ」でもさらに質の悪い方に入る岩田温という政治評論家なんかが「高ハラ」の典型。

 

 

 古寺多見さんは中国語で投稿された文章を日本語訳された

『日本国内のメディアはこれを圧倒的に称賛し、日本外交史上の大きな勝利と称した。

しかしながら、日本国外では、不適切な軽蔑と捉え、批判的かつ皮肉な反応が大部分を占めた。』

という文章について

『確かに日本の主要メディアはそこまでは言っていない。

 でも産経はそれに近いし高市擁護の「電波芸者」や「SNS芸者」たち、「サナ活」をやっている連中やそれに引っ張られる骨のない「リベラル」たちは枚挙に暇がない。

 というよりネットではそちらの方が主流になっているように見える。』

とおっしゃっています。

 実際、「サナ活」なんて言葉は古寺さんの冒頭の記事を拝見した今朝まで知りませんでしたが、これまでの「安倍推し」いや「安倍圧し」に、ただ高市氏が女性だという色がついただけじゃないですか。

 そんな変化球にリベラル派やフェミニストが惑わされてはなりません。

高市早苗極右政権発足時の内閣支持率が71%で史上5位の高さ(読売新聞)。トランプ米大統領との日米極右首脳会談のあとの早期解散に備えよう。備えあれば憂いなし。サナエあれば憂いアリ。

 

 

 

 さらに、村野瀬玲奈代表が

『その二。高市さなえだから「サナ」と呼んで無理にアイドル風の盛り上げを図るネット工作。

 アイドル界でサナっていったら、普通はTwiceのサナか、ASTROのユンサナでしょうが!

 おまけに、他の自民党女性議員にも「愛称」をつけてアイドル風に盛り上げようとするこんなのまで見つけてしまいました。

 政策や思想の中身にではなくて本当にアイドル風の愛称に盛り上がっている若い層が本当にいるのなら、それは詐欺に騙されているということ。

 自民党政治の中身は、うちで毎日のように記録しているように、悪政愚政暴政失政なのですから。』

と書いておられたのにも驚きました。 

 私は高市批判の記事にリベラル・左派のおっさんたちがルッキズム丸出しで「おばさん」とか「鉄仮面」とか容姿の悪口を書いてくるのをたしなめたり、非表示にするので忙殺されていたからです。 

 この人をアイドル風にするなんて力業、無理やろ(-_-;)

【#自民党に殺される】高市早苗新総理が就任最初の記者会見で安保3文書の改訂と軍事費増額の前倒しに言及。トランプ政権は2022年の4倍の年22兆円の軍事費を要求。物価高で苦しむ国民を殺す気か。

 

 

 そして、私にもわざわざメッセンジャーで直接連絡をくださったFacebook上のお友達がおられました。

 2025年10月21日の高市首相誕生の日に書いた

国際反戦デーに高市早苗内閣総理大臣爆誕。トランプ大統領が来日して日米極右首脳会談をする日には、街に出て、「NO KING NO QUEEN」デモをやりましょう。

についてです。

 この記事の中で私は冒頭で

『自民党の高市早苗総裁が2025年10月21日、国際反戦デーに召集された臨時国会で第104代首相に指名されました。

 女性の首相就任は日本の憲政史上初めて。

 それが女性や性的マイノリティの権利を最も踏みにじりそうな高市氏だということが大変残念ですが、うちの業界でも日本弁護士連合会会長や検事総長に初めての女性が就任したのですが、どっちもすこぶる評判が悪いです(笑)。

 最初はどこでもこんなもんですよ。

 2人目、3人目で挽回していきましょう。』

と書いたわけです。

国際反戦デーに高市早苗内閣総理大臣爆誕。トランプ大統領が来日して日米極右首脳会談をする日には、街に出て、「NO KING NO QUEEN」デモをやりましょう。

 

 

