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【彼女の嫉妬、ヒラヒラフリルのワンピースのお姉さんと相合傘】:過去日記056

相合い傘でバレた!?マユミの嫉妬

快晴の空とMさんの服

会社を出ると、雲ひとつない青空が広がっていた。

自動ドアを出た先には、マユミの友達であるMさんが立っている。彼女はマユミよりも前から働いている派遣社員で、ボクとは長い付き合いだ。

驚いたことに、Mさんは会社に着てくる服を自分で作っているらしい。

それも、ただの手作りじゃない。メイド服のようにフリルがたくさんついた、やたら凝ったデザインのものだ。

最初に見たときは、完成度の高さに本気で驚いた。

過去日記相合傘

「いい天気だね」

そう声をかけると、Mさんは「ふふふ」と控えめに笑った。愛想のいい笑い方だ。

傘の下で交わる問い

すると、突然Mさんが尋ねてきた。

「ヒロさん、ドンキとトライアルって…どっちが安いのかな~?」

唐突な質問に少し戸惑う。が、それより先にMさんがスッと日傘を差し出してきた。

「はい、どうぞ」

「え、いいの?」

Mさんの肩がそっとこちらに寄る。日傘の下、二人の距離はほんの少しだけ縮まった。

遠慮しようかと思ったが、「あはは、相合い傘じゃん」と笑ってしまう。

Mさんも小さく笑った。

過去日記相合傘

「で、どっちが安いの?」

「う~ん、どっちかな~」

のんびり考えていると——

マユミ、現る!突如、影を落とす声

「アーーッ!」

突然、背後から悲鳴のような声が響いた。

反射的に振り返ると、そこには——マユミが立っていた。

驚いた顔で、目をまん丸にしている。

「アーーッ、見ちゃったよ」

……どうやら、バッチリ目撃されてしまったらしい。

嫉妬と挑発の狭間で

「Mさん、この人、あぶないのよ~」

「何言うんだよ~、Mさんとは仲良しなんだぞ~」

「Mさん、あたし、すぐ言いふらすのよ?」

妙なプレッシャーをかけてくるマユミ。いやいや、関係ないでしょ。

ズカズカとボクとMさんの間に割って入るマユミ。その様子は、まるでナイフで空間を切り裂くみたいだった。

解けぬ疑問、消えぬ笑い

とりあえず、話題を変える。

ドン・キホーテとトライアル、どっちが安いのか。

マユミがクスクス笑う。

「Mさん、ヒロ、不満そうね」

過去日記嫉妬炸裂

Mさんもクスクス笑いながら、「マユミがしゃべりまくって、いいとこ全部持って行ったからだよ~」と言う。

結局、ドンキが安いのか、トライアルが安いのか、答えは出ないままだった。

見られたくないものを、見られて

駐車場に着くと、マユミは「じゃ」と言って、自分のクルマに乗り込んだ。

「Mさーん、また帰りがけに話そうね~」

ボクがニコニコしながら言うと——助手席の窓がスルスルと開いた。

「ダメ、ダメよ~、Mさんが嫌がるから~」

マユミがわざとらしく言う。

いや、話しかけてきたのはMさんの方だし、傘まで差し掛けてくれたんだから。

ボクはMさんに手を振る。そして、マユミにも手を振り、エンジンをかける。

見られると面倒くさい相合い傘だった。

でも、ほんの少しだけ——男心がくすぐられたのも事実だった。

※このお話は実際の出来事を元に構成しています。

 




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