
東海地方の極右・陰謀論学者として有名な武田邦彦氏も神谷氏らと袂を分かち参政党から去ったが、党員と支部は残った。
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安倍晋三元首相亡き後のうちの最大の天敵、橋下徹氏と彼が作った日本維新の会がその毒性と影響力で「日本一の悪党」だったのは2023年まで。
2024年には国民民主党、そして2025年には参政党が躍進し始め、落ち目の維新を尻目に日本一の悪党の座を競い合っている状況です。
ところで、私は2008年に橋下氏が大阪府知事になり、2010年に地域政党大阪維新の会、2012年に日本維新の会を作ったときには、橋下氏のカリスマ性と人権蹂躙の感覚に慄き、
「この橋下という人物とは一生の付き合いになるな」
と覚悟したのですが、実は維新の要は松井一郎氏だということにまだ気づいていませんでした。
橋下氏の天才性、突破力とカリスマ性を支える元自民党府議ならではの松井氏の親分肌と組織力が組み合わさったからこそ、数えきれないほどの泡沫第三勢力が消えていった中で、維新だけは15年もの長きにわたって生き延びてきました。


安倍首相と橋下徹大阪市長(当時)を引き合わせ、大阪万博と大阪カジノをとうとう実現したのも、かねて昵懇の松井氏と菅義偉氏だった。
『すると安倍総理は、「それは挑戦しがいのある課題だよね」とおっしゃって、隣の菅官房長官に、声をかけられた。
「菅ちゃん、ちょっとまとめてよ」
この一言で大阪万博が動き出した。
すぐに菅官房長官は経産省に大阪府に協力するよう指示してくださった。』
松井一郎著『政治家の喧嘩力』(PHP研究所)より
維新の会押しの菅義偉前総理が大阪・関西万博についてUSJの4倍、半年で「2800万人が訪れるメガイベント」w。さらに自らが総理のときに「コロナ禍で観光資源の磨き上げに取り組んだ」とGOTOを自賛ww
参政党が恐ろしいのは中身はトンデモ政党なのに、神谷宗幣代表が自民党の吹田市議だったことから、政党の強さは足腰の強さ、つまり党員と支部の強さなのだということを熟知していることです。
維新の松井氏の場合は、東京に対抗意識を持っている大阪の地域政党というコンセプトだったのでまず大阪で足場を固めて組織つくりをしました。
そして今では大阪府の市長の半分を維新が占め、大阪府でも市でも議会の半数以上を維新が押さえるという盤石の体制を作り上げたので、維新を大阪から根絶やしにすることはもはや至難の業です。
しかし、国政政党日本維新の会を作ってもどうしても大阪の政党という認識を全国の有権者が持ってしまうので、関西以外の地域では伸び悩んでしまったままで、たぶん今度の参院選でも東京などで議席を回復することはできず、むしろ地域政党に逆戻りしてしまうでしょう。
ところが、神谷氏らが創設した参政党は2020年の結党から5年で全国に支部287、党員が7万5千人、地方議員数が150人で、一番強いのがなぜか九州だそうです。
これから国政政党として維新を抜かして参政党が第三勢力筆頭になるのも遠い将来ではないと思います。

参政党多摩支部の党員たち。立民より、まして共産や社民より党員がはるかに若い。
【#参政党に騙されるな】カルト参政党はオカルト政党。神谷宗幣代表が「天皇霊っていうのが私はあると思っているので」「霊統をちゃんと継いでいかないといけない」「天皇陛下に側室をやっぱり持っていただいて。」
ネット民に対して影響力が強い参政党が実はリアルでも全国で地道に活動していることが参政党の強みなのですが、それは東京に対抗する大阪というコンセプトで始まった維新に比べて、オーガニック給食など食の安全という政策の柱があるからこそ全国津々浦々に熱心な党員・支持者を広げることができたのだと思われます。
彼らの健康志向は極端で、反ワクチンなどに見られるように非科学的な部分が多々あるのですが、小麦を分解したときに生じるグルテンがアレルギーの元だということで忌避する人は世の中に多いじゃないですか。
そういう自然志向の人々のすそ野は大変広いので、参政党はそこを入り口にしてこれからも組織を大きくして行ける余地があります。
参政党創設初期のころのトンデモ言説の数々は2023年に神谷氏が代表になって他の創設メンバーが去ってからは徐々に意図的に薄めているわけですから、いつまでも彼らを単なる陰謀論の政党とだけ批判していても、だんだんとその効果は弱まっていくと思います。
しかも参政党の党員・支持者は若くて元気です。
この相手は相当警戒しないといけないなと私もこの夏覚悟を決めました。

