- 走り書きの短い日記。意味不明な断片も、AIと一緒なら物語に変わる
- 書いた本人ですら「なんじゃこりゃー」と思う断片日記
- 初期の恋愛と「断片日記」から蘇る思い出
- デザイン大会と差し入れ、そして「暗号」になった日記
- 断片日記は「未来の自分への暗号文」
- AIと一緒に解読する「半分フィクション」のブログ
- 暗号を解読しながら思い出を更新していく
走り書きの短い日記。意味不明な断片も、AIと一緒なら物語に変わる
当時、やっていた実際の日記(html)データとして残っている。
こんな感じの日記ですが、当時はネットリテラシーも低く本名でネット上に晒すのはいけないという恐怖心でマユミのことを紀香と名乗っていた。ボクは@Zeroとして、でも本名は知られていた、コメント欄でヒロと表示されている。今はフルネーム以外ならと思っている。
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書いた本人ですら「なんじゃこりゃー」と思う断片日記
読んでいる人には、きっとよく分からない日記だと思います。
書いたボクですら「何でこんなこと書いたんだっけ?」と首をかしげることが多いくらい。
断片的で、映像のように蘇るものもあれば、すっかり霧の中みたいに忘れてしまったものもあります。
あの頃は体力的にもきつくて、寝る前に布団の中で「今日はこんなことがあったな」と携帯で走り書きするのが精一杯。
携帯打ちのキーは打ち間違えると最初からやり直し。面倒で長文は無理。
セリフだけの日記も多く、今読み返すと「なんじゃこりゃー」と笑ってしまいます。
初期の恋愛と「断片日記」から蘇る思い出
そんな日記の中には、マユミとまだ距離を縮め始めた頃の記録があります。
会社では「さん付けで呼ぼう」という話になったのに、彼女はわざとらしいくらい「ヒロさん、ヒロさん」と連呼。
おかげで余計に目立ち、周囲の耳にも届く。あれは妙なアピールでした。
マユミの誕生日にはプレゼントを渡そうとしたけれど、事故渋滞で駐車場で渡せず、勤務中に外でこそこそ手渡し。今となっては笑い話です。
デザイン大会と差し入れ、そして「暗号」になった日記
デザイン大会の会場では、マユミが温かいお饅頭を差し入れに来てくれました。
黒とグリーンのコーディネートでお洒落に現れて、会場で一番目立っていたのは差し入れよりも彼女自身。
また、違うチームの男性が上司に「マユミさんは帰ったんですか」と尋ねてきたことも。
ボクとしては「いや、何でそんなことわざわざ聞くんだよ」と心の中で突っ込むしかありませんでした。
会社で時々見かける顔で、同じビルに入っている違う会社の男性だ。
多分マユミとの仕事上の交流もあると思う。
まあ、マユミはそこにいるだけで十分にアピールしてしまう人だから、寄ってくる人が多いのも仕方ないんです。
日記には「他の奴、聞いてきた」とだけ。まるでミステリーの伏線のようですが、その一言で当時の場面と自分の心の突っ込みまで鮮明に蘇ります。
断片日記は「未来の自分への暗号文」
例えば日記には「ヒロさん×4」「渡せず」「饅頭。黒と緑。目立つ」とだけ残っている。
一見意味不明でも、今読むと映像とともに蘇る。彼女のおどけた声、事故渋滞の焦り、湯気の立つ饅頭まで、断片は不思議な再生力を持っています。
日記は「完成品の物語」ではなく、「未来の自分への暗号文」。読み返して笑ったり、突っ込んだりできるゆるさこそが過去日記の魅力です。
AIと一緒に解読する「半分フィクション」のブログ
今のボクは、17年前のその暗号をひとつずつ思い出しながら、裏側の情景や心の動きを思い出し補って文章に書き起こして生成AIに渡し、AIから返ってきた文章を何度も校正し違和感があればやり直し。
そうやって断片は少しずつ物語の形を取り戻していきます。
だからこの日記は、正確に言えば半分フィクションです。事実に記憶の補修とAIの言葉を混ぜた再構成のブログ記事。
当時の体温だけは守りたい──そんな思いで仕上げています。
暗号を解読しながら思い出を更新していく
暗号は暗号のままでも美しい。けれど、ときどき解読してみるのもいい。
走り書きの短い言葉がいまの言葉で息を吹き返す。そのたびに「確かにこんなこともあった」と笑ってしまうのです。
これからもAIと一緒にページをめくり、過去のボクが残した不器用な記号にいまのボクが言葉を足していこうと思います。
そうやって笑いながら思い出を更新していけたら十分です。