
左からドナルド・トランプ夫妻(当時は恋人)、ジェフリー・エプスタイン、エプスタインの元恋人ギレーヌ・マクスウェル(2000年、フロリダのトランプ別荘にて) DAVIDOFF STUDIOS/GETTY IMAGES
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7月20日の参院選まで参政党の記事ばかりでうちのブログを埋め尽くしてやろうか、と思い、実は次の記事は「参政党の陰謀論」という題で素材も用意してあるのですが、この1週間ずっと参政党の記事だったので、いくらなんでもわたくしも飽きました(笑)。
そもそもうちは何十個も引き出しというかカテゴリがありまして、できるだけバラエティに富んだラインアップでお送りしようと思っており、天敵日本維新の会の記事だってこんなに続けて書いたことはありません。
というわけで、参政党も真っ青の元祖陰謀論のトランプ陣営が当の陰謀論で揉めている話を少しだけ。

トランプ米大統領がホワイトハウスで南アフリカのラマポーザ大統領と会談した際に、南アの黒人に虐殺された白人の墓だと主張して流した映像は、コンゴ民主共和国で撮影した全く関係がない動画だったことが判明(呆)
ジェフリー・エプスタイン氏はニューヨーク出身の資産家で、トランプ氏を含む歴代大統領らとも親交があったとされます。
2000年代から性犯罪をめぐる複数の捜査を受けており、2019年には数十人の未成年者の性的人身売買などの罪で逮捕・起訴されたのですが、翌月、ニューヨークの拘置所内で自殺しているのが発見されました。
アメリカ司法省によれば、エプスタインの性加害の被害者は1000人を超えるほど確認されているそうです。
これがアメリカのジャニー喜多川ことエプスタインの性暴力の概要ですが、この人の小児性愛疑惑が「世界は小児性愛者の集団によって支配されている」という陰謀論集団「Qアノン」の柱ともなってきました。
つまりエプスタイン疑惑こそ、トランプ支持者たちのDS(ディープステート)陰謀論、民主党とセレブが作った闇の政府が小児性愛にはまって人身売買をしているボラボラボラという陰謀論の元ネタなのです。

ガザをアメリカが所有すると宣言したトランプ大統領が、自分のSNSに「ガザの未来予想」を投稿。ネタニヤフ首相とガザの砂浜に寝そべり、トランプ氏の巨大な黄金像や子どもたちに現金ばらまくマスク氏(呆)
さて、このエプスタインと取り巻きの小児性愛犯罪について、Xファイルならぬ「エプスタイン・ファイル」と呼ばれる捜査資料があると言われていまして、ジェフリー・エプスタイン氏は少女たちを権力者に仲介しており、歴代大統領やハリウッドの大物らの名前が記された「顧客リスト」が存在する、そしてエプスタイン氏は自殺ではなく、本当は口封じのために拘置所でDSに殺害されたなどと言われているわけです。
このエプスタインファイルに民主党の大物政治家たちの名前がずらっと並んでいるはずだ、という陰謀論は、特に「MAGA(米国を再び偉大に)」と呼ばれる忠実なトランプ支持者たちが唱えてきたものです。
DSは真実を隠蔽しており、トランプ氏が当選すればすべてを暴いてくれるという期待感が、トランプ氏を2024年の大統領選で当選に押し上げたといっても過言ではありません。
前のバイデン政権が自分たちを守るために「エプスタイン・ファイル」を隠しているという噂が広まり、トランプ候補も捜査資料を「機密解除する」と選挙中に明言していました。
そして、トランプ氏が政権に返り咲くと、彼が指名したボンディ司法長官はエプスタイン・ファイルは
「私のデスクの上にある」
と発言して期待感をあおってきたのです。

ドナルド・トランプ次期米大統領の政権スタッフが史上最低。国防長官候補は性買春疑惑で辞退。司法長官に強姦疑惑。教育長官に児童の性的搾取疑惑。反ワクチン陰謀論者が保健福祉長官で政商納言マスク氏も参戦。
ところが、司法省と連邦捜査局(FBI)が7月に公開したメモには、捜査記録を調べたところ「顧客リスト」は存在しなかった、拘置所の監視カメラには誰の出入りも映っておらずエプスタイン氏の死は独房での自殺だと結論づけられる、非公開となっていた資料は被害少女らの1万点を超えるポルノ画像や動画であり、被害者保護のために公開はできないと書かれており、「根拠のない説」を広めることは誰の利益にもならないとされ、エプスタイン・ファイルを「公開しない」という結論づけされていたのです。
このメモが発表されたのが、イーロン・マスク氏とトランプ大統領が決別して、エプスタイン・ファイルにはトランプ大統領の名前も書かれていると言い出した直後だったので、全米が火をついたような騒ぎになっています。
イーロン・マスク氏もさらに
「エプスタイン・ファイルを公開しないなら、どうして人々がトランプを信頼できるというのか?」
と投稿してガソリンを投下。