  それに対して、ドイツに在住というある女性フェミニストから

いつも有意義でわかりやすく、また公平公正なご意見をたくさん投稿してくださって、ありがとうございます。

今日は、一つ気になったことがあって、メッセージさせていただいています。

『国際反戦デーに・・・』という投稿の中で、高市氏が初の女性首相であること、その初女性首相が人権意識に欠けていることなどのマイナス要因を、女性初の首相なのだからそんななもんだ、仕方がない、と書かれているのは、ひどいのではないだろうか、と思ってメッセージさせていただいています。
私には、宮武さんがおかきになった文章は、「女性だから初めての就任に至っては男性よりも劣るのは当たりまえ、まぁ許してあげましょうよ」というふうに読み取れます。
女性として許していただくのは大変嬉しいのですが(笑)、
私たち女性に対しても男性への目線と同じように評価をし、接してていただきたいです。
私ごとになりますが、普段はドイツで働いておりまして、現地では女性だから、男性だから、という区切りは一切ありません。
初めてだから、も慣れているから、もありません。
男女に関わらず、その地位につく器と技量を持っているか、それあるのみです。

言葉尻を捉えるようなことになってしまって恐縮ですが、少しだけ意見を言わせていただきたかったのです。

お忙しいとは思いますので、ご返信のご心配はいただきませんように。』

というご連絡があったんですね。

 うちの高市氏に対する批判カテゴリ「極右政治家高市早苗」

「男女に関わらず、その地位につく器と技量を持っているか、それあるのみ」

で書いているつもりなのですが、そうなっていないでしょうか。

高市首相が全閣僚に渡した異例の「指示書」。あえてマスコミにもリークした「稼げる日本」「長時間労働の規制緩和」「カジノリゾートの整備推進」に示された「さもしい商魂」。

 

 

 読者の皆さんがどう読んでおられたかわかりませんが、私が書いた

女性の首相就任は日本の憲政史上初めて。

 それが女性や性的マイノリティの権利を最も踏みにじりそうな高市氏だということが大変残念ですが、うちの業界でも日本弁護士連合会会長や検事総長に初めての女性が就任したのですが、どっちもすこぶる評判が悪いです(笑)。

 最初はどこでもこんなもんですよ。

 2人目、3人目で挽回していきましょう。』

という文章を

『私には、宮武さんがおかきになった文章は、「女性だから初めての就任に至っては男性よりも劣るのは当たりまえ、まぁ許してあげましょうよ」というふうに読み取れます。』

 と換骨奪胎してしまうのは、かなりの誤読だと私は思います。

 私は男性初めての首相である伊藤博文より女性初の首相である高市早苗首相が劣っても、それは女性だから仕方がない、と書いたわけじゃないんですから(笑)。

 この方は本当に丁寧にメッセージをくださっていて、良心的かつ良質のフェミニストだとよくわかるのですが、しかし、高市首相への批判文を読むときに、かなり神経質になってしまっておられて、かえって普通の高市批判をもしにくい状況を作り出してしまっているとは言えると思います。

 もう一回言いますが、リベラルもフェミニストも気をしっかり持て!

 

トランプ大統領が戦争省に核実験指示。News23の小川彩佳キャスターが「こうした発言を受けてもなお、ノーベル平和賞にトランプ氏を推薦するのかどうかと、高市総理には問いたいと感じます」と天晴れ発言。

 

 

編集後記

木下ちがやという政治学者?がいてⅩでは「こたつぬこ」のハンドルネームで盛んに投稿しているそうです。

古寺多見さんにしょっちゅうけなされている(笑)この人が、私が言い訳がましいと書いた後掲の上野千鶴子氏への朝日新聞のインタビューに、さらに追い打ちをかけて

 『「初の女性○○が事件になる時代は、とっくに終わ」ったのだろうか。「ガラスの壁」を打ち破ることを歓迎する女性たちは「時代遅れ」なのだろうか。「女なら誰でもいいという時代では、もうありません」という上野氏の「選別の時代」宣言には、「リベラルな学者に選別されてしまう」女性たちの分断を生みかねないという懸念を抱いてしまう。』

などとコメントして、弱者や少数派の女性に寄り添うかのような体を装って、実はリベラル・フェミニスト批判をしています。

こういうやつが世の中を良くする動きに対して足を引っ張るんだなあと呆れました。

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「周りにいないけど…」《サナ活》って本当にブーム?SNS懐疑の声も…高市首相アイテムの推し活はメディア演出?リアルな流行?

LASISA11/2(日)6:45

「周りにいないけど…」《サナ活》って本当にブーム?SNS懐疑の声も…高市首相アイテムの推し活はメディア演出?リアルな流行?



