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Facebookを見ていたら、フェミニズム弁護士のトップグループの一人であるさる弁護士がこういうことを書いておられました。

さて、kojitakenの日記さんの古寺多見さんが、ここ3回の参議院選の比例区での各党の得票率、ついで衆院選も含めた得票率を表にしてくださっています。
「2019年、2022年と今回との比較を行う。」
- 自民 35.4% → 34.4% → 21.7%
- 立民 15.8% → 12.8% → 12.5%
- 公明 13.1% → 11.7% → 8.7%
- 民民 7.0% → 6.0% → 12.9%
- 維新 9.8% → 10.4% → 7.4%
- 共産 9.0% → 6.8% → 4.8%
- 新選組 4.6% → 4.4% → 6.6%
- 社民 2.1% → 2.4% → 2.1%
- N党 2.0% → 2.4% → 1.1%
- 参政 (未) → 3.3% → 12.6%
- 保守 (未) → (未) → 5.0%
- みらい (未) → (未) → 2.6%
- 再生 (未) → (未) → 0.9%
「これに2021年衆院選と2024年衆院選を挟むと下記のようになる。」
- 自民 35.4% → 34.7% → 34.4% → 26.7% → 21.7%
- 立民 15.8% → 20.0% → 12.8% → 21.2% → 12.5%
- 公明 13.1% → 12.4% → 11.7% → 10.9% → 8.7%
- 民民 7.0% → 4.5% → 6.0% → 11.3% → 12.9%
- 維新 9.8% → 14.0% → 10.4% → 9.4% → 7.4%
- 共産 9.0% → 7.2% → 6.8% → 6.2% → 4.8%
- 新選組 4.6% → 3.9% → 4.4% → 7.0% → 6.6%
- 社民 2.1% → 1.8% → 2.4% → 1.7% → 2.1%
- N党 2.0% → (なし) → 2.4% → (なし) → 1.1%
- 参政 (未) → (未) → 3.3% → 3.4% → 12.6%
- 保守 (未) → (未) → (未) → 2.1% → 5.0%
- みらい (未) → (未) → (未) → (未) → 2.6%
- 再生 (未) → (未) → (未) → (未) → 0.9%
参考記事 kojitakenの日記さんより
立民は2024年衆院選から今回の参院選までの間に41%もの比例票を流出させる大惨敗。2022年参院選で21年衆院選の比例票を36%も流出させた泉健太時代よりもひどい負け方だった(呆)

お気づきになったかどうか、この3回の参議院選挙、5回の国政選挙で得票率を減らし続けた政党が1つだけあります。
それが日本共産党(涙)。
9.0% → 7.2% → 6.8% → 6.2% → 4.8%で、綺麗に尻すぼんでます。
古寺さんは
『立民も共産に負けず劣らず構造的な問題を抱えている。
今回の参院選でそれが一気に噴出したとみるべきだ。
比較の対象は2022年参院選ではなく2024年衆院選でなければならない。
昨年秋の衆院選から今回の参院選までの間に、立民は41%もの比例票を流出させた。
これは2021年衆院選から2022年参院選までの間に36%の比例票を流出させて、三春充希氏に「一人負け」と酷評された時を上回る惨敗である。』
と書いて、立憲民主党の野田佳彦代表の責任を追及すべしとされているのですが、議席数自体は維持した立民よりも、改選議席の半分以下しか獲得できなかった田村智子委員長の責任の方が目立つことは目立ちます。

国民民主党は議席4倍増で大躍進した2024年10月の衆院選での11・3%よりもさらに比例選挙での得票率をアップさせて12・9%。
参政党は衆議院選挙を入れてもまだ国政選挙が3回目でなのに、3.3% → 3.4% → 12.6%。
国民民主党の「手取りを増やす」はまだ魅力があり、参政党の「日本人ファースト」も大人気。
どえらいことになってきていますね、日本の政界は。
参政党はオーガニックや反ワクチンなど天皇制など極右路線以外にも入り口がたくさんあるので、まだ伸びるのはわかるのですが、右翼であること以外に持ち味がない国政選挙2回目の日本保守党が2.1% → 5.0%で、得票率で日本共産党を上回ったのは、これは日本の右傾化を端的に象徴していると思います。
