不自由な恋を選んだ理由──“普通の女性”が献身を選ぶとき:過去日記番外編
第7章:選ぶこと、続けること──“ふたりらしさ”のかたち
「このまま、ずっと一緒にいられるのかな」
マユミがそう口にしたのは、特別な夜でも、記念日でもなかった。
コンビニ帰りに買ったアイスを分け合いながら、ふたりでベランダに座っていたときのことだ。
ボクは少し考えてから、「いられると思うよ」と答えた。
それは約束でも宣言でもなく、ただの実感だった。
マユミは、ヒロのその言葉に安心したように笑った。
「うん、そうだね。なんか、そういう気がする」
ふたりの時間は、何かを乗り越えた先にあるものではなく、日々の選択の積み重ねだった。
誰かに認められる必要も、証明する必要もない。
ただ、今日も一緒にいる。それだけで、十分だった。
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