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2012年5月10日、自民党が野党だった最後の年。
憲政記念館で行われた創生「日本」第3回東京研修会における講演中に、高市早苗自民党総裁は、生活保護受給者に対して
「さもしい顔して貰えるものは貰おう。
弱者のフリをして少しでも得をしよう。
そんな国民ばかりになっては日本国は滅びてしまいます」
と罵倒しました。
およそ貧困問題、人権問題に取り組んでいる市民なら誰もが絶対に忘れない、社会的弱者に対する究極の悪罵でした。

ホームレスの方のお留守宅?に名刺を置いている私。当時50歳になる直前。
ホームレス法律相談に関学法科大学院の教え子4名が参加!ロースクールを見くびるな!!
その直後の2012年5月26日、私は当時所属していた兵庫県弁護士会主催した武庫川でのホームレス法律相談に参加してきました。
私はブルーシートでテントを作って河原に暮らしているよりは、ホームレスの皆さんは生活保護を申請して、小さいながらもアパートに住む方を選んでくださると思い込んでいたんです。
ところが当時、自民党は高市氏や片山さつき議員や石原伸晃議員らがこぞって生活保護者をしばき中。
お笑いで人気者だった河本準一さんの親御さんが生活保護を受けていたことが発覚して滅茶苦茶叩かれたりしていました。

テントの中に呼びかける兵庫県弁護士会のスタッフ。
うちの事務所の事務局員が持っているのは差し入れのカップ麺。
河本準一さん親子問題から考えると間違える。生活保護の本質は憲法上の基本的人権である生存権の保障だ!
それでホームレスの多くの方が
「生活保護もどんどん切り捨てられるんやろ?厚労相も1割下げるって言うてるんやろ?」
「国が財政赤字なのに、わしらが迷惑かけたらあかんやろ?」
と生活保護申請をお断りになったんです。
結局何十人もおられるホームレスの方々の中で、私の提案に乗ってくださり、生活保護申請をしてアパートで一人暮らしを始めてくださったのはたった一人。
それでも、その新居を二人で初めて内覧したあの時を思い出して、今もジーンとなって泣いてしまいました。

ホームレスの方とお話しするうちの事務所の事務局。
彼女は大学新卒で、Twitterで私の発信を読んで、うちを見つけて働いてくれたのでした。
カテゴリ 「生活保護と生存権」
高市さんは、生活保護受給者を「さもしい顔して」などとおっしゃいますが、生活保護を受けるのは憲法が保障する基本的人権である生存権の正当な行使だということはわかっておられますか?
また、あなたは生活保護を不正に受給した人のことを「弱者のフリをして」と言ったのだ、などと後に言い訳されましたが、不正受給者の割合はだいたい0・3%、つまり1000人に3人ですよね。
「そんな国民ばかりになったら」などという心配はいりませんよね。
1000人のうち997人は正当な理由があって生活保護を受けている。
そして、日本の生活保護の捕捉率は非常に低くて約2割。
本来は生活保護を受ける権利があるのに受けられていない人が受けている人の4倍もいるという現実はご存じですか?

生活保護申請を受理さえせず追い返す「北九州方式」また炸裂 所持金600円の母子4人を追い返した市職員
今、あなたが師と仰ぐ故安倍晋三氏が政権を握っていた時に、不合理な計算で生活保護費を下げたことが最高裁で違法だと断罪され、その後始末が問題になっています。
それでなくても、生活保護レベルではなくても、市民の多くが物価高にあえいでいるんです。
だから作りたくても子どもも作れない状況です。
そんな中、あなたのような人でなしが自民党総裁になってしまって、生活保護受給者や貧困層の方々が恐怖の悲鳴をあげている状況を把握していますか?

