マユミとヒロのショッピング
「ねえ、ヒロ。今日はお買い物付き合って」
マユミがそう言ったのは、珍しく会社帰りだった。
「ショッピング?」
「そう。街でデートできるようになったんだから、堂々とウィンドウショッピングとかしたいじゃん」
なるほど。これまで会社の人にバレるのを恐れて、遠くの駅でばかり会っていた。だから、こうして会社からすぐの街を歩くのも新鮮だ。
「で、何を買うの?」
「うーん、特に決めてないけど……。ヒロに似合う服とか選んであげたいな」
なんだろう、この嬉しさは。
今までは、ボクの服なんて自分で適当に選んでいたのに、マユミが選んでくれるなんて、特別な気分になる。
デパートのメンズフロア。
マユミは真剣な顔でシャツやジャケットを選び、俺に合わせてくる。

「これ試着してみて」
「えっ、ボクが?」
「そう。せっかくなんだから、私の選んだやつ着てみてよ」

マユミに押されるまま、試着室へ。
着替えて鏡を見ると、思った以上にしっくりくる。
「お、いいじゃん」
カーテンを開けると、マユミが「うん、やっぱりヒロに合う!」と満足げに頷いた。
なんだか照れくさい。でも、悪くない。
「ちょっと待って、写真撮る!」
「えっ?」
「記念にさ、ヒロがちゃんとした服着てるレアな瞬間」
「ちゃんとしたって……普段そんなにひどい?」
「まぁまぁ、それは置いといて」
そう言ってスマホを向けるマユミ。ボクが渋々ポーズを取ると、「はい、かっこいい!」と満足そうに微笑んだ。
そのあと、今度はマユミの服選び。
レディースフロアで、マユミがワンピースを手に取る。
「ねえ、ヒロはこういうの好き?」
「うん、似合うと思う」
「試着してみようかな」
ボクの目の前で、マユミが試着室に消える。
数分後、カーテンが開く。
そこには、いつもより少し大人っぽい雰囲気のマユミが立っていた。


「どう?」
「……めっちゃ、いい」
「ほんと?」
「ああ」
ちょっとドキドキした。
今までは会社の制服姿か、カジュアルな服装しか見たことがなかったけど、このマユミは……反則だ。
「じゃあ、これ買おうかな」
「いいと思う」
「ねえ、ヒロ。さっきのジャケット、すごく似合ってたよ」
「そう?」
「うん。なんだか、いつもより大人っぽく見えたし」
マユミが楽しそうに微笑む。
「それ着て、一緒にお出かけできたら素敵だなって思ったんだ」
「……そっか」
彼女がそんな風に言ってくれるなら、悪くない。
「じゃあ、買おうかな」
「ふふ、決まり!」
「おそろいでさ、デートの時に着ようよ」
――おそろい。
その言葉だけで、ボクの胸は少し熱くなる。
「……そうだな」
結局、ボクもマユミも服を買って、二人で並んで街を歩いた。
これまでなら考えられなかった、堂々としたデート。

「なんか、こういうのいいね」
「うん、普通のカップルみたい」
「私たち、普通のカップルじゃん」
「まあ、そうなんだけどさ」
「じゃあ、これからはもっと色んなとこ行こうね」
マユミが笑う。
ボクはその横顔を見ながら、改めて思った。
この人と、こんな風に歩ける日が来るなんて。
きっと、これは奇跡みたいなものだ。
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