ホワイトデーか、懇親会か? マユミの不可解な欠席
朝、会社に着くと、いつも一番早く来ているマユミの姿が見えない。
見えないということは休みということがわかる。
「へえ、休みか」
ボクと違って、滅多にデスクにいないことがないマユミの姿がないと、ちょっと寂しいし、なんとなく落ち着かない。
デスクに腰を下ろすと、足元が妙に窮屈だった。何かが引っかかる。
「……ん?」
見下ろすと、また、紙袋がちょこんと置かれている。誰の忘れ物だろうか?

手に取ると、紙袋には付箋が貼られていた。
『この前のチーズのお返しです。食べてね!マユミ♥』
「……マユミ?」ボクは目を瞬かせる。
そういえば、先日、マユミにチーズをあげたっけ。彼女がチーズ好きという情報を、どこかの誰かが漏らしたせいで、ついお裾分けしたのだ。
ボクがいつも買うゴーダチーズとナチュラルチーズの詰め合わせを渡した。

それに対するお返し、というわけか。きのうの帰りに、そっと置いて帰ったのか。
いつものことだけど、きのう何も言わなかったからなぁ。
ただ、今日は会社の懇親会がある。ボクは最初から欠席するつもりだったが、まさかマユミも休んでいたとは。
これは――偶然? それとも……「いやいや、まさかな」ボクは独り言を呟きながら、付箋の文字をじっと見つめた。
マユミは懇親会に出たくないと言っていた。それは聞いていたが、今まで嫌でも渋々出席していたのに、
わざわざ休みを取るほど嫌だったのか? それとも……
「ホワイトデー、か?」
今日が3月14日であることを思い出す。
ホワイトデー回避のため? そんなことあるか? いや、でもマユミなら……
思わず唇を噛んだ。

コメント
- (◎*’v`P桃q°+♪ (◎*’v`P桃q°+♪ (:どうなんだろうね、謎ゎ深まるばかり…
- ボク:ももちゃん、両方なのかもしれない。マユミって、気分屋みたいなところがあるからね。気を遣うのも嫌だし、遣われるのも嫌なのかもね。万能な女性に見えるけどね。
- トモ トモ :ふ~む…疲れちゃうから、いっそ休んじゃえ!!が正直なとこだと…O型オンナの投げやりなとこです。あんまり深い意味ないんだけどね。
- ボク:トモさん、鋭い読みかも。昨日の昼休み、Cメールが入っていて、意味深な内容で、どうでもとれる感じだった。
- トモさん、マユミ、O型だって書いたか
- 、よく知ってるコメントだったしね、あれっって思った。