
弁護士業・教授業に限界を感じて副業を模索する宮武嶺一家。
イエティ
「ちょっとあなた・・・」
わたし
「えっ!?おしっこくさい?」
イエティ
「う~~ん、うそうそ、大丈夫」
わたし
「デビュー第一作は、『残尿感』にしようか」
イエティ
「はっはっは!」
わたし
「それで第二作が『加齢臭』」
イエティ
「は~はっはは!!」
わたし
「三文字熟語でデビューから来て、次が難しいな。『痴呆症』・・・急速に高齢化が進んでるな。ここで初めてのスランプやな」
未来
「なんの話してるの?教えて!」
イエティ
「お父さんの書く小説の題名考えてるの」
わたし「えええ!!ちがうがな!!歌、歌!CDシングルのデビュー作考えてるんやがな。
♪おしっこが~~出ない!おしっこが出ない!確かにそこにあるのに、あるはずなのに~~~いくら振っても出ないいいい~~~~!♪」
イエティ
「はっはっは。jamzipさんに曲作ってもらったら?」
わたし
「いや、今みたいに、絶叫調フォークでしょう、やっぱり」
イエティ
「『あらびき』に出たらいいのよ!絶対受けるって。中高年の悲哀を歌う弁護士!東野が突っ込んでくれるって!」
あらびき団 TBS・毎日放送水曜日深夜
東野幸治・藤井隆の2人が、他の番組が紹介しないような斬新な芸人、大道芸人、マジシャン、何か一芸に秀でた「すごい素人」など、新たなエンターテイナーを発掘する番組『あらびき団』。
未来
「私も出たい!」
イエティ
「未来は周りでダンス踊るねん。『残尿感』を歌うお父さんの周りで」
未来
「未来がダンスも歌もしたい!」
わたし
「ほんなら、お父さんのすることないやん」
イエティ
「そしたら、あなたと未来がそれぞれに『あらびき』に出て、デビューして、実は親子でした、と」
わたし
「2人が真実を明かした後結成するユニット名は『ぎっくり腰』」
イエティ
「いいわいいわ!あらびきに出るだけなら、弁護士会の懲戒処分とかないでしょ?」
わたし
「懲戒はないけど、村八分や。もう全弁護士、『宮武はん?徳岡はん??知りまへんなあ』って、感じや。」
イエティ
「別にいいじゃないの」
わたし
「(俺のこれまで築いた人間関係はどうなる!)
だいたい、あの番組だって、苦節5年10年の芸人さんを先輩が面白いって番組に売り込んでくれてるんやって。ずぶの素人が出る番組ちゃうで」
イエティ
「でも、いつも、あらびき探偵団募集中って宣伝してるよ。出られるよ!」
わたし
「『たかじんの・・・」でもビビッて出られない俺が、『あらびき』に出られるわけないだろ!!!」
いつか、「あらびき」で、「残尿感」、ないし、「加齢臭」というフォークソングを歌っている人がいたら、それはイエティに強要され、変装して出演している私です。応援してください。