10代・20代と30代の若者層でも国民民主党や参政党だけでなく、日本保守党も人気があります。
日本全体が右傾化しているだけでなく、特に若年層で右傾化が著しいと言えるでしょう。
それに比べて立民と共産は見事に年齢が上がれば上がるほど支持率も上がっています。

ところで、英国BBCの電子版は7月21日(現地時間20日)日本の参院選について報じ、14議席と躍進した参政党を「極右政党」と報じました。
そして、BBCは参政党について
「自公連立政権への支持は、少数派の右派政党・参政党の候補者によって損なわれたようだ。
同党は『日本第一主義』や反移民の主張で保守派の票を集めた」
「参政党がYouTubeで初めて注目を集めたのは、新型コロナウイルス感染症のパンデミックの最中であり、ワクチン接種や世界的エリートたちの陰謀に関する陰謀論を広めていた」
「外国人居住者と移民に関する政策が多くの政党の、選挙運動の焦点となったため、日曜日の投票を前に、この極右政党の排外主義的な言辞は支持を広げた」
と参院選での躍進について分析しています。
参政党など先進国の極右勢力には、DSの作ったワクチンにやられる、とか、外国人のせいで移民のせいで俺たちの生活が破壊されている、あいつらさえいなければ。。。という妄想というかお話があるんですよね。

勢い増す参政党、なぜ“普通の主婦”が取り込まれるのか「きっかけは“オーガニック信仰」専門家が明かす“不安の連鎖”#SmartFLASH #オーガニック #主婦 #参政党 #参院選 #支持率https://t.co/2inGeQGyFx
— SmartFLASH (@info_smafla) July 18, 2025
これに対して、うちの二十歳過ぎの娘がまた今日からうちでインターンシップのために合宿するので先ほど私の手作りのカレーライスを食べながら話したのですが、娘も、共産党や社民党やれいわ新選組のいうような
「誰一人取りこぼさない」
といううたい文句では、参政党などに惹かれる若者を引き付けられないのではないかと言っていました。
彼らは自分たちを決して弱者だとは認めない、思いたくない層だからです。
うちのブログ記事
国民民主党と参政党が今受けている理由は「社会から見捨てられている?」と危惧する人たちに、この世を「現役世代重視」「日本人ファースト」にしたら逆転してまるで勝ち組になれるかのような幻想を抱かせるからだ。
がYouTubeのリベラル番組「デモクラシータイムス」で取り上げられたのも、そういう視点が新鮮だったからでしょう。
#参院選の争点 基礎から学ぶ「参政党ってなに?」
— デモクラシータイムス (@dtimes17) July 16, 2025
参政党の勢いに蹴散らされている印象がありますが、反ワクと有機農法を看板に、アベ政治を支えた右翼的な根を太らせ、神武天皇の金鵄を印に世界と歴史の見方を復古調の若い政党に成長しました。その現状と歴史、今後は? https://t.co/bjficx8Xwt pic.twitter.com/ZPbxTdH2BB
娘は彼らを引き付けるなにか「ナラティブ」(彼ら視点の物語)が必要だと主張していました。
ナラティブ(narrative)とは、「物語」「語り」「話術」などの意味を持つ言葉です。
ただし、ナラティブは単なる出来事の筋書きを指す「ストーリー」とは異なり、語り手自身の視点や解釈と感じ方が反映された「語り方」「物語の構造」そのものを意味します。
そこで、わたくしは娘に「個人の尊厳」という政治団体を村野瀬代表と作ったというエイプリルフールの話をして、
「人は生まれながらにして最高の価値を持っている。あなたはあなたという個性を持っているからこそ素晴らしい」
というメッセージを伝えるのはどうかというアイデアを披露しました。
その個人の理念のもと、誰もが自己実現をして、自己表現ができる社会を作るというナラティブ。
娘は「具体的にそれでわたしらは何をしたらええのん?」と疑問を呈し、バラク・オバマ元米大統領の
「Yes We can!」
みたいな、みんなが同列で、対等で、しかも参加型の希望のあるストーリーがいいと言ってました。
とにかく、トランプ大統領や参政党などの極右の持ち出した誰か「敵」を作る殺伐としたやつではなく、希望のあるワクワクできる物語を構築していきたいですね。