生活保護制度は憲法25条が保障する基本的人権である生存権保障の最も重要な制度のひとつ。
「いのちのとりで」という裁判名に万感の思いが込められています。
安倍政権による生活保護費の減額は違法!「いのちのとりで」裁判で最高裁判決。国に「裁量の逸脱や乱用があった」と統一判断。石破自公政権は200万人強の生活保護受給者に対する違法行為を直ちに謝罪し是正せよ。
あなたが自民党総裁になった途端に公明党が自民党との連立を解消しましたね。
そのことをあなたは「一方的に通告された」と公明党のせいにしました。
しかし、公明党は2024年の衆院選で自公ともに敗れたときから自民党の政治とカネの問題を何とかしてほしいと自民党に申し入れてきました。
決して突然に自民党に三下り半を突きつけたわけではありません。
そして、あなたは裏金議員筆頭の萩生田光一氏を幹事長代行にしました。
これではあなたが総裁になった自民党が政治とカネの問題に取り組む気はないと誰の目にも明らかで、公明党の要請をガン無視する気満々なのははっきりしていました。


高市早苗総裁と斎藤鉄夫代表が自公党首会談。「公明、連立離脱の見方強まる 閣外協力に転じる案が浮上」(毎日新聞)。それでは公明党が第2自民党の維新や第3自民党の国民民主党に続いて第4自民党になるだけだ。
何よりも、26年間も連立政権を組んできた公明党を差し置いて、高市総裁は先に新しい連立の候補である国民民主党と会談しました。
それが信義にもとる行為だということさえ、あなたや麻生太郎副総裁にはわからなかったんでしょう?
高市さん、あなたたちが人の心がわからないから、これまでの自民党総裁が苦労して維持してきた自公連立が潰えたんですよ。
それだけでも、あなたは自民党総裁を辞任すべきだし、まして内閣総理大臣になる資格はないと分かりませんか?
これからの苦しい時代に、あなたのような無神経で非情な人に、この国は任せられないと多くの人が思っていますよ。

参考記事 kojitakenの日記さんより。
「26年続いた連立を1週間でぶち壊すレベルの破壊神高市早苗」(kazukazu氏のXより)
村野瀬玲奈の秘書課広報室さんより
自民党と極右勢力とファシズムとの闘いの第一歩として、心ある野党は #首班指名は石破茂でお願いします
編集後記
多々問題のある政党ではあるけれども、公明党が日本共産党と並んで日本の低所得層に手を差し伸べ、その支持を受けていることも、高市自民党から離れた理由の一つかもしれません。
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マガジン9条より
「30代女性。派遣の仕事を転々としている。今月、契約が終了する。電気代も高く、エアコンもつけずに生活をしている」
「50代女性。職場で怪我をしたが労災認定されず納得できない。生活・ガス代がとても高く生活が苦しい。心身の不調があり、視力も低下し、体重は10キロ減った」「70代男性、単身。昨年妻が亡くなり年金収入がグッと減る。物価高で生活していけないので生活保護の相談に行ったが基準をギリギリ超えているから利用できないと言われた。医療費も2割負担になったので糖尿病や歯の治療も控えている」
「70代女性。同年代の知人について。月12万4000円の年金。がんで治療中。光熱費上がっているしやりくりできない。食べるものもない。水道止められ援助した」
これらの声は、2023年4月から25年7月にわたるまで9回開催されてきた「いのちと暮らしを守る なんでも相談会」に寄せられたものである。
私も電話・対面ともども相談員をつとめてきたのだが、10月5日、この相談会についての報告と社会保障の底上げを求める集会が開催されたので参加した。
まずは司法書士の福本和可さんより相談会の概要が語られたのだが、そこから浮かび上がったのは、この3年間の物価高騰がどれほど庶民を追い詰めてきたかということだ。
それを示すのが、冒頭に引用したような相談事例。このような「物価高」に関する相談、この3年を通して本当に増え、同時に深刻度を増していると私も相談を受けながら実感してきた。
そのことが如実に現れているのが「所持金」だ。