「サナ活」ブームに懐疑の声?/衆院本会議で演説する高市首相(2025年10月24日、AFP=時事)

「サナ活」ブームに懐疑の声
 2025年10月21日に高市早苗氏が女性初の首相に就任してから、SNSでは「サナ活」というワードが急速に広まりました。「サナ」の愛称で親しまれる首相の着用アイテムやメイク、ライフスタイルを真似する、いわば「推し活」です。

 しかし、ネット上では「自分の周りではブームじゃない!」という懐疑的な声が上がっています。「メディアが盛り上げているだけではないか?」と疑う声も少なくありません。推し活は、こっそり楽しむ傾向があるため、誰にも言わず、気分を上げるためにお揃いのアイテムを持っている人は少なくないでしょう。

 LASISA編集部が現象を分析した結果、辿り着いたのは、「個人の購買意欲とメディアの注目が相互作用した『ハイブリッド流行』」という結論でした。

「サナ活」の主役は、バッグと、働く女性の定番ペン
 具体的な購買行動の対象となっているのは、公務で使用されていた「仕事アイテム」です。

注文が80倍!「サナエバッグ」の驚異
 特に話題を集めたのは、長野県の老舗「濱野皮革工藝」の黒いトートバッグ(約13万円)です。就任後、このバッグは「サナエバッグ」として認知され、報道によればなんと「注文が通常の80倍」という驚異的な売れ行きを記録。老舗メーカーを潤すうれしい経済効果を生み出しているのは、紛れもない事実です。

真似しやすい!1000円の「ジェットストリーム」
 また、誰もが真似しやすいのが、働く女性の定番、あの三菱鉛筆の多機能ペン「ジェットストリーム 4&1(ライトピンク)」(約1,000円)です。首相がメモを取る姿が報道されると、銀座ロフトではピンク色の売上が1.9倍に増加したというデータがあります。高価なバッグは買えなくても、手軽に「サナとお揃い」で仕事のモチベーションを上げようという動きが見て取れます。

「私たちと同じ!」親近感が呼ぶ共感
 その他、高市氏の公言した「韓国コスメ好き」発言やメイク術など、「仕事に熱心で、なおかつ親近感の持てる女性」としてのライフスタイル全般が、特にZ世代の女性層の共感を呼んでいます。「サナのメイク真似したい」「お揃いバッグでモチベ上がる」といった声が実際に投稿されており、ロールモデルへの憧れが、そのまま「推し活」に繋がっている様子がうかがえます。

「周りにいない」の声の背景にある推し活文化
 一方で、「サナ活」関連の投稿を見ていると「本当に流行ってるの?」「周りにいない」という懐疑的な意見も多く見られます。これはなぜでしょうか?

 一つに、メディア主導の印象が強かったことが挙げられます。テレビやネットニュースで一斉に「ブーム!」と報じられたため、「誰かの仕掛けでは?」という疑念が生じたのでしょう。

 また、「こっそり」文化と政治的話題の忌避も挙げられます。そもそも推し活は、一人で楽しむ傾向が強いものです。さらに、初の女性首相誕生で政治が注目されているのは事実ですが、政治絡みの話題を公の場で避ける人も多いため、リアルな人間関係の中で「サナ活してる」と公言する人は少ないのかもしれませんね。

 確かに、メディアが「若者ブーム」と強調しすぎた側面は否めません。しかし、この現象は、誰にも知られず「仕事のモチベーションを上げるため」に、個々人がアイテムを購入している可能性がある点で、推し活ならではの特徴があると言えるでしょう。

「ハイブリッド流行」が、私たちの未来を動かす
 LASISA編集部としての最終的な見解は、「個人の購買意欲とメディアの注目が相互作用した『ハイブリッド流行』」です。

 バッグメーカーの「売上80倍」やペンの「売上1.9倍」という具体的な数字は、紛れもない現実です。高市首相の「働くカッコいい女性」としてのイメージが、政治家という枠を超え、女性の「ロールモデル」として受け入れられ、購買という形で現れています。

「サナ活」の広がりは、ポジティブな側面が多くあります。バッグメーカーなど日本の企業に売上という形で貢献する経済効果を生み出しています。また、ファッションやコスメという身近な入り口から、若年層が政治に興味を持つきっかけもなっています。そして何より、1000円のペンでも「首相とお揃い」という心理的効果により、個人のモチベーション向上にもつながっているようです。

