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日本国憲法が施行されてしばらくの間は、憲法学界にも
「外国人に日本国憲法が規定する基本的人権は保障されるか」
という論点が一応ありました。
なぜなら、日本国憲法の人権条項には
「思想及び良心の自由は、これを侵してはならない。」(憲法19条 思想良心の自由)
「何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。」(憲法22条1項 職業選択の自由)
というように明らかに国籍を区別せずに人権を保障しているという体裁ではなく
「すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。」(憲法14条1項 法の下の平等 平等権)
と、主語が「国民が」となっている条文も多かったからです。
法律解釈においては文理解釈といって法律の文言を日本語の一般的な意味で解釈するのがまず原則になっていますから、その原則から行くと「国民は」となっている人権はまるで外国人には保障されないかのように見えます。

しかし、それで戦後間もなくのころは「何人も」となっている権利だけ外国人に保障されるという説もあったのですが、この文理解釈ではうまく処理できない条項がありまして、それが憲法22条2項の国籍離脱の自由です。
これについて憲法は
「何人も、外国に移住し、又は国籍を離脱する自由を侵されない。」
となっていて、まるで外国人にも国籍離脱の自由があるかのようになっていますが、日本国が外国人に国籍離脱の自由を認めることができるわけもなく論理的におかしいですよね。
何よりも、基本的人権とは人が生まれながらにして最高の存在だから持っている「天賦」の権利です。
国によって後から与えられるものではありません。だから国籍は関係ないはずなのです。
だから、外国人にも基本的に人権が保障されるというのが通説で、これを憲法学では外国人にも「人権享有主体性」が認められるといいます。

日本国憲法の署名原本。一番右に当時首相の吉田茂、その左に幣原喜重郎の署名がある(写真:毎日新聞社/アフロ(国立公文書館所蔵))
この外国人の人権享有主体性を認める判例・通説は、日本国憲法に規定される国際協調主義も根拠となります。
皆さん、日本国憲法の国際協調主義がどこに規定されているかご存じですか?
まず、「最高法規」の章にある98条2項が
「日本国が締結した条約及び確立された国際法規は、これを誠実に遵守することを必要とする。」
と規定している国際法遵守の条項がすなわち国際協調主義の根拠となる具体的な条文となります。
うちで口が酸っぱくなるほど申し上げているように、日本国憲法の条文の多くが先の大戦を招いた戦前の日本と大日本帝国憲法に対する反省から成り立っています。
戦前の日本の国際法蹂躙の態度が日本による侵略戦争や植民地支配を招いたことは明らかです。
ですから、この国際法遵守の条文が規定されたのであり、この条文が日本国憲法の国際協調主義の具体的な表れとされています。

もう一つ、憲法前文。
その最初の段落は
「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。」
とあり、国民主権や代表民主制や基本的人権の尊重や平和主義や国民主権など大切な原理原則がこの一文にてんこもりに規定されているのですが、この「諸国民との協和による成果」という部分が国際協調主義を表しています。
さらに平和的生存権の根拠でもある
「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。」
という段落も、それがそのまま国際協調主義の根拠にもなっています。
特に、平和的生存権の主体が「全世界の国民が」となっていること、二度と他国の国民をも戦争に巻き込まないというこの日本国憲法の決意に、いつも私は胸が熱くなります。
さて、崇高な日本国憲法の理念から卑俗で下劣な参政党の話に進むのが癪なのですが、全世界の国民に平和と自由を平等に保障しようというこの日本国憲法の理念と真っ向から対立するのが、参政党の「日本人ファースト」というキャッチフレーズです。
大はアメリカのトランプ大統領による「アメリカファースト」「メイク アメリカ グレート アゲイン」から、小は小池百合子東京都知事の「都民ファースト」や桜井誠元在特会代表の「日本第一党」まで、自分らだけが1番に優遇されるべきだという「なになにファースト」を唱える極右は全世界に蔓延しています。
しかし、真実は在日特権などどこにもなかったように、外国人が日本人よりも優遇されているなんてことはあり得ません。
うちの国がそんな優しく高貴な国のわけないでしょうが。
たとえば、日本維新の会の吉村洋文代表が盛んに外国人に対する消費税免除制度を廃止せよと言っていますが、これだって元は日本に外国人観光客がたくさん来てほしいから作った制度。
例えば日本に来てくれる留学生に特別に奨学金を出す制度、などというものがあるかもしれませんが、それだって日本に優秀な留学生が集まってほしいから、日本の「国益」のために設けたいわば日本の私利私欲のための制度です。
アメリカだってそうやって優秀な研究者を集めてきて発展したのに、いまアメリカファーストのトランプ大統領がハーバード大学などに留学する学生達を追い出そうとしていますが、そんなことをしたらアメリカをまた偉大にするどころか、没落させるだけなのはトランプ信者以外の誰の目にも明らかです。


