「一緒に住んだら…」と妄想する彼女

「もし一緒に住んだら、こんな感じなのかな…」
何気なく呟いたマユミの言葉に、俺はふと顔を上げる。
「朝ごはんはヒロが作ってね」
「洗濯は私がやるから」
少しずつ話が具体的になっていく。まるで本当に一緒に暮らし始めたみたいに、ふたりの役割が決まっていくのが不思議で、心地よい。
「…あれ?もう同棲の話してない?」
顔を見合わせて赤面しつつも、言葉にした未来がどこかリアルで、胸がふわっと温かくなる。
***
そんな日々の会話を日記に残そうと、写真とともに記録し始めたのがきっかけだった。
生成AIを使い、イメージを形にしようと試したけれど、思い通りの絵はなかなかできない。
可愛すぎたり、カッコよすぎたり、時には妙な絵が出てきて笑ってしまうこともあった。
それでも、試行錯誤しながら作るうちに、確かに思い入れが生まれていた。
最初に使ったのは「Pictor」。日本語で画像を生成できるアプリだったが、思い通りにいかなくて苦戦した。
今年に入って「PixAI」に切り替えたけれど、やっぱり難しい。
そんな中、「ImageFX」でベース画像を作ることで、ようやく納得のいくものができた。
こうして文章を書き続けるうちに、気づけば100回目前。
画像生成が1番大変でした、続けるうちに細かいエピソードを飛ばし、飛ばし…そして気づけば、彼女と結婚まで飛ばしていた。
ただ、実際はここからが長かった。
結婚してからのエピソードの方が遥かに多い。暮らしの中に積もる何気ないやりとり、思わず笑ってしまう出来事、小さな喧嘩とその仲直り。
日記に記したものはほんの一部に過ぎない、本当に大変なことは書けないけれど、振り返ると、他愛の無いことほど、どの日も大切な一日だったことが分かる。
それを日記の内容と画像がリンクする瞬間がたまらなく楽しいのです。
実際はもう20年以上経ちます。今もマユミと並んで眠ていて、自分の親と過ごした時間よりも、マユミと過ごした時間の方が長くなった。
大きな喧嘩はほとんどない。穏やかで、ささやかな日々の積み重ね。
この過去日記、この先も続けるか、それとも終わりにするか…ひとつの区切りが近づいているのかもしれない。
でも、こうして振り返る時間も悪くない。
はてなブログの製本機能を使って、過去日記を一冊の本にしてみるのもいいかもしれない。
ただし、マユミに見つかったら雷が落ちること間違いなし。怖い、怖い!
そんなこんなで、あとどれくらい続けられるのか。
そろそろ終わりが近いのかもしれないけれど、読んで頂いてる皆さん、スターをくださった皆さん、本当にありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。