
トランプ政権とネタニヤフ政権の「ガザ人道財団」食糧配給所でイスラエル軍がガザ市民を狙って600人殺戮。このガザ援助は「人々を殺している」(国連事務総長)。「これは援助ではない。死の罠だ」(ガザ住民)。
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国連機関などが参加する食料危機の深刻度を判断する枠組み「総合的食料安全保障レベル分類」(IPC)は2025年8月22日、パレスチナ自治区ガザ北部のガザ市で飢饉が発生しているとの報告書を発表しました。
イスラエルとイスラム主義組織ハマスの戦闘が続くガザを巡り、国際機関が飢饉を宣言するのは初めてで、IPCは
「飢饉は人為的」
と指摘しています。
もちろん、これはイスラエルのネタニヤフ政権とイスラエル軍がわざとガザ地区の住民を飢饉に追いやっているという意味です。
IPCはガザ地区北部のガザ市について、壊滅的な飢饉の段階「フェーズ5」と判断し、ガザ全体では50万人以上が「フェーズ5」、107万人が危機的な「フェーズ4」と分類しました。
つまり、ガザ市は壊滅的、ガザ地区200万人あまりのうち50万人が壊滅的で、107万人が危機的な飢餓状態だということです。
これはガザに住むパレスチナ人のうち4分の1が壊滅的、2分の1が危機的、つまり4分の3が飢餓状態ということですよ!

国連関係組織のIPCは2025年8月22日、イスラエル軍の攻撃が続くパレスチナ自治区ガザについて、食料不足により一部で飢饉が発生し、今後1カ月間に拡大する可能性が高いと指摘した。写真は食料を受け取るのを待つパレスチナの人たち。21日ガザ地区ハンユニスで撮影(2025年 ロイター/Hatem Khaled)
ガザで集団飢餓が拡大し住民1000人以上が飢餓により死亡。住民と共に飢えて力尽きる医師や記者が続出。「ガザ人道財団」をでっちあげて食料を求めるガザ市民を狙い撃ちにするネタニヤフとトランプを許すな。
これに対して、イスラエルの外務省は
「報告書はねつ造だ」
と抜け抜けと言い、首相府は
「全くのうそ」
だと反発しました。
そして、イスラエルのメディアは8月22日、ネタニヤフ政権が決めたガザ市制圧計画について、イスラエル軍が9月中旬に攻撃を開始する予定だと伝えました。
イスラエル政府は、50万人がすでに壊滅的な飢饉状態にあると国際機関が認定したガザ市で避難生活を送る約100万人に退去を要求するというわけです。
すでに壊滅的な状態なのに、これから別のところに移れと強制されたら、どんな悲劇が待っているか。
それを国連の報告書はねつ造だ、嘘だというご都合主義の陰謀論で言い抜けようというネタニヤフ政権の反知性主義と非人道性は筆舌に尽くしがたい残虐さです。

ガザ北部ガザ市で食料を求める人々=2025年8月16日(AP=共同)
イスラエルのネタニヤフ政権がガザ市完全制圧作戦を決定。トランプ米大統領もこの計画を承認。ウクライナと同じくガザでも市民を追い出し侵略者に領土を与えるトランプ大統領たち権力者を許すな。
ところで、イスラエルのネタニヤフ政権と米国のトランプ政権が主導する「ガザ人道財団」(GHF)の食糧配給所で食料を得ようとして殺害された住民は2018人に上るそうです。
1週間前の8月17日に
トランプ大統領とネタニヤフ首相ででっち上げた「ガザ人道財団」の食糧配給所でイスラエル軍がパレスチナ人を狙い撃ち1760人を射殺。ガザ完全制圧作戦のため住民を強制移動。ガザ市民「地獄から救ってほしい」
という記事を書いた時の最新の数字は死者1760人だったのに、もうそこから300人近く増えています。
イスラエル軍が国連やNGOからの人道支援をストップして、ガザ人道財団の配給所からしか食料が得られない状態にしておいて、その食料配給所に行けば射殺されるという状態に持っていき、それでパレスチナ人を飢えさせ、強制移住に応じざるを得ないように生きる気力と体力を奪っているんです。
かつてユダヤ人を600万人も強制収容所で殺したナチスドイツと、ガザで市民を殺戮するネタニヤフイスラエルとトランプアメリカ。
どこが違うんですか。
国際社会はパレスチナ国家樹立を認定して、イスラエルのやっていることはジェノサイドであると同時に侵略だとはっきり認めるべきです。

パレスチナ自治区ガザ地区ガザ市で、慈善団体の炊き出しから炊き込みご飯を受け取るために押し合うパレスチナの少年(2025年8月23日撮影)。(c)Omar AL-QATTAA/AFP