相談では、現在の残金や預貯金を聞いているのだが(答えたくない場合はもちろん答えなくてOK)、約4割が「ない」。もっとも多いのは「1万円以下」で56.1%。
また、23年4月から12月までは「1万円以下」の次に「20万円以下」が多かったのだが、24年からは「10万円以下」が上回る結果となった。
福本氏は、このことを長引く物価高騰による貯金の切り崩しによるものでは、と分析。
なぜなら、20年の消費者物価指数を100とすると、第一回目の23年4月は111.6。が、25年7月は125.1。
そしてこの10月1日からは、さらなる「値上げラッシュ」が人々の生活を直撃している。今回は食品や飲料品など3000品目が値上げ。私もスーパーなどに行くたびに「またしても高くなっている……」と小さく戦慄しながら商品を棚にそっと戻している一人だ。
それはこの国で暮らす多くの人の実感でもあるだろう。「なんでも相談会」に相談してくれる人たちも同じで、9回の相談会を通してもっとも多い相談は「生活費問題」で40%。
寄せられた悲鳴の一部を紹介しよう。
「80代女性。今も週3回1日3時間介護職員として働いている。月4万円程。年金は2ヶ月で15万。生活が苦しい。コロナの後遺症で膝も痛いが、仕事がやめられない」
自らが介護を受けていてもおかしくない80代が、身体の痛みに耐えて介護の仕事に就いているという現実。
この夏も猛暑の中、炎天下で働く高齢者の姿を多く見かけて胸が痛んだが、こういう話を耳にするたびに、「これは未来の自分では?」と本気で思う。
なぜなら、フリーランスの私は年金を満額もらえても月にわずか6万円ほど。しかも私たちがもらう頃にはさらに減額されていることが予想される。
自分の未来が不安で心配すぎるからこそ、私はこうして相談員をしたりと困窮者支援の現場にいる。今困っている人たちが救われないと、自分たちの時にはもっとひどくなっているに決まってるからだ。
一方、相談してくれる現役世代の中には、奨学金の借金に苦しめられている人も少なくない。
「30代男性。単身。アルバイト、所持金なし。借金300万円超。奨学金の滞納200万円あり、持ち家を持つ親族が保証人になっている。警備員の仕事で。額面11万円から家賃や会社への返済分などを引かれて手取り月4万5000円(日払い)。国保滞納あり。給与の差し押さえを受けている」
「40代男性。一人暮らし。アルバイト。奨学金の返済ができず、利息が増えて総額700万円近くになっている。毎月3万円の返済だが生活が厳しく支払っていけるか不安」
奨学金という名のローンを国が野放しにしてきた罪は重いわけだが、そのことが、中年と言われる年になっても当人の生活を圧迫しているわけである。
奨学金の借金は結婚への足枷にもなっていることは周知の通りだが、このような声を聞くたびに、学びたいという意欲ある若者に投資せず、政治はいったい何をしてきたのだろうとつくづく思う。
さて、「なんでも相談会」を訪れてくれた人、電話をかけてくれた人には最後に「政治に言いたいこと」「要望すること」を聞いているのだが、以下のような声が寄せられている。
「物価高等をふまえて制度を拡充してほしい」
「食料品等の物価高なんとかしてほしい」
「電気代、ガス代を滞納してしまった人向けの支援を充実させてほしい。滞納してもすぐ止めないようにしてほしい」
「政治家は裏金を懐に入れている。それを取り返してほしい」
そんな集会前日の10月4日、自民党総裁が高市早苗氏に決まった。
貧困問題に関わる私にとって、高市氏と聞いて思い出すのはどうしても「さもしい顔してもらえるものはもらおうとか弱者のフリして少しでも得をしよう、そんな国民ばかりになったら日本国は滅びてしまいます」という言葉である。そんな高市氏が女性初の総理大臣となる可能性大なわけだが、格差・貧困問題にどのような姿勢で取り組むのか。
ちなみに自民党議員の中には貧困問題や公的福祉などに対して「本当に困っている人」という言い方をする人が多い。「本当に困っている人は支援するが、そうでない人もいる」という言い方だ。
が、そのジャッジを恣意的にやられると時に死者が出ることはこの十数年、餓死事件などで嫌というほど経験してきた。
そんなふうに「本当に困っている人」という言葉が出てきたら、「犠牲の累進性」という言葉を思い出してほしい。
