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甲子園口駅前 やき鳥「たくみ」閉店前に “行っとく” 〈 2025/10/7 〉

JR甲子園口の駅前にある「たくみ」が今月半ばで閉店する。

 

本日のメインイベントは10月半ばで閉店(閉業)する甲子園口のやき鳥屋へ行くこと。

二十代後半から年に数回、 “甲子園口のあの店へ行きたい!” と思いついて出かけた。

ほとんどペースは変わらず年に3回くらい行く店だった。

武庫川団地に住んでいた三十代までは、この店で吞んで約4キロを歩いて帰った。

(元気でしたね)

香櫨園に引っ越してからは甲子園口は通過駅となり下車するのはこの店へ行くときだけになった。

たまたま見た「西宮つーしん」という地域情報サイトで閉店することを知った。

nishi2.jp

店の人と注文と会計以外はなんの会話も交わしたことのない店だった。

いつも一人でカウンターに座り、いつも同じものを食べ、同じものを飲み、同じくらいの代金を払って出た。

たいていは本を読んでいた。

昭和そのままの煤けた店内の雰囲気に警察小説が似合った。

ごくごくシンプルな焼き鳥とリニューアルしない居心地の良さが気に入っていた。

変わらないことは善であると思えて、40年近くが経った。

閉業の事情はわからないが、店がなくなってしまうのか…。

行っとかなあかん!

そう思った。

 

こんな店だった。

nishimag.com

「ぷよねこ減量日記」にもちょくちょく登場した。

本日の行動の軸として思いついた店はかれこれ30年以上前からちょくちょく行く店。

ちょくちょくは甲子園に住んでた頃で、今は年イチ、季節に一度くらいのペース。

甲子園口の焼鳥屋「たくみ」、5時の開店を駅前のベンチで待って口開けの客になる。

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30年以上前に来た頃からまったく変わらない。

僕がまだ20代の頃は活気あふれる店でした。

無口で頑固そうな先代のおやじさんはもういない。

当時、まだ焼かせてもらえなかった息子さん(おそらく今は五十代)が焼いている。

店内は変わらず、昭和感漂う暗めの照明、使い古された長いカウンター。

かといって重厚な老舗感はなく至って庶民的、リニューアルなしの年代物。

カウンターにアクリル板がなければ、そのまま刑事ドラマのセットに使えそう。

瓶のキリンを手酌で飲む。

風呂上がり、旨い。

最初のオーダーはささみ(浅焼 塩)、つくね(塩)、うずらの卵(塩)。

小皿に2本ずつ。

大瓶はまだ三分の一ほどある。

追加でたまひも(たれ)、皮(たれ)の2品。

ビールがなくなった頃、女性客がひとり入ってきた。

入れ替わるようにお勘定してもらう。

2200円、激安ではない。

でも、静かな独酌にこころ満たされる。 〈2021/7/5〉

 

午後から家を出て、ハーバーランドのL.L.Beanでトートバッグを見ようと神戸へ出る。

「エヴィアン」のカウンターが空いていたら珈琲&読書と思ったが定休日だった。

元町商店街を西へ歩く。

ふと思いついて老舗の角打ちが花隈にあることを思い出した。

角打ちマイスターの芝田さんの案内本やブログにあった店「須方酒店」

通りに開け放たれたカウンターでキリンビール中瓶と野菜天。

時代を見間違うような昭和の空気といっしょに味わいほろ酔い。

夕日を浴びながら宇治川商店街を抜けハーバーランドのL.L.Beanへ。

ロングハンドルのトートの実物をチェックするが買うのは先送りにする。

 

提灯も、暖簾も、電飾も、何も変わらない。40年前と何も変わってない。

 

ごご6時、神戸駅からJR普通で甲子園口へ。

やき鳥「たくみ」のカウンターはすでに混んでいた。

一人なので何とか座れた。

奥のカウンターは予約で埋まっていた。

この店でこんなのは初めて。

こんなの「たくみ」に似合わない。

カウンターが埋まったら客は15人近い。

焼き手の息子と給仕の老母に二人は大忙し。

グループ客は盛り上がってやかましい。

ひとり追憶に浸ろうという目論見は外れた。

ま、仕方ない。

閉店間際の大繁盛、世の中はそういうものです。

季節に一度くらいの客が文句は言えない。

 

いつもの定番、キリンビール大瓶、ささみ、つくね、うずら卵の3種類を注文する。

ささみの浅焼き380円、これが一番のお気に入りでした。

つくね、先代のころは「たたき」と呼んでいた。

うずら卵を塩で。

お昼もやっていたとは知らなかった。

肝焼はタレで。これも浅焼き。

玉ひも串もタレで。

最後の1本は皮塩。

レモンハイを追加。

最後に皮塩とするが、もういちど ささみとつくねをリピートすれば良かったな。

最後の「たくみ」、2920円でした。

それだけをリピートしに10/17までにもういちど行く?

うーむ、未練じゃ。

 

この赤い灯はもうすぐ消える。



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