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【後輩彼女の声かけ】会社に潰されかけたボクを救った:過去日記052

まだ、マユミと今みたいな関係になる前の話

過酷な日々

マユミが入社する前、ボクは会社に使い潰されていた。

労働時間は青天井、仕事量は天文学的数字

徹夜、帰宅は2時過ぎ、出社は5時なんて時もあった。
結果、体を壊し、倒れた。精神的にもズタズタになった。

ただ、ボクの仕事の完成度は120点だった。けれど、自己管理を怠った結果、会社の評価は0点だった。

今でこそ「ブラック企業」という言葉があるが、当時はそんなものはなかった。

だから、会社は悪びれることなく言う。

「健康管理も仕事のうちだ」それはつまり、 お前が勝手に壊れただけだろ という意味だ。

 

心の隙間

それから2年ほど経ったある昼休み、ボクはデスクに突っ伏していた。

もう、燃料タンクは空っぽだった。
連日の業務過多、体調不良、終わりの見えないタスクの山。

「もう全部投げ出してしまいたい」
そんな考えが、ふっと頭をよぎる。

 

 

過去日記疲れ
その時。

「◯◯さん、大丈夫?」
ふわりとした声が頭上から降ってきた。

顔を上げると、マユミが立っていた。

まだ、さん付けで呼ばれている頃で、いつものように少し首をかしげ、心配そうにボクを覗き込んでいる。

「まぁ……なんとか」
自分でも驚くほど力のない声が出た。マユミの眉が、かすかに寄る。

心遣い

——次の日、彼女は何も言わず、コンビニのペットボトルをストンとボクの前に置いた。

「ほら、これ飲んで元気出さないと。◯◯さん、頑張りすぎだよ」

過去日記壊れる
喉の奥が熱くなった。

マユミの心遣いがカラカラに乾いた心に、じわっと染み込んでいく。

 

不思議な力

会社では、四つの部署を掛け持ちしていた。
普通なら、『そんなの無理!』と叫びたくなるような状況だった。

会社から業務命令だから仕方がない。
でも、不思議と「やれるかも」と思える。

何となくそう思えたから引き受けたが、その当時は、まだ、体力も余っていたし、断るのもいやだったからね。

 

いや、それだけじゃない。マユミがいたからかな。

彼女の存在が、ボクのエネルギーになっている。
誰もが尻込みするような難題でも、マユミが「ヒ

ロならいけると思うよ」と言うと、「よし、やってやるか!」とスイッチが入る。

彼女がいなかったら、ボクはきっと会社を飛ばされていた。

いや、飛ばされる前に、自分から辞めていたかもしれない。

 

断れない理由

マユミが好きなのか?

正直、自分でもよくわからない。

でも、彼女を見ていると不思議と元気が出る。気づけば、彼女の言葉を頼りにしている。

それに、マユミに『この仕事お願いね』と言われると、どれだけ忙しくても、なぜか『無理』とは言えない。

なぜか、断るとマユミと距離ができる気がする。
この仕事を投げ出したら、彼女もいなくなってしまうんじゃないか。

そんな気がするんだ。

だから、もう過去には戻らない。

あんな寂しい過去にはね。
だから、マユミから目をそらすわけにはいかない。

コメント
  • じゅん:ひろくんに レスキューを出したくなる 人徳があるのさ 持ちつ持たれつだね
  • ボク:じゅんさん、チワッス。 僕の人徳あるのか。 彼女の洞察力とやさしさかなって、ボクは思っていた。
  • ぇみっコ:すごぃ 支ぇてくれる方がぃたら頑張れマスょね
  • ボク:ぇみッコ、そうだよね。 この人の為に頑張らないとって思うもんね。 ミスできない。 迷惑かけるからね。
  • ゆりりん:素敵な関係ですょね・・・ やっぱり憧れます そぅいぅの・・・
  • ボク:ゆり、彼女からは毎日仕事しながら、癒されているし、ストレス貯まらないよ。 目の前にいるしね。
 




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