例えば正社員が「忙しくて睡眠不足で大変」と言ったら「不安定な非正規よりマシ」と言い、非正規が「不安定でつらい」と言ったら「ホームレスよりマシ」と言い、ホームレスが弱音を吐いたら「戦場で殺されている子どもよりマシなんだから我慢しろ」と口を塞ぐようなやり方。これを「犠牲の累進性」というのである。
これを突き詰めていったら「つらい」という資格のある人は一人もいなくなるというロジックだ。だからこそ、私は「本当に困っている人」という言葉が出てきたら警戒モードに入る癖がついている。
もうひとつ、高市氏に関して気になることは、6月末に最高裁判決が出た生活保護引き下げ訴訟についてだ。
国は第二次安倍政権が強行した引き下げを「違法」と認めたわけだが、今に至るまで厚労省はおろか、厚労大臣からの謝罪もない。
一方、引き下げを推し進めた自民党の「生活保護プロジェクトチーム」(座長は世耕弘成氏、メンバーに小泉進次郎氏や片山さつき氏がいる)は、自分たちが掲げた政策が「違法」と断じられたにもかかわらず、コメントのひとつも出していないという不誠実さだ。
この日の集会では、裁判の原告の女性も登壇。神奈川の原告だという彼女は、同じ神奈川原告の中でこの夏、一人が亡くなったことを話してくれた。
判決が出たのは6月だったことから、彼女は「助かる命がある」とほっとしたという。なぜなら、これからが暑くなる季節。保護利用者にとって夏を越すのは命がけだからだ。
しかし、保護費は引き下げられたまま、補償の話さえないままで酷暑がやってくる。今年の夏の、恐怖を感じるほどの暑さを思い出してほしい。そんな中、亡くなった人はエアコンのない部屋に住んでいた。そうして命を奪われてしまったのだ。
勝訴判決が出たというのに、奪われた命。10年以上の裁判で、1000人以上いる原告のうち、裁判中に232人もが命を落としている。判決直後、関西の方でも亡くなった原告がいると聞いていた。が、またしても国から謝罪の言葉を受けることなく命が奪われた。
ちなみにこの裁判と「きょうだい訴訟」と言われる優生保護法裁判では、判決翌日に法務大臣が謝罪。その後、当時の岸田総理と石破総理も被害者に面会して謝罪している。
それなのに、いまだ謝罪すらなく、補償の話も何もない生活保護引き下げ訴訟。
安倍元総理と親しかった高市氏だからこそ、この問題に真摯に向き合ってくれたら。そうすれば、どれほど救われる命があるだろう──。そんなことを願うのは、妄想と笑われるだろうか。
ということで、高市氏がこれからどんな発信をし、どんな日本を描いていくかに興味津々だが、そんな高市氏の発言で「おお……」と思ったことを最後に書きたい。
おそらく今回の総裁選での一幕だと思うのだが(他の男性議員もいたので)、司会者に「飲み会がお嫌いと聞きましたが」的な質問をされた時の答えがすごかったのだ。
高市氏はまず「お酌とかがあんまり……」と言いつつ、夫が家で待っていること、夫と食事を共にしたいこと、そして冗談混じりにそんな夫が「怖い」ことを述べたのだった。
この回答を見て、ちょっとした衝撃を受けた。
最初に「お酌」することへの抵抗を見せて「女性の共感」を得つつ、「高市早苗」であろうとお酌させる男社会をチクリと刺す。
同時に夫がいる、家庭があるからという次のパートで「だからといって決して男社会を脅かさない、夫につかえる妻」であることを印象づけて男社会村の面々を安心させ、一方で「そんな私の夫は怖いぞ」という牽制をするわけである。夫を「強いバック」としても利用するのだ(夫は元自民党議員)。
そんな回答を見て、わずか数秒の間にこれほどの高等技術を駆使できる女性じゃないとザ・男社会ではのしあがれないのか……と、ため息が漏れた。
そして、こんなことが瞬時にできてしまう高市氏のこれまでの「苦労」にも思いを馳せたりした。
さて、こういうタイプの女性がトップに就くということはこの国の全員にとって初めての経験だ。
これから何が起こるのか注視しつつ、自民党総裁選真っ盛りの9月27日、「もやい」と「新宿ごはんプラス」による食品配布には過去最高の922人(コロナ前は数十人)が並んだことを付け加えておきたい。
〈追記〉
と、ここまで書いてから、SNSで高市氏のある映像を見て思うところがあったので追記したい。
