今回は採用面接は最初の5分で9割決まる話です。
人事の採用面接の専門家によると、
「大企業に入れば一生安泰」という常識が崩れた現代、個人の市場価値を高めるためには「1位にチャレンジする思考法」が必要だと語る。
ビジネスパーソン「あるある」の悩みを専門家にぶつけてみました。
○採用は最初の5分勝負
今回は、「採用面接」がテーマです。
どんなに優秀でも「うちには合わないな」と思う瞬間とは、どんなときでしょうか。
実は、採用面接がたとえば30分だとしたら、最初の5分で採用・不採用を大方決めている場合がほとんどです。
言語化が難しいのですが、最初の雰囲気って、やっぱり大事です。
挨拶の仕方や話し方など、これが正解というものがあるわけではないのですが、「この人はアンカーにいそう」と思えるかどうかですね。
いろいろ質問はさせていただきますが、カルチャーマッチがあるかどうかは最後は「感覚」だと思うので、
最初の5分で感じたことを軸に、残りの25分で、自分の感覚を確かめる質問をします。
実際に8~9割の場合、最初の印象と30分後の印象は同じ場合が多いです。
時には、「最初はちょっと緊張していただけだったな」と、後半で印象がよくなるケースや、
逆に「最初はすごく合うと思っていたけど、よくよく話を深く聞いてみると違ったな」と、ミスマッチを感じる場合もあります。
採用・不採用に絶対の基準はないですが、強いて言うなら「質問がない人」です。
というのも、今の私たちがほしい人材は、「アンカーに対して興味がある人」です。
「最終的に、アンカーでこういうことがやりたいんだ」というのがあるかないか。
それが自分のキャリアの軸と合っているのかどうか。
アンカーに入ることが目的になってしまったら意味がないので、入った後、こういうことを一緒にできたら面白いね、
というビジョンが多少はないと、厳しいかなと思っています。
アンカーは今、ベンチャー企業等から、より大きな大企業へ成長していく上での過渡期にいます。
そんなとき、300億円から1000億円規模に伸ばすまで、一緒にやりたい、
というパッションが少しでもある人とない人とでは、売上の伸びはかなり変わってくると思っています。
仕事の時間は人生で占める割合も多いですし、受ける企業に興味があれば、質問はあるはずです。
特に、代表に対して質問が1個もないということは、興味が高いようにはあまり思いません。
一人で完結するような仕事ならいいのですが、ほとんどの企業では、多くの仕事はチームで行います。
そのため特によくないのは、その人の部下が増えた場合です。
チームメンバーは、どうしても上司の影響を受けやすい。
「アンカーとか別に興味ないし、テキトーに仕事しとけばいいよ」というマネージャーの下で、「自分は上司以上にやる気を持って働こう」と思うのは難しいかなと思います。
そういう人が上に立ってしまうと、近くで働いているメンバーにネガティブなやる気やパッションが伝播していき、組織が不健康になるばかりです。
短期的には、「優秀な人ならそれでいい」という考え方もありですが、中長期的には、デメリットが生まれます。
一番の問題は、「仕事を最後までやりきる」のが難しくなることです。
仕事でプラスを積み上げるよりは、そつなくやるためマイナスが少ない人は、
合理的に仕事はできるが、それはアンカーのバリューの一つである「エクセレンス(期待を越えよう)」の実践が弱いため、
Aは取れるけど、A+は取るのは難しいかもしれません。
最低限ポジションごとに必要なビジネススキルや言語レベルはあると思います。
しかし、入社時点で能力面で不足があっても、パッションが高い人であればそのギャップを埋める努力ができますし、周りのメンバーにもポジティブな影響があると思います。
こちらからは以上です。お読みいただき、ありがとうございました。