かつて「悪の盟友」とまで言われたトランプ大統領とイーロン・マスク氏の蜜月が劇的に崩壊して「失望した」「恩知らず」と罵り合い。世界にとっては世界一の権力者と大富豪の対立はグッドニュースだ(笑)。
いくらトランプ大統領がボンディ司法長官たちをかばっても、トランプ支持の有力陰謀論者たちがエプスタイン・ファイルを隠ぺいしたとして同司法長官の解任要求をし続けるので、とうとうトランプ大統領は自分の熱心な支持者ら対して
「愚かな人々だ」
「彼らの支持はもういらない」
と非難し出しました。
陰謀論をまき散らして人気を得てきたトランプ大統領が陰謀論に足を救われる。
自業自得といいましょうか、ミイラ取りがミイラになったといいましょうか。


もともと愚かな皆さんだから、MAGAとか恥ずかしげもなく言っちゃうあなたのような人間を支持してくれていたんですけどね(笑)。
トランプ大統領は自分のトゥルースソーシャルというSNSで
「私の過去の支持者がデマにだまされている」
と指摘し、エプスタイン・ファイルの情報公開を求める共和党支持者らを
「弱虫」
と呼び、そんな弱虫には
「民主党の仕事をやってもらおう」
とこき下ろし始めました。
日本保守党でも百田尚樹代表・有本香事務総長が河村たかし共同代表と内紛をしていますが、こういう内輪もめは極右のサガ。
どんどんやって、少しでも内部でエネルギーを浪費してもらいたいものです。


ホワイトハウスの公式HPにスターウォーズもどきや亡くなったばかりのローマ教皇風のフェイク画像を載せてもちっとも恥ずかしくない、という知性なきトランプ米大統領に国際社会の平和と秩序維持は任せられない。
編集後記
参政党とその支持者といい、トランプ大統領とその信者といい、どうしてこういうのが世の中にあふれるようになったのか、書きながら嫌になってため息ばかり出ちゃいます。
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トランプ氏、MAGAに「愚かな人々」 政権批判にいら立ち爆発

トランプ米大統領は16日、少女らへの性的虐待罪などで起訴されて勾留中に死亡した実業家を巡り、政権の情報公開が不十分だと批判する自身の熱心な支持者らを「愚かな人々だ」「彼らの支持はもういらない」と非難した。事態の沈静化に努めてきたトランプ氏だが、批判や情報公開への圧力は高まっており、いら立ちを爆発させた形だ。
自身のソーシャルメディアへの投稿で、トランプ氏は「私の過去の支持者がデマにだまされている」と指摘。情報公開を求める共和党支持者らを「弱虫」と呼び、「民主党の仕事をやってもらおう」と皮肉った。
ホワイトハウスでバーレーンのサルマン皇太子と会談した際には「重大な問題を抱え、数年前に亡くなった人物に時間を浪費している。民主党の仕事をしている愚かな人々だ」などと記者団に語った。
トランプ氏の熱心な支持層である「MAGA(マガ)」派の間では、実業家ジェフリー・エプスタイン氏(2019年死亡)が少女買春に関する著名人の「顧客リスト」を残していたという説が定着。当局はエプスタイン氏は自殺したと判断したが、「有力者に口封じのため殺害された」という陰謀論も広がっている。
しかし、司法省と連邦捜査局(FBI)は7月上旬、リストは存在せず、死因も自殺だと断定。さらなる情報公開は適切ではないとの立場を示した。
これに対し、「真相解明」を期待していたMAGA派は猛反発している。インフルエンサーやポッドキャストの主催者らが対応を糾弾する声をあげ、連邦議会下院では一部の共和党議員らが司法省に情報公開を求める運動を開始。ジョンソン下院議長は保守系コメンテーターのインタビューで、全ての情報を開示して国民に判断を委ねるべきだとの考えを明かした。
さらに、トランプ氏の元側近であるスティーブ・バノン元首席戦略官はMAGA派の若者らが集まる集会で、このままいけば「MAGA運動の10%を失うことになる」と述べ、26年中間選挙で共和党が大幅に議席を減らすことになると警告した。【ワシントン西田進一郎】
米国司法省と連邦捜査局(FBI)は7日、拘置所で死亡したジェフリー・エプスタイン氏が性犯罪を斡旋した顧客の有名人のリストを持っていた証拠はないとするメモを発表、また同氏の死因は自殺だったと監視カメラの映像も公開して、事実上この事件の捜査打ち切りを宣言した。
この事件は、米国の実業家のエプスタイン氏が欧米の政財界の有力者らへ売春を斡旋して人脈を広げていったというもので、売春にはプライベートジェットも使われ、カリブ海の無人島へ顧客を招いたが、その情報をネタに富裕層相手の恐喝を繰り返しているという噂が絶えなかった。

