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妻と寝るのが当たり前!ダブルベッド購入――カップルの新しい夜のはじまり:過去日記091

妻のベッドを買う

部屋が少しずつ片付いてきた頃、マユミがふと思い立ったように言った。

「ねぇ、ヒロ。ベッド、買いに行こうよ」

過去日記マユミベッド

ヒロはリビングのソファに寝転びながら、顔を上げる。

「ベッド?」

「そう。ダブルベッド。あたしの部屋に置きたいの」

マユミの部屋――そう呼んでいるけれど、実際には二人で使う予定の寝室だ。今はまだ、ヒロの古いシングルベッドがあるだけで、マユミはそこに寝ている。ヒロはというと、リビングのソファで寝る日々。

「でも、ヒロのベッドもそのまま残しておきたいのよ」

「え、なんで?」

「だって、ヒロが締め切りかなんかで仕事で遅くなった時とか、そのまま寝れるでしょ? それに、あたしのルールだから」

マユミはそう言って、少し得意げに笑った。

「ルール?」

「そう。普段は一緒に寝るのがルール。でも、古いベッドも残すの。別々に寝るのは仕事の時だけだからね。ずっと先でも、お爺さんとお婆さんになっても一緒だからね、わかった?」

 

その言葉に、ヒロは思わず笑ってしまった。

「わかったよ。じゃあ、次の休みに見に行こうか」


──休日、家具店に向かった二人。店内に並ぶさまざまなベッドを前にして、マユミはすぐにお気に入りを見つけた。

「これがいい!」

ヒロはその横で頷く。

「いいんじゃないかなぁ。部屋にも合いそうだし」

「でしょ? あたし、このベッドで一緒に寝たいもの!」

楽しく選んだベッドは、数日後に届くことになった。

ベッドが納品される日、ヒロは仕事で帰りが遅かった。玄関を開けると、リビングからマユミの声がする。

「ヒロ、見て見て!」

寝室に入ると、新しいベッドがすでに設置されていた。それだけじゃない。ふわふわの枕に、マユミが選んだ可愛らしい寝具が整えられていた。

「ちゃんと準備しておいたわよ。今日からここで一緒に寝るの!」

「すごいなぁ、完璧じゃん」

ヒロが驚きながら言うと、マユミは満足げに頷いた。

「もちろん! だって、これからずっと二人で寝るんだから」

そして、マユミがそっと箱からパジャマを取り出した。

「……はい、これ」

過去日記パジャマ

ヒロが受け取ると、それはシンプルなデザインのペアのナイトウェアだった。

「二人で着ようと思って買っておいたの。ヒロがちゃんと寝る準備をしないといけないと思って」

「そんなの気にしてなかったけど……嬉しいなぁ」

ヒロが照れながら手に取ると、マユミは楽しそうに笑った。

「今日はちゃんと寝るよ。ソファじゃなくて、ここでね!」

新しいベッドに並んで横になり、ヒロは思う。これから、毎晩ここで一緒に眠るのか――それがなんだか幸せで、心がじんわりと温かくなる。

「ねぇ、ヒロ……これからも、ずっとこうしていこうね」

「うん。ずっと一緒だよ」

過去日記ベッド

そうして、新しい生活が始まった。

このベッドで、これから先もずっと二人で眠る。

ずっと一緒に、お爺さんとお婆さんになっても。

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