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2025年10月17日に米ホワイトハウスで行われたトランプ大統領とゼレンスキー大統領の会談はまた荒れて、トランプ大統領がウクライナ側から出した戦況報告の東部ドンパス地方(ドネツク・ルソンシク州)の地図を投げ捨てたとか、終始、ゼレンスキー大統領を罵倒し続けたなどと、英フィナンシャルタイムズなどに報道されています。

侵略国ロシアのプーチン大統領がまだ占領していない3割も含めてドネツク州全域の割譲を求め、トランプ米大統領が被侵略国ウクライナのゼレンスキー大統領にロシアの提案を飲むように会談中ずっと罵倒し続けた。
この会談について10月20日にゼレンスキー大統領が記者団に内容を説明し、やはりロシアが要求する東部2州(ドンバス地方)からの撤退を迫られたことを確認しました。
ゼレンスキー氏の説明によると、会談に同席した米国のウィトコフ中東担当特使が、ドンバス地方などをプーチン政権が併合したことは
「ロシア憲法に定められている」
とロシアの立場で強弁し、撤退要求の根拠として挙げた、ということで、アメリカもいまだにこのゼレンスキー大統領の説明を否定していませんので本当のことでしょう。

2025年10月17日、ホワイトハウスでトランプ米大統領との会談に臨むウクライナのゼレンスキー大統領(左)(AFP時事)
ワシントンポストによると、プーチン大統領はトランプ大統領に和平案?としてロシア軍が7割しか占領していないドネツク州全域からウクライナ軍の撤退をロシアへの併合を求めたということでした。
ところが、さらに一歩進めて、ルハンスク州も含めてドンパス地方全体からウクライナに出ていけとトランプ政権は言ったんですね。
ウィトコフ氏はトランプ氏の不動産業仲間で、外交経験もないのにいきなり中東問題特使となり、ウクライナ戦争問題も扱っている人。
トランプ大統領が終始一貫してロシアのアセット(資源)としての役割を果たし続けていることは明らかです。


そして、トランプ大統領はゼレンスキー大統領との10月17日の会談直後、自らのSNSであるトゥルースソーシャルに
「戦いと勇気によって境界線が引かれた。
現在の位置で停止するべきだ。
双方に勝利を認め、歴史に判断をゆだねよう」
「今すぐ現在の戦線で停戦せよ。
ゼレンスキー大統領にそう伝えた。
プーチン大統領にも伝えた」
と投稿しました。
トランプ氏は、なんだか戦っている双方を称える的なきれいごとを言っていますが、ウクライナ戦争はスポーツではなく人殺しであり、侵略しているロシアだけでも100万人の死傷者が出ていることがわかっていません。
トランプ米大統領がロシアとウクライナに対し現在の戦線で停戦するよう呼びかけ。やはりトランプはロシアのアセット(資源)で世界一のタコだった(-_-;)。
そもそも現在の戦線で停戦するということ自体がロシアの侵略と戦争を容認することそのものです。
しかしゼレンスキー大統領は、10月19日に放送された米NBCテレビのインタビューで
「この戦争を終わらせる必要があることは理解している。戦争終結は今兵士たちがいる場所、つまり前線から始める必要がある」
「この戦争を止め、すぐに外交的な形で和平交渉へ進みたいのであれば、我々は今の場所にとどまる必要がある。
プーチンにこれ以上のものを渡してはならない」
と言い出しました。
さらに、ゼレンスキー大統領は10月22日のノルウェーの首都オスロへの短時間の訪問中にも、トランプ米大統領が示した現状の戦線を交渉の基盤とするロシアとの停戦案について、支持を表明しました。
ゼレンスキー氏は記者団に対し、トランプ氏に
「『現状の戦線から対話を始めよう』と提案された」
「良い妥協案だと思うが、プーチン氏が支持するかどうかは分からない。トランプ大統領にもそう伝えた」
と述べたのです。

ウクライナとヨーロッパの首脳がプーチン・トランプ米露首脳会談にあたり「停戦を最優先し、ウクライナの安全保障を守ること」を要求し、「ウクライナ抜きの領土交渉は絶対に許さない」と要求しているのは当然だ。
これはゼレンスキー大統領がトランプ氏の言葉を逆手にとって、ロシアとの停戦協議を進めるように求めた発言と評価できるでしょう。
現在の戦線から話し合いを始めるということ自体、ウクライナ側は相当な譲歩をしています。
それでも今年になって停戦を求めているのはずっとウクライナとヨーロッパです。
今回もウクライナ側が停戦を求めているのは明らかで、それを拒否しているのはロシアのプーチン政権です。
ウクライナを侵略中のプーチン大統領が驚きの発言を連発。「ゼレンスキー大統領がモスクワに来たら和平協議をやる」「和平合意後に有志連合の軍隊がウクライナに入ったらロシア軍の正当な攻撃目標になる」
即時停戦即時停戦と、侵略しているロシアに対してではなく侵略されているウクライナに求め続けて来た「今こそ停戦を」一派の伊勢崎賢治れいわ新選組政策委員はまたスルーを決め込んでいます。
日本の熟慮性が足りない親露派陰謀論者たちは、トランプがトマホークをウクライナに供給する~裏切った~と言ってましたが、ドナルドは10月22日にもトマホークは
「どう操作するか学ぶのに半年から1年はかかる。我々はそれを他の国民に教えない。あまりにも先のことだ」
