自閉症スペクトラム障害
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自閉スペクトラム症(ASD)の主な特徴
- 社会的なコミュニケーションの難しさ: 相手の気持ちを汲み取ることや、表情・非言語的なサインを読み取ることが苦手。
- 対人関係・社会的相互作用の障害: 人と目を合わせるのが苦手、会話が一方通行になりやすい。
- 限定された興味・こだわり・行動: 特定の物事に熱中する、予定の変更に大きな不安やパニックを感じる。
- 感覚の偏り: 音、光、触覚、匂いに対して過敏または鈍感な場合がある。
- 個人差と連続体: 症状は軽度から重度まで連続(スペクトラム)しており、知的な遅れを伴う場合も伴わない場合(旧アスペルガー症候群など)もある。
原因と発症時期
- 先天的な要因: 生まれつきの脳の神経伝達物質や機能の異常であり、しつけや環境が原因ではない。
- 発症時期: 乳幼児期(1歳半頃〜)からサインが見られ、成長して環境が複雑になると顕著になる(大人になってからの診断も増えている)。
支援と対応
- 早期発見と適切なサポート: 特性を理解した関わりや環境調整が有効。
- 医療・福祉の利用: 療育、ABA(応用行動分析)、必要に応じた薬物療法。
- 障害者手帳の取得: 障害特性により生活や就労に困難がある場合、支援やサービスを受けやすくなる(精神障害者保健福祉手帳など)。
各種タイプ(旧分類)
現在ではすべて「自閉スペクトラム症(ASD)」に統合されているが、かつては以下のように分類されていた。
現在ではすべて「自閉スペクトラム症(ASD)」に統合されているが、かつては以下のように分類されていた。
- 自閉症: 知的障害や言語の遅れを伴うことが多い。
- アスペルガー症候群: 知的障害や言語の遅れがない。
- 特定不能の広汎性発達障害: 上記に当てはまらないが特徴を持つ。
早期に適切な対応と周りの理解があれば、本人の能力を伸ばし社会生活の困難を軽減できる。