わたくしの手作りカレー(笑)。
父親が作ったカレーを親子で頬張りながら、次の日本の物語を語り合う光景。
これも一つのナラティブ。
参考記事
kojitakenの日記さんより
参政党の研究【2025参院選後の改訂版】 2025年7月21日 16:49
編集後記


まあ、私はネルーとは違って無名のまま死んでいく人間ですし、娘も首相にはならないと思いますが(笑)、親子の良い時間です。
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朝日新聞社が20日に実施した参院選の出口調査によると、前回2022年参院選と比べると、自民、維新の支持層がやせ細り、国民民主、参政の支持が膨らんだ。無党派層の比例区の投票先も、前回は自民が断トツで2割を超え、維新が続いたが、今回は自民、立憲に加え、国民、参政の4党が1割強で並んだ。
投票者に占める各党支持層の割合は、自民は今回24%。大勝した前回の42%から激減し、大敗した07年の35%を下回った。公明も4%(前回6%)にとどまった。与党の支持層は、前回は合わせて5割近かったのに、今回は3割を切った。さらに、自民支持層の動向をみると、前回、比例区で自民に投票した人は77%を占めたのに、今回は71%に減った。
野党の支持層は、立憲は12%(同12%)と横ばいで、参政が12%で並んだ。国民も10%(同3%)と、3倍に増えた。前回比例区で野党で最多の議席を得た維新は、今回6%(同10%)に減った。れいわは5%(同2%)に増えた。
全体の16%(同15%)を占めた無党派層の比例区投票先は、自民が12%で、前回の22%からほぼ半減し、07年の14%も下回った。野党では、国民が13%(同8%)と1番手に。参政が12%(同6%)に倍増し、ほぼ横ばいの立憲11%(同12%)を上回った。
全体の比例区投票先を年代別にみると、国民、参政が若年層で得票したのが目立った。
自民は前回、すべての年代で最多で、36~38%を占めた。しかし、今回、30代以下は10~11%にとどまり、70代は30%、80歳以上は37%と、「若低老高」が顕著になった。
一方、国民、参政は対照的に「若高老低」。国民は前回は20代以下は9~10%だったが、今回は25~26%に増え、最多。参政は前回は20代以下で6~7%だったが、今回は22~23%に増えた。
維新は前回、30~60代で14~16%と支持が厚めだったが、今回は7~8%に半減。保守は30代以下で、維新に対し、遜色がなかった。
今回の調査では、投票する際、選挙に関するSNSや動画サイトの情報を重視したかどうか、聞いた。「重視した」は50%に上り、「重視しなかった」の46%をやや上回った。年代別でみると、若年層ほど、「重視した」が多く、30代以下では6割を超えた。40~50代は5割台で、80歳以上で39%だった。
SNSを「重視した」層では、比例区の投票先に参政を挙げた人が最多で20%を占めた。自民が16%、国民が13%で、立憲と、れいわが各9%。維新、保守が各6%で、公明5%、共産3%、社民1%だった。
「重視しなかった」層では、自民が25%と最多で、立憲が16%。国民10%、維新と参政が各8%で、公明が7%で続いた。
調査は、全45選挙区の計3690投票所を選んで実施。投票を終えた有権者に、投票先や支持政党などを回答してもらった。16万1054人から有効回答を得た。朝日新聞社を含む6社が合同で実施した。(君島浩)
■「消費減税を」72% 票は野党に
今回の参院選で最大の争点となった物価高対策としての「現金給付」と「消費税減税」。出口調査で、どちらがよいかを尋ねたところ、野党が選挙戦で訴えた「消費税減税」が72%を占め、与党が掲げた「現金給付」は22%にとどまった。分厚い「消費税減税」層の投票先は、野党に集中している。
「消費税減税」を選んだ人の投票先をみると、自民は14%、公明は5%にとどまり、参政17%、国民民主14%、立憲13%、れいわ8%、維新7%など、大半を野党が集めた。「現金給付」を選んだ人では、自民41%、公明10%と与党が半数を占めたが、もととなる「現金給付」層自体の厚みに欠けるため、集票への寄与は限定的だった。
