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『休日のほっこり散歩とやさしい時間』:過去日記151

☀️『晴れた休日、本屋までのほっこり散歩と夫婦のやさしい時間』

休日の朝。カーテンの隙間から、やわらかな陽が差し込んでいた。

いつもよりゆっくりと目を覚ましたボクは、枕元のマユミの寝息を確認してから、そっとベッドを抜け出した。

今日はいい天気だ。風も穏やかで、空はすっかり初夏の色をしていた。

顔を洗い、歯を磨いていたら、マユミが起きてきた。

「ヒロ、今日起きるの早かったのね」

「うん、マユミ、ちょっと本屋行ってくるね」

リビングに行くと、マユミがコーヒーとこんがり焼いた厚切りにしたトーストを用意してくれていた。

いつも、マユミはボクの好きなバタートーストを作ってくれる。

「マユミ、また新しい案件が来るから、その資料用にデザインの本を買おうと思うんだ。ちょっと高いけど、いいかな?」

「……仕方ないよね。会社が買ってくれればいいのに。今までだって、勉強に使った本、全部ヒロの自腹だったもんね、仕事に必要だからって1日で1万円分の本買ってきた時は、エッって思ちゃったし!」

マユミは少し早口になって、プンプンと口をとがらせた。

「ほんと……会社にお金を“あげてる”ようなものよ。すごくお金、かかってるんだから、知らん顔する会社もすごいよね!」

「うん……でも、もうすぐ変わってくると思うよ。最近はコンプライアンスも重視されてきたし、きっと」

「……あ、ヒロ、ついでにこの雑誌、見てきてくれる?」

スマホの画面を差し出してくるマユミ。そこにはファッションとコスメの特集雑誌が映っていた。

「了解。あれば買っておくね」

「お願い、ありがとう」

ImageFXマユミ

玄関でスニーカーを履きながら、ボクはふと、久しぶりに散歩がてら歩いて行こうと思った。

仕事でいつもPCと向き合ってばかりだし、こういう日くらい、空でも見ながらのんびり歩くのも悪くない。

アスファルトに影がくっきりと伸びて、すれ違う親子連れや犬の散歩中の人たちが、どこかみんな笑顔だった。

ボクはよく行く本屋○○堂までの道すがら、咲きはじめた紫陽花や、道端に置かれたプランターのトマトの苗に目を留めたりしながら歩いた。

ImageFX本屋

こういう「何でもないもの」が、ボクには一番、やさしい風景に見える。

本屋に着いて、目的のデザイン書を手に取る。

ページをめくるたび、色やフォント、レイアウトの工夫に見入ってしまう。

ImageFX本屋

それはもう、ちょっとした小旅行みたいだった。

マユミに頼まれた雑誌も雑誌コーナーに行って探した。

ImageFXマユミ

なかなか、女性誌のコーナーは来ることがないし、女性の方たちばかりだから遠慮するね、1冊だけありました、見つかって良かったので、早速レジへ。

ImageFX本屋

会計を済ませて、袋を見て「重たいかもな」と思いつつも、それすら今日は心地よく感じた。

帰り道、公園のベンチで少し腰掛けていると、スマホが鳴った。

マユミからのメッセージだった。

「お日様に照らされたヒロが、どこかにぼーっと座ってる気がして送ってみた。もうすぐお昼だよ〜」

ImageFXマユミ

ふふ、と笑ってボクは返信する。

「読んでたら長居しちゃった。そろそろ帰るよ」

カメラロールには、ベンチの上に置かれた本の背表紙と、遠くに見える木漏れ日の写真が残った。

ほんのちょっとの徒歩で20分弱の、遠出。

でも、こんな風に自分のペースで歩いて、帰ればマユミが「おかえり」って笑ってくれる――

それだけで、今日という日は、十分に「いい日」だった。

 

 




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