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チケットバイ

ふだん通勤には京王線新宿駅を利用しています。主にデパ地下直結のルミネ口か、京王新線都営地下鉄との共同改札、もしくは京王新線東京都庁寄り改札(新都心口)を使っているのですが、この新都心口でよく外国人観光客とおぼしき方々が困った表情で券売機のタッチパネルと格闘している光景が見られます。たぶん新都心口を出た先の、文化学園のお向かい辺りにホテルがいくつかあるので、そこに泊まっておられる方々が多く利用されるからではないかと思います。


https://www.irasutoya.com/2014/06/blog-post_6155.html

しかもこの新都心口は無人改札です。それでみなさんタッチパネルと格闘されているわけ。以前は駅員さんがいましたが、改修が行われて改札機と券売機だけになり、駅員さんとのやり取りができるようにインターホンが設置されています。昨日の退勤時、ここでスマートフォンの音声通訳機能を使いながら、英語でインターホンに訴えている親子連れがいました。スマホで中国語から英語に訳していたので*1、つい聞いてしまったのですが「Suicaを買いたい」とのことでした。

ところがインターホンで応じた駅員さんが「ノースイカ、チケットバイ」と答えたので「???」となって混乱してしまいました。それで見かねて私が「お手伝いしましょうか?」とその親子連れに声をかけました。確かSuicaPASMOなどのICカード、それも旅行者が一時的に利用するような無記名のそれは半導体不足の影響で販売停止になっていたはず。それでその旨も説明したら「そうですか、ありがとう」となって分かれました。

親子連れと分かれたあと電車で帰宅しながら、いろいろと考えてしまいました。半導体不足の影響でICカードが販売停止になるのは仕方がないけど、台湾の「悠遊卡」や「一卡通」なんかは全然影響がないんだよな、さすがTSMCを擁する台湾、とか、新宿駅の南口と西口はいま大規模な再開発で地下通路がものすごく複雑なダンジョンになっているから、外国人観光客にとっては訳が分からないだろうな、とか。

でもいちばん不甲斐ないと思ったのは、申し訳ないけどあの京王新線の駅員さんです。無記名ICカードの販売停止を背景に、おそらく外国人観光客からの問い合わせは急増しているでしょうから、せめて簡単な英語で説明できるように定型文でも用意しておけばいいのではないかと思うのです。日本に来たんだから日本語を使えという主張も私はそれなりに同意ですけど、公共交通機関はもうちょっとだけ外国人観光客に歩み寄ってもいいのではないかと。

特に「チケットバイ」という日本語の語順そのままの英語(?)は、いくらなんでも志が低すぎるというか、外語に対する想像力がなさすぎるんじゃないかなあ。せめて「バイチケット」、あるいは “Please buy a ticket.” くらいは練習してもいいと思うんです。

いつも思うことですけど、そも外語とは、そして母語とは何か、言語や文化の異なる人々と接するとはどういうことかなどなどを(広く浅くでもいいから)涵養する「言語リテラシー」「異文化リテラシー」みたいな教育が求められると思います。早期英語教育にいそしもうとする、その前に。

qianchong.hatenablog.com

*1:なぜ中国語から日本語に訳されなかったのかは分かりませんが、変換の確かさなどで不安があったのかもしれませんね。




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