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スマホ購入、ふたりの続き電話番号を選ぶ!深まる絆、ふたりの時間:過去日記078

マユミと一緒にスマホショップへ

今までは、マユミの携帯もボクが買ってきて、会社でこっそり渡すのがいつもの流れだった。忙しいマユミに代わって、機種変更の手続きをするのも、ちょっとした特別な役目のようで嬉しかった。

でも、スマホになってからは「自分の好みで選びたい」と言うようになり、今回は一緒に来てほしいと頼まれた。

「ねえ、スマホ買い替えたいんだけど、一緒に来てくれる?」

 

ImageFX彼女マユミはスマホ

そう言われたとき、ボクは思わず顔がほころびそうになるのをこらえた。マユミがボクに頼るのはいつものことだけど、こうして直接誘われるのは、なんだか少し特別な気がした。

買い物に付き合うくらい、全然かまわない。むしろ、ふたりで過ごせる理由ができるのは嬉しかった。会社では相変わらず仕事モードだけど、プライベートではちゃんと特別な関係だと感じたい。

 

——というわけで、日曜日。駅前の携帯ショップに一緒にやって来た。

「どれがいいと思う?」

マユミがショーケースを眺めながら尋ねてくる。並んでいるスマホはどれも最新機種で、色やデザインもさまざまだ。

「スペックとか気にする?」

「うーん、デザインと使いやすさ重視かな」

「じゃあ、このあたり?」

いくつか候補を挙げると、マユミは「うんうん」と真剣な顔で頷いている。仕事中のキリッとした表情とは違い、どこか楽しそうで柔らかい。こうして外で自由に時間を過ごせるのも、社内恋愛を公にできたおかげだ。

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しばらく悩んだ末、彼女が「これにする!」と決めたのは、コンパクトな白いスマホだった。

「おそろいにする?」

 

冗談めかして言ってみたけど、マユミは「それもいいかも」と案外乗り気で、受付カウンターに向かうとスタッフのお姉さんが笑顔で対応してくれた。

「ちょうど今、新規で2台購入すると、番号がほぼ同じになりますよ。最後の一桁だけ違う番号になるんです」

「えっ、そうなんですか?」

マユミがぱっと目を輝かせた。

「いいね、それにしよう!」

「え?」

「ヒロも一緒に買おうよ」

「いや、ボクはまだ今のスマホ——」

「せっかくだし、新しくしちゃお?」

そのまっすぐな笑顔を見ていると、断る理由がどんどん薄れていく。結局、ボクも新規契約することになり、これまでの番号は廃止することにした。

 

契約手続きを進めていると、マユミがぽつりと呟く。

「なんか、夫婦みたいだね」

「え?」

「ほら、同じ苗字で家の電話番号がほぼ同じみたいな感じ」

「……確かに、そう言われると」

受付のお姉さんも「仲が良くて素敵ですね」と笑っている。

 

***

YOU選番号サービス auでは、新規契約時に「YOU選番号」サービスを利用すると、電話番号の下4桁を自分の好きな番号に設定することができます。ただし、すべての番号が選べるわけではなく、利用には一定の条件があります。

新しいスマホを受け取ると、マユミがすぐに設定を始める。

「最初に誰に電話する?」

「うーん……家族と、あとは友達かな?」

「ボクにもかけといて」

「それはもう登録済み」

嬉しそうに画面を操作するマユミを見ながら、ボクも新しいスマホを手に取った。着信履歴のない、真っさらな画面。これから、ここにどんな思い出が積み重なっていくんだろう。

***

「ね、ヒロ」

「ん?」

「次はおそろいのスマホケースにしよっか」

「……それ、ボクに拒否権ある?」

「ないよ?」

当然と言わんばかりの笑顔。こういう時のマユミは、どこまでも強い。

まさかスマホを買いに来ただけで、こんなに特別な時間になるとは思わなかった。でも、こういうささやかな出来事が、ふたりの関係をもっと深くしていくのかもしれない。

「おそろい、か……」

ぼそっと呟くと、マユミがクスッと笑った。

「ヒロ、嬉しいくせに」

……うん、まあ、そうかもね。

 

 




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