マユミの気遣いが止まらない——ボクの心がざわつく理由
マユミと出会ってから少し経った頃の話です。
——最近、マユミがやけに話しかけてくる。
「ヒロは、美容室で髪を洗うときって、どうやるの?」
「昨日の晩ごはん、何食べた?」
「朝ごはんは?」
「毎朝これ聞いて、ボケ防止にするわ」
ボケ防止って。君、ボクは、まだ30代だよね?
「昨日どこ行ったの?」

そんな感じで、会話が尽きる気配がない。まるで、ネタが切れたら世界が終わるとでも思っているみたいだ。
昼休みがいつの間にか短く感じるようになったのは、たぶん気のせいじゃない。
それにしても、なんでこんなに楽しそうなんだろう。ボクの話に笑ってる。
しかも、けっこう笑ってる。いや、めちゃくちゃ笑ってる。そんなに面白いこと言ったっけ?

僕のほうから話しかけることは、ほぼない。
だから、マユミの方が気を利かせて、「好きなら話そうよ」と言わんばかりに会話を繋げてくる。でも、ボクだって無言で終わらせるわけにはいかない。
返事はする。
周りの目もあるから、つい冗談まじりになる。ギリギリ本当か嘘かわからないくらいの話をする。すると、それがまたツボに入るらしい。
ついこの前までのマユミは、誰とも話さなければ、会社のPCでネットを見てるような人だったのに。
「よくしゃべるね」
思わず口にすると、マユミはニコッと笑って、「うん、ヒロと話すの、楽しいもん」と言った。
これは、どう解釈すればいいんだろう。
昼休みが、短すぎる。
※このお話は実際の出来事を元に構成しています。
コメント
- ゆりりん ゆりりん :気を使ってるんぢゃなく、自然に出る行動なのでゎ??純粋に@Hiroさんとたくさん楽しく、会話したいんですょ。
- まちゃこ まちゃこ :なんか…無理してるって感じる…
- みゃい†華嬢連NO.022 みゃい†華嬢連:無理に会話するのってなんか不自然ですね。
- …いつまでも恋心を☆真っ直ぐ生きるね…いつまでも恋心を☆真っ直ぐ生きるね :ちょっと素直になっちゃったんじゃない…ヒロサンがちゃんとマユミさんのことを大切に思っている事が伝わって…抑える必要を感じなくなった。たぁくさん聞きたいことあったんだねー少しにこやかに受け止めてあげて欲しいな…ささやかな幸せな時間なのかも
- かおりん かおりん :きっとHiroさんが普通に接する事できてその時間楽しくすごせればいいと思う。Hiroさんが苦痛に感じるならダメだけど、時に流されて始めて見えてくることもあるし、恋愛の比重はいつもどちらに傾くかによって立場も見え方もかわるんだし・・・今はマユミさんのほうに少し♡傾