映像はいつのものかわからないが(すみません)、TBSの番組でキャスターを務める膳場貴子氏が高市氏に、12年の「さもしい」発言について質問しているものである。
それに対して高市氏は、「その発言は、民主党政権の期間中、生活保護の不正受給が非常に多かったという問題にどう取り組むかという議論をしていた」流れの発言だと回答。
が、貧困問題に約20年取り組む私の立場から言わせてもらいたい。
私がこの問題に関わり始めてから、不正受給率はだいたい件数にして2%台、額にして1%以下を推移しているのが現実である。民主党時代、それが突出して増えたというデータはどこを探しても出てこない。
増えているとしたら、利用者だ。
2011年には約半世紀ぶりに200万人を突破。15年には217万人とピークになった。が、その後ずっと減少しており、今は200万人を切って199万人。
なぜ増えたのかといえば、きっかけは08年のリーマンショックである。
その翌年に政権交代があり、民主党政権が発足。また、民主党政権下の11年には東日本大震災が起き、最後のセーフティネットに支えられる人が増えた。ちょうど生活保護利用者が増えた時期が民主党政権とかぶっただけの話で、不正受給など増えていないのだ。
が、野党時代の自民党は「増えた」ことを問題視し(増えなければ自殺者が増えていただろうから、セーフティネットにひっかかるのはいいことなのに)、前述したように「生活保護プロジェクトチーム」を発足。生活保護バッシングを繰り広げただけでなく、「生活保護1割カット」を公約にして12年、再び政権に返り咲く。そうして13年から強行した生活保護基準引き下げが今年6月、最高裁で「違法」と判断された――というのがここまでの流れである。
さて、現在の高市氏はこのあたりのことについてどう思っているのだろうか? 非常に興味がある。メディアはぜひ、追及してほしい。
夫婦別姓と同性婚に反対、ネオナチとも撮影…高市早苗の“経歴”に疑問続々
2021年9月8日 15時50分 女性自身

(写真:アフロ)
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9月17日に告示され、29日に投開票となる自民党総裁選。日々情勢が変わるなか、現在注目を集めているのが高市早苗前総務大臣(60)だ。
今月4日には安倍晋三前総理大臣(66)が高市前大臣を支持することにしたとの報道が。もし高市前大臣が自民党総裁になると、100代目にして初の女性総理大臣が誕生することに。
実現すれば快挙となるが、いっぽうで歓迎していない人たちもいる様子。そのため“高市総理大臣”を待ち望む人たちは、Twitterで「女性活躍推進につながるのになぜ応援しない?」とこう疑問視している。
《フェミ系は女性総理がとか日頃言いながら、高市氏には黙り。なんでだろ?》
《フェミニストは女性の社会進出を推進する考え方のはずなのに、フェミニストを自称する人は高市さんを応援しないじゃん?その理由を知りたいのよ》
《女性躍進ガーって言いまくるマスコミが高市氏を避けてて岸田一本みたいな言い方してんの笑える》
しかし、高市氏が総理大臣となることで“女性がますます活躍する社会”に本当につながるだろうか?
「高市前大臣は選択的夫婦別姓制度に反対しています。今年2月には同制度導入に賛同する意見書を採択しないよう求める文書を連名で、地方議員に送っていたことも判明。そのやり方は『地方議会への圧力だ』と問題視されました」(全国紙記者)
さらに高市前大臣は’17年、『朝日新聞』の調査で同性婚に対して「どちらかと言えば反対」とコメント。そして昨年8月、総務大臣当時の国勢調査で同性パートナーを“他の親族”としてカウントすることについて「同性カップルは区別する必要がある」とも発言。東京オリンピックの閉会式では、多様な家族の形を歌う楽曲『Chosen Family』が流れていたはずだがーー。
「’13年に『婚外子は嫡出子よりも遺産相続分が半分である』との規定を最高裁が“違憲”としたところ、高市前大臣は『すごく悔しい』とコメントしました。国民の多様性に対して消極的ともいえ、結果的に女性の活躍を狭める可能性が危惧されています」(前出・全国紙記者)

■“五輪騒動”の後に高市氏が総理に?
