
ことし3本目の劇場鑑賞は吉田大八監督作『敵』です。
テーマは二の次で完成度というより、心惹かれたポイントが多かった。
見ながら「いいね」とニヤニヤしてる自分に気づいて恥ずかしい。
映画の最大の魅力は穏やかな日常描写とその日々に波を立てる心地よい刺激。
刺激とは若い二人の女性である。
このキャスティングが絶妙。
これだけで映画の半分は成功している。
かつての大学の教え子で、卒業後は編集者となった女性を瀧内久美が演じる。
昭和の女優っぽい感じもいい。

もうひとりは行きつけの「夜間飛行」(サン・テクジュペリ!)というバーで出会う女性。
オーナーの姪でバーを手伝うフランス文学科の女子大生。
河合優実が演じる。
こんなバーあったら行ってみたい。

主人公の渡辺儀助を長塚京三が演じる。
1945年7月生まれ、いま79歳。
干支で言えば僕より一回り上。
身近でいえば天理の玉戸翁と同い年、玉戸さんは確か1945年8月生まれ。
玉戸さんも79歳。
映画の主人公と同じ20年以上ひとり暮らしをしている。
玉戸さんもダンディなので映画の長塚京三とかなり被る。
玉戸さんの身の回りに瀧内久美や河合優実はいるのだろうか?
長塚京三 79歳。
90年代のサントリーのCM「恋は、遠い日の花火ではない」を思い出す。
今見ると小っ恥ずかしい。
自分とは関係ない世界ですが…。
部下の女性に思わせぶりにされる課長。
これ「敵」と同じじゃん。(笑)
30年ほど前、当時の長塚京三は40代後半か。
この予告動画を観て「敵」を観よう! と思った。
かなり書いてることが被ってますが…。