
大下容子 ワイドスクランブル 「トランプ氏、核実験を指示 広島・長崎から抗議の声「ノーベル平和賞に値しない」より。
気を吐く女性キャスターたち。
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トランプ大統領が2025年10月30日に、自分のSNSトゥルースソーシャルに
「他国の核実験を実施している。対等な立場で核兵器実験を開始するように指示した」
と投稿した、しかもそれが中国の習近平国家主席との会談直前だった記事を見て、目が点になりました。
そんなことを選りによって中国の元首との会談直前に公表するか、と。
そしたら、事態はもっと驚くべき(珍妙な)話だったんです。



トランプ大統領が国防総省を戦争省、国防長官を戦争長官と呼び変える大統領令に署名。これでノーベル平和賞を本気で狙っているのだからお笑いだ。そんなことよりガザでのジェノサイドを止めろ。
トランプ大統領はその投稿で
「他国の核実験計画を踏まえ、対等な条件で実施する」
と主張し、韓国での日中会談後の帰国途上では
「何年も実験を停止してきたが、他国が行っているなら我々もやるべきだ」
と記者団にも言ったんですね。
でも、核保有国の多くが包括的核実験禁止条約(CTBT)に署名ないし批准していて、いずれにしても核実験のモラトリアムをしていますから、2000年代以降で核爆発を伴う核実験を行った国は北朝鮮しかないんです。
中ロももちろん核実験はやってません。
ですから、トランプ大統領が核実験でも「相互主義」を主張するなら、アメリカが核実験をすることになるわけがありません。

まあ、ドナルド・タコ・トランプ大統領は「言うだけ番長」なので絶対やらないよね、核実験(-_-;)。
それで、戦略核兵器を運用する米戦略軍のコレル副司令官は、10月30日の上院軍事委員会の公聴会で
「中露は爆発を伴う核実験を実施していない」
と指摘し、トランプ大統領が
「対等な条件」
に言及していることから、
「大統領の言葉は核実験を意味していないと推測している」
と述べたんです。
ほんとに部下を困らせるなよ、トランプ(笑)。

わたくしはまだ、トランプ大統領が認知能力に問題があって、中国やロシアが最近核実験をしたと記憶違いをしているのではないかとさえ疑っています。
ちなみに、ニューヨーク・タイムズは、ロシアが10月29日に核弾頭を搭載できるロシアの新型原子力魚雷「ポセイドン」の稼働実験を成功したと発表したことを、トランプ大統領が
「核実験と混同している可能性がある」
と指摘しています(笑)。
どっちにしても、ドナルド、もう大統領を続けるのは無理やで。

そりゃ、一応はこう言う。
こちらは「本物」のノーベル平和賞受賞者日本被団協は、核実験の実施は米国も参加する核拡散防止条約(NPT)で義務づけられた核軍縮に逆行すると指摘し、
「核実験の実施表明に強く抗議する」
「核兵器のない平和な世界を求めて努力している各国に真っ向から反対するものであり、到底許すことはできない」
との浜住事務局長の談話を発表しています。

日本被団協のノーベル平和賞授賞式にイスラエル・ロシア・中国が欠席。田中熙巳さんが記者会見で「アメリカは人道に反する兵器を使った」「プーチン大統領は核兵器が人間にとってどういう兵器か考えたこともない」
このトランプ大統領の軽挙妄動に対して、News23の小川彩佳キャスターが10月30日の同番組で
「こうした発言を受けてもなお、ノーベル平和賞にトランプ氏を推薦するのかどうかと、高市総理には問いたいと感じます」
と言い切ったのは見上げたものだと思います。

ガザでジェノサイドを続けてきたイスラエルのネタニヤフ首相と並んで、高市首相がトランプ氏をノーベル平和賞に推薦したと公言したこと自体が国際的な恥さらしです。
臨時国会での代表質問では、まともな野党は本気でトランプ大統領にノーベル平和賞をとまだ言うつもりか、どういう理由で彼がノーベル平和賞にふさわしいと思うのかと、高市首相をガンガン詰めるべきです。