エプスタイン氏は2006年に児童買春の罪で起訴されるが、司法取引で出所し、その後2019年に少女数十人に対する性的虐待の容疑で逮捕され、家宅捜索の結果、性的人身売買を裏付ける写真などが多数発見され、事件の広がりが明らかになった。
この間、エプスタイン氏はニューヨーク州の矯正施設に勾留されていたが、2019年8月10日独居房内で首を吊って死亡しているのが見つかり「自殺」と発表されたが、口封じのために殺害されたのではないかという疑念が再三指摘されていた。
エプスタイン氏の死亡で当局の捜査は、児童買春の加害者、つまりエプスタイン氏の「顧客」に絞られた。エプスタイン氏のプライベートジェット機の運用を記録した「飛行記録」には、ビル・クリントン元米大統領や英国のアンドリュース王子、芸能界からもマイケル・ジャクソンら多数の有名人の名前があり、トランプ大統領も7回同乗したとされているが、その中には夫人や家族同伴のものもあって、単に便宜供与を受けていたこともあると考えられる。
これとは別に、エプスタイン氏が買春を斡旋した「顧客リスト」があるとされ、公表されれば米国の政財界の暗部をあからさまにすると期待されていた。事実、パム・ボンディ司法長官は2025年2月にCNNで放送されたインタビューで「顧客リスト」公表の可能性を問われると、こう答えていた。
「それは今、私のデスクの上にあり検証中です」
それが一転「存在しない」という発表になったわけだ。また、同時に公開されたエプスタイン氏が死亡した際の独房の監視カメラのビデオも、11時間の記録の中に1分間の空白があった。ボンディ長官は、2月の発言は「顧客リストではなく資料という意味で言った」、またビデオの空白については「ビデオの架け替えの時間だった」と弁明したが、これにはまず司法当局内部から抗議の声が上がった。

