Googleのさまざまなサービスを使う「土台」ともいうべきものが、ブラウザのChromeです。こちらのサイトによれば、今年の6月時点でChromeのマーケットシェアは68.32%。圧倒的と言ってもよいかと思います。
Source: StatCounter Global Stats - Browser Market Share
私が今回、もうこれ以上巨大テック企業の「クラウド封土(cloud fiefdom)」にプライバシーのあれこれを提供する「農奴」でいることはやめて、少しばかり不便ではあっても心落ち着く暮らしに戻りたいと思って離れてみたGmail、Googleカレンダー、YouTube。もちろんこれらだけではなく、GoogleドライブもGoogleマップもGoogle日本語入力もGoogle翻訳も……みんなみんなChromeを土台にして「シームレスに連携」(Googleアカウントの申込みページより)しています。
どれだけGoogleのお世話になってきたんだ、と思うと同時に、いくら便利だとはいってもここまで依存してしまうのは、やはり不健全だなとも思います。そこで、もうずいぶん前からネット検索は「利用者のプライバシーの保護と利用履歴等を記録保存しないことを運営方針としている」というDuckDuckGoを併用してきました。それでも使い慣れたChromeでのGoogle検索にどうしても頼る日々が続いてきたのですが、生成AIによる解説がトップに表示され始めてからというもの、最近のGoogle検索には明らかに「劣化」を感じるようになっていました。
それで今回、Google封土から抜け出す試みにともない、ブラウザもChromeから乗り換えてみようと思いました。ただSafariは「Apple封土」ですし、Edgeは「Microsoft封土」です。というわけで今回は「プライバシーを保護、個人情報を保護」と謳うFirefoxに変えてみました。狐のマークのFirefox、以前にも使っていたことがあるのですが、改めて導入してみて、当時よりはるかに使い勝手が良くなっているように感じました。しかもデフォルトの検索サイトにDuckDuckGoを設定することもできます。

Firefoxは、その設定でよりプライバシー強化の仕様にすることができます。こちらのサイトで分かりやすく解説されていて、とても参考になりました。ありがとうございます。
スマートフォンにもFirefoxのアプリを入れて、設定やブックマークなども連動させました。このアプリのダウンロードから連動までも、QRコードで実にスムーズに行うことができました。というわけで、Google封土から抜け出す試みは一応完成です。職場の指示でこれからも2つのgmailアドレスは使い続けなければなりませんが、それ以外はDeGoogleすることができました。
プライベートのgmailはすべてtutamailに移行して、関係各所にもメールアドレス変更のお知らせをしたので、gmailの受信トレイには何も届かなくなりました。なおかつ不要になったメールは削除するかアーカイブするかして処理を終えたところ、こんな画面が出るようになりました。私は初めて見たのですが、スマホのgmailアプリで受信トレイを空にすると表示されるようです。知らなかった……。これまでどれだけ惰性に任せてgmailを使ってきたのかが分かります。それになんだか、スッキリしました。