 いかがでしたでしょうか。今後も、高市首相のファッションやメイクには注目が集まりそうです。ただし、残念ながら「サナ活」を悪用した偽広告(詐欺)や転売も出回っているため、グッズを購入する場合は、ネット通販などでのご購入は十分注意をし、必ず公式サイトや大手量販店で確認してください。

(LASISA編集部)

 

 

 

上野千鶴子さんが語る「初の女性首相」 うれしくないと書いたのは

有料記事

聞き手 編集委員・塩倉裕

 高市早苗氏が首相に指名され、日本初となる女性首相が誕生した。歓迎ムードが広がる中、フェミニズムやジェンダー研究を牽引(けんいん)してきた社会学者・上野千鶴子さんの「うれしくない」というSNS投稿が注目を集めた。どういう趣旨だったのか。上野さんに聞いた。

 ――長くフェミニズムを牽引(けんいん)してこられましたね。「フェミニストなら初の女性首相誕生を喜ぶべきだ」との声をどう見ますか。

 「フェミニズムを戯画化する意図で外野がそう言いそうですね。しかし、それはフェミニズムをあまりに単純化しています」

 ――高市さんは今回、政界でトップまで上り詰めました。そもそもフェミニズムは、女性が世間の序列を上がっていくことを目指す思想だったのでしょうか。

 「世間の序列を作ったのは男性社会ですから、そこに参入することが目的とは言えません」

 「たとえば1985年にできた男女雇用機会均等法は、家事や子育てを女に押しつけてきた男の働き方を少しも変えることなく、『競争したければ男と同じ条件のもとで勝ち抜け』と言って女に『男並み』の働き方を強いる法律でした」

 「当時私は短大の教壇に立っていて、直観的にこう思いました。女子学生たちに向かって『がんばって総合職の座に食い込み、歯を食いしばって生き残れ』と言うことがフェミニズムなのか? まさか!と」

 ――2019年に話題になった東京大学の入学式での上野さんの式辞が思い出されます。弱者が弱者のままで尊重されることの大事さを説くお話でしたね。

 「フェミニズムは、女が男のようにふるまいたいという思想でも弱者が強者になりたいという思想でもなく、弱者が弱者のままで尊重される社会を求める思想です。均等法成立のときに抱いた直観は、当たっていました。直観とは分節化される前の思想ですから」

 ――高市政権の誕生が予感されていた10月上旬、「初の女性首相が誕生するかもしれない、と聞いてもうれしくない」とSNSに投稿されましたね。どのような趣旨だったのですか。

ここから続き

 「初の女性○○が事件になる時代は、とっくに終わりました。女なら誰でもいいという時代では、もうありません」

 「たとえば女性知事は00年以降これまでに全国で7人誕生しており、首都にも初の女性東京都知事(16年就任)がいます。それらの中にはフェミニストが支持する知事もいたし、しない知事もいました」

 ――性別で評価するのではなく、個々人の政策や姿勢を見て政治家を評価するべきだということですか。

 「その通りです。もし選択的夫婦別姓制度を推進しようとする女性政治リーダーが誕生したとしたら、フェミニストはもっと歓迎したでしょう。それは、弱い立場や劣位に置かれがちな女の声に、積極的に耳を傾ける政治だからです」

 ――高市さんの政策と姿勢は、どうでしょう。

 「選択的夫婦別姓に反対しており、政策的には、ジェンダー平等への流れをせき止めようとした安倍晋三政権のコピーのような感じです。フェミニストが歓迎する理由はありません」

 ――とはいえ、国政のトップに初めて女性が就任したこと、それ自体にはやはり意味があるのではないでしょうか。

 「世界にはすでに様々な女性政治リーダーがいますが、彼女らは『女性だから』という理由で選ばれたのではありません。また英国初の女性首相はマーガレット・サッチャー(1979年就任)でしたが、私の知る限り、英国のフェミニストでサッチャー政権誕生を歓迎した人はいません」

 「2016年の米大統領選で民主党のヒラリー・クリントン候補が『初の女性大統領』になりそうに見えたときでさえ、英国のフェミニストは冷静でした。女がトップになれば希望を持てるという単純な話ではないことを、歴史の教訓として知っていたからです」

 「女性政治家に関するこれまでの調査からは、政治家は男女を問わず、ジェンダー政策よりも所属政党の政策を優先する傾向があることがわかっています。女なら誰でもよいとは、もはや言えない時代です」