と言ってますから安心しなさい(笑)。
それより、自分たちが3年半も主張してきた停戦をするとウクライナが何度も申し出ているんですから、いい加減、停戦する気が全くないロシアを批判したらどうなんですか。
ほんまどんなエセ平和主義者や。
編集後記
トランプ政権がロシアの石油会社大手2社への経済制裁をすると発表しましたが、タコスケのトランプ氏ですから、またいつ日和るかわかりませんし、プーチン大統領も
「一定の損失はあるものの、決定的な打撃を与えるものではない」
といっているくらいですから、これがどれくらい効果のある経済制裁なのかもよくわかりません。
プーチン大統領は
「非友好的な行為で、回復し始めた米露関係を損なうものだ」
とトランプ政権を非難はしてみせてはいますが、まあ、たぶん、あんまり親露派と言われては困るトランプ大統領のいつものパフォーマンスでしょう。
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ウクライナのゼレンスキー大統領は、トランプ米大統領と17日にホワイトハウスで会談した際、ロシアが要求する東部2州(ドンバス地方)からの撤退を迫られたことを確認した。訪米を終えて記者団に語った内容を、内外メディアが20日に伝えた。ゼレンスキー氏は撤退に応じない立場を改めて示した。
ロシア側要求の受け入れ迫る トランプ氏、ゼレンスキー氏に―報道
ゼレンスキー氏の説明によると、会談に同席した米国のウィトコフ中東担当特使が、ドンバス地方などをプーチン政権が併合したことは「ロシア憲法に定められている」とロシアの立場で強弁し、撤退要求の根拠として挙げた。
トランプ氏の現状の戦線での停戦案は「良い妥協案」 ゼレンスキー氏
2025年10月23日 7:11 発信地:オスロ/ノルウェー [ ノルウェー ヨーロッパ ]
米ホワイトハウスで会談のために到着したウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領(右)を迎えるドナルド・トランプ大統領(2025年10月17日撮影)。(c)TOM BRENNER/AFP1/2
米ホワイトハウスで会談のために到着したウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領(右)を迎えるドナルド・トランプ大統領(2025年10月17日撮影)。(c)TOM BRENNER/AFPドナルド・トランプ米大統領(左)と、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領(2025年2月25日作成)。(c)Jim WATSON and Tetiana DZHAFAROVA/AFP
【10月23日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は22日、ドナルド・トランプ米大統領が示した現状の戦線を交渉の基盤とするロシアとの停戦案について、支持を表明する一方、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がこれを受け入れるかどうかは分からないと述べた。
ノルウェーの首都オスロへの短時間の訪問中、ゼレンスキー氏は記者団に対し、「(トランプ氏に)『現状の戦線から対話を始めよう』と提案された」「良い妥協案だと思うが、プーチン氏が支持するかどうかは分からない。トランプ大統領にもそう伝えた」と述べた。
ロシアが2022年に開始したウクライナへの全面侵攻を終結させる試みは、再び行き詰まっているようだ。
ここ数日、トランプ氏はロシアとウクライナ両国に対し、現状の戦線での停戦を強く求めている。(c)AFP
トランプ政権、ロシア石油大手に追加制裁 ウクライナ停戦に向け圧力
トランプ米政権は22日、ウクライナ侵攻での停戦を強く促すため、ロシアの2大石油企業を経済制裁の対象にしたと発表した。停戦に向けたロシアの「真剣な取り組みの欠如」が理由だとしており、原油輸出を主要な収入源とするロシアに対して圧力をかける狙いがある。プーチン大統領への融和的な姿勢が目立ったトランプ第2次政権下での初の本格的な経済制裁となる。
制裁対象はロシア石油最大手のロスネフチと2位のルクオイルで、両社が50%以上の株式を保有する子会社も含む。両社が米国に置く資産は凍結する。米国企業に限らず、両社と米ドルを介して取引することは事実上、難しくなるとみられる。
2社と取引する米国内外の企業も制裁対象となりうる。中国やインドなどへの原油輸出を主要な収入源にしてきたロシアに打撃を与えるとともに、中国などを牽制(けんせい)する意図もうかがえる。
制裁の発表に先立ちトランプ氏は同日、ウクライナへの支援を要請するため訪米した北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長との会談の場で記者団に対し、制裁に踏み切った理由を「(ロシアの譲歩を)長く待ったが、そろそろ時間だと感じた」と説明。「プーチン大統領との会談は中止した」とも述べた。
トランプ氏は16日にプーチン氏と電話で協議した後には、「おそらく2週間以内」にハンガリーで米ロ首脳会談を開くと表明していた。だがトランプ氏の思惑とは裏腹に、ロシア側に譲歩の用意がないことが露呈し、20日の米ロ外相級協議でも事態は進展しなかった。