トランプ大統領に対して媚びることしか知らない安倍師匠も師匠なら、弟子の高市氏も救いがたい。
編集後記

中国の習近平国家主席は自分との会談直前に、トランプ大統領が戦争省に核実験を指示したと投稿したことに全く触れなかったのですが、トランプ大統領の気まぐれなんて歯牙にもかけていないのか、いったいなんなんすかねえ。
まあ大事に至らなくてよかったのですが、いろいろ不思議なことが起こるトランプ外遊でした。
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トランプ氏の核実験指示、国内外で波紋 米軍幹部も真意図りかねる
毎日新聞
2025/10/31 11:27(最終更新 10/31 11:28)
1127文字
アジア歴訪から帰国したトランプ米大統領=米メリーランド州のアンドルーズ空軍基地で2025年10月30日、ロイター
トランプ米大統領の唐突な核実験の実施指示が、国内外で波紋を広げている。トランプ氏は「他国の核実験計画を踏まえ、対等な条件で実施する」と主張したが、2000年代以降で核爆発を伴う核実験を行った国は北朝鮮しかない。困惑や懸念の声が相次ぎ、専門家は「連鎖反応を招きかねない」と警告している。
「何年も実験を停止してきたが、他国が行っているなら我々もやるべきだ」。トランプ氏は30日、韓国から帰国する大統領専用機内で、改めて核実験が必要との認識を示した。バンス副大統領も同日、「核兵器が正常に機能するか確認することは重要だ」と述べ、トランプ氏を擁護した。
トランプ氏は、中国の習近平国家主席と韓国で会談する直前、自身のソーシャルメディアで国防総省に核実験の実施を指示したと投稿。ロシアや中国の核保有にも触れ、核戦力での対抗姿勢をにじませた。
一方、戦略核兵器を運用する米戦略軍のコレル副司令官は、30日の上院軍事委員会の公聴会で「中露は爆発を伴う核実験を実施していない」と指摘。トランプ氏が「対等な条件」に言及していることから、「大統領の言葉は核実験を意味していないと推測している」と述べ、真意を測りかねている様子だった。
米国は1992年以降、核爆発を伴う核実験のモラトリアム(一時停止)を維持している。一方、ロシアも旧ソ連時代の90年を最後に核実験を凍結し、中国も96年以降は実施していない。00年代に入って、核実験を実施した国は北朝鮮だけで、17年9月を最後に行っていない。
米紙ニューヨーク・タイムズは、核弾頭を搭載できるロシアの新型原子力魚雷「ポセイドン」の稼働実験を、トランプ氏が「核実験と混同している可能性がある」と指摘。ロシアは10月29日に稼働実験の成功を発表し、ウクライナや米欧をけん制している。
トランプ氏はソーシャルメディアの投稿で「(実験の)プロセスは直ちに始まる」としている。一方、米連邦議会調査局は今年8月の報告で、米国は核爆発を伴う核実験の実施について、大統領の決定から「24~36カ月以内に再開できる態勢を維持している」と説明。直ちに実施できるわけではないとの見方がある。また、トランプ氏は国防総省に指示したとしているが、実際の核実験の実施主体はエネルギー省核安全保障局(NNSA)だ。
米シンクタンク「軍備管理協会」のキンボール会長は30日の声明で、トランプ氏の核実験実施の意向表明について、「敵対国の連鎖反応を引き起こし、核不拡散条約を瓦解(がかい)させかねない」と批判。核実験全面禁止条約(CTBT)機構準備委員会のフロイド事務局長も同日の記者会見で、「どんな状況でも核実験は許されない」と反対した。【ワシントン金寿英】
2025.10.31 デイリースポーツ
【高市自民】「news23」小川彩佳アナ「高市総理に問いたい」トランプ核実験の投稿→「まだノーベル平和賞に推薦するのか?」 斎藤准教授「総理がトランプさんに言えるのか?」

小川彩佳アナウンサー
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30日のTBS「news23」では、高市早苗首相がAPEC出席のため韓国に入り、日韓首脳会談が行われたことや、注目の米国・トランプ大統領と中国・習近平国家主席のトップ会談が行われたことなどを伝えた。
番組では、日米首脳会談の直前にはトランプ氏がSNSに、国防総省に対して他国と同等基準で核兵器実験を開始するよう指示したと投稿したことも伝えた。
出演した東大准教授の斎藤幸平氏は「核の脅威がますます増している。被爆国である日本としてはしっかり反対をしていかなければいけないですけど、高市総理がトランプさんに言えるのか?」と指摘した。
小川彩佳キャスターは「こうした発言を受けてもなお、ノーベル平和賞にトランプ氏を推薦するのかどうかと、高市総理には問いたいと感じます」と語った。
小川彩佳アナ「高市総理に問いたい」 核実験指示のトランプ氏を「なおノーベル平和賞に推薦するのか」
10/31(金) 18:45配信 スポニチアネックス

