
私の父は昨年8月に口腔内、11月には食道のガンの手術を受けました。

特に食道ガンの手術は12時間に及ぶ大手術で、徳岡家にとって最も長い一日となりました。

術後も二度肺炎になるなど、なかなか順調に回復とはいかず、父はまだ入院中です。明るい光は見えるのでしょうか。

「財前君、その後、徳岡元教授のお父さんの様子はどうなんだね」
「まあ、僕が執刀したからには必ず良くなると信じているよ」

「なにかお父さんは食欲がないと聞いたが・・・」
「そうなんだ。食道を切って胃を上に引っ張ってつなげた形になるからね。どうしても最初は食事がうまくいかないものなんだ」
数日後。
「財前君。徳岡君のお父さん、もう毎食、完食らしいじゃないか!さずが、浪速大学の看板医師、財前君だ!」


「いや、そんなはずはない。まだ、とても完食できるわけがないんだよ」
「しかし、現に見てみたまえ。徳岡君のお父さんは見事に全部平らげているじゃないか」


「うそだ。。。この前まで肺炎の後遺症で流動食、嚥下食を食べていたクランケが、おかゆとはいえ、通常の食事を完食できるわけがない・・・なぜだ、なぜなんだ・・」
実は、うちのお袋が、病院に内緒で盗み食いしてしまっていた(実話 汗)

新々 白い巨塔 完。