個人的ディールが「通用せず」の現実
経済制裁を所管するベッセント米財務長官はX(旧ツイッター)で「トランプ大統領の停戦の努力を支援するため、必要ならば更なる措置をとる用意がある」と述べた。米FOXのインタビューでは「欧州諸国やG7(主要7カ国)の同盟国、カナダや豪州にも、共に歩もうと強く求めている」と語った。ベッセント氏は今月、既に日本の加藤勝信・前財務相に対し、ロシア産エネルギーの購入をやめてほしいという「米政権の期待」を伝えている。
トランプ氏は強権的な指導者との1対1のディール(取引)の成功を演出し、支持層に訴えかける政治手法を好む。ウクライナの停戦に向けた交渉についても、「プーチン氏といい関係だから非常に簡単だと思っていた」と何度も語ってきた。プーチン氏はそれを見透かすかのように、ウクライナや欧州の要請で米国が対ロ圧力を強めようとするたび、トランプ氏に直接働きかけ、態度を軟化させるという展開が続いてきた。
だが、トランプ氏が好むプーチン氏との個人的なディールでは、ロシアの侵略を止めることも、プーチン氏の強硬な姿勢を崩すこともできない。今回の制裁は、その現実にトランプ氏が向き合わざるを得なくなった結果とも言える。
ロシアのウクライナ侵攻後、バイデン前政権はロシアを決済ネットワーク「国際銀行間通信協会(SWIFT)」から締め出したり、ロシアが輸出する原油の取引価格に上限を設けたりする制裁を重ねてきた。昨年11月には、エネルギー決済を担うロシアの大手銀行も制裁対象に追加。今年1月には、今回の制裁対象に次ぐ規模のロシア石油大手を制裁対象に加え、制裁逃れに使われる「影の船団」と呼ばれるタンカー群も対象にした。
ただ、ロシア産エネルギーの輸入に頼る欧州に配慮して、この分野でのロシアの中核企業への本格的な制裁は控えていた。バイデン氏の後を引き継いだトランプ氏はそもそも制裁の効果に懐疑的で、バイデン政権下の制裁の更新や新規の直接的制裁は実施してこなかった。
だが、英国が15日に先行してロスネフチとルクオイルへの制裁を発表。英国はG7にも同調を呼びかけており、仲介交渉が行き詰まったこのタイミングで、米国も加わることになった。英政府によると、両社は1日計310万バレルの原油を輸出。ロスネフチは世界の原油生産量の6%、ロシアの生産量のほぼ半分を占めている。
ウクライナのステファニシナ駐米大使はXで、米国による今回の制裁について「47代米大統領(トランプ氏)の下、初めてこのような対処がなされた」と評価。「ロシアにはこれまで、停戦に向けた実のある交渉を始める機会を与えようと、数多くの試みがなされてきた」と述べたうえで、「今回の米国の決定は、あらゆる国際的手段を使って侵略者に圧力をかけることでしか平和は実現できない、というウクライナの一貫した立場に完全に沿ったものだ」と歓迎した。
それでもにじむロシア側への配慮
ルッテ氏も22日、NATOに批判的な姿勢を示すこともあったトランプ氏に謝意を伝えたうえで、ウクライナに供与する武器を米国から購入していることを強調。「平和の達成に向けウクライナをどう守るかという議論を通じ、欧州は結束している。あなたの指導力を示すものだ」と持ち上げてみせた。
ただ、トランプ氏が、首脳間のディールに頼る従来の手法に依然として期待をつないでいることもうかがえる。トランプ氏は記者団に対し、今回の制裁について「すさまじいものだ。これをあまり続けなくてもいいようにと望んでいる」と発言した。
プーチン氏と電話協議をするまでは、ウクライナ側に米巡航ミサイル「トマホーク」を供与することも示唆していたトランプ氏は、その姿勢を後退させた。22日にはトマホークについて「どう操作するか学ぶのに半年から1年はかかる。我々はそれを他の国民に教えない。あまりにも先のことだ」と語り、ロシア側への配慮をにじませた。
ロイター編集
2025年10月23日午前 7:25 GMT+92025年10月23日更新
トランプ氏、ウクライナ長距離ミサイル使用許可巡る報道を否定
10月22日、トランプ米大統領は、ロシア領内の奥深くまで攻撃できる射程の長いミサイルをウクライナが使用することを米国が認めたとする報道は虚偽だとして、否定した。ホワイトハウスで21日撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)
[ワシントン 22日 ロイター] - トランプ米大統領は22日、ロシア領内の奥深くまで攻撃できる射程の長いミサイルをウクライナが使用することを米国が認めたとする報道は虚偽だとして、否定した。
米紙ウォール・ストリート・ジャーナルはこの日、匿名の米当局者の話として、ウクライナに西側同盟国が供与した一部の長距離ミサイルを巡り、トランプ政権がウクライナに対する使用制限を解除したと報じた。
トランプ氏は、WSJの報道は虚偽だと自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」に投稿。「こうしたミサイルがどこから供与されようと、ウクライナがそれらをどう使おうと、米国は関与していない」とした。
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