生成AIが照らし出す、飾らない夫婦の日常
家族が撮る写真にしか写らない距離感
リビングのソファに二人で並んで座っているところを、マキが何気なくスマホで撮っていたりする。

しっかり、記念スナップ写真にしちゃったりする。
気づかないうちに撮られたり、そんな写真の中から、雰囲気のいいものを選んで、たまにブログに載せる。
気取っていない、いつもの僕たちの記録だ。

言われて、かしこまって撮らされる時もあります。
キッチンに立つマユミと、変わらない時間
ボクは、キッチンに立つマユミをぼんやり眺めていた。
ラフなスウェットにTシャツ。特別な用事のない日は、いつもこんな格好だ。

鍋をかき混ぜるたびに、さらさらの髪が肩で揺れる。すっぴんの横顔は柔らかくて、見ているだけで気持ちが落ち着く。
生成AI時代だからこそ残したい「加工しない日常」
来客があれば上着を羽織り、なければそのまま。
「ヒロ、もうすぐできるからね」
その一言で、夜がちゃんと進んでいく。
鍋をのぞき込みながら、マユミが声をかける。
クリームシチューのやさしい匂いが、リビングまでふわっと広がってくる。
「ありがとう」
そう言うと、マユミは鍋から目を離さずに、「何言ってるの。当たり前じゃん」
と、少し笑いを含ませて返してきた。
写真と文章で残す、いつもの夜
やがてシチューができあがり、三人でテーブルを囲む。
一口食べると、野菜の甘さとクリームのまろやかさが、ゆっくりと口に広がった。
「美味しい」
そう言うと、マユミは腕を組んで、少しだけ得意そうな顔をする。

「でしょ。今日は、特にうまくできた気がするんだよね」
その表情が可笑しくて、ボクは思わず笑ってしまう。
「何、笑ってるの」
そう言いながらも、マユミは照れたように、でも満足そうに微笑んだ。
何でもない夜。
特別な出来事は何もないけれど、こういう時間がいちばん大切なんだと思う。
ブログに載せるのは、思い出を誇示するためじゃない
窓の外はすっかり暗くなっているけれど、部屋の中はあたたかい。
テーブルの向こうにはマユミがいて、たぶんさっき、マキが撮った写真には、この空気ごと写っている。
それで十分だと思えた。
だから今日も、いつもの一枚を、静かにブログに載せる。
実生活では、マユミとマキの写真だけで、500枚入りのアルバムが7冊にもなる。リビングの棚に並んだそれらを、ふと手に取っては、あの頃に戻るように眺めている。