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【社内恋愛のスリル】!隠しきれない想いと微妙な嫉妬:過去日記062

昼休みが終わり、オフィスに戻ると、そこにはいつもの喧騒が広がっていた。電話のコール音、キーボードを叩く音、誰かの笑い声。

ボクは何となくデスクに戻り、モニターに視線を落とす。

だけど、意識の半分は別の方向にあった。

──マユミ。

視線を横にずらすと、彼女が会議の準備をしているのが見えた。真剣な顔で資料をめくる姿は、なんというか、普通に「仕事モード」なのに、つい見とれてしまう。

過去日記手伝って

 

「後で少しだけ手伝ってくれない?」

突然のお願いに、ボクの意識が現実に引き戻される。いや、引き戻されたっていうより、むしろ意識がそこに全部持っていかれた。

「もちろん。なんでも言って。」

この返事の速さは、自分でもちょっと笑える。

だけど、マユミに頼まれたら断る理由なんてないし、むしろ喜んで引き受ける。何より、彼女がボクを見るときのあの表情。あの笑顔を見ると、もう何でもできる気がしてしまう。

──なのに。

過去日記気になるけど

 

「マユミさん、ヒロさんが手伝ってくれるなんて、いいですね。」

不意に背後から聞こえた声に、ボクは一瞬固まった。

振り返ると、営業部のMTさんが、にこやかにこちらを見ていた。なんだろう、

この妙な空気。ボクとマユミの関係を知っているわけじゃないはずなのに、言葉の端々に微妙な含みがある。

「…MTさん、どういう意味ですか?」

ボクが探りを入れるように聞くと、彼は肩をすくめて軽く笑った。

「いえ、ただの冗談ですよ。お二人、仲良さそうだなと思って。」

冗談。そう言われればそれまでだ。でも、胸の奥に違和感が引っかかったまま離れない。

普段なら、こんな言葉は気にしない。むしろ「そうですか?ありがとうございます」とか適当に流して終わる話。でも、なぜか今日は違った。何かが、引っかかる。

会議の準備が終わったあと、ボクはマユミと並んで歩いていた。

「さっきのMTさんの話、気にしなくていいよね?」

何気なく聞いたつもりだった。でも、マユミは少し驚いたようにボクを見た。

「ああ、MTさん?ただの冗談よ。気にしなくて大丈夫。」

そう言いながらも、何かを思い出したように、マユミは続ける。

過去日記気になるけど

 

「でも、あの人、ちょっと気になるかも。」

「気になる?」

ボクの胸の奥が、わずかにざわついた。

「うん、なんだかヒロと私が近すぎるって、どこか気にしてるみたい。」

心臓が小さく跳ねる。なぜか、マユミの口から「ヒロと私が近すぎる」なんて言葉が出てくると、妙に意識してしまう。

「俺、何か変なことしてたかな…?」

思わず真剣に考え込む。が、マユミはふっと笑って、軽く首を振った。

「大丈夫よ、そんなこと気にする必要ないわよ。」

その言葉に、安心する。けれど、心の中には妙な感情が芽生えていた。

──これは、嫉妬…?

いや、違うだろう。でも、ほんの少しの不安と、ほんの少しの焦りが混じったこの感覚は、何かしらの名前を持っているはずだ。

会議が終わり、ボクとマユミがまた二人きりになったとき、彼女がふと問いかけた。

「もしMTさんが何か聞いてきたら、どう答える?」

ボクは少し考えてから、静かに答えた。

「マユミがどうしても気にするなら、何もないって言うよ。でも、もし…ボクたちのことがバレても、構わない?」

マユミは一瞬、驚いた顔をした。そして、ゆっくりと、でも確かに頷いた。

「ありがとう。でも、まだ少しだけ…秘密にしておきたいの。」

その言葉を聞いたとき、ボクは何かを悟った。

この「秘密」は、ただの秘密じゃない。二人の関係が、確かに特別なものになっている証拠なのだ。

──なら、もう少しだけ、この秘密を楽しもう。

そんなことを思いながら、ボクは心の中でそっと笑った。




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