100代目内閣総理大臣という“またとないチャンス”のいっぽうで、高市氏は「タイミング的に相応しくないのでは」と指摘する声もある。例えば彼女は、ナチス・ドイツを信奉するネオナチ団体の代表と議員会館でツーショット写真を撮影。その写真が同団体の公式サイトで公開されていたと’14年9月に発覚し、海外メディアでも取り沙汰にされた。
「当時の会見で『不可抗力だった』と釈明しました。ですが高市さんは国会議員になった翌年、小粥義雄氏の著書『ヒトラー選挙戦略』に推薦文を寄稿していたこともあります。同作は『ヒトラーを正当化し過ぎている』との抗議をユダヤ人人権団体などから受け、即刻絶版となったものです」(社会部記者)
『ハフポスト』によると、「推薦文については記憶が無い」と高市氏の事務所は答えたという。
「東京オリンピックでは開催直前に、開会式の総合演出を務めていた小林賢太郎氏(48)がかつて『ユダヤ人大量虐殺ごっこ』と発言していたことが発覚。そして国内外問わず問題視されました。小林氏は即刻解任となりましたが、その矢先に高市さんが総理大臣になれば再び波紋を呼ぶのではないでしょうか」(前出・社会部記者)

■「彼女の属性ではなく政策・思想を根拠にしている」という反論
また’12年5月に議員連盟「創生『日本』」がYouTubeにアップした「第3回東京研修会」という動画で、高市氏は国家の成長戦略や“税と社会保障”について言及。そして「さもしい顔して貰えるものは貰おう。弱者のフリをして少しでも得をしよう。そんな国民ばかりになっては日本国は滅びてしまいます」と生活保護受給者への揶揄ともとれる発言をしている。
「生活保護の申請は国民の権利であり、『さもしい』との表現は差別を助長するものといえます。折しもメンタリストのDaiGo氏(34)が『生活保護の人が生きてても僕は別に得しない』などとライブ配信で語り、大問題となったばかり。DaiGo氏は謝罪しましたが、高市前大臣は“さもしい発言”に対して何ら釈明をしていません」(前出・社会部記者)
はたして、高市前大臣が100代目内閣総理大臣となれば本当に「女性の活躍に期待ができる」だろうか? ネットでは冒頭のコメント群に対し、こんな反論が上がっている。
《「女性総理がいい」と「女性総理なら誰でもいい」は意味が違うわけで》
《単純に支持できるかできないかの話ですよね。そこは性別の話でもなく》
《クォーター制は現在は男性が多すぎる社会で女性が同じように活躍出来ることを目指す途中にある「手段」であって目的そのものではないと思うので、女性の権利や自由を尊重するとは思えない高市早苗議員を応援できないフェミニストが多いのは別に不思議じゃないんじゃないの》
《彼女の属性ではなく政策・思想を根拠にしているのですから、「女性の社会進出を望むなら高市氏を応援するべき」と短絡的に口走る人達よりも余程理性的であり、かつ「フェミニズム的に正しい」ことになると思うんですがね……》
- 生活保護はネガティブなイメージから、できれば使いたくないと考える人は多い
- 生活保護は健康保険と同じく、困ったときに支え合うための国民の権利
- 非正規雇用の増加などで、今後もより身近になるはず。正しい理解を持つことが急務
あなたは「生活保護」にどのようなイメージを持っていますか?
バブル(※1)崩壊の1990年以降、必要な人が増えたにもかかわらず、生活保護利用者を揶揄(やゆ)するナマポ(※2)といった俗語も生まれ、「生活保護を受けたら終わり」「税金の無駄遣い」など、ネガティブな意見が散見されます。
- ※1.バブル経済の略。資産価格が投機によって実体経済から大幅にかけ離れて上昇する経済状況を指す
- ※2.主にインターネットなどで使われる俗語で、生活保護、またはその受給者に対する蔑称。生活保護の略語である「生保」から
生活保護は国民全員が平等に有する権利の1つ。年金、健康保険や失業給付と同じく、誰かが困ったときにみんなで支え合うための制度です。
しかし、受給資格がある人の約2割から3割しか利用できておらず、批判されやすい不正受給の額は全体の0.29パーセント(※)とごくわずか。そういった事実があまり知られていないのが現状です。
- ※2021年の厚労省資料より編集部が試算。2021年の生活保護費負担金の総額約3.8兆円に対して、不正となったものは約110億円。参考:全国厚生労働関係部局長会議資料(PDF/外部リンク)、生活保護制度の現状について(PDF/外部リンク)
コロナ禍により失業者が増え、生活保護を必要とする人は今後も増えることが予測されます。なんとなくのイメージで避けるのではなく、正しい知識を持つことが、みんなが生きやすい社会につながるのではないでしょうか。
今回、「日本の貧困問題を社会的に解決する」というミッションのもと活動をしている認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやい(外部リンク)理事長の大西連(おおにし・れん)さんに、生活保護の基本的な知識や誤解、私たち一人一人が意識するべきことなどを伺いました。
「弱い立場の人が使う制度」という誤解
――生活保護とはどのような制度なのか、具体的に教えてください。
大西さん(以下、敬称略):細かい条件はたくさんあるのですが、大枠としては収入と資産が国の定めた基準額に満たない世帯に対して、最低生活費として足りない分について給付を行う制度です。
東京都で暮らす単身者の方ですと、12〜13万円が基準額(※)といわれています。無職でなくて収入がある人でも、基準額から収入を差し引いた差額を支給してもらうことが可能です。
自分が暮らす地域の役所へ行き申請し、要件を満たしていると判断されれば必要な金額が支給されます。
- ※ここでの基準額とは、生活扶助と住宅扶助の合計を指す。参考:生活保護制度 |厚生労働省(外部リンク)
――生活保護制度はどのようにして生まれたのでしょうか?