「消費税減税」を選んだのは若年層に特に多く、20代と30代では8割強。70代では6割、80歳以上では5割ほどだった。「現金給付」は20代、30代で15%前後など若年層にほとんど支持されなかったが、70代と80歳以上は3割強が選んだ。(渡辺康人)
【参院選】英BBC電子版、躍進の参政党は「極右政党」と報じ「反移民の主張で連立政権損ねた」
[2025年7月21日10時38分]日刊スポーツ
英国の公共放送BBCの電子版は21日(現地時間20日)日本の参院選について報じ、与党の過半数割れについて「日本の首相、選挙で大敗したにもかかわらず続投を誓う」と報じた。一方で、14議席と躍進した参政党を「極右政党」と報じた。
BBCは「日本の与党連立政権は参議院で過半数を失ったが、石破茂首相は辞任する予定はないと述べた。首相は日曜の投票締め切り後に『厳しい結果を厳粛に受け入れるが、焦点は貿易交渉にある』と述べた」と石破首相の発言を紹介。「昨年の衆議院で既に過半数を失っており、今回の敗北は連立政権の影響力を損なうことになるだろう」と指摘した。
一方、参政党について「連立政権への支持は、少数派の右派政党・参政党の候補者によって損なわれたようだ。同党は『日本第一主義』や反移民の主張で保守派の票を集めた」と報じた。その上で「参政党がYouTubeで初めて注目を集めたのは、新型コロナウイルス感染症のパンデミックの最中であり、ワクチン接種や世界的エリートたちの陰謀に関する陰謀論を広めていた」と参政党を紹介。「外国人居住者と移民に関する政策が多くの政党の、選挙運動の焦点となったため、日曜日の投票を前に、この極右政党の排外主義的な言辞は支持を広げた」と参院選での躍進について分析した。
その上で「孤立主義の文化と厳格な移民政策で知られるこの島国では、近年、観光客と外国人居住者の双方が記録的な増加を記録している」と、インバウンド(訪日客)が記録的な増加をしていると日本の現状を紹介。「この流入により、日本人にとっての物価はさらに上昇し、外国人が日本を利用しているという感情が一部で高まり、不満が高まっている」と、参政党を支持した有権者の心中をも分析した。
その上で「孤立主義の文化と厳格な移民政策で知られるこの島国では、近年、観光客と外国人居住者の双方が記録的な増加を記録している」と、インバウンド(訪日客)が記録的な増加をしていると日本の現状を紹介。「この流入により、日本人にとっての物価はさらに上昇し、外国人が日本を利用しているという感情が一部で高まり、不満が高まっている」と、参政党を支持した有権者の心中をも分析した。
また、ウクライナのメディア「リーガネット」は「日本のトランプ支持政党が選挙で勝利。参政党は日本第一主義キャンペーンで政治の主流に躍り出た」と報じた。参政党について「新型コロナウイルスのパンデミックの最中にYouTubeに登場し、ワクチン接種や世界のエリート層の陰謀に関する陰謀論を広めた後、日本第一主義キャンペーンで政治の主流に躍り出た」と紹介。
神谷宗幣代表(47)の写真を大きく掲載した上で、同氏が参院選の投開票後に「『日本第一主義』という言葉は、グローバリズムに抵抗することで日本人の生活を立て直すという思いを表現したものだ。外国人を完全に締め出すべきだとか、全ての外国人が日本から出て行けと言っているわけではない」と説明したとも報じた。
勢い増す参政党、なぜ“普通の主婦”が取り込まれるのか「きっかけは“オーガニック信仰」専門家が明かす“不安の連鎖”
SmartFLASH7/18(金)13:30
6月27日、松本市で演説する参政党の神谷宗幣代表(写真・金谷千治)
7月20日の参院選投開票日を前に、神谷宗幣氏が代表を務める参政党の支持者が拡大している。“日本人ファースト”を掲げる保守政党と位置づけられる参政党だが、若者や主婦など幅広い層から支持を集めているようだ。神谷代表は過去に「戦後は連合国軍総司令部(GHQ)によって、日本は自虐史観に洗脳された」「メディアも特定の勢力に牛耳られている」と、“陰謀論”とも取れる発言を繰り返し、2023年には「天皇陛下に側室を持ってもらい、たくさん子どもを作っていただく」などといった発言を繰り返してきた過去もある。
いったいなぜ、これほど支持を広げてきたのだろうか。