 ――高市首相はサッチャー元首相を「憧れの人」だと公言しています。

 「サッチャー首相は、市場原理主義的なネオリベラリズム改革をした保守革命の推進者です。優勝劣敗の原則に基づく弱者切り捨ての論理で、福祉を縮小しました。また、南半球にまで軍を送ってアルゼンチンとのフォークランド紛争を戦った武断政治でも知られます。つまり、強さを追求した政治家でした」

 ――サッチャー氏は「鉄の女」と呼ばれていたことでも知られていますね。

 「社会学の理論によれば、少数派が多数派集団に食い込んでいこうとするとき、多数派よりも多数派らしくなる傾向があります。過剰同一化と呼びます」

 「サッチャー首相に対しても当時、フェミニストから、男以上に男らしくふるまう傾向が指摘されていました。この理論は、高市首相を含めた今の自民党の女性政治家の多くにもあてはまると私は見ています」

 「男並みになろうとか強者になろうとしなくても、女が尊重される。そんな社会をつくる政治の誕生を期待しています」

上野千鶴子さん

 うえの・ちづこ 1948年生まれ。東京大学名誉教授(女性学)。認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク理事長。「アンチ・アンチエイジングの思想」「家父長制と資本制」など著書多数。

 

  • commentatorHeader
    木下ちがや
    (政治社会学者)
    2025年11月2日11時21分 投稿
    【視点】

    「初の女性○○が事件になる時代は、とっくに終わ」ったのだろうか。「ガラスの壁」を打ち破ることを歓迎する女性たちは「時代遅れ」なのだろうか。「女なら誰でもいいという時代では、もうありません」という上野氏の「選別の時代」宣言には、「リベラルな学者に選別されてしまう」女性たちの分断を生みかねないという懸念を抱いてしまう。「承認されるに値する進んだ人たち」が「それに値しない遅れた人たち」を置いてけぼりにすることによる尊厳の剥奪と屈辱感こそが、トランプ現象をはじめとするポピュリズムの動力源であることを見抜いたのは政治学者マイケル・サンデルである。 さらに上野氏は、「社会学の理論によれば、少数派が多数派集団に食い込んでいこうとするとき、多数派よりも多数派らしくなる傾向があります。過剰同一化と呼びます」とし、これが「高市首相を含めた今の自民党の女性政治家の多くにもあてはまる」と述べている。だがこの社会学の理論を適切に当てはめるならば、立憲民主党から共産党までのすべての政党政治家にあてはまることになる。どの党においても女性は未だ少数派であり、このような党派的選別は社会学にはなじまない。土井たか子や浜四津敏子といった女性リーダーの先人たちも過剰同一化していたのだろうか。そうであるならば、高市総理や自民党の女性政治家たちだけとはいえないだろう。 このように上野氏は、「進んだ女性」と「遅れた女性」、「保守的な女性」と「リベラルな女性」という女性の選別を前提にしているようにみえる。僕の懸念は、上野氏の主張が正しいか否かではなく、この選別がリベラルや社会学の一般庶民からのますますの乖離をもたらさないかということだ。

  • commentatorHeader
    金暻和
    (韓国在住メディア人類学者)
    2025年11月2日16時47分 投稿
    【視点】

    「初の女性○○が誕生する」という出来事が注目されるのは、それが「女性にとって少しでも生きやすい社会」の象徴とみなされるからであって、単に一人の女性が「ガラスの天井」を打ち破ったという事実そのものを賞賛しているわけではない。高市首相は、女性であるとともに、政治家でもある。「女性にとって生きやすい社会」を実現するための政策・ビジョン・努力で評価されるべきである。このインタビューは、「女性を選別して語る」というよりは、「女性政治家がトップになったからといって、必ずしも女性が生きやすい社会が実現するわけではない」という現実を率直に指摘しているように思う。 というのも、韓国でも、朴勤恵氏が大統領に選出された際、政治家としての彼女はジェンダー平等政策にほとんど関心を示さなかったのにもかかわらず、「初の女性大統領」として歓迎する声が上がっていた。しかし、のちに側近による権力乱用事件で彼女が弾劾・罷免された時には、「やはり女性が大統領になるのは早すぎた」といった性差別的な言説が一層強まっていたことを今でも覚えている。重要なのは、女性がトップになったという事実そのものではなく、女性がより生きやすい社会を築いていけるかどうかである。

 

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