若者の「YouTube離れ」が進行中…増え続ける「Z世代」がYouTubeのかわりにいま最も熱中するアプリ
■なぜTikTokが支持されるのか TikTokは15秒〜1分程度の「ショート動画」が、投稿・閲覧できるアプリです。 ユーザーが音楽に合わせて踊る「踊ってみた」動画がバズったことから「ああ、ダンスのあれね」と思っている方がいるかもしれませんが、「ファッション」「コスメ」「グルメ」「癒し系」などからビジネス知識を紹介するものまで、ジャンルは多岐にわたります。 同じようなショート動画のコンテンツはYouTubeやインスタグラムにもありますが、TikTokが支持される理由は、コメント欄の反応も含めて“よりリアルに近いものが見られる”ところにあると私は分析しています。 たとえば、最新の家電や美容アイテムなどを購入する際には、実際の使用感を短くまとめた「レビュー系」の動画をチェックします。このときに閲覧者が警戒するのは、ステルスマーケティングや仕込みでしょう。発信者が企業から商品提供や制作費を受けて作られた動画(いわゆる案件)だと、忖度が働いて本音が語られていない可能性があります。 このときにコメント欄の「私も買ったけど××だった」などの一般ユーザーの本音が参考になるのです。ほかの動画サイトにもコメント欄はありますが、TikTokの特徴はコメントハードルの低さにあります。 YouTubeのアカウントはGmailをはじめとしたGoogleのアカウントと結びついており、自分がコメントすると友人や知人にも見られてしまうかもしれません。 インスタグラムは、さらにその傾向が顕著です。基本的には自分の身の回りで出合ったキレイやカワイイなど“映(ば)え”を意識した写真を見てもらうアプリですから、そのアカウントで辛辣な意見やネガティブなコメントを書くには抵抗があるのです。 その点、TikTokは閲覧専用でアカウントを持っている人が圧倒的に多く、顔見知りとフォロー/フォロワーの関係で繋がってもいません。それだけに、コメント欄に本音を書きやすいのだと思います。