イスラエル軍がまたもガザ地区で大規模な地上侵攻。パレスチナ人住民「イスラエル軍はこれ以上何を破壊するのか」「いっそ死んでしまいたい」。国際社会はガザを見殺しにせず、イスラエルに経済制裁を。
参考記事
村野瀬玲奈の秘書課広報室さんより
編集後記
わたくし、上記のイスラエル外務省の「報告書はねつ造だ」の門切り型の強弁を読んで、昨日書いた
ロシア軍がウクライナを侵略した占領地で男女の住民に性的拷問。性器に繰り返し電気ショック、殴る蹴るの暴行、目隠し、水責め。女性ジャーナリストも拷問死し遺体から眼球などが失われており、ロシア軍が死因を隠蔽
という記事にFacebookでついた、親露派陰謀論者のコメントを思い出しました。
この人、ヨーロッパのある国に暮らしていてそこの反核平和運動に参加しているというれっきとしたリベラル左派なんですが、コメントは
「ウクライナの偽情報を、調べもせず信じてしまうナイーブさ。だから戦争は終わらない。」
というのです。
調べていないのは、というか私のブログ記事を読んでもいないのはこの人で、うちはウクライナ政府だけが発表していることは記事の素材にせず、上の記事でも全部国連機関か国際的NGOの報告についての報道しか基礎にしていません。
しかし、この人はロシアは無謬で戦争犯罪なんてしないと思い込んでいるから、プーチン政権やロシア軍を批判する見出しをみたら必ず
「ウクライナの偽情報を調べもせず信じてしまった」
に違いないと思い込んでいるんですよ。
ヨーロッパで反核平和運動をしているけどこれほどの親露派陰謀論者ということは、NATOの核兵器だけ悪魔化して廃絶しろという運動なんですかね。
全く、だから侵略戦争は絶えないし、核兵器は廃絶できないんだと暗澹たる気持ちになりました。
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【エルサレム=福島利之】

21日、ガザ南部ハンユニスで、支援物資の配給を待つパレスチナの人々=ロイター
国連機関などが参加する食料危機の深刻度を判断する枠組み「総合的食料安全保障レベル分類」(IPC)は22日、パレスチナ自治区ガザ北部のガザ市で 飢饉 が発生しているとの報告書を発表した。イスラエルとイスラム主義組織ハマスの戦闘が続くガザを巡り、国際機関が飢饉を宣言するのは初めて。IPCは「飢饉は人為的」と指摘し、停戦を求めた。
IPCはガザ市について、壊滅的な飢饉の段階「フェーズ5」と判断した。ガザ全体では50万人以上が「フェーズ5」、107万人が危機的な「フェーズ4」と分類した。
ガザの飢饉は「急速に拡大している」と指摘し、9月末までに中部ディール・アルバラハや南部ハンユニスにも及ぶと予測した。その上で、ガザ全域に支援物資を届けるためには「停戦が前提条件だ」と訴えた。
ガザ住民は2023年10月に戦闘が始まって以来、食料を十分に得られていない。イスラエルが今年3月上旬にガザへの物資搬入を全面的に阻止したことで飢餓は深刻化した。5月末から搬入が本格的に再開されたが、物資は十分に行き渡っていない。
ガザの保健当局によると、20日現在の飢饉による死者は269人で、そのうち子供が112人を占める。イスラエルと米国が主導する「ガザ人道財団」(GHF)の配布所で食料を得ようとして殺害された住民は2018人に上る。
IPCは「飢饉を終わらせるのは時間との闘いになる。即時停戦と紛争の終結が重要だ」と強調している。
◆総合的食料安全保障レベル分類= 国連の食糧農業機関(FAO)や世界食糧計画(WFP)のほか、国際NGOなどが参加する国際的な枠組み。食料危機の深刻度を科学的な基準に沿って1(軽度)から5(飢饉)の5段階で評価する。
パレスチナ自治区ガザ中部ヌセイラトにある難民キャンプで、食料の配給を受け取るために集まる人々=18日(AFP時事)
ガザ停戦交渉、即時開始を指示 軍事作戦と同時並行―イスラエル首相
イスラエルはイスラム組織ハマスの掃討作戦を続け、ガザへの物資搬入を管理している。報告書では、攻撃継続や度重なる住民退避、ガザ封鎖といった要因が重なり、食料確保や医療サービスへのアクセスが困難になったと指摘。「完全に人為的な飢饉だ」と強調し、緊急の対応を求めた。イスラエル外務省は22日、「捏造(ねつぞう)だ」と反発した。