FBIのダン・ボンジーノ副長官は、この問題の扱いをめぐるホワイトハウスでの会議でボンディ長官と衝突した後、11日に出勤しなかったとニュースサイト「アクシオス」が伝えた。また同副長官が所有するニュースサイト「ボンジーノ・リポート」は「カッシュ・パテルFBI長官も、ボンディ長官が辞任しなければ辞任すると言い出している」と報じた。
下院司法委員会の野党民主党の議員たちは8日、ボンディ長官に次のような書簡を送った。
「エプスタイン関連の資料がトランプ大統領を巻き込む内容であるために、ホワイトハウスがその機密解除および全面的な公開を阻止しようと動いたのではないかという疑念を生じさせます」
こうした疑念をさらに煽ったのが億万長者の起業家で、最近トランプ大統領と確執が深まっているイーロン・マスク氏だ。
マスク氏は7日に、道化師が化粧をしてゆく4コマの写真のXを投稿した。1コマ目は白化粧する男性の写真に「エプスタインのリストは公開する」とある、それが次第に化粧が濃くなるにつれて2コマ目、3コマ目の添え書きは「もう少し時間が必要だ」「エプスタインのリストは私のデスクの上にある」となり、最後に道化師の顔が完成するが、それには「エプスタインリストなんてないよ」とある。
つまり全ては道化の話で、だまされた方が悪いとでもいう指摘だ。
しかし、米国人にとってエプスタイン事件はまだ現実で、「だまされた」と肩をすくめてやり過ごすものではない。今回の資料なしの発表で改めて注目を集めることになったようにも思える。そして、それはトランプ大統領にとって決して好ましいことにはならないだろう。
(執筆:ジャーナリスト 木村太郎)
エプスタイン文書の陰謀論が足すくう 自らの支持者に怒るトランプ氏
陰謀論を信じ込む自らの支持者たちによって、トランプ大統領が苦しい状況に追い込まれる――。そんな皮肉な事態がいま米政界で話題となっている。
「エプスタイン・ファイル」と呼ばれる捜査資料がその発端だ。
数十人の未成年の少女を性的人身売買したとして資産家ジェフリー・エプスタイン氏(2019年に自殺)が起訴された事件は、これまで米国で多くの陰謀論を巻き起こしてきたことで知られる。
▽エプスタイン氏は少女たちを権力者に仲介しており、歴代大統領やハリウッドの大物らの名前が記された「顧客リスト」が存在する
▽エプスタイン氏は自殺ではなく、本当は口封じのために拘置所で殺害された
――といったものが代表的だ。
エプスタイン事件とは?
ジェフリー・エプスタイン氏はニューヨーク出身の資産家で、トランプ氏を含む歴代大統領らとも親交があったとされる。2000年代から性犯罪をめぐる複数の捜査を受けており、19年には未成年者の性的人身売買などの罪で逮捕、起訴された。翌月、ニューヨークの拘置所内で自殺しているのが発見された。司法省によれば、1千人超の被害者が確認されている。
特に「MAGA(米国を再び偉大に)」と呼ばれる忠実なトランプ支持者たちは、こうした陰謀論を原動力としてきた。エリート政治に代表される「ディープステート(影の政府)」は真実を隠蔽(いんぺい)しており、トランプ氏が当選すればすべてを暴いてくれる。そんな期待感がトランプ氏を昨年の大統領選の当選に押し上げたといっても過言ではない。
エプスタイン事件はまさに、その象徴だった。
バイデン政権(当時)が自分たちを守るために「エプスタイン・ファイル」を隠しているといった根拠のない言説が広まり、トランプ氏も捜査資料を「機密解除する」と選挙中に明言した。
エプスタイン・ファイルの非公開を決定
トランプ氏が政権に返り咲くと、ボンディ司法長官は「(エプスタイン・ファイルは)私のデスクの上にある」と発言して期待感をあおった。
それゆえ、司法省と連邦捜査局(FBI)が7月に公開したメモは、MAGA支持者に大きな衝撃を与えた。そこにはエプスタイン・ファイルを「公開しない」という結論が書かれていたためだ。
MAGA支持層から批判が噴出
捜査記録を調べたところ「顧客リスト」は存在しなかった。拘置所の監視カメラには誰の出入りも映っておらず、エプスタイン氏の死は独房での自殺だと結論づけられる。非公開となっていた資料は被害少女らの1万点を超えるポルノ画像や動画であり、被害者保護のために公開はできない――。メモにはそうした説明が記され、「根拠のない説」を広めることは誰の利益にもならないとまで書かれていた。
MAGA支持者たちは納得せず、トランプ政権への批判に転じた。
「すべての資料を公開せよ」「司法長官は辞任すべきだ」。メモの公開以降、MAGA周辺はこの話題で持ちきりとなっている。
トランプ政権とたもとを分かったイーロン・マスク氏も「エプスタイン・ファイルを公開しないなら、どうして人々がトランプを信頼できるというのか?」と投稿。ジョンソン下院議長をはじめとする共和党議員らも、文書の開示を公然と求めている。
エプスタイン事件への対応は「MAGA運動の核心にかかわる問題」(米紙ニューヨーク・タイムズ)だと論じられている。腐敗したエリート層が米国を支配していると考えたMAGA支持者たちは、その打破をトランプ氏に託した。なのに当選した途端に公約を覆されたとなれば、裏切られたと怒るのは無理もない。
いら立つトランプ氏「もう彼らの支持いらない」
エプスタイン事件をめぐる言説は、世界は小児性愛者の集団によって支配されているという陰謀論集団「Qアノン」の柱となる主張とも重なる。隠された「真実」がなかったとすれば、これまでの前提が崩れてしまう。
この数日間、トランプ氏は記者団からエプスタイン事件への対応を問われては「もうその話はやめよう」といら立ちをみせている。
16日にはしびれを切らして「私のかつての支持者たちが、たわごとにだまされている」「もう彼らの支持なんていらない!」と投稿するなど、自らの支持者に怒りをぶつけ始めた。
さらには、陰謀論は民主党のでっち上げであり「間抜けな共和党員」がそれに乗せられているとも主張したが、騒動の沈静化には至っていない。
トランプ氏が自らの公約を覆すこと自体は、珍しくない。そのたびに熱心な支持者たちは、過去の発言にとらわれずに忠誠を貫いてきた。
だが今回は支持者たちの失望は大きく、いつものように支持基盤をつなぎとめられるのか、トランプ氏の求心力が改めて試される展開となっている。
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