大西:戦後、日本国憲法の中に、全ての国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有するという「生存権」が明記されました。
この「健康で文化的な最低限度の生活」を保障するための制度として、1946年に旧生活保護法が制定されたのですが、この時は一部の人の利用を制限する「欠格条項」というものがあり、素行不良や怠惰な人、家族や親族が扶養できる人は受けられないなど、曖昧な基準が存在していたんです。
1950年に現在の生活保護法が制定され、無差別平等の原則が入ったため「欠格条項」はなくなったのですが、現在でも生活保護に対して悪いイメージを抱いている人が多いのは、旧生活保護法の影響もあるかもしれません。
――もやいでは生活に困窮した方の相談も受け付けていますよね。実際に生活保護に対してネガティブな印象を持っている人は多いと感じますか?
大西:多いですね。相談に来られた方と話をしていると「生活保護だけは使いたくない」「家族や周囲の人に知られるのが恥ずかしい」という声をよく耳にします。
生活に困っていて、申請をすれば生活保護を利用できるのに、その状況でも「使わない方が望ましい」と思ってしまっている方はとても多いですね。
――それほどまでに敬遠されているのはなぜでしょうか?
大西:バブル崩壊以前の日本は経済的に豊かな時代が続いていたので、実際に生活保護を利用する方が少なかったんです。病気や障害がある、高齢で年金も少なく身寄りがないといった一部の人しか利用していなかったので、自分には関係のない遠いところにあるもの、弱い立場の人が使うものだと感じている人が多いのではないでしょうか。
また、2012年にお笑い芸人の母親が生活保護を利用していたことが週刊誌に大きく取り上げられ、バッシングの対象になりました。
この件では、お笑い芸人の方も事前に役所に相談して、実際に援助をしていて、それだけでは足りない必要な分だけ支援を活用していたと言われておりますので、不正受給ではありません。何も悪いことはしていないんですよ。
それなのにそのお笑い芸人の方が謝罪会見をすることになり、メディアでの拡散も手伝って、結果的に生活保護制度や利用者に対して、ネガティブな印象を持ってしまった人は多いと考えています。
- ※こちらの記事も参考に:河本準一さんが「社会貢献活動にゴールはない」と語る真意(別タブで開く)
生活保護は国民全員に与えられた平等の権利
――生活保護を受ける方の割合が増えていると聞いています、きっかけは何だったのでしょうか?
大西:大きなきっかけは、1991年から1993年にかけて起きたバブルの崩壊だと思います。日本経済が不況となってからは生活保護世帯が増加しました。また、2008年のリーマンショック(※)をはじめとした世界金融危機の時も大きく増加し、生活保護を利用する方は増えています。
- ※アメリカの投資銀行リーマン・ブラザーズの経営破綻をきっかけに発生した世界的な金融・経済危機
――最近はどのような傾向にあるのか教えてください。
大西:利用する方自体は減っていますが、日本の人口自体も減少していて、高齢化も進んでおり、割合としては今後増えていくものと思われます。もやいでもコロナウイルスの影響で生活が苦しく、生活保護の相談に来る方が増えています。
一方、捕捉率(ほそくりつ)といって、生活保護制度の対象となる人の中で実際に利用している人の割合は2割から3割といわれています。大多数の必要な方に届いていないのが現状の課題ですね。
――必要な方に届いていないのはなぜでしょうか?