小川彩佳アナウンサー
TBS「news23」(月~木曜後11・00、金曜後11・58)の30日放送で、トランプ米大統領がSNSで国防総省に「核兵器の実験を指示した」と発表したことを報道。番組キャスターの小川彩佳アナウンサー、東京大学准教授で経済思想・社会思想が専門の斎藤幸平氏がコメントした。
【写真】かわいい!天使コスプレに照れる小川彩佳アナ
トランプ氏は30日、韓国・釜山で中国の習近平国家主席と会談する直前に核実験の再開に言及し、「他の国は(実験を)している」ことを理由に挙げた。核爆発を伴う実験を再開すれば1992年以来33年ぶり。トランプ氏はさらに、対米投資の見返りとして韓国が原子力潜水艦を建造することを承認したと発表した。
斎藤氏は「韓国はこれをやると核武装する可能性が開かれるし、アメリカが核実験を再開すれば、冷戦が終って30年経つがロシアやイスラエルも含めて核を使うような脅威がますます増している状況ですよね」と危惧。
トランプ氏の発言には被爆地の広島と長崎でで反発の声が上がっているが、「被爆国である日本としてはしっかり反対をしていかなければいけないが、高市総理がトランプさんにそういうことを言えるのか」と疑問を投げかける。そして「逆にノーベル平和賞に、こういうことを言ってる人を推薦してしまうのは非常にリップサービスが過ぎるのではないかと懸念をしている」と高市氏がトランプ氏をノーベル平和賞に推薦すると伝達したことへの懸念も口にした。
番組キャスターの小川彩佳アナウンサーも「そうした発言を受けてもなおノーベル平和賞にトランプ氏を推薦するのかどうかと、高市総理には問いたいと感じる」とコメント。
斎藤氏が「今後防衛費もそれで増大します、アメリカから兵器を買いますっていうようなことをやっているだけでは…本当にそれでアジアの平和を守っていけるのかっていうことも我々は考えていかなければいけない」と述べると、小川アナも「日本がどれだけ主体的な向き合いができるのかも問われている」とうなずいた。
トランプ米大統領
被爆地、「核実験指示」トランプ氏に怒り 「我々の常識からは考えられない」
朝刊社会面
毎日新聞
2025/10/31 東京朝刊
有料記事
1347文字

原爆資料館に設置されている地球平和監視時計。最後の核実験から534日と表示されている=広島市中区で30日、佐藤賢二郎撮影
トランプ米大統領が30日、国防総省に核実験を開始するよう指示したと明らかにしたことに対し、被爆地からは激しい怒りと抗議の声が上がった。
2024年にノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)代表委員で広島県原爆被害者団体協議会理事長の箕牧(みまき)智之(としゆき)さん(83)は「核兵器を使ったらどうなるかは広島、長崎の被爆者が一番よく知っている。核兵器は一発たりとも使ってほしくないし、作ってほしくない」と強調した。トランプ氏のコメントについて「アメリカが世界で優位に立つことを強調しようとしている」と感じたという。今月、来日した際に被爆地を訪れなかったことについても「最初から被爆の実相を知ろうとしていなかったからではないか」と批判した。
実態を知って
15歳の時に被爆した広島市安佐南区の切明(きりあけ)千枝子さん(95)は「恐ろしい。私の友達もいとこも、けが一つないのに高熱を出し、血を吐いて亡くなった。核兵器がどんなに恐ろしいか、実態を知ってほしい」と話した。在日韓国人2世で、女学校1年の時に被爆した広島市西区の朴(パク)南珠(ナムジュ)さん(93)は被爆後、乳がんや皮膚がんなどに苦しんだ。「後遺症は本当にひどく、家族を含めてずいぶん苦労した。核兵器によってどんな苦しみを受けて生きてきたか、トランプさんに言いたいくらいだ」と語気を強めた。
平和記念公園(広島市中区)を訪れていた岡山県の女性会社員(31)は「核兵器を持つ国同士がけん制し合い、戦争を防げるという考え方があるが、核実験は絶対にしてはいけないと思う。日本の首相はそのことを訴えるべきだ」と述べた。
米カリフォルニア州から旅行で広島を訪れた米国人女性(30)は「アメリカ社会は今、分断している。核兵器に反対する人もいるが、トランプ(大統領)を支持する人も多く、これからどうなるのか心配。核軍備増強に賛成する人こそ、広島に来て原爆の惨状を知ってほしい」と望んだ。
到底許せない
長崎市の被爆者で元小学校教諭の山川剛さん(89)は「核保有国が核政策を維持する限り核実験はなくならない。(核実験開始の)意思を表明しただけでも到底許せない」と憤った。この日も小学生を前に被爆体験の講話をしており、「子供たちが核兵器を考える基礎となる講話を続けることこそ、トランプ氏に対する抵抗だ」と語気を強めた。
被爆者団体「長崎県平和運動センター被爆者連絡協議会」の川野浩一議長(85)は「我々の常識ではとても考えられない発言。我々はいかなる核実験にも反対する」と語った。長崎市の鈴木史朗市長は、この日の定例記者会見で「核兵器のない世界を実現するため血のにじむような努力を続けてきた被爆者や世界中の人々の思いを踏みにじる行為で容認できない」と批判し、指示の即刻撤回を求めた。
日本被団協の浜住治郎事務局長も30日、「核実験の実施表明に強く抗議する」との談話を発表。談話では、核実験の実施は米国も参加する核拡散防止条約(NPT)で義務づけられた核軍縮に逆行すると指摘。「核兵器のない平和な世界を求めて努力している各国に真っ向から反対するものであり、到底許すことはできない」と抗議した。【井村陸、尾形有菜、稲垣衆史】
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