憲法の国際協調主義など知る由もない参政党は戦前の日本への反省など皆無だから必ず戦争推進勢力となり、「日本を壊す」。
そんな日本人ファーストの参政党は実は日本人をも大切にしない。
参政党の神谷宗幣代表が伊藤詩織さんに対する性的暴行を裁判所で認定された元TBS記者の山口敬之氏とのツーショットを公開してレイプ容認。「参政党に期待してもらっていることについてインタビューもできました」
参政党と並ぶ外国人排斥政党である国民民主党の玉木雄一郎代表は、盛んに日本の医療制度が外国人に悪用されていると攻撃するのですが、実際には日本で暮らす外国人は3・5%以上なのに医療費は日本全体の1・3%しか使っておらず、外国人は日本の医療制度を支える担い手になっているのです。
これは日本に来てくれた外国人の平均年齢が日本人よりはるかに若いことなどが原因ですが、参政党や民民や維新がことさらに指摘する外国人による保険料の未納の問題よりも、外国人が払っている医療費の方が桁違いに多いのです。
外国人による保険料未納や診察料の踏み倒し、高額療養費制度の不適切利用などについては、国が実態調査を行い、しかるべき是正措置を講じるべきだ。これは外国人差別とは別次元の問題で、むしろ適切な対応をとらないと外国人への悪しき感情を助長しかねない。対応が急がれる。 https://t.co/fl1YxWFHwU
— 玉木雄一郎(国民民主党) (@tamakiyuichiro) April 14, 2025
[parts:eNoztDJkhAMmY3OmVEtz89Q0EyMAHl0DUg==]
玉木雄一郎国民民主党代表が30歳未満の若者減税法案を衆院に提出してまた世代間の分断を激化させ、外国人の保険料未納や診察料の踏み倒しが多額だとデマを流して差別を助長。今一番危険な政治家が玉木雄一郎だ。
そして、もちろん外国人がいるからこそ成り立っている日本の産業への恩恵は人手不足が深刻化している日本の現状からは計り知れないほど大きく、もし外国人を排斥したりしたら、日本経済が破綻して日本に暮らす市民全員が路頭に迷うことは明らかです。
欧米で移民制裁がことごとく失敗したのが極右台頭の原因だといいますが、なぜ失敗したかというと、それは外国人に対して基本的人権を平等に保障しようとする努力を右翼がぶっ壊してしまうからです。
それで移民側の不満が爆発して対立が先鋭化してきたのが欧米の移民政策の歴史です。
少子高齢化が極端に進み、外国人の存在なくしてはもう成長どころか維持もままならない日本経済を直視すれば、外国の人に教育でも住宅でも自由と人権を十分に保障し、お互いが仲良く共存できる社会にする、それしか私たちが生き残る方法はないのです。
日本人ファーストを唱える参政党など排外主義政党と政治家こそが、日本を壊すのです。

実は国民より天皇ファーストな参政党。
【#参政党に騙されるな】カルト参政党はオカルト政党。神谷宗幣代表が「天皇霊っていうのが私はあると思っているので」「霊統をちゃんと継いでいかないといけない」「天皇陛下に側室をやっぱり持っていただいて。」
参考記事
村野瀬玲奈の秘書課広報室さんより
「日本の報道業者が参政党について毎日のように全力で批判するようにならなければ、日本にはもう未来はなくなる、そのくらいの危機感を持っています。参政党の候補者が言う良さげなことだけ抜き出して断片的にコピーペーストだけようであれば、その報道業者のコンテンツは一切信用ならない、そのくらいの警戒心を持っています。オウム真理教を面白がる報道によってオウム真理教の宣伝に協力したような真似を、報道業者は参政党について絶対にしてはならないはずです。(それは、他のポピュリスト政党についても言えることですが...。)」
編集後記
ちょっとすれすれなことをあえて言いますが、だいたい、日本には謙虚さを重んじる謙譲の美徳とか、はにかみとか恥じらいを良しとする文化があるんですよ。
日本ファーストとか日本人ファーストとか厚顔無恥なことは恥ずかしくて言えない、そういう美風を台無しにする気色悪い政党が参政党です。
誇りある日本人ならこういう政党に投票したりしませんよ。
う~~ん、やはり日本人ファーストを批判するのに「日本は~」「日本人は~」といい募るのはダメだな。
そういう感性が参政党にはわかるまい。
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参院選を前に、「日本人ファースト」を掲げる参政党が存在感を強めている。東京都議選(6月22日投開票)では4候補中3人が初当選。政党支持率も急伸しており、他の保守系政党は自党からの支持層流出を警戒する。なぜ今、参政党が支持を拡大しているのか。支持者と専門家への取材で背景を探った。
関連記事があります。
参政党の支持急伸、背景にコメ問題 識者「消費者が食と農に関心」
「減税、積極財政、そして日本人ファーストで外国人問題にしっかりと取り組む」
6月25日、東京都のJR有楽町駅前に、参政党の神谷宗幣代表の声が響いた。数百人の聴衆に交じり、「NO! HATE」「差別するな」と書かれた紙を掲げる人や、手持ちのスピーカーでヤジを飛ばす人もいる。

