
このところ安倍首相は壊れたレコード(って今は言わないか)、音飛びするCDのように同じことを繰り返し言っているのですが、2016年6月11日の松山市での講演・街頭演説で、民進党と共産党の野党共闘が野合だと批判したうえでこんなことを言っています。
『安全保障関連法を民進党は共産党と一緒に廃止しようとしている。
廃止すれば日米同盟が根底から覆される。
日米の信頼は断ち切られるかもしれない。
こんな人たちに子供の平和と安全を託すわけにはいかない。
無責任な政党に負けるわけにはいかない。』

しかし、無責任なのは安倍首相です。
なにしろ、日本国憲法上、憲法違反の法律は無効であるとはっきり規定されています。
憲法98条1項
この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。
ですから、違憲の法律があれば無効なんですから、これを廃止するのはむしろ国会の義務です。
また、今、提訴されている安保法制違憲訴訟で違憲判決が出れば、必ずこの法律は廃止しなければいけないわけです。
憲法学者の大半が違憲だと言い、元最高裁判事や法制局長官らが次々と違憲だと言っていたのですから、この法律が違憲無効とされるリスクは重々承知で、安倍政権はこの法律を成立させたのです。
しかも、衆院の特別委での採決は不存在というべき強行突破でした。


9・17参院特別委、安保法案を強行採決。そのとき、鴻池委員長の周囲は委員会以外の議員ばかりだった。
議員の『劣化』と議事録の『捏造』が示す、日本における議会制民主主義の『崩壊』を食い止めるのは私たち!
参院安保特別委での強行採決、委員長が何を言ったか「聴取不能」なのに、与党が可決したと議事録に追加。
安倍政権は違憲無効と裁判所で判断される可能性が非常に高い法律を作ったのですから、無責任と言えばこれほど無責任なことはありません。
立法府が、憲法上違憲無効だからこの法律を廃止しますというのは致し方ないことであり、それによって混乱が生じるとしたら(実は元に戻るだけですから混乱なんてないでしょうが)、それはひとえに安倍首相の責任です。
安倍首相には安保法制を廃止するとする野党共闘を無責任だと批判する資格は全くないのです。

責任が取れない人ほどこういうことを言う。
野党共闘は4党での共闘なのに、民進党が共産党と組んだとして、「もれなく共産党がついてくる」というなど、安倍首相は反共主義丸出しになっています。
下のNHKのリンクをクリックして安倍首相の演説をぜひ見てほしいのですが、もう狂乱というか興奮が凄いんです。
大丈夫なのか。
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日本最高のルポライターによる安倍政権の危険性告発。
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「暴挙の安保法制」はなぜ、いかにして、実現してしまったのか?「言論弾圧」「なし崩し」で国民からもついに総スカンを食らった「安保法制ゴリ押し」の基幹―「集団的自衛権行使容認」の形成過程が目に見えて分かる「永田町・霞が関」水面下の記録!
安倍首相が講演 「民進党にもれなく共産党がついてくる」
平和託せぬ民進 安倍晋三首相
毎日新聞2016年6月12日 東京朝刊
安全保障関連法を民進党は共産党と一緒に廃止しようとしている。
廃止すれば日米同盟が根底から覆される。
日米の信頼は断ち切られるかもしれない。
こんな人たちに子供の平和と安全を託すわけにはいかない。
無責任な政党に負けるわけにはいかない。(松山市での街頭演説)
首相 参院選1人区 野党4党候補者一本化は「野合」と批判
6月11日 17時44分 NHK

安倍総理大臣は松山市で街頭演説し、民進党や共産党など野党4党が参議院選挙の1人区で候補者を一本化したことについて、「政策の違いを横に置いた野合だ」と強く批判しました。
この中で、安倍総理大臣は、民進党や共産党など野党4党が今月22日に公示される参議院選挙で、全国に32ある1人区のすべてで候補者を一本化したことについて、「野党統一候補といっても、共産党と民進党の統一候補にほかならない。共産党と民進党が多くの政策の違いを横に置いて一緒になった。普通、これを常識では野合と言う」と述べ、強く批判しました。
また、安倍総理大臣は参議院選挙の最大の争点は経済政策だとしたうえで、「野党は統一した経済政策がないから批判ばかりだ。アベノミクスは、まだ道半ばだが、やめてしまえば4年前に逆戻りしてしまう。私たちはアベノミクスのギアを1段、2段上げ、エンジンを最大限に回していく」と述べました。
さらに、安倍総理大臣は去年成立した安全保障関連法について、「民進党は共産党と一緒になって廃止しようとしている。廃止すれば日本を守ってきた平和を維持してきた日米同盟は根底から覆される」と述べました。
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