💼🍫【社内恋愛・職場夫婦の甘いひととき】午後3時の“こっそり差し入れ”が可愛すぎた話
午後3時、社内がすこし緩む時間。
マユミが、デスク越しにそっと視線を送ってくる。

「ヒロ、ちょっと来て」
呼ばれるがまま、会議室の扉の陰にまわると、マユミが小さな紙袋を差し出した。
「これ。コンビニの限定チョコ。今日のヒロ、がんばってるから」

「……なんで、わざわざ隠れて?」
ボクが笑いながら聞くと、マユミはふふっと肩をすくめた。
「デスク越しに渡してもいいんだけどね? でも、そういうのって……ちょっと、つまらないでしょ?」
そう言って、わざと小声で「ここだけの話ね」なんて言うものだから、ボクはつい顔がゆるんでしまう。
もう、会社には公表してる。ボクらが夫婦だってことも、みんな知ってる。
それでもマユミは、こういう“おふざけ”をやめない。
わざわざ、こんなこと考える。
家では“いつもの顔”なのに、会社では少し違うマユミになる。ちょっと演出が入る感じで。
それが、なんだか嬉しくて。……キュンとする。
今更だけど、また惚れ直す。
「……あのね。あとで感想、ちゃんと聞かせてね?」
そう言って笑うマユミの顔に、ボクはやっぱり今日も救われた。
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