神谷氏が「外国人差別とは違う。アンチ・グローバリズムなんです、我々は!」と語気を強めると、聴衆から「そうだ」とのかけ声と拍手が湧き起こった。
外国人受け入れ規制、消費税廃止を主張
参政党は2020年、元大阪府吹田市議の神谷氏を中心に政治団体として発足した。地方議員を中心に少しずつ組織を広げ、22年参院選では比例代表で約176万8385票(得票率3・33%)を獲得。神谷氏が当選して初の国会議員が誕生した。得票率2%以上となり、政党要件も満たした。
24年衆院選では比例代表で3人が当選。25年6月末には、日本維新の会を離党した梅村みずほ参院議員が入党を発表し、現在は国会議員5人、地方議員150人が所属する。

参政党の神谷宗幣代表の街頭演説に拍手を送る人たち=東京都千代田区で2024年10月26日午後7時49分、宮間俊樹撮影
参院選では全選挙区に計55人を擁立し、6議席以上を目標とする。公約に「消費税の段階的廃止」「行き過ぎた外国人受け入れ反対」「コメの確保と食の安全」などを掲げ、選択的夫婦別姓や同性婚には反対。日本の伝統的な家族観や歴史・神話教育を重視するなど、保守色が強い。
支持者はどのような期待を重ねているのだろうか。
6月17日、東京都練馬区の練馬駅前。街頭演説に参加していた会社員の男性(65)は、新型コロナウイルス禍でワクチン接種に疑問を抱く中で参政党に関心を持った。
「コロナ禍では外国人が街からいなくなったが、今や観光地は外国人であふれ、都内でもホテル代が信じられないくらい値上がりしている。日本人の給料は30年間上がらず、旅行にもなかなか行けないのに……」
男性は現状への不満を示しつつ、こう強調する。「外国人差別をしようっていうんじゃない。日本の政治家なら日本人のための政治をやってほしい」
同月21日、大田区で街頭演説を聞いていた会社員女性(33)は「国会の左傾化」が気になっていたという。約1年前に新宿で参政党の街頭演説を聞いて「外国人優遇ばかりだ、という自分の考えと同じことを話している」と共鳴した。訪日外国人の増加によるオーバーツーリズム(観光公害)や在日外国人の近隣トラブルなどの報道に接し、もやもやした気持ちを抱えていたという。

参政党の街頭演説で「NO! HATE」などと書かれた紙を掲げる聴衆=東京都千代田区のJR有楽町駅前で2025年6月25日午後6時47分、安部志帆子撮影
「日本はもっと日本人を大事にすべきだ。それは差別ではなく、当たり前のことだと思う」と話す。
自民から「岩盤保守」層が流出
毎日新聞が6月28、29日に実施した全国世論調査で、参政党の支持率は6%となり、5月の2%から急増した。日本維新の会(4%)やれいわ新選組(同)を上回った。
参院選比例代表の投票先を尋ねると、国民民主党が5月調査の14%から10%に下がったのに対し、参政党は5月調査の3%から7%に上がった。
6月15日の兵庫県尼崎市議選(定数42)では、参政党の新人が6938票でトップ当選。自民党の兵庫県連幹部は「選択的夫婦別姓などの問題で『岩盤保守』の票が自民から離れ、参政党や日本保守党に流れている」と嘆く。

開票センターで記者の質問に答える参政党の神谷宗幣代表=東京都港区で2025年6月22日午後10時3分、後藤由耶撮影
参政党関係者は昨秋の衆院選の時より、街頭演説で立ち止まってくれる人の数が増えたと実感している。
識者「コメ価格高騰が追い風に」
支持拡大の背景について専門家はどう考えるのか。
水島治郎・千葉大教授(欧州政治史)は旧来の自民党組織の弱体化に加え、「欧州で反移民や反難民を訴える右派ポピュリスト政党が勢力を拡大したのと同じことが日本でも起きている」とみる。
「外国人の流入によって日本社会が変質してしまうのではないか」と感じた層が、「日本人を守る」というシンプルな主張に共感する構図だ。
欧州では、フランスの「国民連合」やドイツの「ドイツのための選択肢(AfD)」、オランダの「自由党(PVV)」といった極右政党が反移民や反EU(欧州連合)を掲げて勢力を伸ばした。
さらに、水島教授はコメ不足や価格高騰が社会問題になる中、参政党が「食料自給率100%」を掲げたことも追い風になったと分析する。
石破政権幹部は「参政党に票を奪われる」と危機感を強めており、保守層の一部に支持基盤を置く維新や国民民主も票の流出を警戒する。
神谷氏は6月25日の記者会見でこう語った。「古き良き時代の自民党がやろうとしていたようなことを参政党は目指している。70、80代の層に政策が届けば、我々は大いに飛躍する」【安部志帆子】
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