ガザ市攻撃、9月中旬か イスラエル、百万人に退避要求へ
【エルサレム共同】イスラエルメディアは22日、政府が決めたパレスチナ自治区ガザの中心都市、北部ガザ市制圧計画について、軍が9月中旬に攻撃を開始する予定だと伝えた。近くガザ市で避難生活を送る約100万人に退避を要求するとしている。国連はガザ市の飢饉を認定しており、イスラエルが計画実行に踏み切れば人道危機が一層深まるのは必至だ。
一方、地元メディアによると、イスラエル政府は数日以内にイスラム組織ハマスとの停戦交渉再開に向け、関係者を派遣する予定。主張の隔たりから停戦交渉は7月に中断したが、イスラエルはガザ市の軍事作戦がハマスに圧力をかけ、譲歩を引き出す可能性があると分析しているという。
パレスチナ通信によると、イスラエル軍は23日、ガザ南部ハンユニスの避難民テントなどを攻撃し、19人が死亡した。ガザ保健当局によると、戦闘開始後のガザ側死者は6万2622人になった。
子どもを中心に命の危機が急速に拡大していると警鐘を鳴らしています。
「飢饉」は、食料不足の程度を表す国際的な指標の中で最も深刻な段階を示します。
国連のWHO(世界保健機関)などは22日、ガザ地区ではすでに50万人以上が飢饉に陥り、飢餓関連死や急性栄養失調が急増していると指摘しています。
特に子どもの状況が深刻で、2026年半ばまでに4万人以上の子どもが栄養失調で命を落とす可能性があるとしています。
また、妊産婦の栄養失調も急増していて、早産や低体重児の割合は5人に1人に上ります。
WHOのテドロス事務局長は「停戦は今や絶対的かつ道義的な義務だ」と強調し、即時の停戦と大規模な人道支援の実施を国際社会に訴えました。
これに対してイスラエルは、「報告書はねつ造だ」と反発していますが、国際社会から一層の圧力がかかるものとみられます。
記者会見するイスラエルのネタニヤフ首相=10日、エルサレム(AFP時事)
【カイロ時事】国連などが22日、パレスチナ自治区ガザで「飢饉(ききん)が発生している」と見なす報告書を出したことに対し、ガザへの物資搬入を制限するイスラエルは同日、「全くのうそだ」と激しく反発した。首相府の声明では、制限を緩めるなど「飢餓の防止策を取っている」と主張。国際社会で人道状況悪化の責任を問われる中、イスラエルはあくまで正当な対応を取っていると訴えた。
ガザ市で飢饉発生 全域で50万人超が壊滅的状況―国連など分析
声明は、イスラエルがガザで軍事作戦を開始した2023年10月7日以降も、多くの物資が搬入されていると強調。物資不足はイスラム組織ハマスが横取りしていることが原因だと改めて訴え、報告書が「イスラエルの人道面での努力を無視している」と断じた。
また、イスラエル外務省は、飢饉を認定する際の指標である急性栄養失調に関し、他国の場合と異なる測定手法を用いて判断基準を厳格化したと指摘し、「飢饉を捏造(ねつぞう)した」と糾弾した。
ただ、物資搬入量は作戦前と比較して大幅に減少しており、国連は以前から必要量を満たしていないと訴えていた。急性栄養失調の判断についても、スーダンなどで同じ手法と基準により飢饉が認定された前例があるという。
ガザ飢饉「全くのうそ」 イスラエル、国連に反発
【エルサレム共同】イスラエル首相府は22日、国連がパレスチナ自治区ガザの中心都市ガザ市で飢饉が起きていると発表したことについて「全くのうそ」だと反発した。国連や国際社会は、イスラエルによる物資搬入制限で飢餓が拡大したと指摘しているが、イスラエル首相府は十分な量の物資が搬入されているなどと主張した。
イスラエルはガザ市の制圧計画を決定しており、実施に踏み切れば一層の人道危機を招くとして国際社会は懸念を強めている。
国連による飢饉の認定を受け、英国のラミー外相は「イスラエルによる人為的大惨事」だと非難した。サウジアラビア外務省は声明で「飢饉を終わらせるため介入しなければ、国際社会の汚点となる」と強調。世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長も「援助の妨害を終わらせよ」とイスラエルに求めた。
イスラエルメディアはガザ市制圧計画について、攻撃開始は9月中旬だと伝えた。近く住民に退避を要求するとしている。
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