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新生活のはじまり、今日から、ここが私の部屋か:過去日記104

「今日から、ここが私の部屋か…」

引っ越しトラックの扉がガコンと開いた瞬間から、胸の奥がふわっとざわめいた。
何十回と想像していた「新生活」。

ImageFX彼女!過去日記引っ越し屋

でも、実際に始まるとなんだか映画のセットみたいで、現実感がふわふわしている。

お姉ちゃんと、お母さん。そして、ヒロさん。
3人が見守る中、引っ越し屋さんたちがてきぱきと私の荷物を運び入れていく。


少し緊張して、少し照れくさい。
でも、お姉ちゃんがいるから、なんとなく安心できた。

自分の部屋に初めて入ったとき、あ、ここ好きかも、って思った。窓からは春の光がきらきら入ってきて、壁の白さに跳ね返るように優しかった。

ImageFX彼女!過去日記マユミの妹

引っ越しも、あっという間に終わり、

片づけを始めながら、そっとドアを閉める。
あの人――ヒロさんの気配が、リビングの方にあるのを感じる。
不思議。特に会話もしてないのに、気配ってわかるもんなんだ。

箱を開けては、ちいさく深呼吸。
お気に入りのマグカップ、読みかけの小説、ちょっとくたびれたぬいぐるみ。
どれも、私の「これまで」。

ImageFX彼女!過去日記マユミの妹
それを、新しい「これから」に、少しずつ並べていく。

ふと、部屋のドア越しに、かすかに笑い声が聞こえた。
お姉ちゃんとお母さんが、台所で何か楽しそうに話している。
その隣に、ヒロさんの気配。

会ったばかりの頃よりも、ちょっと近づいた気がする。
でもまだ、話しかけるには理由が足りない。
それでも――
こうして、同じ空間にいることだけで、ちょっとドキドキしてしまうのは、どうしてなんだろう。

春の風が窓を揺らした。
カーテンの隙間から、リビングの明かりがちらりと漏れている。
私の新しい生活は、静かに、でも確かに、始まったばかりだ。

 




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