- 🌅 プレゼン当日の朝、少し早い目覚め
- 🍞 ふたり分のサンドイッチと、さりげない気遣い
- 🗓️ 予定変更の知らせと、会社の配慮
- 💍 結婚前から続く、支え合いのかたち
- 🧑🤝🧑 世間の目と、ふたりのリズム
- 🎭 プロデューサーと主演で、今日を歩く
- 🚶♂️🚶♀️ 世間よりも、自分たちの呼吸を信じて
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🌅 プレゼン当日の朝、少し早い目覚め
プレゼン当日の朝。
目覚ましより少し早く目が覚めた。カーテンの隙間から差し込む光が静かで、穏やかだった。
体が軽い。ちゃんと休めたのかもしれない。
隣でマユミも目を覚ましていた。彼女は髪をまとめながら、小さく笑った。
「今日は、出られそう?」
「うん。たぶん大丈夫」
🍞 ふたり分のサンドイッチと、さりげない気遣い
彼女は頷き、キッチンに向かう。パンとレタスを並べて、ふたつ分のサンドイッチ。
「プレゼン資料、カバンに入れてあるよ。忘れそうだったから」
いつものようで、少しだけ特別な朝。
準備が整う頃、マユミがひと言。
🗓️ 予定変更の知らせと、会社の配慮
「会社、ヒロの体調を考えて余裕とってスケジュール組んでてくれたみたいで、プレゼン来週でお願いしてくれたんだって」
「ほんとに……?」
「ヒロのプロジェクトだもん。ちゃんとしたいって。だから、今日は顔出しだけでいいって」
その言葉が、何よりありがたかった。
「本当に助かる」
今の会社は昔よりずっと良くなった。それでもやっぱり、マユミの支えがあってこそだと、心の底から思う。
💍 結婚前から続く、支え合いのかたち
結婚する前から、マユミはずっとボクを支えてくれている。
普通なら、負担に思ってもおかしくない。
献身的すぎる関係は、どこかで途切れてしまうことも多い。
なのに、マユミは変わらず隣にいてくれる。
🧑🤝🧑 世間の目と、ふたりのリズム
世間から見れば、ボクはマユミに甘えているように映るかもしれない。
「彼女が大変そう」「そんな環境に進んで飛び込むなんて普通じゃない」と思う人もいるだろう。
たしかに、結婚前からわかっていたはずの困難に、自ら寄り添い続けるのは珍しい選択かもしれない。
でも、マユミにとってそれは“負担”ではなく“選んだ日常”だ。
彼女は支えることで一方的に疲れてしまう人ではなく、誰かと同じ歩幅で並ぶことに喜びを見出せる人だから。
そしてボクもただ受け身ではいない。
体調が安定しているときには、家事や細かい事をを引き受ける。
仕事の現場では、技術的な事でデザインや企画でチームを引っ張る。
マユミが安心して挑戦できるように、舞台を整えるのはボクの役割だと思っている。
彼女が支えてくれる分、ボクも彼女を支えている。
形は違っても、ちゃんとバランスが取れている。
世間からすれば「変わった夫婦」に見えるかもしれない。
けれど、甘えているのではなく、互いに支え合える形を見つけた結果がいまなのだ。
玄関を出る前、ふたり並んで靴を履いた。隣にいるマユミが、まるで体温みたいに自然だった。
🎭 プロデューサーと主演で、今日を歩く
「じゃあ、行こうか。プロデューサーと主演で」
彼女の言葉に、ふっと笑ってしまった。
並んで会社へ向かう朝。
🚶♂️🚶♀️ 世間よりも、自分たちの呼吸を信じて
世間の基準に沿うかどうかより、ふたりで築いた呼吸のリズムを守れるかどうか。
その答えを、今日も確かめながら歩いていく。
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