大西:生活保護制度の詳細を知る機会、教わる仕組みがないことが原因の1つだと考えています。生活保護利用のための条件や申請場所などは、学校では教えてくれませんよね。これは生活保護に限らず、確定申告のやり方や失業給付などにも共通していえることです。
まずどこかでその制度を知って、自分で調べて、情報収集をして、その上で窓口に行ってようやく申請ができる。自らが動かなければ情報を得られない上に、利用できるまでのプロセスも多い。日本の「申請主義」は大きな問題だと思います。
生活保護は「権利」なので、学校で子どもたちに教えてもいいと思うんですよね。
――離職後に手当がもらえる失業手当などは、「知っておくと得する情報」として捉えられ、利用者への批判はあまり聞きません。なぜ、生活保護だけ風当たりが強いのでしょうか?
大西:国の制度を「対価を支払っているから利用できるもの」と誤解して捉えている人が多いんだと思います。だから、雇用保険や国民年金などは「自分たちが働いている間に納めたものが返ってきている」というイメージ。
一方で生活保護は「他の人の税金から支給されている」というイメージを持ち、「労働や納税をしてない人が国から支給を受けるなんてけしからん!」と考えてしまう人が一定数いるのではないでしょうか。
しかし、それは誤解です。例えば、医療保険は前年の所得をもとに金額が決まりますが、医療機関を利用する頻度というのは人によって異なりますよね。
生活保護も同じなんです。困っている人が必要なときに利用できるよう、みんなで支え合うための制度なんですよ。
- ※こちらの記事も参考に:ひとり親家庭の貧困率は約5割。子育てに活用できる国や自治体の支援制度(別タブで開く)
「みんなで支え合う」という意識に変える
――生活保護をいざ申請しようと役所の窓口に行って、そこで断られるケースもあると伺いました。
大西:役所の職員の方はもちろん丁寧に支援を行ってくれることも多いのですが、中にはあまり適切ではない対応をしてしまう方もいます。その方の経験や性格、コミュニケーション能力によって、窓口に訪れた方が傷ついてしまったり、必要な方が支援を利用することをためらったりすることも残念ながらあります。
また、窓口担当の方が、必ずしも制度に詳しいというわけではないんですよね。公務員は仕組み上、定期的に異動となってしまい、知識や経験のある方がずっと担当し続けるということは、なかなかできないんです。
また、対応した窓口担当の職員の方に悪気はなくても、コミュニケーションの齟齬(そご)により、「働けるのではないかと申請を受け入れてもらえなかった」「冷たい言い方をされて諦めた」という話は少なからず耳にします。
――そのような場合はどうすれば良いのでしょうか。
大西:私たち支援者、専門家のところに相談に来てほしいです。団体やグループによって違いますが、例えば一緒に申請書を作成したり、必要な場合は同行して手続きを行ったりすることもあります。
とにかく悩んだら一人で考えたり諦めたりせずに、周りの人や支援機関を頼ってほしいです。
――生活保護制度の正しい知識を広げるために、一人一人ができることはありますか?
大西:まずは生活保護が国民の権利として認められているもので、必要であれば誰もが使っていい制度だということを理解してほしいです。
公園のトイレを使うのに「みんなの税金で作ったトイレを無料で使ってしまってすいません!」なんて思う人はいないじゃないですか。それと同じく、必要なときに気兼ねなく利用できる環境になってほしいと思っています。
最近はニュースで「財政的な負担が〜」など「負担」という言葉を耳にすることが増え、生活保護も利用者以外の人が負担をしているように感じる人がいるかもしれませんが、そうではなく「みんなで支え合うための制度」という意識を持ってほしいです。
今後、非正規雇用の増加や生涯年収の減少などで、生活保護制度は私たちにとってより身近なものになってくるはずです。
悪いイメージを払拭して、困ったときにはみんなで支え合える社会になればいいですね。
編集後記
漠然としたイメージを持っていた「生活保護」の仕組みや、利用者へのバッシングの理由、世の中の誤解を知ることで、考え方が大きく変わりました。もし自分が働けなくなったら? もし仕事がなくなったら? あなたも「自分ごと」に置き換えて生活保護の在り方を考えてみてください。
〈プロフィール〉
大西連(おおにし・れん)
1987年東京生まれ。認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやい理事長。新宿ごはんプラス共同代表。生活困窮者への相談支援活動に携わりながら、日本国内の貧困問題、生活保護や社会保障制度について、現場からの声を発信、政策提言している。
認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやい(外部リンク)
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