定例会見に臨む斎藤元彦知事=26日午後、神戸市中央区、兵庫県庁

 プロ野球・阪神タイガースが首位を独走する中、兵庫県の斎藤元彦知事は26日の会見で、阪神が優勝した場合のパレード実施について問われ、「警備費の高騰などを踏まえると、慎重に検討していく必要がある」と消極的な姿勢を示した。

 斎藤知事は、阪神に優勝マジックが点灯していることに触れ、「このままの勢いで日本一になるよう県民の一人として応援していきたい」と語った。一方で、県内での優勝パレードの可能性については「慎重に考える」と述べるにとどめた。

 パレードは2023年の阪神とオリックスの優勝時に神戸と大阪で実施。6億4100万円の事業費はクラウドファンディングによる寄付や企業の協賛金などで賄われた。

 一連の告発文書問題では、金融機関に対しパレード開催費用の協賛金を求める見返りに、補助金を増額するキックバックがあったとの疑惑が指摘されたが、3月に公表された第三者調査委員会は「認められなかった」と否定している。一方、斎藤知事と片山安孝元副知事は同疑惑で刑事告発され、県警が捜査結果の書類を神戸地検に送付している。(前川茂之、井上太郎)