参政党宮城支部連合会。支部ごとにHPを持っていてちゃんと更新されていることも凄い。
参政党の参院選沖縄選挙区の候補者が討論会で「総理大臣は天皇陛下の臣下の1番トップ」。「天皇陛下の気持ちをくんで、思い切って減税対策を政権には打っていただきたい」。戦前の亡霊参政党はいるべき場所に還れ。
最後になりましたが、国民民主党の強みは維新の松井に相当する榛葉 賀津也(しんば かづや)幹事長というナンバー2がいることだと以前にも書きました。
伸びる組織は必ず頼れるナンバー2がいます。
ただ、国民民主党の弱みは参政党に比べて地域組織を作ることに不熱心なまま来てしまったことです。
それは民民の支持母体に、連合の中の自動車総連などの大きな労組があり、ポスター貼りなど実務を担ってくれる人がなまじ元々用意されていたので、支部つくりや党員拡大をしなければいけないという必要性に迫られなかったことが大きな要因です。
しかし連合全体で見ると、立憲民主党と国民民主党で分け合っているわけですから、本当は両党とも独自の支部や党員拡大をしないといけなかったんです。
自民党の場合はそれがゼネコンを中心とする利権に群がる人々と宗教団体が党を支える足腰になってくれているから選挙に強いわけですが、立民や民民にはそれほど税金を使ってお金を垂れ流す権力がないわけですから、惰性的な労働組合員たちの活動では党勢拡大には限界があります。

国民民主党と参政党が今受けている理由は「社会から見捨てられている?」と危惧する人たちに、この世を「現役世代重視」「日本人ファースト」にしたら逆転してまるで勝ち組になれるかのような幻想を抱かせるからだ。
しかし、そんな国民民主党にあって立民にはない強みは、党首である玉木雄一郎代表がバカになれることです(バカにされるじゃないですよw)。
民民の政治パーティなどで玉木氏がビールサーバーを背負って参列者にビールを注いで回っている姿に、実はわたくし、戦慄しました。
東大法学部から大蔵省に入省し、ハーバード大学に留学したこともあるエリートが、甲子園の売り子の女子高生たちみたいにビールを注いで回る、そんなことができる人はまず彼だけでしょう。
バカになれるというのは強さなんです。

国民民主党に投票する女性有権者が少ないことについて、玉木雄一郎代表が「女性には理解するのが非常に難しいのだと思います」と説明する女性蔑視発言(呆)。違います、女性は賢いからあなたたちに投票しないのです
格上の前原誠司氏に勝った民民の代表選で、記者らの前で堂々とサタデーナイトフィーバーポーズを取れる玉木代表。
うちでもあの画像を何回も使って馬鹿にしてきたわけですが、実はああいうことができる軽さが玉木氏の魅力であり、ネット上での人気に結びついているんです。
いうことがコロコロ変わる軽さや、しょっちゅう謝罪する間抜けさも、支持者から見たら全部玉木氏を愛する理由です。
立民の歴代代表である枝野幸男→泉健太→野田佳彦にああいう大衆性はないでしょう。
その軽い神輿である玉木氏を、実務能力も発信力もある榛葉幹事長が支えている、それが民民の強さ。
真面目な日本共産党や社民党には持ちえない、バカゆえの底抜けの明るさが、実は民民のネット人気の秘密だと思います。

女性には国民民主党の政策が難しすぎて理解できないから女性から支持されないと女性蔑視発言をしたばかりの玉木雄一郎代表が、トランプ関税の説明を理解できず、自動車に50%の関税がかかるとデマを流して大恥w
参考記事
集英社オンライン
参政党の設立メンバーが分析「叩けば叩くほど逆効果」「これから記録的な大躍進」…反ワク、陰謀論は「初期段階にすぎない」
AERA
日本で最も詳しい「参政党」ウォッチャーが語る“トンデモ理論”の源流と“神谷代表”の素顔
編集後記

第一次政権のときに、今は小泉進次郎氏の妻となった滝川クリステルさんに「今年の一文字」を聞かれてさんざん考えた挙句に「責任」と答えてしまい、フジのキャスターたちをフリーズさせた安倍晋三首相(笑)。
安倍首相「そこでそこでよろしいでしょうかそこでですね」「こうしたこうしてこうした事態」 落ち着けw

リベラル・左派の市民の多くが、安倍晋三氏がいかに強大な敵だったかまだわかっていない。血筋・お友達・財力・ネット戦略・マスコミ操作。彼こそが右翼政界のラスボスだった。それに勝ったのだ。
かつて我々リベラル左派は漢字が読めない安倍晋三氏や麻生太郎氏を馬鹿にして、馬鹿だからいつまでも彼らの天下は続かないと思っていたんですよ。
そしたら憲政史上最長の首相在任を許してしまい、安保法制・共謀罪・特定秘密保護法という憲法違反の法律や、森友・加計・桜を見る会など散々な悪政を許してしまったんです。
確かに参政党の言っていることの多くがトンデモ、民民の玉木雄一郎代表は安倍氏以上のアホです(笑)。
しかしそれで侮って軽視していたら、いつかまたモンスターを生み出してしまいます。
