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午後の休憩時間とマグカップの優しさ!給湯室で見つけた静かな想い:過去日記166

給湯室で交わす小さな会話と、たまたまじゃない記憶

午後の休憩時間。

ボクは、給湯室の棚をのぞき込みながら、自分のマグカップを探していた。

「あれ……ないな」

そのとき、後ろから聞き慣れた声がした。

ImageFXマユミ

「ヒロ、カップないの?」

振り返ると、マユミが手に何かを持って立っていた。

「たぶん、誰かが間違えて使っちゃったのかも」

「……これ、使って」

ImageFXマユミ



差し出されたのは、以前ふたりで立ち寄った雑貨屋で「かわいいね」って話した、あのマグだった。

「え、これ……覚えてたの?」

「ううん、たまたまよ。たまたま……ってことにしといて」マユミは少しだけ口元をゆるめて、ヒロの分のコーヒーを給湯機の前でそっと淹れはじめた。

その背中を見ながら、ボクはふと、ひとつ息をついた。給湯室の、午後の静かな光のなかで、マユミの肩がほんのり揺れて見えた。

🍵マユミのモノローグ──「ほんとは、覚えてた。」

ヒロのカップがないって聞いたとき、ふと頭に浮かんだのが、このマグだった。

あの雑貨屋で、ヒロが笑いながら「かわいいじゃん」って言ってたの、ちゃんと覚えてるよ。忘れるわけない。

あのときはまだ、ヒロと恋人じゃなかったけど、なんとなくね……この人とは、長い時間を過ごすんじゃないかな、って思ったんだ。

それで、あとからこっそり買ってたの。“いつか、あげるときが来るかな”って。

まさか、今日になるとは思わなかったけど。

たまたま――なんて言ったけど、ほんとは、たまたまなんかじゃないよ。

ヒロの疲れた背中が見えるときは、なるべく静かに、そばにいたいって思ってる。強がりで、気づかれたくないの、ヒロの方なんだから。

だったら私は、気づいてるって顔をしないで、こうして、そっと、あたたかいものを淹れてあげたい。

それだけで、少しは伝わるといいな。

――この気持ち。

🍵ヒロのモノローグ──「“さりげない優しさ”って、こういうことなんだろうな」

まだ、付き合ってるわけでもないのに。

マユミは、ボクのことをちゃんと見てくれている。何気ないタイミングで、さっと差し出す“あのマグ”。

それだけで、心の中にすっと風が吹くような、あたたかさが広がった。

自分のことより、ボクのこと。マユミって、いつもそう。

さりげないけど、確実に、ボクの心に届くように行動してくれる。

O型の女性って、こういう人が多い気がする。相手を見て、空気を読んで、少し先回りしてくれる感じ。

ただ優しいだけじゃなくて、強さも、思いやりも、芯のあるやさしさもあって。そんな彼女が隣にいてくれること。

ただ、それだけで、ボクは――ちょっとがんばれる。今も、これからも。

 

SEASONS この温かい物語を読んで、浜崎あゆみさんの曲で思い浮かぶのは「SEASONS」です。「SEASONS」が浮かんだ理由「SEASONS」は、過ぎゆく季節の中で変わらない大切なものや、そっと寄り添うような温かい愛情を感じさせる曲です。物語の中で、マユミがボクへの特別な思いを「たまたまじゃない記憶」として大切にし、さりげなく寄り添う姿は、まさにこの曲の世界観と重なります。特に、マユミが「いつか、あげるときが来るかな」とマグカップをこっそり買っていたこと、そして「ヒロの疲れた背中が見えるときは、なるべく静かに、そばにいたい」と願う気持ちは、「SEASONS」が歌う時間の流れの中での愛情の育みや、そっと相手を思いやる心情に通じるものがあります。また、「強がりで、気づかれたくないの、ヒロの方なんだから。だったら私は、気づいてるって顔をしないで、こうして、そっと、あたたかいものを淹れてあげたい。」というマユミのモノローグは、言葉にしなくても伝わる深い愛情や、相手を尊重する優しさを感じさせ、「SEASONS」の持つ包み込むような温かさと響き合います。

 
 




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