「7月6日、『プレジデントオンライン』は、朝日新聞取材班による『「オーガニック妻」が知らぬ間にハマるターゲティングのうまさ…超積極財政を掲げて急伸する参政党の正体』というタイトルで、参政党の支持層ターゲティングを解説しました。そこでは、保守王道、ワクチンへの陰謀論、オーガニック重視といった層に対し、それぞれ訴求力を持っていると分析しています。とくに、オーガニックに傾倒している主婦は多く、ここを入口に参政党に賛同する人が多いと報じていました」(社会部記者)
漫画『ママ友は「自然」の人』(竹書房)の原作者で、『呪われ女子に、なっていませんか?』(KKベストセラーズ)などの著作を持ち、スピリチュアルやオーガニック信仰を持つ人々に詳しい、ライターの山田ノジル氏も、この分析に賛同する。
「記事が解説しているとおり、主婦層を取り込む一因に“オーガニック信仰”があるのは間違いないでしょう。政策で『化学的な物質に依存しない食と医療の実現』を打ち出しているので、当然、有機農法や無添加食品を選択する層への訴求力は強いです。自分の周囲でも、生活クラブや雑誌『クーヨン』を好む主婦が、『今回は参政党に入れる』と言い出し始めている人たちがいるのを確認しています」(山田氏・以下同)
子どもや家族の健康を第一に考える主婦たちは、できるだけ健康的で安全な食品を求める傾向が強い。もちろんそれは素晴らしい理念だが、健康や安全をうたうビジネスは昭和の時代から後を絶たない。
「子を持つ親世代の一部が、添加物や農薬を不安視する一因には、それが“病気や障害の原因”と過剰にあおる商売の存在があるからです。それらは疑似科学、ニセ医学の領域です。コロナ禍を経て、社会全体の“健康意識”が高まっています。
ただでさえ重い病気にかかったとき、人は“犯人探し”をしたくなるもの。原因が明確になれば、気持ちの落としどころも生まれます。共通の敵がいれば、コミュニティの絆も深まります。『真実に気づいた』という高揚感もあるでしょう。その結果、『農薬や添加物は怖い』と誘導され、取り込まれていくのです。
しかし、根拠の薄弱な話をベースにした極端な生活は、家庭を含むコミュニティのなかに分断が生んでしまいます。今回、原作を担当した漫画のなかでは、不安を抱えたお母さんの受け入れ先を『育児サークル』にしていますが、これを参政党に置き換えても成立します。そういう“分断された人たち”によって、参政党が支持されている部分もあると思います。もちろん、参政党を支持することで“分断される”という、逆ルートもあるでしょう」
参政党の公式サイトでも、政策の「二の柱」として「国民に健康と食の価値」をうたっている。
「なんとなく不安に思っているところに、力強く断言されてしまうと、説得力を感じてしまいますよね。自分の趣味嗜好でオーガニックを選択するのは問題ありません。しかしそれが、政党支持につながる形で取り込まれて、排外主義へと誘導されていく流れには、不安を感じます。今回の選挙ではあまり前面に出していませんが、参政党はこれまで、いわゆる“陰謀論”も大いに利用してきました。とくに設立初期は、コロナ禍での反ワクチンが柱だった印象です。当時、キャッチーで需要が大きかったという理由はあると思いますが、それも“いま、言わない”だけで、党の理念として消えているわけではないでしょう。反科学的なメンバーが別の政党へばらけていったことで、間口がより広まった感じもあります」
子どものことを何より考える母親たちが、不安の“犯人探し”をあおられ、農薬や添加物、医療が悪い、ひいては現状の国が悪い、といった意識に誘導されていく、というのが山田氏の考えだ。
「“敵”を見つけることで、怒りと同時に心が安らぐ、癒やされるということもあるでしょう。陰謀論などもそうですよね。自分たちが不遇な境遇にいるのは、闇の力のせいなんだというナラティブ(物語)を味わい、癒やされる。しかし、そうして同志と盛り上がった結果、“不安ビジネス”に吸収されていってしまう。批判されてすぐに引っ込めましたが、参政党では候補者が過去に『大調和波動米』を買う権利を350万円で売ったり、関係者がジャンボタニシ農法を視察したりするなど、“トンデモ”な話題にこと欠かない状況です。いまは“日本人ファースト”の排外主義を前面に押し出していますが、数ある政策のひとつひとつを精査しているようにも見えず、コロコロと主張が変わっていく点にも、票集めの意図を強く感じます」
主婦たちがオーガニックや排外主義を支持する背景に、家族を思う心があるのは間違いない。
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