この記事ではRaspberry Pi Imagerの基本的な使い方とOSインストール時にWi-Fiの接続設定と他PCからアクセスできるように(SSH接続)設定する方法について記載しています。

久々にRaspberry Piを一からセットアップする機会があったので、Raspberry Pi Imagerを使用してOSをSDカードに書き込んでみました!Imagerも進化しておりどうやらインストール時点でユーザーを作成したり、Wi-Fiの設定を行ったりできるようで、インストール後にわざわざRaspberry Pi本体にキーボードとマウスを挿して、HDMIを挿して、、、としなくてよくなったようです!かなり画期的になっていたので記事に起こしてみました。
この記事でできること
- SDカードにOSをインストールするための
Raspberry Pi Imagerを使えるようになる - 追加設定で、Wi-Fiの接続設定とSSH接続の有効化ができるようになる
- 他追加設定を行うことができるようになる
手順
Imagerのインストールから各種設定などを進めていきます。
Raspberry Pi ImagerをPCにインストールする
まずは以下の公式サイトから最新のRaspberry Pi Imagerを取得します。

画面をちょっとスクロールしたところにInstall Raspberry Pi OS using Raspberry Pi Imagerという段にDownload for Windowsや他のOSのダウンロードリンクがありますので、クリックしてファイルを保存します。
ダウンロードしたファイルを実行するとインストール画面になりますが、特に設定することもないのでそのまま進めていけばインストールは完了します。
Raspberry Pi Imagerを開く
インストール完了時に、Launch ...にチェックが入っていればそのまま起動します。Windows機の場合、windowsキーを押してスタートメニュー内でraspberryと入力すれば出てくると思います。

開くとこんな感じです。この記事を作成して時点では1.7.2のバージョンを使用しています。どうせ英語なんだろうな...と思って開くとしっかりと日本語化されていますね!
OS、ストレージを選択する

設定画面を開くためにはOSを選択する必要があります。特にこだわりがない・よくわからないという場合は一番上あるRaspberry Pi OS (32-bit)を選択してください。(Recommended)ともあるので一番基本となるOSですね。
OSを選択した後はインストールするストレージを選択します。SDカードをリーダー等に差し込んで認識させます。CやDドライブのようなPCのHDDやSSDが表示されないので安心です。
設定画面を開く

画面右下の⚙マークを選択すると、インストール時の設定をいろいろ替えることができます。上から順番に見ていきましょう。
ちなみに項目の左側にある四角を選択することで有効化できます✅
ホスト名
ホスト名を変更することができます。デフォルトではraspberrypiとなっています。今回新たに作成するRaspberry Pi端末に名前を付けることができます。特にこだわりがない場合や、同一のWi-Fi等のネットワーク内で複数台のRaspberry Piを使用しない場合はそのままでも問題ありません。
今ここで設定しなくても、Raspberry Piを起動した後から変更することができます。
SSHを有効化する
今作業しているPCからネットワーク越しにアクセスするために有効化する必要があります。パスワード認証を使うの方を選択してください。
ユーザー名とパスワードを設定する
ここでは最初に作成されるユーザーのユーザー名とパスワードを変更することができます。デフォルトではユーザー名:pi、パスワード:raspberryとなってるはずですが、外部公開する場合はこのままだと非常に危険なため変更しておきます。自分のユーザーを作ったほうが愛着も湧く(はずです)。
設定したユーザー名とパスワードは後で接続する時に必要なため覚えておきましょう。
Wi-Fiを設定する
Wi-Fiを設定するの項目では、接続するWi-Fiとパスワードを設定します。おそらく今現在作業しているPCが接続しているSSIDとパスがそのまま入っているはずなので、そのままでWi-Fiを設定するの左側にある✅をクリックしてチェックしておきます。
Wi-Fiを使う国はJPを指定してください。そのまま(GB(イギリス))でも問題はありませんが、Wi-Fiで使用するチャンネルを指定しているようです。
ロケールを設定する
ここではRaspberry Piのタイムゾーンと入力端末のキー配置を設定できます。タイムゾーンはAsia/Tokyoを選択してください。
キーボードレイアウトは、普通のJIS配列キーボード(エンターキーがテトリスみたいなもの、@キーがPの横にある)の場合は、jpを選択してください。US配列キーボード(エンターキーが横一直線、@キーが2のとこにある)の場合はそのままusを選択してください。
書き込む
設定が一通り完了したら書き込むボタンを押して、確認ポップアップをOKして10分ほど待ちます。
出来上がったSDカードをRaspberry PiのSDカードスロットに挿しこみ電源を入れます。
SSH接続でアクセスしてみる
電源を投入して数分待ってからSSH接続を行ってみます。SSHでの接続方法はこのあたりの記事を参考にしてください。
コマンドプロンプトを開いて、ssh [ユーザー名]@[ホスト名].localで接続できます。先ほどの設定画面で、ユーザー名をtaneyats、ホスト名をraspiとしていた場合、以下のようなコマンドとなります。
$ ssh taneyats@raspi.local
フィンガープリントを保存してパスワード認証が成功すれば完了です。これでRaspberry Pi本体にはノータッチで接続まで完了となります!
アクセスできない場合、無線ルーターに接続できているかチェック
Raspberry Piが上手くWi-Fiに接続できていない状態で、SSH接続しようとするとこんな感じのエラーがターミナル上に表示されると思います。
$ ssh taneyats@192.168.xxx.xxx ssh: connect to host 192.168.xxx.xxx port 22: Connection timed out
まずは無線LANルーターの設定画面を開いて、接続できているか確認します。無線LANルーターの設定画面を開く方法は機種によってまちまちなので各説明書などを参考にしてみてください。

ウチのASUSのルーターであれば、接続できている場合こんな感じで表示されます。接続できている場合、割り当てられているIPアドレスが分かるのでIPアドレスを指定してSSH接続をしてみます。
$ ssh taneyats@192.168.xxx.xxx
それでもダメな場合は、設定の段階でSSH接続の有効化を忘れている可能性があるので、もう一度OSを手順通りにインストールし直してみてください。
ルーターにも接続できていない場合は、設定画面のWi-Fiの部分(SSIDかパスワード)が間違っている可能性があるので、最初から再度トライしてみてください。
最後に
以上でOSのインストールおよびWi-Fiの設定などが完了しました。今まではOSのインストール後にRaspberry Piをモニターに接続して設定して...とかなり面倒だったのですがImagerを使用したらメチャクチャ簡単に設定できました。
ただし、この設定のままだとIPアドレスが固定されていない状態となります。Raspberry Piや無線LANルーターを再起動したりすると割り当てられているIPアドレスが変わってしまう可能性があるので、そこは別途設定してあげる必要があります。以下の記事に設定方法を書いていますので参考にしてみてください。