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ショッピングデートの新鮮な経験!普通の幸せデートの奇跡:過去日記079

マユミとヒロのショッピング

「ねえ、ヒロ。今日はお買い物付き合って」

マユミがそう言ったのは、珍しく会社帰りだった。

「ショッピング?」

「そう。街でデートできるようになったんだから、堂々とウィンドウショッピングとかしたいじゃん」

なるほど。これまで会社の人にバレるのを恐れて、遠くの駅でばかり会っていた。だから、こうして会社からすぐの街を歩くのも新鮮だ。

「で、何を買うの?」

「うーん、特に決めてないけど……。ヒロに似合う服とか選んであげたいな」

なんだろう、この嬉しさは。

今までは、ボクの服なんて自分で適当に選んでいたのに、マユミが選んでくれるなんて、特別な気分になる。

デパートのメンズフロア。

マユミは真剣な顔でシャツやジャケットを選び、俺に合わせてくる。

過去日記ショピング

「これ試着してみて」

「えっ、ボクが?」

「そう。せっかくなんだから、私の選んだやつ着てみてよ」

過去日記ファッション

マユミに押されるまま、試着室へ。

着替えて鏡を見ると、思った以上にしっくりくる。

「お、いいじゃん」

カーテンを開けると、マユミが「うん、やっぱりヒロに合う!」と満足げに頷いた。

なんだか照れくさい。でも、悪くない。

「ちょっと待って、写真撮る!」

「えっ?」

「記念にさ、ヒロがちゃんとした服着てるレアな瞬間」

「ちゃんとしたって……普段そんなにひどい?」

「まぁまぁ、それは置いといて」

そう言ってスマホを向けるマユミ。ボクが渋々ポーズを取ると、「はい、かっこいい!」と満足そうに微笑んだ。

そのあと、今度はマユミの服選び。

レディースフロアで、マユミがワンピースを手に取る。

「ねえ、ヒロはこういうの好き?」

「うん、似合うと思う」

「試着してみようかな」

ボクの目の前で、マユミが試着室に消える。

数分後、カーテンが開く。

そこには、いつもより少し大人っぽい雰囲気のマユミが立っていた。

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「どう?」

「……めっちゃ、いい」

「ほんと?」

「ああ」

ちょっとドキドキした。

今までは会社の制服姿か、カジュアルな服装しか見たことがなかったけど、このマユミは……反則だ。

「じゃあ、これ買おうかな」

「いいと思う」

「ねえ、ヒロ。さっきのジャケット、すごく似合ってたよ」

「そう?」

「うん。なんだか、いつもより大人っぽく見えたし」

マユミが楽しそうに微笑む。

「それ着て、一緒にお出かけできたら素敵だなって思ったんだ」

「……そっか」

彼女がそんな風に言ってくれるなら、悪くない。

「じゃあ、買おうかな」

「ふふ、決まり!」

「おそろいでさ、デートの時に着ようよ」

――おそろい。

その言葉だけで、ボクの胸は少し熱くなる。

「……そうだな」

結局、ボクもマユミも服を買って、二人で並んで街を歩いた。

これまでなら考えられなかった、堂々としたデート。

過去日記ショピング

「なんか、こういうのいいね」

「うん、普通のカップルみたい」

「私たち、普通のカップルじゃん」

「まあ、そうなんだけどさ」

「じゃあ、これからはもっと色んなとこ行こうね」

マユミが笑う。

ボクはその横顔を見ながら、改めて思った。

この人と、こんな風に歩ける日が来るなんて。

きっと、これは奇跡みたいなものだ。

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